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2009.03.08.SUN
J1開幕戦最終日、京都が白星発進!!本日の超最新情報

INDEX

白星発進
J1第1節(開幕戦)最終日
大宮0−0清水
京都1−0神戸
昨季14位の京都は渡邉大剛の決勝ゴールで白星発進!
J2第1節(開幕戦)最終日
栃木0−1岐阜
熊本1−2草津
岡山0−0甲府
愛媛3−1水戸
札幌0−1仙台
湘南2−1横浜FC
C大阪4−1鳥栖
昨季3位の仙台、4位のC大阪、5位の湘南はともに白星発進!J2新加入の岡山は引き分け、栃木は敗れる!

フル出場
スコティッシュカップ準々決勝
セントミレン1−0セルティック
中村俊輔はフル出場も、自身のパスミスからPKを与えて失点して敗退!水野晃樹はベンチ外!

フル出場
ドイツブンデスリーガ第23節
ボルフスブルク1−0カールスルーエ
バイエルン5−1ハノーバー
ホッフェンハイム0−0ブレーメン
コットブス1−3ヘルタ・ベルリン
長谷部誠はフル出場!大久保嘉人はベンチ入りも出番なし!4位ボルフスブルクなど、2〜5位が勝ち点42で並ぶ超大混戦!

ベンチ外
フランスリーグ1第27節
グルノーブル2−1カーン
リール2−0リヨン
伊藤翔はベンチ外!首位リヨンは4日に続いてリールに連敗!

首位堅守
イタリアセリエA第27節
ジェノア0−2インテル
ローマ1−1ウディネーゼ
トリノ0−1ユベントス
インテルはイブラヒモビッチのゴールなどで首位堅守も、マテラッツィとブルディッソが負傷退場!

12位浮上
イングランドプレミアリーグ第27節延期分
サンダーランド1−1トッテナム
トッテナムは試合終了間際にキーンのゴールで追い付く!

ドロー
スペインリーガエスパニョーラ第26節
レアル・マドリード1−1アトレティコ・マドリード
ビジャレアル1−0エスパニョール
バルセロナ2−0アスレティック・ビルバオ
2位レアルはマドリードダービーを引き分けて連勝が10でストップ!首位バルサは公式戦6試合ぶり勝利!

4位キープ
オランダエールディビジ第26節
ヘーレンフェーン2−1フローニンゲン
ヘーレンフェーンは劇的決勝弾で4位キープ!

準決勝進出
FAカップ準々決勝
フルハム0−4マンチェスター・ユナイテッド
コベントリー(2部)0−2チェルシー
4冠を目指すマンUは主力温存で圧勝!

全治3週間
バルセロナのスペイン代表DFプジョルが左足首靭帯損傷で全治3週間!

全治6週間
AZのアルゼンチン代表GKロメロが敗れた試合後にロッカールームの壁を殴り、手を骨折して全治6週間!

完勝発進
J1第1節(開幕戦)第1日
FC東京1−4新潟
横浜M2−4広島
名古屋3−2大分
千葉0−3G大阪
鹿島2−0浦和
川崎1−1
磐田2−6山形
3連覇を目指す鹿島、アジア王者のG大阪はともに完勝発進!名古屋、広島はともに逆転勝利!J1初昇格の山形は6ゴール爆勝!浦和MF原口元気はJ1開幕戦では史上2位の年少となる17歳9カ月26日で先発出場!
J2第1節(開幕戦)第1日
福岡0−0富山
徳島0−0東京V
今季からJ新加入の富山はPKなどの好機を生かせずドロー発進!

本日の超サカFLASH
カターニャFW森本貴幸が右膝靭帯損傷で本日のシエナ戦を欠場ほか


本文
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白星発進
J1第1節(開幕戦)最終日結果

大宮0−0清水
(NACK・14039人)

京都1−0神戸
(西京極・16919人)
≪得点者≫
京都:渡邉36

 J1第1節最終日は本日8日、西京極陸上競技場などで残りの2試合が行われ、京都サンガは前半36分にDF渡邉が先制点を挙げ、ヴィッセル神戸の反撃を振り切り1−0で競り勝った。
 大宮アルディージャvs清水エスパルスは両チームとも好機を生かせず、0−0で引き分けた。
 全18チームが初戦を終え、勝ち点3で新加入のモンテディオ山形、優勝候補の鹿島アントラーズ、ガンバ大阪など7チームが並んだ。

J2第1節(開幕戦)最終日結果

栃木0−1岐阜
(栃木グ・5523人)
≪得点者≫
岐阜:高木30

熊本1−2草津
(熊本・7013人)
≪得点者≫
熊本:宇留野89
草津:藤井43、熊林74

岡山0−0甲府
(岡山・10525人)

愛媛3−1水戸
(ニンスタ・4018人)
≪得点者≫
愛媛:内村35、79、田中74
水戸:中村13

札幌0−1仙台
(札幌ド・21908人)
≪得点者≫
仙台:菅井66

湘南2−1横浜FC
(平塚・8221人)
≪得点者≫
湘南:阿部23、アジエル53
横浜FC:西田89

C大阪4−1鳥栖
(長居・8234人)
C大阪:カイオ48、石神56、乾74、江添84
鳥栖:高地73

 J2第1節最終日は本日8日、平塚競技場などで残りの7試合が行われ、神奈川ダービーの湘南ベルマーレvs横浜FCは、湘南が2−1で勝った。後半5分から出場した横浜FCの元日本代表FW三浦知良は無得点だったが、ラモス瑠偉(当時V川崎)の41歳9ヶ月5日を更新し、42歳0ヶ月10日のJリーグ最年長出場記録をマークした。
 この日試合のあった新加入2チームのうち、ファジアーノ岡山は0−0でヴァンフォーレ甲府と引き分け、栃木SCはFC岐阜に0−1で敗れて初陣を飾れなかった。
 ベガルタ仙台は1−0でコンサドーレ札幌を破り、ザスパ草津はロアッソ熊本に2−1で競り勝った。愛媛FCは3−1で水戸ホーリーホックに逆転勝ちし、セレッソ大阪はサガン鳥栖を4−1で下した。

