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2009.01.05.MON
全国高校サッカー選手権準々決勝、鹿児島城西は大迫勇也が4戦連続2ゴール!!本日の超最新情報

INDEX

準決勝進出
第87回全国高校サッカー選手権大会準々決勝
前橋育英(群馬)1−0国学院久我山(東京B)
滝川二(兵庫)2−6鹿児島城西(鹿児島)
四日市中央工(三重)0−2広島皆実(広島)
鹿島学園(茨城)2−1大津(熊本)
鹿児島城西は大迫勇也の4戦連続2ゴールなどで6ゴール圧勝!前橋育英は4戦連続無失点で4強!

正式発表
FC東京が福岡MF中村北斗(23)の完全移籍での獲得を正式に発表!

到着
ボルフスブルクに移籍する神戸の日本代表FW大久保嘉人がドイツに到着!

3位浮上
スペインリーガエスパニョーラ第17節
レアル・マドリード1−0ビジャレアル
昨季の1、2位対決はレアルが競り勝って3位浮上!

完勝
FAカップ3回戦
マンチェスター・ユナイテッド3−0サウサンプトン(2部)
マンUは2軍チームで快勝!

帰国
イビチャ・オシム前日本代表監督(67)が自宅のあるオーストリアに帰国!

本日の超サカFLASH
G大阪が神戸からブラジル人FWレアンドロ(23)を獲得ほか


本文
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準決勝進出
第87回全国高校サッカー選手権大会準々決勝結果

前橋育英(群馬)1−0国学院久我山(東京B)
(駒沢)
≪得点者≫
前橋育英:佐藤穣55

滝川二(兵庫)2−6鹿児島城西(鹿児島)
(ニッパ球)
≪得点者≫
滝川二:矢野亮65、大村亮平71
鹿児島城西:大迫希5、大迫勇也13、24、野村章悟36、平原慎也42、59

四日市中央工(三重)0−2広島皆実(広島)
(駒沢)
広島皆実:浜田晃21、村田俊介43

鹿島学園(茨城)2−1大津(熊本)
(ニッパ球)
≪得点者≫
鹿島学園:忍穂井大樹2、小谷駿介79
大津:藤本大12

第87回全国高校サッカー選手権大会準決勝日程

10日(土)
12:05〜
前橋育英(群馬)vs鹿児島城西(鹿児島)
(埼玉ス)
14:25〜
広島皆実(広島)vs鹿島学園(茨城)
(埼玉ス)

 第87回全国高校サッカー選手権第5日は本日5日、東京・駒沢陸上競技場などで準々決勝の全4試合が行われ、鹿児島城西(鹿児島)、前橋育英(群馬)、広島皆実(広島)、鹿島学園(茨城)がベスト4に進出した。
 鹿児島城西は今大会注目ストライカーの大迫勇が4試合連続で2ゴールを挙げるなど、滝川二(兵庫)に6−2で大勝し、初の4強入り。前橋育英は1−0で国学院久我山(東京B)を破り、7大会ぶりに準決勝へ駒を進めた。
 広島皆実は2−0で四日市中央工(三重)に快勝し、広島県勢として33大会ぶりのベスト4進出。鹿島学園は試合終了間際に決勝ゴールを挙げて2−1で大津(熊本)を振り切り、初の準決勝進出を果たした。
 10日に埼玉スタジアムで行われる準決勝の対戦は前橋育英vs鹿児島城西、広島皆実vs鹿島学園に決まった。

【鹿児島城西“W大迫”爆発】
 誰も止められない。注目FWの鹿児島城西、大迫勇が4試合連続2得点で早くも今大会8点目。第78回大会の石黒(富山一)、82回大会の平山(国見)が持つ1大会最多得点記録(首都圏開催となった55回大会以降)の9得点にあと1と迫り「チームのために点を取るのが大事。次もしっかり取りたい」と頼もしい言葉を口にした。
 2試合連続無失点だった滝川二の守備陣も苦にしなかった。182センチの上背を生かして足元にボールを収めると、ゆったりとした間合いからパスやシュートに移る。俊敏な印象はないが、対峙した滝川二の中西隆主将は「2人がかりで止めようと思ったが、動きが速いし、当たりにも強い」と高校生離れした技量に舌を巻いた。
 前半13分にドリブル突破から右足で約20メートルの強烈なゴール。同24分には縦パスに反応し、前に出てきたGKの頭を越すループシュートを決めた。
 昨年のインターハイ、全日本ユース選手権ではいずれもベスト8止まりだった。壁を破った大迫勇は「目標は優勝。準決勝もしっかりした形で勝ちたい」とキッパリ。全国の頂点と得点記録更新へ、突っ走る。

