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2009.11.18.WED
日本代表は年内最終戦の香港戦で大勝!!本日の超最新情報

INDEX

大勝
アジアカップ最終予選第4戦
グループA
香港代表0−4日本代表
日本は年内最終戦を大勝で締める!

準々決勝進出
ビーチサッカーW杯グループリーグ第2戦
グループB
日本3−2コートジボワール
日本は逆転勝ちの2連勝で準々決勝進出が決定!

快勝
国際親善試合
オマーン0−2ブラジル
南アフリカ0−0ジャマイカ
スロバキア1−2チリ
ベルギー2−0カタール
ブラジルはアウェーで快勝!南アフリカは4戦連続無得点!

プレーオフ展望
本日18日はW杯予選プレーオフ最終戦!本大会出場の全32チームが出揃う!

チーム練習復帰
レアル・マドリードFWクリスティアーノ・ロナウドが20日からチーム練習に復帰!

販売期間延長
2010年W杯南アフリカ大会のチケットの第2次販売期限を当初の16日から20日まで延長!

規約改定承認
Jリーグが試合中止に関する規約改定を承認!再試合、中断時点から再開、その時点で試合打ち切りの3項目を設ける!

巨額融資決定
Jリーグが深刻な資金難に陥っている大分に対し、公式試合安定開催基金から最大6億円の巨額融資を決定!

存続決定
経営難に陥っていた東京Vが来年度のスポンサー料収入5億4千万円を確保して存続が決定!

本日の超サカFLASH
徳島GK高桑大二朗(36)、MF片岡功二(32)が今季限りで現役引退ほか


本文
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大勝
アジアカップ最終予選第4戦結果

グループA:

香港代表0−4日本代表

会場:香港スタジアム
観衆:13254人
主審:グリーン(オーストラアリア)
天気:曇り
気温:13℃
湿度:62%
ピッチ:全面良芝

≪得点者≫
日本:長谷部32、佐藤74、中村84、岡崎89=PK

≪出場メンバー≫
香港代表
GK:
28.チャン・チュイフイ
DF:
2.リー・チホ
4.ゴー・ウェイチャオ
(83分31.マン・ペイタク)
3.ガイ
20.ポン・イウチュク(cap)
(32分25.ウォン・チンフン)
MF:
12.ロー・クワンイェ
15.チャン・ワイホ
35.バイ・ヘー
34.クオ・キンポン
11.リー・ハイシャン
(46分10.オウヤン・イウチュン)
FW:
7.チャン・シウキ
ベンチ:
17.ホ・クオチュン
5.リー・ワイルン
21.リー・ワイリム
46.リャン・ツチュン

フォーメーション
(4-5-1)

    7
34   11   12
  35  15
20  3  4  2
    28

日本代表
GK:
23.川島永嗣(川崎)
DF:
20.内田篤人(鹿島)
22.中澤佑二(横浜M)(cap)
4.田中マルクス闘莉王(浦和)=79分
3.駒野友一(磐田)
(84分36.徳永悠平(FC東京))
MF:
10.中村俊輔(エスパニョール)
17.長谷部誠(ボルフスブルク)
7.遠藤保仁(G大阪)
(86分6.阿部勇樹(浦和))
8.松井大輔(グルノーブル)
FW:
33.岡崎慎司(清水)
16.大久保嘉人(神戸)
(60分27.佐藤寿人(広島))
ベンチ:
GK:
35.西川周作(大分)
DF:
15.今野泰幸(FC東京)
MF:
5.稲本潤一(レンヌ)
57.本田圭佑(VVV)

フォーメーション
(4-4-2)

  16  33
8       10
   7  17
3  4  22  20
   23

≪各種データ≫
香港日本
ボール支配率:
31%:69%
シュート数:
2:18
直接FK数:
13:7
間接FK数:
2:7
CK数:
4:8
GK数:
11:0
PK数:
0:1
オフサイド:
2:0

 サッカーのアジアカップ最終予選グループAの第4戦は18日、香港スタジアムで行われ、日本代表は4−0で香港代表を下した。日本は通算3勝1敗の勝ち点9で、香港は同4敗。来年のワールドカップ(W杯)に向けて強化を図る日本は年内の試合を終えた。
 日本は前半33分、長谷部(ボルフスブルク)が代表初得点となるミドルシュートを決めて先制。後半30分には遠藤(G大阪)の左クロスを後半途中から出場したFW佐藤寿(広島)が頭で合わせて加点した。その後も、中村俊(エスパニョール)の直接FKからの得点や岡崎(清水)のPKでリードを広げた。
 グループAはバーレーンとイエメンを加えた4チームで争い、上位2チームが2011年にカタールで開催される本大会に出場する。

