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2008.08.11.MON
なでしこジャパンがノルウェー女子代表戦に向けて最終調整!!本日の超最新情報

INDEX

最終調整
五輪日本女子代表が明日12日のグループリーグ最終戦のノルウェー女子代表戦に向けて最終調整!

獲得
G大阪が横浜Mからブラジル人FWロニー(31)を獲得!

組み合わせ
高円宮杯全日本ユース選手権のグループリーグ組み合わせが決定!

スタメン
DFBカップ1回戦
バイエルン4−3エアフルト(3部)
ボルフスブルク3−0ハイデンハイム(4部)
長谷部誠はスタメン出場!昨季王者バイエルンは打ち合いを制す!

スタンド観戦
スコティッシュプレミアリーグ第1節(開幕戦)
セルティック1−0セントミレン
手術を受けた中村俊輔&水野晃樹はともにスタンド観戦!

ベンチ外
オーストリアブンデスリーガ第6節
オーストリア・ウィーン3−2ザルツブルク
宮本恒靖はベンチ外!

快勝発進
フランスリーグ1第1節(開幕戦)
リヨン3−0トゥールーズ
8連覇中を目指す王者リヨンは快勝発進!

連覇
第100回コミュニティー・シールド
マンチェスター・ユナイテッド0−0(PK3−1)ポーツマス
マンUが2年連続13回目の優勝!

上海へ移動
日本女子代表がグループリーグ第3戦のノルウェー戦が行われる上海市に移動して軽めの調整!

ドロー
J2第30節最終日
山形3−0愛媛
水戸2−2草津
鳥栖0−0岐阜
熊本1−1横浜FC
仙台1−1広島
首位独走中の広島は仙台とドロー!

敗退決定
北京五輪男子サッカー・グループリーグ第2戦
グループB
ナイジェリア代表2−1日本代表
2−2オランダ代表
グループA
アルゼンチン1−0オーストラリア
セルビア2−4コートジボワール
グループC
ニュージーランド0−5ブラジル
ベルギー2−0中国
グループD
カメルーン1−0ホンジュラス
イタリア3−0韓国
日本は2連敗でグループリーグ敗退が決定!アルゼンチン、ブラジル、イタリアの決勝トーナメント進出が決定!

本日の超サカFLASH
広島が鳥栖GK中林洋次(22)を期限付き移籍で獲得ほか


本文
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最終調整
北京五輪女子サッカー・グループリーグ第3戦(最終戦)日程

グループG:

12日(火)
日本時間20:45〜
ノルウェー女子代表vs日本女子代表
(上海)

NEW!
最新TVスケジュール

 北京五輪サッカー女子の日本代表は明日12日、上海体育場でのグループリーグ最終戦で、ノルウェーと準々決勝進出を懸けて対戦する。チームは本日11日、上海市内の大学構内の練習場で非公開で最終調整した。
 日本は1分け1敗の勝ち点1。シドニー五輪金メダルのノルウェーに勝たなくてはグループリーグ敗退が決まるが、佐々木監督は「十分に勝てる相手。選手に自信を持たせてピッチに立たせたい」と、自信を示した。エースのMF澤(日テレ)も「とにかく結果を残すだけ」と表情を引き締めた。ノルウェーは2連勝の勝ち点6で既に突破を決めている。
 明日12日はグループリーグ最終戦6試合が行われ、ベスト8が出揃う。各グループ2位までと、3位の3チームのうち、上位2チームが準々決勝に進む。

女子日本代表メンバー
GK:
1.福元美穂(岡山湯郷)
18.海堀あゆみ(INAC)
DF:
3.池田浩美(TASAKI)
5.柳田美幸(浦和)
7.安藤梢(浦和)
14.矢野喬子(浦和)
2.近賀ゆかり(日テレ)
4.岩清水梓(日テレ)
MF:
6.加藤與惠(日テレ)
10.澤穂希(日テレ)
13.原歩(INAC)
8.宮間あや(岡山湯郷)
15.阪口夢穂(TASAKI)
16.宇津木瑠美(日テレ)
FW:
9.荒川恵理子(日テレ)
12.丸山桂里奈(TEPCO)
11.大野忍(日テレ)
17.永里優季(日テレ)