【42歳カズ、最年長出場記録を更新】
 1点を追う後半5分、歓声と相手サポーターのブーイングが交錯する中でカズがピッチに立った。42歳と10日。かつて一緒にプレーしたラモスのリーグ最年長出場記録を更新し、またもや歴史に名を刻んだ。だが、開幕戦に敗れ「残念。これじゃ、ラモスさんに怒られる」と笑顔は少なかった。
 厳しい冷え込みで多くの選手が長袖ユニホームを着用したが、ベテランFWは気合十分の半袖姿。終盤には左サイドでドリブルを仕掛けたり、三浦淳のFKに飛び込んでヘディングしたりと奮闘した。それでも見せ場は少なく「自分が入って状況を変えるプレーをしたかった。満足できない」と厳しい表情だった。
 プロ24年目。1993年のリーグ開幕から17年連続でJリーグの試合に出場を続ける唯一の選手だ。開幕戦は落としたが、J2は残り50試合の長期戦。「個人記録より、J1へ昇格するという目標達成に貢献したい。チームも自分も、もっとできるはず」。衰えを知らない向上心で、今季もボールを追う。

【反町監督、誕生日に白星発進】
 湘南の反町監督は45歳の誕生日を白星スタートで飾った。試合後、選手達からペットボトルの水を浴びせられる手荒な祝福を受け「負けたら冷や水になるところだった。この上ない勝利のプレゼントを選手にもらった」と上機嫌だった。
 昨年の北京五輪で日本を率いて3戦全敗に終わった屈辱から心機一転、J1昇格を目指す戦いが始まった。「やりたいことは、まだできていない。改善点も多いし、これからだよ」と意欲に満ちていた。

J1徹底詳細

【清水、期待の2トップが不発】
大宮0−0清水
(NACK・14039人)
≪出場メンバー≫
大宮
GK:
21.江角浩司
DF:
2.塚本泰史
5.冨田大介
3.マト
4.波戸康広
MF:
23.金澤慎
33.新井涼平=24分
(49分6.片岡洋介)
11.藤本主税
17.橋本早十
FW:
13.藤田祥史=19分
(88分16.ラフリッチ)
27.市川雅彦
(57分30.渡部大輔)
清水
GK:
21.西部洋平
DF:
25.市川大祐
3.青山直晃
5.岩下敬輔=33分
2.児玉新
MF:
13.兵働昭弘
7.伊東輝悦
17.山本真希
8.枝村匠馬
FW:
18.ヨンセン
23.岡崎慎司
(89分11.原一樹)

 大宮とは昨季から3試合連続で0−0の引き分けに終わった。オフの補強で攻撃陣の厚みが増し、周囲からは初優勝の期待を懸けられている清水だが、好発進はできなかった。
 名古屋から元ノルウェー代表FWヨンセンを獲得し、急成長を続ける日本代表FW岡崎との2トップで得点力アップの土台は整った。シュート数は17本。だが、やみくもに打ったミドルシュートばかりが目立ち、大宮の激しい守備を最後まで崩すことはできなかった。
 2トップが前線で孤立し、攻撃に厚みがなかったことが原因だ。「FWにいいボールが入らなかった」と岡崎が言えば、ヨンセンは「私と岡崎以外にもう1、2人が前にいれば」と反省点を口にした。
 長谷川監督は「34試合ある中で開幕戦で必ず勝たないと優勝ができないわけではない。まずは勝ち点1を取れたのを喜びたい」と強がったが、悲願の優勝への道のりは険しそうだ。

★大宮、納得の引き分け
 大宮の張外龍監督は「やろうとしているサッカーを90分間やった選手に感謝したい」と引き分けにも満足げだった。清水の強力な攻撃陣を激しいプレスで封じ、球を奪った後は素早い縦への攻め。韓国出身の新指揮官の下で目指すプレーを随所に見せた。
 新加入の長身DFマトは対人での強さを見せてヨンセンに仕事をさせず、18歳のルーキー新井もデビュー戦で惜しいシュートを放った。攻守で今後につながる開幕戦になった。

【京都が関西ダービー制す】
京都1−0神戸
(西京極・16919人)
≪得点者≫
京都:渡邉36
≪出場メンバー≫
京都
GK:
21.水谷雄一
DF:
24.増嶋竜也=12分
4.水本裕貴
14.李正秀
22.渡邉大剛
MF:
16.安藤淳
7.佐藤勇人
26.角田誠
10.ディエゴ
(71分15.中山博貴)
FW:
11.林丈統
(63分13.柳沢敦)
9.豊田陽平
神戸
GK:
1.榎本達也
DF:
25.石櫃洋祐
14.宮本恒靖
4.北本久仁衛
(46分2.小林久晃)
28.大屋翼=38分
MF:
26.松岡亮輔
6.金南一
8.アラン・バイーア=57分
(71分20.鈴木規郎)
22.馬場賢治
FW:
17吉田孝行
(59分11.松橋章太=89分)
9.マルセウ

 開幕戦は神戸との関西ダービー。京都は少ない好機で確実に決め、最後まで粘り強い守備で封じ込めた。加藤監督は「内容に注文をつけるところはない」と誇らしそうに話した。
 先制点は前半36分に生まれた。増嶋が右から大きく左サイドに展開すると、安藤が丁寧に中央へ折り返す。攻め上がっていた渡辺がこれを受け、狙い澄ましたシュートをゴール右隅へ。「安藤にボールが入った瞬間、フリーだから打てると思った」という会心のゴールだった。
 先制された神戸は追い付こうと選手を次々に入れ替え、猛攻を仕掛けてきた。これに対応したDF陣が冷静だった。高さで勝負するFWマルセウらに対し、水本、李正秀の両センターバックが対人プレーでの強さを発揮。李正秀は「コミュニケーションがうまくいった」とJリーグデビュー戦に満足そうだ。
 加藤監督は「昨季より守備が安定した」と評価。渡辺も「安心してオーバーラップすることができた」と振り返った。堅守のチームへ一歩前進を表した勝利となった。

★宮本、3年ぶりのJ舞台は黒星
 3年ぶりにJリーグの舞台に戻った元日本代表主将、神戸の宮本は開幕戦を勝利で飾ることはできなかった。前半の1失点を追い付けずに惜敗。「連係には問題なかったが、ラインが下がったのが残念。相手にスペースを与えた」と悔しがった。
 ただ、失点の場面以外は無難にプレーした。「Jリーグがどういうものか、思い出しながらやった」と話すようにまだ手探りのところもある様子。「今後、試合を左右するプレーをすることができれば」と巻き返しを誓った。


フル出場
スコティッシュカップ準々決勝結果

セントミレン1−0セルティック

 スコティッシュカップ準々決勝は7日に行われ、MF中村俊輔とMF水野晃樹の所属するセルティックはアウェーでセントミレンに0−1で敗れ、敗退した。
 中村は右MFでフル出場して前半から積極的に攻撃に絡んだが、後半に自身のパスミスからPKを与えて失点した。水野はベンチ入りしなかった。
 セルティックの次戦は15日、スコットランド・リーグカップ決勝にてレンジャースと対戦する