【鹿児島城西・野村も4試合連続弾】
 鹿児島城西のFW野村も4試合連続ゴールで今大会通算4得点。宿舎で大迫勇と同部屋という野村は「お互いに点を取ろうという話をしている。残り試合もしっかり点を取りたい」と意気込んだ。
 FW勢の活躍もあり、チームは1回戦から4試合で通算22得点。首都圏開催となった第55回大会以降で見ると、60回大会で帝京が24得点した例があるが、小久保監督は「意識せずに1試合ずつ頑張りたい」と準決勝を見据えた。

【滝川二、大迫勇止められず6失点】
 滝川二の守備陣は3回戦までの2試合をいずれも無失点でしのいできたが、大迫勇を軸にした鹿児島城西の猛攻に遭い、大量6失点で粉砕された。
 評判の大迫勇のプレーには、強烈な印象を与えられた様子。DFの中西隆主将は「うまくて速く、他のFWと違った。さすがにプロに行くだけのことはある」と脱帽。栫(かこい)監督も「強烈だった。彼には日本の宝と呼ばれる選手に成長してほしい」とエールを送った。

【茨城県勢27大会ぶりの4強】
 鹿島学園は1−1の後半ロスタイムに小谷がFKを直接決め、茨城県勢として27大会ぶりに4強入りした。鈴木監督は「子供達が大会を通じて成長してくれている」と喜びに浸った。
 小谷自身はFKの直前、相手GKが代わったことに気付かないほど集中していたという。国立競技場での開幕戦以来、試合ごとに力をつけているチームを引っ張る背番号10は「国立で戦えたし、2回戦で強敵の野洲に勝って自信もついた。次も勝って国立に戻る」と決勝進出を誓った。

【3度目の正直広島皆実8強突破】
 2大会連続で阻まれてきた8強の壁をようやく突破した。終了の笛を聞くと、広島皆実のDF松岡主将はばったりとピッチに倒れ込み、感慨深げに空を見上げた。「先輩達の思いを背負っていたんで」。初の4強入りで、広島県勢では33大会ぶりの準決勝進出だ。
 前半21分、左サイドバックの崎原が敵陣で仕掛け、中央にパス。相手のクリアミスを右足で押し込み先制点を挙げたのは、1、2年生でも選手権の舞台を踏みながら4強入りを逃し、悔し涙を流したMF浜田だった。「準々決勝にはすごい思い入れがあった。ここを越えるためにやってきた」と声を弾ませた。
 イレブンの多くはJ1広島の下部組織出身だが、ユースチームに昇格できない挫折を味わっている。そんな反骨心を持った選手達は、昨年のプリンスリーグ中国で広島ユースを破った。「勝ったのは初めて」(藤井監督)で、もう1つの壁は早々と越えていた。
 広島皆実が体育科を設置し、本格的にサッカー部強化を始めてから15年以上が経過。藤井監督は「先輩達のいろんな苦しい経験があって今がある」。県立高が新たな歴史を刻んでいる。

【前橋育英、4戦連続無失点で4強】
 前橋育英は初戦から4試合連続無失点で、7大会ぶりのベスト4進出を決めた。「プレスをしっかりかければ、点を取られないと思っていた」と守備的MFの米田主将。中盤での出足の鋭い守りで国学院久我山の攻撃を完全に寸断し、2試合連続7得点の相手にわずか5本のシュートしか打たせなかった。
 一方、山田監督が「もっと楽な試合ができたはず」と反省するように、相手の5倍となる25本ものシュートを浴びせながら、得点は後半15分に佐藤が挙げた1点のみ。佐藤は「育英の歴史を変えたい」と初の決勝の舞台を見据えて意気込むが、国立競技場への切符を掴むには決定力の向上が鍵を握る。


正式発表
 J1のFC東京は本日5日、J2アビスパ福岡のMF中村北斗(23)を完全移籍で獲得したと正式に発表した。中村は国見高校出身のMFで2004年から福岡に所属。Jリーグ通算105試合に出場し11得点を挙げた。日本ハムや巨人で活躍した元プロ野球選手の中村隼人を兄に持っている。
 中村はチームの広報を通じて「まずはJ1のスピードになれて、1日でも早くピッチに立って、ファンの皆様に自分のプレーを観てもらいたい」とコメントした。


到着
 ドイツブンデスリーガ、ボルフスブルクに移籍するJ1ヴィッセル神戸の日本代表FW大久保嘉人が4日、フランクフルトに到着した。
 大久保は現地の氷点下の気温に「寒いですね」。今後の日程はまだ不明だが、本日5日にメディカルチェックを受け、入団会見は6日もしくは7日に行われる見通しという。