日本代表・岡田武史監督
「今年最後の試合を内容のいいものにできて満足している。シュートを決める以外は悪くなかった。ラストパスのタイミングや精度を良くしていきたい」

香港代表・金判坤監督
「日本は非常に高いパフォーマンスを見せた。体の強さでも組織プレーでも、我々の力が劣っていた。試したことがあまり成功しなかった」

日本サッカー協会・犬飼基昭会長
「前半に決められるところで決めないと、強い相手には苦しくなる。ただ、チームが一体になっている雰囲気は感じる」

日本代表メンバー21名
GK:
23.川島永嗣(川崎)
35.西川周作(大分)
DF:
22.中澤佑二(横浜M)
4.田中マルクス闘莉王(浦和)
3.駒野友一(磐田)
62.岩政大樹(鹿島)
15.今野泰幸(FC東京)
36.徳永悠平(FC東京)
20.内田篤人(鹿島)
MF:
10.中村俊輔(エスパニョール)
5.稲本潤一(レンヌ)
7.遠藤保仁(G大阪)
6.阿部勇樹(浦和)
8.松井大輔(グルノーブル)
17.長谷部誠(ボルフスブルク)
57.本田圭佑(VVV)
FW:
11.玉田圭司(名古屋)
27.佐藤寿人(広島)
16.大久保嘉人(神戸)
33.岡崎慎司(清水)
19.興梠慎三(鹿島)

【日本、快勝の裏で課題も浮き彫り】
 今年最後の代表戦。岡田監督は「コンセプトは試合を通してよくできていた。満足している」と振り返ったが、4−0という結果の裏で、チームが抱える課題も見えた試合だった。
 少ないタッチ数でボールを回し、サイドを崩す。局面では数的優位をつくり、打開する。チームの目指す形はピッチで表現されたが、流れの中で生まれたゴールは佐藤寿の得点だけ。松井、大久保のシュートは精度を欠き、数多く上がったクロスも決め切れなかった。
 決定力不足は指摘され続けてきた日本の課題。岡田監督は「好機でGKの好セーブなどもあるが、それを打ち破るのは練習しかない。選手には今日のVTRを見せて、同じ場面を練習してもらいたい」と話した。世界の舞台では一度の好機を逃すと致命傷になることがある、と言いたそうにも聞こえた。
 チームの課題を問われた中村俊は「全部」と言った後、「不安はない。土台はできているから」と手応えも口にした。W杯開幕まで、あと200日余り。自信と課題を抱え、日本は“勝負の年”を迎える。

【長谷部、迷いなき右足で初ゴール】
 一直線の鋭い弾道を描き、長谷部の強烈なミドルシュートがゴールを射抜いた。代表27試合目でようやく奪った待望の初ゴール。派手なガッツポーズはなかった。「代表で点を取りたかったのでうれしい。久しく得点がなかったので喜び方を忘れてました」と照れ笑いを浮かべた。
 スペースがなく手詰まりだった前半33分、内田のパスを受け、迷いなく右足を振り抜いた。遠めからでも狙えるシュート力を、ついに代表で発揮。欧州や南米の強豪は例外なく精度の高いミドルシュートを武器に持つ。長谷部も「これを続けていけば日本の武器になれる」と自信を深めた。
 所属するボルフスブルクで昨季はドイツブンデスリーガ初制覇に貢献。欧州でたくましさを増し、代表でも確固たる地位を築いた。ただ「ボランチでも点を取れる選手じゃないと敵の脅威になれない」。さらにプレーの幅を広げようとする向上心は衰えることがない。
 W杯前に、海外組は代表で活動できる時間が非常に限られている。「もう1つ壁を越えないとW杯では勝てない」。代表初ゴールは“壁”を越える契機になるのか。ドイツに帰っても「攻撃面を高めていきたい」と決意を口にした。