【俊輔「気持ち切り替える」】
 セルティックが伏兵のセントミレンに敗れ、スコティッシュカップは準々決勝で姿を消した。中村は「準決勝に進めず残念だった。ミスが多くていい形をつくれなかった」と言葉少なだった。
 リーグ戦のキルマーノック戦から中2日の試合。疲労を感じさせない動きで攻撃の起点となったが、自身のパスミスが唯一の失点となるPKにつながってしまった。ミスを悔やみながらも「こうなったら気持ちを切り替えてリーグ優勝のために集中する」と、現在首位のリーグ戦に目標を定めていた。


フル出場
ドイツブンデスリーガ第23節結果

ボルフスブルク1−0カールスルーエ
≪得点者≫
ボルフスブルク:ゼコ38

バイエルン5−1ハノーバー
≪得点者≫
バイエルン:ファン・ブイテン20、クローゼ25、アルティントップ34、ポドルスキ73、デミチェリス89
ハノーバー:スタイナー15

ホッフェンハイム0−0ブレーメン

コットブス1−3ヘルタ・ベルリン
≪得点者≫
コットブス:アタン21
ヘルタ:ボロニン34、44、88

ボルシア・メンヘングラッドバッハ4−1ハンブルガーSV
≪得点者≫
ボルシア:フレンド24、レフェルス42、ブラウベルス54、マリン20=PK
HSV:ペトリッチ29

シュツットガルト2−1ドルトムント
≪得点者≫
シュツットガルト:エルソン10、ゴメス62
ドルトムント:バルデス52

 ドイツブンデスリーガは7日、第23節の6試合が行われ、MF長谷部誠とFW大久保嘉人が所属する4位ボルフスブルクは、ホームで17位カールスルーエを1−0で下した。
 長谷部はフル出場して中盤の両サイドでプレーし、積極的に攻撃参加したが得点には絡まなかった。大久保は控えで出番がなかった。
 ボルフスブルクの次節は13日、シャルケとホームで対戦する。
 一方、首位ヘルタ・ベルリンは16位コットブスを3−1で下し、2位ハンブルガーSVは最下位ボルシア・メンヘングラッドバッハに1−4で惨敗し、ヘルタが首位キープに成功した。
 3位ホッフェンハイムは11位ブレーメンと0−0で引き分け、勝ち点1を獲得。これにより、ホッフェンハイムが得失点差でハンブルガーSVをかわすなどして2位に浮上している。一方のハンブルガーは5位に後退した。
 この結果、ドイツブンデスリーガでは、2位から5位までが勝ち点42で並ぶという超大混戦になっている。首位ヘルタ・ベルリンは勝ち点46。


ベンチ外
フランスリーグ1第27節結果

グルノーブル2−1カーン
≪得点者≫
グルノーブル:パイヨ30、トゥーレ89
カーン:デロワン85

リール2−0リヨン
≪得点者≫
リール:ヴィッテク59、バストス89

ロリアン0−1パリ・サンジェルマン
≪得点者≫
PSG:ジュリー22

マルセイユ0−0バランシエンヌ

ナンシー2−2ルマン
≪得点者≫
ナンシー:ハッジ2、アンドレ・ルイス53
ルマン:クータドュール26、ヘルスタ62

ニース0−0モナコ

トゥールーズ3−0ボルドー
≪得点者≫
トゥールーズ:シリエ32、ジニャク44、シッソコ89

 フランスリーグ1は7日、第27節の7試合が行われ、首位リヨンはアウェーで7位リールに0−2で敗れた一方、2位パリ・サンジェルマンが勝利を収めて両者の勝ち点差は1に縮まった。
 前節は引き分けに終わり、4日に行われたクープ・ドゥ・フランス11回戦でもリールに敗れているリヨンが、この日もあえなく黒星を喫した。前半をスコアレスで折り返したリヨンは、後半15分にヴィッテクに決められて先手を奪われる展開。その後も流れを掴めないでいると、44分にはバストスに追加点を挙げられ、前半でエース・ベンゼマを故障で失ったことも響いてか無得点のまま試合終了のホイッスルを迎えることとなった。
 なお、この日の試合はパリのスタッド・ドゥ・フランスで行われ、フランスのクラブ同士の対決では最多となる7万8056人の観客が詰めかけた。
 一方、9位ロリアンとのアウェイ戦に臨んだパリ・サンジェルマンは1−0で勝利。前半22分にジュリーがボレーで挙げたゴールが決勝点となり、勝ち点3を奪取した。同じくリヨンを追走する3位マルセイユはホームで16位バランシエンヌと0−0で引き分け、4位ボルドーは敵地で5位トゥールーズに0−3で完敗した。
 この結果、リーグ1の上位争いは首位リヨン(勝ち点53)をパリSG(同52)が僅差で追い、マルセイユ(同49)、トゥールーズ(同49)、ボルドー(同47)が続く展開となっている。
 FW伊藤翔が所属するグルノーブルはホームでカーンと対戦し、2−1で勝利した。伊藤はベンチ入りメンバーから外れ、欠場となっている。
 グルノーブルの次節は15日、MF松井大輔の所属するサンテティエンヌをホームに迎える。


首位堅守
イタリアセリエA第27節結果

ジェノア0−2インテル
≪得点者≫
インテル:イブラヒモビッチ2、バロデッリ61

ローマ1−1ウディネーゼ
≪得点者≫
ローマ:ブチニッチ61
ウディネーゼ:フェリペ54

トリノ0−1ユベントス
≪得点者≫
ユベントス:キエッリーニ81

 イタリアセリエAは7日、第27節の3試合が行われ、首位インテルは5位ジェノアとのアウェー戦で2−0と白星を飾った。しかしこの試合でDFマテラッツィとブルディッソがケガを負い、すでに故障者の出ている守備陣の台所事情が一層厳しくなっている。
 インテルは開始早々の2分、スタンコビッチのロングパスを受けたイブラヒモビッチがループシュートで相手ゴールを強襲し、1−0と先制する。その後GKジュリオ・セーザルのファインセーブでピンチをしのいだインテルは、後半16分にバロテッリが追加点を挙げ2−0で勝利を収めた。一方、今季ホームで負けのなかったジェノアは本拠地で初の黒星を喫した。
 これで勝ち点を63に伸ばしたインテルだが、この試合ではDFマテラッツィとブルディッソが負傷により前半中に途中退場というアクシデントが発生。守備陣にケガ人が発生していることから、本来はMFであるカンビアッソをCBで起用するなどの策を強いられていたインテルにとって、また1つ心配の種が増えてしまった。
 2位ユベントスは16位トリノとのトリノダービーを1−0で制した。ラニエリ監督は、10日に行われるチェルシー(イングランド)との欧州チャンピオンズリーグ1回戦第2戦を見据え、デル・ピエロら主力を温存。なかなかスコアの動かない展開となったものの、後半36分にネドベドのFKをキエッリーニがヘッドで合わせて待望の先制弾。結局この1点が決勝点となり、ユベントスが勝ち点3を手にした。
 6位ローマと12位ウディネーゼの一戦は、1−1の引き分けに終わった。