3位浮上
スペインリーガエスパニョーラ第17節結果

レアル・マドリード1−0ビジャレアル
≪得点者≫
R・マドリード:ロッベン32

アルメリア1−0ベティス
アスレティック・ビルバオ1−1エスパニョール
マラガ1−0スポルティング・ヒホン
レクレアティーボ3−1ヌマンシア
バジャドリード0−1ラシン・サンタンデール
セビージャ1−1オサスナ
ヘタフェ1−2デポルティボ

 スペインリーガエスパニョーラは4日に第17節の残り8試合が行われ、レアル・マドリードはビジャレアルに1−0で勝利した。
 6位ビジャレアルをホームに迎えた5位レアルは迎えた前半31分、右サイドでボールを持ったロッベンが内側へと切り込み、ドリブルで2人を抜き去るとファーポストに向けて左足を一閃。内側に巻いた見事なシュートを決め、レアルに貴重な先制点をもたらす。その後、移籍後初先発となったフンテラールが決定的なチャンスをフイにするなど、追加点のチャンス逃したレアルだったが、GKカシーリャスの好守などにも助けられ、1−0の完封勝利を収めた。
 一方、首位バルサを追う2位セビージャには、ショッキングな結果が待ち受けていた。最下位オサスナをホームに迎えた一戦、後半4分にヘスス・ナバスのゴールで先制したまでは良かったものの、勝利が濃厚かと思われた終了間際にまさかの失点。パンディアーニに同点弾を許し、土壇場で勝利を逃す結果となった。
 この結果、勝ち点を32に伸ばしたレアルは3位に浮上。引き分けに終わったセビージャも同32となり、得失点差で4位となった。前日の試合でともに勝利を収めていたバルセロナ(同44)とバレンシア(同33)が、それぞれ、1位、2位となっている。


完勝
FAカップ3回戦結果

マンチェスター・ユナイテッド3−0サウサンプトン(2部)

 サッカーのFA(イングランド・サッカー協会)カップ3回戦は4日、2試合が行われ、プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドが2部リーグのサウサンプトンに3−0で快勝、4回戦へ進んだ。欧州チャンピオンズリーグなどを含め未踏の4冠制覇も見えてきた。
 マンUのファーガソン監督は、格下相手のカップ戦を出場機会の少ない若手育成の場と考えている。この日もダロンと10代のウェルベックを先発で起用、エースのクリスティアーノ・ロナウドをベンチからも外し、ルーニーも後半途中までベンチで休ませた。先発した若手2人がそれぞれゴールを挙げ、采配は的中した。
 マンUは、欧州チャンピオンズリーグでは16強に残り、プレミアリーグでは3連覇を狙える3位につけている。さらにリーグカップも準決勝まで進んでいる。
 同監督は未踏の1シーズン4冠制覇について「カップ戦は一発勝負なので何が起こるか分からない」としながらも「ケガさえなければ、十分戦える戦力を持っている」と自信を示した。
 一方、アストンビラはジリンガム(4部)と顔を合わせた。この試合では、この日23歳の誕生日を迎えたアストンビラMFミルナーが活躍を見せた。先制のゴールを挙げると、同点に追い付かれて迎えた終盤にもPKを沈め、勝ち越し点を記録。自らの誕生日を2ゴールで祝い、チームに勝利をもたらしている。
 4回戦では、マンUはトッテナムと対戦。一方、アストンビラは引き分け再試合(13日)となったチェルトナム・タウン(3部)とドンカスター(2部)の勝者と対戦する。


帰国
 前日本代表監督のイビチャ・オシム氏(67)が4日、自宅のあるオーストリアに帰国するため、成田空港発の航空機で離日した。2007年11月16日に急性脳梗塞で倒れて代表監督を離れた後、日本サッカー協会と結んでいたアドバイザー契約も昨年限りで終了。知将は6年間指導した日本サッカー界に“オシム節”で別れを告げたが、出発前、貧血で座り込むハプニングも発生した。
 日本を愛し、日本に愛されたオシム氏にさよならを言いたい。成田空港の出発ロビーには、2003年から3年半指揮した千葉のサポーター約300人が見送りにきた。教え子の日本代表MF阿部勇樹(浦和)、北京五輪代表監督の反町康治氏(湘南監督)の姿も見える。
 「ありがとう!オシムさん」。左半身に不自由が残る老将は右手を振り、サインも可能な限り応じた。いつもは照れ隠しに憎まれ口を叩くが、この日は違った。
 「多くのサポーターに見送られるのは、うれしいこと。日本にオシムがいたことを忘れていない証拠でしょう。私も日本を去りたくなかった」
 2007年11月に急性脳梗塞に倒れ、志半ばで代表監督を退いた。それでも滞在6年で残した功績は計り知れない。小さな日本人が世界と戦う術に「考えて走るサッカー」を掲げ、豊富な運動量とパスの重要性を説いた。ウイットに富んだ言い回しはオシム節と呼ばれ、サッカーに哲学を注入した。
 そして最後のオシム節。それはサッカーの根源に関わる提言だ。
 「日本には不必要なプレッシャーを感じる選手がなんと多いことか。どんな結果も悲劇と考える必要はありません。サッカーは楽しむもの。本当の悲劇はサッカー以外の分野や、世界のあちこちで起きている」
 オシム氏はW杯出場を目指す岡田ジャパンにもエールを送り、約15分間の熱弁を終えると力尽きたように座り込んだ。その顔は真っ青。一時、周囲は騒然としたが、順大病院の担当医が脈を計り、水を飲ませ、どうにか回復。軽い貧血だった。車イスで搭乗口に向かうことになったが、去り際の一言がふるっていた。
 「みなさん、早まって私が死んだと報道しないように」
 まさに不屈のオシム節。日本のため、命がけで仕事に取り組んだ老将をみんな忘れない。