獲得
 J1のガンバ大阪は本日11日、J1の横浜F・マリノスからブラジル人のFWロニー(31)を獲得したと発表した。今季開幕前に横浜M入りしたロニーはJ1で16試合に出場し、5得点を記録している。
 G大阪は7月にバレーの退団が決まり、新しい外国人FWの獲得を目指していた。


組み合わせ
 18歳以下で争うサッカーの高円宮杯全日本ユース選手権グループリーグの組み合わせ抽選が本日11日、東京都内で行われ、昨年の優勝チームで今年の高校総体王者の千葉・流通経大柏高(関東)は柏ユース(関東)などと同じグループDに入った。
 大会は全国の高校とクラブユースの24チームが出場し、9月7日に開幕。A〜Fの6グループに分かれてグループリーグを行い、16チームが決勝トーナメントへ進む。決勝は10月13日に埼玉スタジアムで行う。
 グループリーグの組み合わせ発表は以下のとおり。

グループA:
浦和ユース
横浜Mユース
青森山田高
名古屋ユース

グループB:
前橋育英高
愛媛ユース
鹿児島城西高
新潟ユース

グループC:
C大阪ユース
作陽高
札幌ユース
仙台ユース

グループD:
静岡学園高
柏ユース
広島皆実高
流経大付属柏高

グループE:
野洲高
磐田ユース
東京Vユース
市立船橋高

グループF:
桐光学園高
広島ユース
G大阪ユース
FC東京ユース


スタメン
DFBカップ1回戦結果

バイエルン4−3エアフルト(3部)

ボルフスブルク3−0ハイデンハイム(4部)

 DFB(ドイツ連盟)カップは10日、1回戦の残り12試合が行われ、MF長谷部誠が所属するボルフスブルクは4部リーグのハイデンハイムに3−0で快勝した。長谷部は先発出場し、2−0の後半25分までプレー。得点はなかった。
 一方、昨季国内リーグ・カップ2冠のバイエルンはエアフルト(3部)と対戦し、ラーム、ポドルスキ、クローゼと主力陣がゴールを挙げたが、後半22分には3−3の同点に迫られ、同35分のクローゼの決勝点で4−3と冷や汗ながら勝利を挙げた。
 そのほか、シュツットガルト、レバークーゼン、カールスルーエ、ビーレフェルトら1部勢が順当に2回戦へ駒を進めている。


スタンド観戦
スコティッシュプレミアリーグ第1節(開幕戦)結果

セルティック1−0セントミレン
≪得点者≫
セルティック:ロブソン62=PK

 スコティッシュプレミアリーグは10日、第1節の残り1試合が行われ、MF中村俊輔、MF水野晃樹が所属するセルティックは、ホームでの今季開幕戦でセントミレンを1−0で下し、4連覇へ向けて白星発進した。7月末に股(こ)関節の手術を受けた中村と、膝を手術した水野は欠場してスタンド観戦した。
 セルティックの次戦は17日、アウェーでダンディー・ユナイテッドと対戦する。


ベンチ外
オーストリアブンデスリーガ第6節結果

オーストリア・ウィーン3−2ザルツブルク

 オーストリアブンデスリーガは10日、第6節が行われ、元日本代表DF宮本恒靖が所属するザルツブルクは、アウェーでオーストリア・ウィーンに2−3で敗れた。宮本はベンチ入りしなかった。
 ザルツブルクの次戦は14日、UEFAカップ予備予選2回戦第1戦にて、アウェーでスドゥヴァ(リトアニア)と対戦する。