12位浮上
イングランドプレミアリーグ第27節延期分結果

サンダーランド1−1トッテナム
≪得点者≫
サンダーランド:リチャードソン3
トッテナム:キーン89

 イングランドプレミアリーグは7日、第27節延期分の1試合が行われ、14位サンダーランドvs13位トッテナムの一戦は1−1の引き分けに終わった。
 開始3分にホームのサンダーランドがリチャードソンのゴールで早々と先制したが、トッテナムは試合終了間際にロビー・キーンの同点ゴールで引き分けに持ち込んだ。
 これにより、トッテナムは12位に、サンダーランドは13位に浮上した。


ドロー
スペインリーガエスパニョーラ第26節結果

レアル・マドリード1−1アトレティコ・マドリード
≪得点者≫
R・マドリード:フンテラール57
A・マドリード:フォルラン38

ビジャレアル1−0エスパニョール
≪得点者≫
ビジャレアル:フエンテス20

バルセロナ2−0アスレティック・ビルバオ
≪得点者≫
バルセロナ:ブスケッツ17、メッシ32=PK

 スペインリーガエスパニョーラは7日、第26節の3試合が行なわれ、2位レアルと5位アトレティコのマドリード・ダービーは、アトレティコが先制したものの、レアルが追い付いて1−1の引き分けに終わった。これでレアルのリーグ連勝は10でストップした。また、首位のバルセロナは2−0と11位アスレティック・ビルバオを退けている。
 前節には首位バルセロナを破るなど上り調子のアトレティコは、レアルのホーム、サンティアゴ・ベルナベウでダービーを迎えたこの日も臆することなく攻めに出ると、前半38分、カウンターからアグエロがドリブルで仕掛け、ラストパスをフォルランがきっちりと流し込んで先手を取る。
 追うレアルも後半、グティに代えてイグアインを送り込んで流れを変える。すると12分、イグアインの鋭いパスを受けたフンテラールが、うまくマーカーをかわして切り込み、そのままゴールを撃ち抜く。ビデオリプレイではオフサイドにも見えたプレーだったが、副審の旗は上がらず試合は1−1の同点。1999年以来のダービー勝利を目指すアトレティコも終盤に猛攻を仕掛け、フォルラン、アグエロ、シナマ・ポンゴユがチャンスを作ったが均衡を破れず、試合はそのまま引き分けに終わった。
 一方、首位のバルセロナはホームにアスレティック・ビルバオを迎えた。前半17分にシャビのFKをブスケッツが力強くヘッドで合わせて先制したバルサは、31分にもドリブルで切れ込んだイニエスタが倒されてPKを獲得。これをメッシがきっちりと沈めて2−0とし、公式戦6試合ぶりの勝利を収めた。なお、終盤にバルサDFプジョルが足首の靭帯を傷めて負傷退場。全治3週間と診断され、リヨン(フランス)との欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第2戦(11日)への出場が絶望的となった。
 このほか、4位のビジャレアルはフエンテスの決勝弾で1−0と19位エスパニョールを下している。


4位キープ
オランダエールディビジ第26節結果

ヘーレンフェーン2−1フローニンゲン
≪得点者≫
ヘーレンフェーン:グリントンハイム59、エルム89
フローニンゲン:ホラ68

デフラーフスハップ1−0ヘラクレス
≪得点者≫
デフラーフスハップ:デ・ヨング54

 オランダエールディビジは7日、第26節の2試合が行われ、4位ヘーレンフェーンは6位フローニンゲンに2−1で競り勝った。
 ホームにフローニンゲンを迎えたヘーレンフェーンは、前半をスコアレスで折り返して迎えた後半14分、グリントハイムがネットを揺らして先制に成功。23分にホラに同点弾を許したものの、終了間際にエルムが勝ち越し点を決めて勝ち点3を獲得した。
 このほか、12位ヘラクレスと17位デフラーフスハップの一戦は0−1でヘラクレスが黒星を喫している。


準決勝進出
FAカップ準々決勝結果

フルハム0−4マンチェスター・ユナイテッド
≪得点者≫
テベス20、35、ルーニー50、パク・チソン81

コベントリー(2部)0−2チェルシー
≪得点者≫
チェルシー:ドログバ15、アレックス72

 FA(イングランド協会)カップは7日、準々決勝の2試合が行われ、今季既に2冠を獲得しているマンチェスター・ユナイテッドはテベスの2ゴールなどで4−0とフルハムを一蹴し、ベスト4へ駒を進めた。また、チェルシーはドログバの先制弾などで2−0と2部のコベントリーを退けた。
 マンUは4日後に欧州チャンピオンズリーグのインテル(イタリア)戦を、翌週末にはプレミアリーグで2位リバプールとの頂上対決を控え、クリスティアーノ・ロナウドやベルバトフらを温存して試合に臨んだ。
 それでも序盤から容赦なくフルハムに襲いかかったマンUは、前半20分、CKからルーニーが流したボールをファーポストのテベスがヘッドで決めて先制。さらにテベスは35分にも右足で強烈なドライブシュートを叩き込み、フルハムに格の違いを見せ付ける。後半もルーニーと朴智星(パク・チソン)のゴールを追加したマンUは、危なげない展開で4−0とフルハムを下し、ベスト4へ駒を進めた。
 一方、チェルシーは、2部所属ながらプレミアのブラックバーンを破って勝ち上がってきたコベントリーと対戦。フルメンバーを先発に並べたチェルシーは、前半15分、ドログバがチェイシングで相手ボールを奪い、そのまま先制ゴールを決める。終始試合を圧倒したチェルシーは、後半27分にもカウンターからクアレスマのクロスをアレックスが流し込んで2−0とし、難なくコベントリーを退けた。なお、この試合の後半途中、膝の靭帯を傷めて長期離脱していたエッシェンが昨年8月以来半年ぶりの試合出場を果たしている。