【岡崎、年間15ゴールも不満】
 岡崎が試合終了間際、自ら倒されて得たPKを落ち着いて決めた。今年は16試合出場でチーム最多の15ゴール。10月8日の香港戦、同14日のトーゴ戦ではハットトリックを達成するなど、エースストライカーとして大きく飛躍した年になった。
 だが、本人は「価値があるのはウズベキスタン戦のゴールだけ」。W杯出場を決めた6月の試合での決勝点を例に挙げ「大事な試合、W杯で点を取りたい」と満足はしていなかった。

【佐藤寿、3年ぶりの代表ゴール】
 佐藤寿が代表戦では2006年8月以来となるゴールを決めた。後半15分から出場すると、同30分に遠藤からのクロスを頭で合わせた。その後もスピードのある動きで攻撃を活性化した。
 岡田監督が指揮を執り始めてからは初ゴール。「ここまで辛抱強く使ってもらった。ゴールという、目に見える結果を示したかった」と笑みを浮かべた。

【スタジアムはガラガラ】
 平日の午後6時30分開始ということもあり、4万人収容の香港スタジアムはガラガラ。メーン&バックの上段席は閉鎖され、両ゴール裏のサポーターも数十人が太鼓を叩くだけ。なぜか南アフリカで悩まされた楽器、ブブゼラの音も響いた。公式会見で香港代表・金判坤監督は「6、7000枚のチケットを日本のファンが購入したと聞いている」と話したが、日本人サポーターも約1000人と出足は鈍く、盛り上がりに欠ける年内最終戦になった。

【2009年は11勝3分け3敗】
 岡田監督就任後の日本の成績は21勝10分け5敗となり、2009年は11勝3分け3敗で終えた。チームは12月上旬に2日程度の合宿を行い、年内の活動を終了する。
 来年は1月下旬に予定されているアジア杯最終予選のイエメン戦(アウェー)が初戦となり、2月に東京で行われる東アジア選手権に出場。3月3日にはアジア杯最終予選のバーレーン戦(ホーム)が組まれているが、この予定を変更し、同日に強豪チームとの対戦を検討している。

【2010年初戦はイエメン】
 岡田ジャパンのW杯イヤー初戦は通算4度目となるイエメン戦。来年1月下旬の予定だ。FIFAランクは139位(日本は40位)。しかし、この格下の相手に過去3度とも、苦戦を強いられている。
 初対戦は2006年8月、新潟でのアジアカップ予選。5バックで守りを固め、身長1メートル75のGKサイードが好セーブを連発。セットプレーから2失点も、日本のシュート28本をシャットアウトした。同年9月のサヌアでのホーム戦は、後半ロスタイムのFW我那覇の決勝ゴールで敗れたが、カウンター狙いで90分を無失点。
 1−2で敗れた今年1月の熊本でも、シュート27本を2失点に抑え、FKからMFファディリのシュートで日本戦初得点を挙げた。以降は香港に勝利し、タンザニア(FIFA99位)に1勝1分けと3戦無敗だ。
 現時点で会場に予定の敵地サヌアは海抜2300メートルの高地。日本は前回も薄い空気に加え劣悪ピッチの悪条件に苦しんだが、南アへの幸先良い完勝を期待したい。

≪超サカ採点表≫
香港代表
GK:
28.チャン・チュイフイ 5.0
ポジショニングに難あり
DF:
2.リー・チホ 4.5
遠藤のクロスをかぶり、佐藤のゴールを呼び込む
4.ゴー・ウェイチャオ 5.5
懸命なカバーリングを見せていた
(83分31.マン・ペイタク --)
3.ガイ 5.0
身体能力の高さで応戦するも力負け
20.ポン・イウチュク --
(32分25.ウォン・チンフン 5.0)
内田の攻め上がりに手を焼く
MF:
12.ロー・クワンイェ 5.5
簡単なプレーでリズムを作り、守備面でも奮闘
15.チャン・ワイホ 5.0
マークのずれを長谷部に突かれてしまう
35.バイ・ヘー 5.5
懸命にバイタルエリアをカバー
34.クオ・キンポン 5.0
もう少し運動量が欲しかった
11.リー・ハイシャン 5.5
守備面でチームに貢献していた
(46分10.オウヤン・イウチュン 5.5)
FW:
7.チャン・シウキ 5.5
序盤は前線で起点となった
日本代表
GK:
23.川島永嗣 5.5
立ち上がりは不安定も、その後は無難にプレー
DF:
20.内田篤人 6.0
判断やバランスは良かったが、クロスの質に難
22.中澤佑二 5.5
一瞬、判断が遅れる場合があった
4.田中マルクス闘莉王 5.5
イエローカードをもらったプレーは危険
3.駒野友一 5.5
もう少し攻撃に参加したかった
(84分36.徳永悠平 --)
MF:
10.中村俊輔 5.5
本来の出来ではなかった
17.長谷部誠 6.5
攻撃面で最も可能性を感じた
7.遠藤保仁 5.5
やや精細を欠いていた
(86分6.阿部勇樹 --)
8.松井大輔 5.5
効果的なドリブルもあったが、存在感を示しきれず
FW:
33.岡崎慎司 6.0
動きの質は良かった
16.大久保嘉人 5.5
動きは悪くなかったがゴールできず
(60分27.佐藤寿人 5.5)
しっかりと結果を残す