快勝発進
フランスリーグ1第1節(開幕戦)結果

リヨン3−0トゥールーズ
≪得点者≫
リヨン:マクン12、ベンゼマ58、21

 フランスリーグ1は10日、第1節の残り1試合が行なわれ、現在7連覇中の王者リヨンはトゥールーズに3−0で快勝発進した。
 ホームにトゥールーズを迎えた王者リヨンは、前半12分にMFジュニーニョ・ペルナンブカーノのFKから新加入のマクンが頭で決めて先制すると、後半には昨季の得点王ベンゼマが後半13分、21分と立て続けにゴールを挙げ、3−0と完勝勝。開幕戦から磐石の強さを見せ付け、8連覇へ向けて好スタートを切った。


連覇
第100回コミュニティー・シールド結果

マンチェスター・ユナイテッド0−0(PK3−1)ポーツマス

 イングランド・サッカーのシーズン開幕を告げる第100回コミュニティー・シールド(スーパーカップ)は10日、ロンドン郊外のウェンブリースタジアムで行われ、昨季のプレミアリーグ覇者のマンチェスター・ユナイテッドが昨季イングランド協会(FA)カップ優勝のポーツマスと90分間を終えて0−0の後、PK戦を3−1で制し、2年連続13回目の優勝を果たした。プレミアリーグは16日に開幕する。
 今年で100周年を迎えたコミュニティ・シールドは、第1回大会の王者でもあるマンUが、13度目の戴冠に輝いた。昨年の同大会でもPK戦の末にチェルシーを破ったマンUは、5月の欧州チャンピオンズリーグでもチェルシーを相手にPK戦での勝利と、神経戦を戦い抜いて王者の座に立ったのはこの1年で3度を数える。


上海へ移動
 北京五輪のサッカー女子の日本代表は10日、グループリーグ・グループG・第3戦のノルウェー戦が行われる上海市に移動し、同市内の大学施設で約1時間半の練習をした。MF澤(日テレ)ら9日のアメリカ戦に先発した選手は軽めの調整、控え組はボール回しなどで汗を流した。
 日本は現在、1分け1敗の勝ち点1でニュージーランドと並んで同グループ3位。明日12日にある強豪のノルウェー戦に勝たなければ、準々決勝に進めない厳しい状況に追い込まれている。


ドロー
J2第30節最終日結果

山形3−0愛媛
(NDスタ・5322人)
≪得点者≫
山形:宮沢11、長谷川15、78

水戸2−2草津
(笠松・4776人)
≪得点者≫
水戸:荒田41、平松49
草津:後藤18、山崎53

鳥栖0−0岐阜
(ベアスタ・6318人 )

熊本1−1横浜FC
(熊本・5274人)
≪得点者≫
熊本:高橋3
横浜FC:山田70

仙台1−1広島
(ユアスタ・18445人)
≪得点者≫
仙台:菅井70
広島:佐藤寿61

NEW!
Jリーグディビジョン2
順位表&得点ランキング


 J2第30節最終日は本日10日、ユアテックスタジアム仙台などで残りの5試合が行われ、首位のサンフレッチェ広島は、1−1でベガルタ仙台と引き分け、勝ち点65とした。仙台は同45で5位。
 モンテディオ山形は3−0で愛媛FCに勝ち、同50で2位をキープした。サガン鳥栖は0−0でFC岐阜と引き分けて同46の3位。ザスパ草津は水戸ホーリーホックと2−2、横浜FCはロアッソ熊本と1−1だった。


敗退決定
北京五輪男子サッカー・グループリーグ第2戦結果

グループB:

ナイジェリア代表2−1日本代表
(天津・42592人)
≪得点者≫
ナイジェリア:オビンナ59、アニチェベ74
日本:豊田79
≪出場メンバー≫
日本代表
GK:
1.西川周作(大分)
DF:
7.内田篤人(鹿島)
6.森重真人(大分)
4.水本裕貴(京都)(cap)
13.安田理大(G大阪)
MF:
8.本田圭佑(VVV)
2.細貝萌(浦和)
(75分10.梶山陽平(FC東京))
16.本田拓也(清水)
12.谷口博之(川崎)
14.香川真司(C大阪)
(64分11.岡崎慎司(清水))
FW:
17.李忠成()
(64分9.豊田陽平(山形))
ベンチ:
18.山本海人(清水)
3.吉田麻也(名古屋)
5.長友佑都(FC東京)
FW:
15.森本貴幸(カターニャ)

フォーメーション
(4-5-1)

   17
 14 12  8
  16  2
13  4  6  7
    1

2−2オランダ代表
≪得点者≫
アメリカ:クリスタン64、アルティドール72
オランダ:バベル16、シボン89

グループA:

アルゼンチン1−0オーストラリア
≪得点者≫
アルゼンチン:ラベッシ76

セルビア2−4コートジボワール
≪得点者≫
セルビア:ムルダコビッチ16、ラキッチ89
コートジボワール:セコウ・シセ3、オウンゴール24、サロモン・カルー70、ジェルビーニョ89

グループC:

ニュージーランド0−5ブラジル
≪得点者≫
ブラジル:アンデルソン3、パト34、ロナウジーニョ55、61=PK、ソビス89

ベルギー2−0中国
≪得点者≫
ベルギー:デンベレ8、ミララ80

グループD:

カメルーン1−0ホンジュラス
≪得点者≫
カメルーンエムビア74

イタリア3−0韓国
≪得点者≫
イタリア:ロッシ15、ロッキ31、モントリーボ89

グループリーグ順位表
(第2戦終了時)

上段:
順位.チーム・勝ち点
下段:
試合数・勝・分け・敗・得点・失点・得失点

グループA:

1.アルゼンチン 6
6 2 0 0 3 1 +2

2.コートジボワール 3
2 1 0 1 5 4 +1
3.オーストラリア 1
2 0 1 1 1 2 -1
4 セルビア 1
2 0 1 1 3 5 -2

グループB:

1.アメリカ 4
2 1 1 0 3 2 +1
2.ナイジェリア 4
2 1 1 0 2 1 +1
3.オランダ 2
2 0 2 0 2 2 ±0
4.日本 0
2 0 0 2 1 3 -2

グループC:

1.ブラジル 6
2 2 0 0 6 0 +6

2.ベルギー 3
2 1 0 1 2 1 +1
3.中国 1
2 0 1 1 1 3 -2
4.ニュージーランド 1
2 0 1 1 1 6 -5

グループD:

1.イタリア 6
2 2 0 0 6 0 +6

2.カメルーン 4
2 1 1 0 2 1 +1
2.韓国 1
2 0 1 1 1 4 -3
4.ホンジュラス 0
2 0 0 2 0 4 -4

…決勝トーナメント進出決定

 北京五輪のサッカーは本日10日、男子のグループリーグ第2戦が行われ、グループBの日本はナイジェリアに1−2で敗れて2連敗とし、1試合を残して2大会連続のグループリーグ敗退が決まった。
 日本は後半13分に先制され、29分にも追加点を献上。34分に豊田(山形)のゴールで1点を返したが及ばなかった。ナイジェリアは1勝1分けの勝ち点4。

五輪日本代表・反町康治監督
「悔いはない。自分達の力を全部出した。世界との差はスピード。技術や判断のスピードが足りない。その積み重ねがこの1点差に凝縮されている」

日本サッカー協会・犬飼基昭会長
「とても残念。2試合ともあと一歩のところでかわされてしまった。世界の強豪国にはあとちょっとのところまで近づいていると感じている。しかし、この「あとちょっと」の壁を乗り越えるのが大変だ」