全治3週間
 スペインリーガエスパニョーラのバルセロナは7日、スペイン代表DFカルレス・プジョルが左足首靭帯を損傷し、全治3週間と診断されたと発表した。
 同日に行われたリーガエスパニョーラ第26節のアスレティック・ビルバオ戦で負傷し、担架でピッチをあとにしていたプジョルは、翌8日にも精密検査を受ける予定となっているが、、11日に控えるリヨン(フランス)との欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第2戦への出場は絶望的となった。


全治6週間
 オランダエールディビジのAZは6日、アルゼンチン代表GKセルヒオ・ロメロがロッカールームの壁を殴って手を骨折し、6週間の戦線離脱を余儀なくされたと発表した。
 国内リーグで首位を独走するAZだが、5日に行われたKNVB(オランダ協会)カップ準々決勝でNACに敗れ、まさかの敗退。悔しさのあまりロメロはロッカールームの壁を殴り、骨折してしまった。
 マラドーナ監督のもと、アルゼンチン代表メンバーにも招集されているロメロだが、今月28日に行われる2010年W杯南米予選のベネズエラ戦、4月1日の同ボリビア戦を前に約1ヶ月半の戦線離脱を強いられることになってしまった。


完勝発進
J1第1節(開幕戦)第1日結果

FC東京1−4新潟
(味スタ・27568人)
≪得点者≫
FC東京:近藤51
新潟:ジウトン44、ペドロ・ ジュニオール53、72、大島68

横浜M2−4広島
(日産ス・23601人)
≪得点者≫
横浜M:渡辺3、栗原69
広島:槙野19、佐藤寿24、柏木38、ストヤノフ52

名古屋3−2大分
(豊田ス・25395人)
≪得点者≫
名古屋:ダヴィ54、82、玉田75
大分:金崎10、ウェズレイ84

千葉0−3G大阪
(フクアリ・17916人)
≪得点者≫
G大阪:レアンドロ39、明神46、チョ・ジェジン67

鹿島2−0浦和
(カシマ・37878人)
≪得点者≫
鹿島:野沢22、マルキーニョス51

川崎1−1
(等々力・17841人)
≪得点者≫
川崎:鄭大世77
柏:菅沼50

磐田2−6山形
(ヤマハ・12141人)
≪得点者≫
磐田:ジウシーニョ17=PK、63
山形:キム・ビョンスク35、古橋38、長谷川75、89、北村80、レオナルド89

J1第1節(開幕戦)最終日日程

8日()
13:00〜
大宮vs清水
(NACK)
14:00〜
京都vs神戸
(西京極)

 17年目を迎えたサッカーのJリーグは7日、1部(J1)と2部(J2)が各地で一斉に開幕し、ともに12月5日の最終節まで長期間の戦いがスタートした。
 J1第1節第1日はカシマスタジアムなどで7試合が行われ、史上初の3連覇を狙う鹿島アントラーズは浦和レッズに2−0で快勝した。いずれも速攻から前半22分に野沢、後半6分にマルキーニョスが得点。フィンケ新監督が就任した浦和を無得点に抑えた。
 2シーズンぶりにJ1復帰を果たしたサンフレッチェ広島は、アウェーの日産スタジアムで横浜F・マリノスと対戦し、FW佐藤寿人らがゴールを決めて4−2で逆転勝ちした。味の素スタジアムでは下馬評の低かったアルビレックス新潟がFC東京に4−1で大勝した。
 昨季アジア王者のガンバ大阪はジェフ千葉に3−0で完勝。昨季2位の川崎フロンターレは1−1で柏レイソルと引き分け、名古屋グランパスは新戦力、ダヴィの2得点で大分トリニータに3−2で競り勝った。
 J1初昇格のモンテディオ山形は長谷川の2ゴールなどでジュビロ磐田に6−2で大勝し、好発進を飾った。
 なお、浦和のMF原口元気が鹿島戦で、J1開幕戦では史上2位の年少となる17歳9カ月26日での先発出場を果たした。最年少は1997年の稲本潤一(当時G大阪)の17歳6カ月25日。

J2第1節(開幕戦)第1日結果

福岡0−0富山
(レベスタ・9102人)

徳島0−0東京V
(鳴門大塚・9334人)

J2第1節(開幕戦)最終日日程

8日()
13:00〜
栃木vs岐阜
(栃木グ)
13:00〜
熊本vs草津
(熊本)
13:05〜
岡山vs甲府
(岡山)
13:30〜
愛媛vs水戸
(ニンスタ)
14:00〜
札幌vs仙台
(札幌ド)
16:00〜
湘南vs横浜FC
(平塚)
16:00〜
C大阪vs鳥栖
(長居)

 J2第1節第1日は7日、レベルファイブスタジアムなどで2試合が行われ、今季から新加入したカターレ富山はアビスパ福岡と0−0で引き分けた。富山はシュート数で上回ったが、前半のPKなどの好機を生かせなかった。1年でのJ1復帰を目指す東京ヴェルディは0−0で徳島ヴォルティスと引き分けた。

J1徹底詳細

【新潟、大島がバースデーゴール】
FC東京1−4新潟
(味スタ・27568人)
≪得点者≫
FC東京:近藤51
新潟:ジウトン44、ペドロ・ ジュニオール53、72、大島68
≪出場メンバー≫
FC東京
GK:
20.権田修一
DF:
5.長友佑都
15.平松大志
2.茂庭照幸
25.徳永悠平
MF:
6.今野泰幸=77分
17.金沢浄
(62分40.鈴木達也)
10.梶山陽平=69分
22.羽生直剛
(64分4.ブルーノ・クアドロス)
FW:
24.赤嶺真吾
32.近藤祐介
(64分9.カボレ)
新潟
GK:
1.北野貴之
DF:
17.内田潤
5.千代反田充
6.永田充
29.ジウトン
MF:
15.本間勲=78分
10.マルシオ・リシャルデス
(89分24.酒井高徳)
7.松下年宏
(87分3.千葉和彦)
FW:
11.矢野貴章
16.大島秀夫
(81分20.チョ・ヨンチョル)
9.ペドロ・ジュニオール

 新潟は3トップの真ん中に入った新戦力、大島がきっちり仕事をした。2−1とリードした後の後半23分、相手パスをカットして左足でゴールを狙った。29歳の誕生日に貴重な3点目。「次の1点が大事と思っていた。最高」と笑った。
 横浜Mから獲得した大島が結果を出し、同じく新加入のペドロジュニオールは2得点。鈴木監督は、課題の得点力不足をぬぐい去るような勝利に「2人がうまくフィットしている」と、J1昇格6季目で開幕戦初勝利も相まって大満足の様子だった。