準々決勝進出
ビーチサッカーW杯グループリーグ第2戦結果

グループB:

日本3−2コートジボワール

 ビーチサッカーのワールドカップ(W杯)ドバイ大会は17日、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイでグループリーグが行われ、グループBの日本はコートジボワールに3−2で逆転勝ちして2連勝、勝ち点を5とし、1試合を残して同グループ2位以内を確定、準々決勝進出を決めた。18日にエルサルバドルとグループリーグ最終戦を行う。
 日本はコートジボワールに先行される展開を許したが2度追い付き、終盤に田畑が勝ち越し点を挙げた。同グループのスペインはエルサルバドルを7−3で下して初勝利。勝ち点3で並ぶスペインとコートジボワールが最終戦で対戦するため、日本は2位以上が決まった。


快勝
国際親善試合結果

オマーン0−2ブラジル
南アフリカ0−0ジャマイカ
スロバキア1−2チリ
ベルギー2−0カタール

 サッカーの国際親善試合が17日、各地で行われ、2010年ワールドカップ(W杯)開催国の南アフリカは同国中部のブルームフォンテーンでジャマイカから得点を奪えず0−0で引き分けた。南アは14日に行われた日本戦を含め4試合連続無得点となった。
 19大会連続のW杯出場を決めている強豪のブラジルはアウェーのマスカットでオマーンを2−0で下した。FWニウマール(ビジャレアル)が2試合連続となるゴールで先制した。
 8度目のW杯出場を決めているチリは2−1でスロバキアに勝利。W杯出場を逃したベルギーは2−0でカタールに勝利した。


プレーオフ展望
W杯欧州予選プレーオフ第2戦日程

18日(水)
フランスvsアイルランド
ボスニア・ヘルツェゴビナvsポルトガル
ウクライナvsギリシャ
スロベニアvsロシア

W杯大陸間プレーオフ第2戦日程

18日(水)
ウルグアイvsコスタリカ

W杯アフリカ最終予選プレーオフ日程

18日(水)
アルジェリアvsエジプト

 サッカーの2010年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会予選は18日、各地でプレーオフ最終戦が行われ、本大会出場32チームが全て出揃う。
 欧州プレーオフは4試合あり、前回大会準優勝のフランスは第1戦を1−0で下したアイルランドをホームに迎える。ホームで先勝したポルトガルとロシアは、それぞれアウェーでボスニア・ヘルツェゴビナ、スロベニアと対戦。ともにリードは1点で気は抜けない。ウクライナとギリシャは初戦0−0の引き分けだった。
 アフリカ最終予選は、アルジェリアとエジプトがグループCでトップに並んだため、中立地スーダンの首都ハルツームで一発勝負のプレーオフを実施。14日のカイロでの対戦前には、アルジェリアの選手が投石で負傷する事件があったため、地元では厳しい警備体制が敷かれている。
 南米と北中米カリブ海の大陸間プレーオフは、ウルグアイとコスタリカが激突。敵地での第1戦を1−0で先勝したウルグアイが優位に立っている。


チーム練習復帰
 スペインリーガエスパニョーラ、レアル・マドリードに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは17日、負傷していた右足首をマドリードで検査し、20日からチーム練習に参加することが可能になった。
 ポルトガル代表のロナウドは10月10日のワールドカップ(W杯)欧州予選のハンガリー戦で負傷し、ボスニア・ヘルツェゴビナに1−0で勝利した14日のプレーオフ第1戦を欠場した。