【反町ジャパン、天津で夢破れる】
 アメリカ戦と負け方は同じだった。しかもスタンドは異様なムード。重圧に負けないようにと、積極的に試合を進めていた日本だったが、結局は後半開始から程ない時間の失点を取り返せない。オランダ戦を残して決勝トーナメント進出の望みがついえた。
 夏休みの日曜日とあって、日本からサポーターが大勢詰め掛けたが、客席の中国人は日本へのブーイングを響かせる。そしてナイジェリア応援団が楽器で奏でるアフリカのリズム。アウェーのような雰囲気の中、日本は前半必死に相手の速攻を止めた。守備的MFの本田拓が縦横に走ってタックルし、森重が最終ラインで体を張った。そして右の内田、左の安田理の両サイドバックが起点となって仕掛けたカウンター。アメリカ戦よりも深く敵陣に走り込み、低いクロスボールで前線の決定力に懸けた。しかし谷口らのシュートは阻まれた。
 後半開始10分を過ぎても同じような流れ。絶対欲しい先制点のため工夫が必要と思われた時間帯に、ナイジェリアの波状攻撃に遭った。一瞬のフェイントでサイドを破られ、GK正面からのシュートで失点。日本はまだ十分取り返せる残り時間にも関わらず、焦りを募らせた。さらに相手の個人技によるカウンターでとどめを刺された。後半交代出場した豊田のゴールで、チームの初得点は記した。
 優勝候補といわれるオランダとの最終戦は、勝利を目指したい。日本男子が過去3大会連続で出場している五輪で、1試合も勝てなかった大会はない。

【谷間広がる連続敗退】
 「谷間の世代」と呼ばれたアテネ五輪世代に続く、2大会連続のグループリーグ敗退。日本サッカーの「谷間」は「谷底」へと広がった感が漂う。
 23歳以下で争われる五輪の男子サッカーは、ワールドカップ(W杯)に次ぐ世界大会。日常的に高レベルを経験できる欧州と違い、日本にとっては「世界基準」を肌で知れる貴重な機会だ。だからこそ、より勝負の真剣度が増す準々決勝以降を逃したのは日本サッカー界全体の損失だろう。
 1993年のJリーグ発足を契機にした日本の右肩上がりの成長は、育成年代の強化のたまものだった。「黄金世代」を擁して準優勝した1999年世界ユースが、それを象徴する。言い換えれば、そこの経験値が下がれば、A代表も尻すぼみになる。黄金世代の賞味期限が過ぎ、その傾向が表れ出しているのは、アテネでの惨敗とも無縁ではなかろう。北京での敗退は、さらに暗雲を広げる可能性すらある。
 今回の反町ジャパンには、既にA代表デビューを飾っている選手もいる。望んだ結果は得られなかったが、彼らを中心に、悔しい思いをどう今後の糧にするか。

【痛かった司令塔不在】
 北京五輪サッカー男子のグループリーグで、23歳以下の世代を揃えた日本はナイジェリアに2敗目を喫し、決勝トーナメント進出を逃した。同リーグと決勝トーナメントの2段階方式になった大会で比較すると、日本は1964年東京五輪から過去5大会に出場し、全敗で終わったことはない。強豪オランダとの13日の最終戦は、最低限引き分けて勝ち点1は取り、意地を見せられるかに絞られた。
 反町康治監督がこの世代のチーム編成に着手して2年。24歳以上のオーバーエージ(OA)枠を入れるかを含め、選手の最終選考は難航した。結局はOA枠を使わずに連敗。同監督はナイジェリア戦後「選考過程に悔いはない」と言い切った。
 選手からは「攻撃の精度を高めれば、負けてはいなかった」との言葉が聞かれた。その意味で、日本代表に定着したDF内田篤人(鹿島)の「軸となる選手がいなかった。チームとして形がなかった」という指摘は、他の選手も同感だろう。
 Jリーグやフル代表のワールドカップ予選が優先され、早くからベスト布陣で合宿を行うのが難しい状況。だからこそ、チームの方向性を熟知するリーダーが欲しかった。OA枠で呼ばれながら病気で辞退したMF遠藤保仁(G大阪)さえいれば、という話でもない。
 昨年の最終予選以来、FW陣は決定力不足を指摘され続けた。強い守備力から攻撃に切り替えるつなぎ役、前線の選手の特徴を生かしパスを供給できる「司令塔」の適任者がいなかった。結果、7月の最終メンバー決定の直前に呼ばれた内田らがサイドからクロスを上げるパターンに頼った。19歳で2列目を任された香川真司(C大阪)が大一番でミスをしたのが失点に結び付いたのは、不幸な巡り合わせとも言える。4年後のロンドン五輪世代は、オランダ戦で自信を取り戻せるか。