★FC東京、監督は失点嘆く
 リーグ優勝を目標に掲げるFC東京は、いきなり開幕戦でつまずいた。城福監督は1−2からの2失点を嘆き「あそこで踏ん張れないのなら、優勝という単語を使うのは、はばかられる」と意気消沈気味だった。
 フル出場でリーグ戦デビューを終えた20歳のGK権田は「収穫なし」と悔しがる一方で、失点の場面を冷静に振り返り「セットプレーは怖い。ワンプレーの重みが分かった」と、自らに言い聞かせるように話した。

【広島がJ2王者の実力証明】
横浜M2−4広島
(日産ス・23601人)
≪得点者≫
横浜M:渡辺3、栗原69
広島:槙野19、佐藤寿24、柏木38、ストヤノフ52
≪出場メンバー≫
横浜M
GK:
1.榎本哲也
DF:
7.栗原勇蔵
3.松田直樹
22.中澤佑二
MF:
18.清水範久
29.長谷川アーリア ジャスール
(46分11.坂田大輔)
30.小椋祥平
(46分10.山瀬功治)
5.田中裕介=89分
FW:
14.狩野健太
9.渡邉千真
17.兵藤慎剛
(68分15.金根煥)
広島
GK:
31.佐藤昭大
DF:
24.森脇良太
2.ストヤノフ
5.槙野智章
MF:
14.ミキッチ=35分
(87分33.楽山孝志)
8.森崎和幸
6.青山敏弘=80分
(84分35.中島浩司)
17.服部公太
25.高柳一誠
(70分19.盛田剛平)
10.柏木陽介
FW:
11.佐藤寿人

 昨季のJ2王者の実力は本物だった。広島が持ち味のパス主体の攻撃で4得点。ペトロビッチ監督は「試合をコントロールできた。J1の舞台でやれることを見せられた」と胸を張った。
 試合開始直後の失点で、広島の選手は目が覚めた。前半19分に槙野の得点で追い付くと、その5分後にはパスで崩す広島らしさを象徴する勝ち越しゴールが生まれた。ボランチの青山のパスに反応した左サイドの服部が折り返すと、中央に駆け込んだ青山がおとりになってスルーし、フリーの佐藤寿が決めた。
 日本代表DF中澤らを擁する横浜Mの守備陣を崩した昨季のJ2得点王、佐藤寿は「僕の得点も、みんなで取れたもの。似たような(3バックの)システムで、自分達の方が成熟したプレーを出せた」。その後もJ1復帰のために残留した柏木、ストヤノフが加点し、組織力で圧倒した。
 2月前半のトルコキャンプでは欧州の各クラブと連戦。“パスサッカー”が通用したことでさらに自信を深めた。主力の森崎浩、高荻をケガで欠いての貴重な開幕戦勝利に「最高ですね。本来いるべき場所に戻ってきた」と佐藤寿は言った。2季ぶりにJ1復帰した名門チームが台風の目になりそうだ。

★横浜Mのルーキー渡辺、今季J第1号弾
 横浜Mは先発出場を果たした大卒ルーキーのFW渡辺千真(22)が前半3分に先制ゴールを決め、今季のJリーグ第1号弾。日本人ルーキー5人目となる開幕弾の快挙を成し遂げた。
 ルーキーながら開幕戦に先発出場した横浜MのFW渡辺が、いきなり先制点を挙げた。前半3分、狩野が頭で落としたボールを足元で受けるとゴール左隅に狙い澄ましたように流し込んだ。
 日本人ルーキーの開幕戦での得点は、元日本代表FW城(当時市原)らに続き5人目。早大時代に関東大学リーグ得点王に2度輝いた大型新人は「いろいろな期待、プレッシャーがある中、1点入れられて良かった」とホッとした表情だったが、その後は見せ場なくチームも逆転負け。「ボールのもらい方がうまくなかった」と反省も口にした。

【名古屋、3発逆転で白星発進】
名古屋3−2大分
(豊田ス・25395人)
≪得点者≫
名古屋:ダヴィ54、82、玉田75
大分:金崎10、ウェズレイ84
名古屋
GK:
1.楢崎正剛
DF:
32.田中隼磨
3.バヤリッツァ
5.増川隆洋=89分
2.竹内彬=78分
(87分4.吉田麻也)
MF:
10.小川佳純
7.中村直志
14.吉村圭司=34分
8.マギヌン
(76分13.山口慶)
FW:
11.玉田圭司
9.ダヴィ
(84分19.杉本恵太)
大分
GK:
1.西川周作
DF:
22.上本大海
6.森重真人
25.小林宏之
(86分9.森島康仁)
MF:
3.ホベルト
33.藤田義明
20.高橋大輔=78分一発退場
8.金崎夢生=89分
11.鈴木慎吾
FW:
10.ウェズレイ
13.高松大樹
(83分14.家長昭博)

 名古屋が悲願のリーグ制覇に向けて白星発進した。昨年から持ち味としているサイド攻撃に、札幌から移籍したダヴィの個人技が加わって3得点。破壊力を増した攻撃を、ストイコビッチ監督は「3点取れて自信につながった」と評価した。
 開幕戦に気負ったか、前半は動きが硬くミスが目立った。指揮官はハーフタイムに「ウオームアップは終わった。しっかり勝つことを信じろ」と選手を鼓舞。1点を追う後半は目を覚ましたように動きが良くなった。
 まずは9分にダヴィが期待に応える。左サイドで竹内からの浮き球のパスに反応、激しく競り合う相手を引きずるようにして同点ゴールを決めた。
 30分には流れるようなサイド攻撃が出た。右のマギヌンから、ゴール前のスペースに走り込んできた中村を経由して、最後は玉田が左足で合わせて勝ち越し。37分には玉田のパスを受けたダヴィが、再びフィジカルの強さを生かして得点した。
 いきなり機能した新2トップ。玉田は「これで乗っていければいい」と気持ち良さそうに話し、大活躍したダヴィは「本当にまだ始まったばかり。得点王に向けて頑張りたい」と控えめに決意を語った。

【楢崎が復帰も2失点に不満】
 故障で欠場が続いていた楢崎が、昨年10月25日の磐田戦以来のリーグ戦出場を果たした。「普通にやりました。特別に何も感情はなかった」と淡々としていたが、ピンチを再三の好セーブで救った。
 復帰の喜びよりも、2失点に不満が残るようで「本当はもっと失点を減らしたかった」と自分に厳しかった。