販売期間延長
 国際サッカー連盟(FIFA)は17日、来年開かれるワールドカップ(W杯)南アフリカ大会のチケットの第2次販売期限を、当初の16日から20日まで延長すると発表した。18日に各地で行われる予選で本大会に出場する残り6チームが決まるため、出場チームのファンに配慮した。
 第3次販売は本大会のグループリーグ組み合わせ抽選後の12月5日から始まる。


規約改定承認
 Jリーグは17日の理事会で、試合中止に関する規約改定について承認した。現行では「原則として再試合」と定めているが、スペイン協会の例などを参考にして

1.再試合
2.中断時点から再開
3.その時点で試合打ち切り

の3項目を設けた。決定権は「理事会」としていたものを「チェアマン」に変更した。
 9月12日に大雨で中断し、試合途中からの再開試合になった鹿島−川崎(カシマ)が問題視されたことを受け、改正に踏み切った。


巨額融資決定
 サッカーのJリーグは17日、東京都内で理事会を開き、深刻な資金難に陥り今季の残り主催2試合の開催が危ぶまれているJ2降格が決定しているJ1の大分トリニータに対し、公式試合安定開催基金から3億5千万円の融資を決めた。さらに来年1月末をめどに、2億5千万円の追加融資も準備している。同基金の残高は約10億円で、その半分以上を貸し付ける異例の事態となった。返済期限は設定していない。
 鬼武健二チェアマンは会見で「大分の経営は破綻に近い」と危惧を表明し、支援を決定した理由については、地元の政財界などからクラブ存続の強い希望があったことを挙げた。その上で「経営体制の刷新が必要となる」と語った。
 来季からのJ2降格が決まった大分は、今季のスポンサー収入や入場料収入が当初の見込みより大幅に減少、資金繰りが悪化した。Jリーグが把握している大分の累積損失は約11億円、債務超過は約5億6千万円で、来年1月末の借入金は約12億円と推定している。
 公式試合安定開催基金は、資金難などのクラブが試合開催に支障が出ることを防ぐ目的で2005年に創設された。これまで同基金からはJ2の草津、岐阜が融資を受けているが、J1では初となる。

大分・溝畑宏社長
「(広報を通じてコメント)もう一度原点に戻り、収入確保、徹底的な支出の見直しを行い、経営基盤を安定させ、スタッフ一丸となってクラブの経営改善に努力したい」

Jリーグ・鬼武健二チェアマン
「チェアマンとして総合的に責任を痛感している。あしき前例にはしたくない。地元の県、経済界が一体となって支援してもらわないともたない。より地域に密着したクラブづくりが一番大事。ここに尽力していきたい」

【Jの拡大路線は過渡期】
 Jリーグの基金から6億円の巨額融資を受ける可能性が高い大分のケースは、あしき前例になりかねない。
 借金返済のために借金をする。そんな大分の体質について、Jリーグ側は何度か注意してきたというが、ここまで深刻な状態になっていることは把握していなかった。
 岐阜も基金5千万円を今月末の期限内に返せず、来年に支払いを先延ばしにした。岐阜はJ2参入2年目で、今回は運営実績のない東京Vの事業計画も承認した。
 J2は現在の18から22クラブに増やす方針で、将来的にはJ1の18クラブと合わせて計40クラブにする。急速な拡大路線の中、経営に難があるクラブが甘い審査でリーグに参入してきた感は否めない。
 「大分のようなクラブをJに残すべきなのか」と問われた鬼武チェアマンは「地域密着をつぶしたくない」と答えた。だが、地方クラブに6億円を返済できる力があるかは疑問だ。経済状況が悪化する中、多くのクラブが資金難にあえいでおり、基金は底をつきかねない。拡大路線が過渡期を迎えていることは明白だ。

【返済に向けた再建計画を策定】
 J2降格が決定したJ1の大分トリニータは17日、大分市内で記者会見し、12月中旬をめどに返済に向けた再建計画を策定する方針を明らかにした。大分は具体的な金額を申請せず、最大で6億円となる融資額はリーグ側の判断に委ねられた。
 溝畑宏社長が営業活動で会見に同席しなかったためフロントの進退に関する方向性は示されなかったが、既にJリーグからJ2鳥栖などの再建に携わった熊地洋二氏がアドバイザーで派遣されているという。会見に出席した青野浩志経営企画部長は「変わるべきところは変わっていかないといけない」と説明した。
 今回の3億5000万円は10月に地元金融機関から“つなぎ融資”として借りた2億円の返済や選手報酬などに充てられる。
 大分は2005年に大分県文化スポーツ振興財団から2億円の融資を受けたことがあるが、青野部長は行政の支援について「4年前のような融資は厳しいと考えている」と語った。