【今後の予定は未定】
 オシム氏のオーストリア帰国後の予定は白紙。健康問題がクリアできていない。「何かやりたいと思えば、1つ1つドクターの判断を仰ぐことになる」。現場復帰の意欲を燃やすが、責任感が強く、中途半端な活動を嫌う。昨年の千葉の低迷を例に挙げ、「スタートでつまずき、大変なシーズンだった。もし私が監督なら生きていないだろう」とプロ監督の重責を口にした。


超サカFLASH

精密検査
 スコティッシュプレミアリーグ、セルティックMF中村俊輔が3日に行われたダンディー戦で右足付け根と臀部を痛めたため、本日5日に精密検査を受けることになった。

獲得
 J1のG大阪は本日、J1神戸からブラジル人FWレアンドロ(23)を獲得したと発表した。昨季リーグ戦は25試合に出場して7得点。また、ブラジル人FWロニー(31)は契約満了に伴い退団が決まった。

レンタル
 J1神戸は本日、ブラジルのアトレチコ・パラナエンセからブラジル人MFアラン・バイーア(25)を期限付き移籍で獲得したと発表した。契約期間は2月1日から来年1月1日まで。

続投
 J1千葉は本日、アレックス・ミラー監督(59)が今季も引き続き指揮を執ると発表した。また、J1鹿島から期限付き移籍していたFW深井正樹(28)と、J1の清水から東京Vに期限付き移籍していたDF和田拓三(27)をともに完全移籍で獲得したと発表した。このほか、J1大分からDF福元洋平(21)を期限付き移籍で獲得した。

結婚
 J2広島は本日、MF李漢宰(26)が4日に挙式したことを発表した。お相手は兵庫県出身の黄裕美さん(26)。入籍は2008年12月12日に済ませていた。チームの広報を通じて李は「結婚を機に、これからの人生、より責任のある行動をとっていきたいと思います。2人で協力し、明るく楽しい家庭を築いていくつもりです。今年はこれまで以上にチームに貢献できるように頑張りますので、ご声援よろしくお願い致します」とコメントした。

獲得
 今季からJ2の札幌は本日、新外国人として韓国代表のDF趙晟桓(26)を獲得したと発表した。契約期間は2月1日から来年1月1日まで。このほか、鈴木智樹選手(23)の現役引退と、強化部スカウト担当への就任も発表した。

レンタル
 J2仙台は本日、ブラジルのポンチプレタからFWマルセロ・ゴメス・ソアレス(26)を期限付き移籍で獲得したと発表した。期間は12月31日まで。

獲得
 J2福岡は本日、J2愛媛からMF宮原裕司(28)を完全移籍で獲得したと発表した。

新社長
 J2の横浜FCは本日、小野寺裕司氏(42)の同日付での新社長就任を発表した。

内定
 J2愛媛は本日、阪南大のDF吉川健太(22)の新加入が内定したと発表した。また、J2甲府からMF田森大己(25)を獲得した。

スローガン発表
 今季からJ2に参戦する富山は本日、シーズンのスローガンが「調和と闘志、そして感動!For Next Stage」に決まったと発表した。

レンタル
 今季からJ2に加盟する栃木は本日、元U-20(20歳以下)日本代表でJ1新潟のFW河原和寿(21)を期限付き移籍で、J1大宮からはFW若林学(29)を完全移籍でそれぞれ獲得したと発表した。

新監督
 オランダエールディビジのフィテッセは4日、新監督としてテオ・ボス氏(43)を招聘したと発表した。契約期間は1年半。フィテッセは先週、ハンス・ベスターホフ監督を解任していた。


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