★大分、チャンス逃して逆転負け
 大分は先制したが、その後の決定機を逃して逆転負け。先制点を挙げた金崎は「チャンスがすごくあったので決めていれば。悔しいです」と表情は冴えなかった。
 後半33分に高橋がレッドカードで一発退場となったこともあり、昨季はリーグ最少失点を誇った堅守も崩れて3失点。終盤に1点差に詰め寄る粘りも届かなかった。
 それでもシャムスカ監督は「今年は攻撃的なサッカーをする」と気にするそぶりはなく、「1対1で負けたところがあった。次の試合でそうならないように練習しないといけない」と今後への課題を冷静に指摘した。

★ウェズレイ、7年連続開幕戦ゴール
 大分のウェズレイが7年連続の開幕戦ゴールを挙げた。後半39分、右からのFKにヘディングで合わせた。相性の良い開幕戦について「個人的には良い試合ができる」と満足げに語った。
 名古屋に主導権を握られ、2点差の劣勢の中で意地を見せた。ストライカーは「自分の役割を果たすことが大事。点を入れることが仕事」と語った。

【G大阪、超攻撃サッカーで完勝】
千葉0−3G大阪
(フクアリ・17916人)
≪得点者≫
G大阪:レアンドロ39、明神46、チョ・ジェジン67
千葉
GK:
17.櫛野亮
DF:
2.坂本將貴=77分
14.池田昇平
4.ボスナー
31.青木良太=32分
MF:
16.谷澤達也
10.工藤浩平
(63分22.米倉恒貴)
6.下村東美
9.深井正樹
(79分13.和田拓三)
5.アレックス
FW:
18.巻誠一郎
G大阪
GK:
22.藤ヶ谷陽介
DF:
21.加地亮
(25分18.チョ・ジェジン)
6.パク・ドンヒョク
5.山口智
13.安田理大
MF:
17.明神智和
27.橋本英郎
8.寺田紳一
(77分30.山崎雅人)
7.遠藤保仁
FW:
9.ルーカス
23.レアンドロ
(79分11.播戸竜二)

 G大阪のエンジンに火を着けたのは、戦列復帰したばかりのDF加地の負傷退場だった。前半25分、代わってFWのチョ・ジェジンを投入。西野監督は説明する。「とにかくアグレッシブに戦うと選手に伝えていた。カードは強気に切ると」。
 MF橋本を右サイドバックに下げた布陣で、攻勢に出る。39分、チョ・ジェジンをポスト役に流れるようにパスをつなぎ、ルーカの左クロスをレアンドロが右足で合わせて先制。後半は開始早々に右CKから加点し、22分には遠藤の蹴ったFKをチョ・ジェジンがヘディングで決めて3点目を奪った。
 チョ・ジェジンとレアンドロは大型補強の目玉。ともにキャンプでケガをして全体練習に合流したのは今月3日からだ。「練習通り。ガンバのサッカーを見せられた」とレアンドロ。チョ・ジェジンは「急だったけど、日本に戻って開幕戦で決められたのはうれしい」と大喜びした。
 大量リードにも守りに入らず、終盤は播戸と山崎を入れてFWを4人にし、ひたすら攻め続けた。加地のケガが長引けば今後に不安も残すが、まずは開幕戦でのアクシデントを超攻撃スタイルで乗り越えた。

【G大阪・加地が左膝負傷】
 右脚故障から復帰したばかりのG大阪の加地が左膝を痛め、前半25分に負傷退場した。
 西野監督は「前十字靱帯でないことを祈る、とドクターが言っていた。早い段階では戻れない」と戦列復帰まで時間がかかる見通しを明かした。
 右サイドバックは層が最も薄いポジション。加地が不在の2月28日の富士ゼロックススーパーカップは3バックで臨み、鹿島に0−3で完敗している。

★千葉、わずかシュート5本
 千葉はシュート数が5本に終わった。特に後半は1本だけ。最後まで攻められっぱなしで、3失点した。ミラー監督は「クロスに対する守備が悪かった。セットプレーの場面はポジショニングが間違っていた」と暗い表情で話した。
 エースFWの巻は前半の決定機で決め切れなかった。それでも「僕らとしては34分の1。まだ33試合あるし、早く切り替えたい」と巻き返しを誓った。

【鹿島、3連覇へ白星発進】
鹿島2−0浦和
(カシマ・37878人)
≪得点者≫
鹿島:野沢22、マルキーニョス51
鹿島
GK:
21.曽ヶ端準
DF:
2.内田篤人=54分
3.岩政大樹
19.伊野波雅彦
7.新井場徹
MF:
15.青木剛
10.本山雅志
11.ダニーロ=71分
(86分40.小笠原満男)
8.野沢拓也
(83分14.増田誓志)
FW:
13.興梠慎三=33分
(80分9.田代有三)
18.マルキーニョス
浦和
GK:
23.都築龍太
DF:
3.細貝萌
2.坪井慶介
4.田中マルクス闘莉王
14.平川忠亮
(57分6.山田暢久=73分)
MF:
13.鈴木啓太
22.阿部勇樹=37分
24.原口元気
(57分17.エジミウソン)
10.ポンテ
FW:
11.田中達也=14分
19.高原直泰
(75分15.エスクデロ・セルヒオ)

 「鹿島は成熟しているチーム。今日、よくわかった」。浦和のフィンケ監督は兜(かぶと)を脱いだ。相手に攻めるだけ攻めさせ、電光石火のカウンター2発。前人未到の3連覇へ、好スタートを切った。
 パスサッカーへの移行に取り組む浦和は序盤から細かくパスを回してきた。パス回しに関しては鹿島も譲れない部分のはずだが、全く慌てない。「相手の狙いを見極めるため、多少やらしておいた」と岩政。相手の守備ラインが高いと見るや、ロングボール攻勢に転じた。
 得点はいずれもGKから一気のカウンター。「ウチってそういうチームでしたっけ?」と興梠はおどけたが、相手の出方に応じ柔軟に戦い方を変えられる懐の深さが、鹿島にはある。
 1週間前の富士ゼロックス杯に続き、アジア王者を連破。オリベイラ監督は水曜日から始まるアジアの戦いへ「自信もって戦っていける」とうなずいた。この日、5ヶ月ぶりの復帰を果たした小笠原の言葉が頼もしい。「ある試合(大会)は全部勝つ」。あながち夢物語でもなさそうな充実ぶりだ。

【鹿島・小笠原が大ケガから復帰】
 左膝を大ケガしていた鹿島の大黒柱、MF小笠原が昨年9月以来のピッチに立った。後半終了間際の途中出場だったが、キャプテンマークも巻き、FKも蹴った。
 「まずは第一歩を踏み出せた」と開幕に間に合い、ホッとした表情。プレー内容は不満のようだったが「チームはいい出だしとなったし、全タイトルを取る」と誓った。