存続決定
 サッカーのJリーグは17日の理事会で、経営難に陥っていたJ2の東京ヴェルディの来年度の事業計画を承認し、来季もJ2で戦うことが決まった。新運営会社が来年度のスポンサー料収入5億4千万円を確保することがクラブ存続の条件だったが、鬼武健二チェアマンは金額が集まったことを明らかにした。
 ただし、日本テレビから経営権を譲り受けた持ち株会社「東京ヴェルディホールディングス(HD)」に経営実績がないため、鬼武チェアマンは「Jの監視下に置いて再建のための支援をしていく」と語った。
 東京Vは9月、筆頭株主の日本テレビが経営から撤退し、所有する全株式(約98.8%)を東京Vの前身、読売クラブのユース出身者らが中心となって運営する同HDに譲渡することを決めた。

【責任痛感する東京V会長】
 Jリーグからの承認を受けた東京Vの崔会長は「この先に重い責任を感じる」と厳しい表情は崩さなかったが、「東京Vが先に向かって頑張って行くんだ、という感慨深い気持ちにもなった」と、ひとまず危機を脱したことに安堵した様子だった。
 今後のクラブ運営については「地域密着が大前提。一から地道な形で地域の皆さんと手を取り合って盛り上げていくしかない」と決意を表明。鬼武チェアマンは「名門再建のためにアドバイスしていきたい」と支援を約束した。


超サカFLASH

5戦全勝
 サッカーのU-19(19歳以下)アジア選手権の予選グループFは17日、インドネシアで行われ、日本はオーストラリアを3−2で下し、5戦全勝で同グループ1位となった。

帰国
 日本サッカー協会の小倉純二副会長(FIFA理事)が17日、U-17W杯が行われていたナイジェリアから帰国した。

合同トライアウト
 Jリーグは17日、Jリーグ選手協会との共催で、クラブから戦力外通告を受けた選手を対象にした合同トライアウトを12月9、10日の2日間行うと発表した。

新加入
 J1磐田は本日、韓国Kリーグの釜山のDF李康珍(23)の来季加入が内定したと発表した。李は2004年から2シーズン当時J1の東京Vでプレーした。登録名はイ・ガンジン。

新加入
 J1昇格が決まったC大阪は18日、C大阪ユースのDF扇原貴宏とFW永井龍の来季新加入が内定したと発表した。

契約更新
 J2草津は本日、佐野達監督(46)と来季の契約を結ばないと発表した。今季の残り試合は引き続き指揮を執る。草津は第48節を終えて勝ち点61の10位。

契約更新
 J2福岡は本日、篠田善之監督(38)が来季も指揮を執ることが決まったと発表した。篠田監督は2008年7月に成績不振で解任されたピエール・リトバルスキー前監督の後任として就任。来季が3季目。また森下仁之ヘッドコーチ(41)が18日付でチーム強化統括に就任した。

現役引退
 J2徳島は本日、GK高桑大二朗(36)、MF片岡功二(32)が今季限りで現役を引退すると発表した。

戦力外通告
 J2徳島は本日、FW石田祐樹、林祐征と来季の契約を更新しないと発表した。

代替会場承認
 Jリーグは17日の理事会で、J2岐阜が本拠とする岐阜長良川競技場の改修工事に伴い、来季の試合会場に岐阜長良川球技場と愛知・一宮市光明寺公園球技場の使用を承認した。

返済期限延長承認
 Jリーグは17日の理事会で、5000万円の公式試合安定開催基金を融資していたJ2岐阜が今月末の返済期限の延長を求めていた件について、来年7月末までの延長を認めた。鬼武チェアマンは「再延長はさせない」と話した。

全治4〜6週間
 J2栃木は本日、FWレオナルドが右足関節外側側副靭帯断裂と診断されたと発表した。復帰には4〜6週間かかる見込み。

全治4週間
 J2栃木は本日、DF岡田佑樹が左頬骨骨折と診断されたと発表した。岡田は近日中に手術を受ける予定で、復帰には手術後、約4週間かかる見込み。


[提携サイト]
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