【豊田のゴールも反撃ののろしならず】
 2点差とされ意気消沈する日本の中で、後半途中出場の豊田が34分に唯一のゴールを挙げた。得点後、素早くボールを抱えてピッチ中央に戻り、もう1点を狙う姿勢を見せたが、反撃ののろしとはならなかった。
 谷口のパスからの得点場面には「冷静に相手GKの動きを見て蹴れた」と話したが、早々の敗退に「グループリーグを突破するために来たので悔しい」と、こわばった表情だった。

【谷口、悔い残るシュートミス】
 トップ下で2試合連続先発出場の谷口は、持ち前のファイト溢れるプレーでナイジェリア守備陣と渡り合ったが、無得点に終わった。
 前半32分には左サイドの安田理の突破から決定的なチャンスを迎えたが、右足で慎重に合わせたシュートがGKに防がれた。どうしても先制点が欲しい状況での逸機に「やれる手応えはあったが、それだけでは駄目。決めないと」と悔しさを隠せなかった。

【オランダ土壇場同点弾】
 オランダはアメリカと1−2で迎えた後半ロスタイム、オーバーエージ枠で加わった長身FWシボンがラストプレーのFKを直接決め、起死回生の同点ゴール。引き分けに持ち込んだ。同じOAのエース、マカーイが負傷欠場したが、経験者が力を見せた。「とにかく思い切り蹴った。大きな大会で素晴らしいゴールになった」。負けていれば優勝候補から一転、グループリーグ敗退の危機に陥るところだった。最終戦の日本戦には目の色を変えてきそうだ。

【ロナウジーニョが2ゴール】
 ブラジルはFWロナウジーニョがニュージーランド戦で2発決め、完全復活した。2−0の後半10分に右足でFKを直接叩き込むと、同16分にはPKを決め、チームも5−0で大勝。勝ち点を6に伸ばしてグループC・2位以内を確定し、決勝トーナメント進出を決めた。
 ロナウジーニョは「勝てて本当にうれしい。楽しむために努力もしたが、全てが正しかったことを証明できた」と喜んだ。

【アルゼンチンが最多タイの五輪8連勝】
 アルゼンチンが1−0でオーストラリアを下して1次リーグ2連勝、アテネ五輪から続く連勝を8に伸ばし、ウルグアイとハンガリーが持つ五輪連勝記録に並んだ。アテネでは6連勝で金メダルに輝いた。
 アルゼンチンは決勝トーナメント進出を決めた。


超サカFLASH

6億円2口
 サッカーくじ(toto)を運営する日本スポーツ振興センターは10日、第353回のBIGで1等6億円が2口出たと発表した。6億円の当選は合計39口となり、次回への繰越金は61億4460万9480円。

レンタル
 J2広島は本日、J2鳥栖のGK中林洋次(22)が期限付き移籍で加入すると発表した。契約期間は12日から2009年1月31日まで。

契約解除
 J2徳島は本日、J2のC大阪から期限付き移籍していたMFアンドレ(21)と契約を解除したと発表した。


[提携サイト]
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