★浦和、指揮官も「結果は妥当」
 完敗だった。今季就任し、パスサッカーを目指す浦和のフィンケ新監督は「90分を通して、いいパフォーマンスを見せられたわけでは決してない。結果は妥当だ」と白旗を揚げた。
 ピッチで同じ過ちを繰り返した。前半にカウンター攻撃から先制点を許す。ハーフタイムには、控室でフィンケ監督が入念に対策を指示したという。しかし、後半6分に再び逆襲を浴びて失点。フリーで攻め上がる相手に、浦和の選手は対応できなかった。指揮官は「強い怒りを感じる」と頬を紅潮させた。
 チームは昨季までの3バックから4バックに変更。目指しているパスをつなぐスタイルは、おぼろげながらうかがえた。「強いレッズをつくるため、課題をやっていかないと」と前を向く闘莉王。昨季7位に沈んだクラブの再起は、長い道のりとなりそうだ。

【川崎、終盤の猛攻実らずドロー】
川崎1−1
(等々力・17841人)
≪得点者≫
川崎:鄭大世77
柏:菅沼50
川崎
GK:
1.川島永嗣
DF:
8.山岸智
(83分19.森勇介)
4.井川祐輔
13.寺田周平
2.伊藤宏樹
MF:
14.中村憲剛
29.谷口博之
11.ヴィトール・ジュニオール=63分
(66分18.横山知伸)
FW:
34.レナチーニョ
(89分7.黒津勝)
9.鄭大世=27分
10.ジュニーニョ

GK:
33.菅野孝憲=16分
DF:
25.村上佑介
5.古賀正紘
13.小林祐三
4.石川直樹
MF:
34.杉山浩太
28.栗澤僚一
(69分18.山根巌)
FW:
11.ポポ
(89分14.太田圭輔)
20.李忠成
(82分27.大津祐樹)
15.菅沼実
10.フランサ

 川崎は後半立ち上がりに失点した後、ようやく自慢の攻撃陣にエンジンがかかった。鄭大世が32分に同点ゴールを奪うと、さらに伊藤や寺田のヘディングシュートなど、惜しい場面の連続。しかし勝ち越しはならなかった。
 体調を崩して昨年4月に辞任して以来の指揮を執った関塚監督は「もう1点入っていれば…」と、ホームでの復帰戦を白星で飾れず悔しそう。中村も結果には不満そうだったが「相手が守りを固めてもチャンスをつくれたのは良かった」と努めて前向きに話した。

★柏、守備粘闘も逃げ切り失敗
 柏は粘り強い守備を見せたが、逃げ切りに失敗した。序盤に鼻を強打したDF小林は鼻血が止まらず、何度もピッチの外で治療を繰り返しながら奮闘。骨折の疑いもあり、試合後は広報を通じて「悔しい。守り切れずに申し訳ない」とコメントした。
 初采配の高橋監督は「チームとしての守備はできていたが、攻撃面が物足りない」と話し、先制点を決めた菅沼は「球を奪った後のプレーの精度を上げないと」と課題を挙げた。

【山形、大量6点で「歴史的勝利」】
磐田2−6山形
(ヤマハ・12141人)
≪得点者≫
磐田:ジウシーニョ17=PK、63
山形:キム・ビョンスク35、古橋38、長谷川75、89、北村80、レオナルド89
磐田
GK:
1.川口能活
DF:
15.加賀健一=83分
6.那須大亮
3.茶野隆行
5.駒野友一=56分
MF:
7.太田吉彰
17.犬塚友輔
(55分24.松浦拓弥)
23.山本康裕
11.西紀寛
(80分13.萬代宏樹)
FW:
8.ジウシーニョ
(80分14.村井慎二)
18.前田遼一
山形
GK:
1.清水健太
DF:
14.宮本卓也
3.レオナルド=17分
23.石井秀典
13.石川竜也
MF:
16.キム・ビョンスク
(55分11.北村知隆)
19.秋葉勝
17.佐藤健太郎
7.宮沢克行
(72分6.宮崎光平)
FW:
9.古橋達弥
(87分10.財前宣之)
15.長谷川悠

 山形が初陣を大量6得点の大勝で飾った。選手達が「歴史的勝利」と記されたボードを手にした人などで埋まった観客席に駆け寄ると、9時間近くかけて山形から応援に来た1000人以上のサポーターは歓喜に包まれ、優勝したような大騒ぎとなった。
 初昇格の山形は、この日ベンチ入り18人のうち、J1出場経験のない選手が9人もいた。アウェーでの開幕戦、相手は優勝経験のある磐田。前半17分にPKから先制点を許す展開で大量失点も危惧されたが、GK清水は「あれで本来の挑戦者の姿に戻れた」と動じる気配はなかった。
 守りを固めて自分達のペースを掴み、前半36分に金秉析が頭で合わせて同点。その2分後には古橋のヘディングシュートで勝ち越した。後半18分には同点に追い付かれたが、磐田の運動量が落ちた終盤には4連続ゴールの猛攻を仕掛けた。
 2得点の長谷川は「最初は慌ててしまったが、徐々に慣れてうまくできた」と安堵の表情を浮かべ、豊富な運動量が光った佐藤は「信じられない。衝撃の点差だ」。
 チームは温暖な地を求めて約40日間も九州で合宿し、開幕前日に直接磐田入りしていた。ホットなニュースを土産に、やっと山形に戻る。

★柳下監督、予想外の惨敗
 予想外の惨敗に、磐田の柳下監督は「こんな結果になって悔しい」と厳しい表情だった。守備の課題を克服しようと今季は3バックから4バックに変更したが、前後半とも30分以降に運動量が落ちて失点を重ねた。
 ベテランGK川口も顔面蒼白で「気持ちを切り替えるしかない」と同じ言葉を何度も繰り返していた。


超サカFLASH

視察
 日本代表の岡田監督がJリーグ開幕の7日、横浜Mvs広島(日産ス)と鹿島vs浦和(カシマ)を視察した。横浜Mではルーキー渡辺、浦和も17歳の原口が開幕先発出場を果たしたが、「(2人とも)まだまだじゃない」と話した。日本代表については何も語らず、足早に会場を後にした。

欠場
 イタリアセリエAのカターニャの森本貴幸は7日、右膝負傷のためシエナ戦(8日)のメンバーから外れた。森本は1日のパレルモ戦で靱帯を損傷した。

6億円3口
 サッカーくじを運営する日本スポーツ振興センターは本日、第375回のBIGで1等6億円が3口出たと発表した。6億円の当選は合計60口となった。次回繰越金は31億534万1271円。


[提携サイト]
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