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2006.06.18.SUN
☆3人退場★
2006年ワールドカップドイツ大会・グループリーグ第2戦結果
グループE:
イタリア1−1アメリカ
(カイザースラウテルン・46000人)
主審:ホルヘ・ラリオンダ(ウルグアイ)
天気:晴れ
気温:29℃
マン・オブ・ザ・マッチ:ケラー(アメリカ)
≪得点者≫
イタリア:ジラルディーノ22
アメリカ:オウンゴール27
≪出場メンバー≫
【イタリア】
GK:
1.ブッフォン
DF:
2.ザッカルド
(54分7.デル・ピエロ)
5.カンナバーロ
13.ネスタ
19.ザンブロッタ
■
MF:
20.ペロッタ
21.ピルロ
4.デ・ロッシ
■=28分即退場
10.トッティ
■
(35分8.ガットゥーゾ)
FW:
11.ジラルディーノ
21.トニ
(61分15.イアクィンタ)
フォーメーション
(4-4-2)
9 11
10
4 21 20
19 5 13 2
1
【アメリカ】
GK:
18.ケラー
DF:
6.チェルンドロ
23.ポープ
■■=
■=47分警告2枚
22.オニェウ
3.ボカネグラ
MF:
8.デンプシー
(62分17.ビーズリー)
10.レイナ
4.マストローニ
■=44分即退場
15.コンベイ
(52分13.コンラッド)
FW:
20.マクブライド
21.ドノバン
フォーメーション
(4-4-2)
21 20
15 8
4 10
3 22 23 6
18
≪各種データ≫
ボール支配率:
イタリア…54%
アメリカ…46%
シュート数:
イタリア…10
アメリカ…8
枠内シュート数:
イタリア…3
アメリカ…0
PK数:
イタリア…0
アメリカ…0
CK数:
イタリア…7
アメリカ…3
FK数:
イタリア…25
アメリカ…24
OS数:
イタリア…11
アメリカ…1
ワールドカップ(W杯)ドイツ大会第9日は17日、カイザースラウテルンなどでグループリーグを行い、優勝候補のイタリアはアメリカと1−1で引き分けた!イタリアは前半22分にジラルディーノが先制したが、5分後にオウンゴールで失点し、後半の得点機をものにできなかった。同グループで初出場のガーナは古豪のチェコを2−0で退けてW杯初勝利を挙げ、今大会アフリカ勢初白星となった。
【3人が退場】
1点を奪い合った後、アメリカ2人、イタリア1人の計3人が退場となった。それでも、アメリカの踏ん張りで試合の興味を維持。そのまま引き分けた。イタリアが前半22分、ピルロのFKをジラルディーノがダイビングヘッドで合わせて先制。アメリカも5分後に、FKをザッカルドがクリアミスするオウンゴールですぐ追い付いた。退場者が出るまでは完全なアメリカペース。ボール奪取から広くサイドを使って攻めた。1人少なかった43分間以上も、尽きない運動量、組織的危機管理、GKケラーの好守などで切り抜けた。
【望みつなぐ勝ち点1】
アメリカは後半2分に2人目の退場者が出て9人での戦いを強いられたが、1−1のまま踏ん張った。アリーナ監督は「普通なら気持ちの糸が切れるが、踏みとどまってくれた。選手を尊敬する」とうれしそうな笑顔を見せた。0−1の前半27分、右タッチライン際のFKからコンベイが左足でボールに鋭い回転をかけ、オウンゴールを誘った。イタリアの攻勢を受けた後半途中からはGKケラーが好セーブを連発し、ゴールを守り抜いた。初戦はチェコに0−3の完敗。欧州開催のW杯で8戦全敗だったが、初めて勝ち点を奪い、最終戦でガーナに勝てば、グループリーグ突破の可能性を残した。アリーナ監督は「第3戦に大きな意味を持たすことができた。全力を尽くす」とご満悦だった。
【イタリア、ミス連発】
イタリアは決定機を何度も外し、後半2分から10人対9人と数的優位に立ったことも生かせなかった。リッピ監督は「初戦の後、選手が精根尽き果てたなと思った。今日の試合に響くとの悪い予感が当たってしまった」と淡々と言った。1部リーグ(セリエA)の不正疑惑問題のあおりを受け、ガーナとの初戦には母国サッカー界の浮沈がかかるほどの重圧があった。2−0で勝ったが死力を尽くし、新たにアメリカ戦へ気持ちを高めることができなかった。前半22分にジラルディーノがヘディングで先制したが、5分後にザッカルドがクリアミスでオウンゴールを献上した。その直後、デロッシがひじ打ちで一発退場。同32分には、トニがミスキックで大きな得点機を逃した。パスミスからピンチを招くことも多かった。前半44分と後半2分にアメリカ選手が退場処分になった。その優位性を生かすには広くピッチを使う戦術が有効だが、そのための走力を絞り出せなかった。ネスタは「まずい試合をした。その一言に尽きる」と、重い口調に悔しさをにじませた。
【早くも気持ち切り替え】
イタリアは17日のグループリーグ・グループEの第2戦で、過去にW杯で2戦2勝と相性の良かったアメリカに苦戦し、1−1で引き分けた。選手達は負けたかのように肩を落としたが、22日に控える強敵チェコとの大一番へ気持ちを切り替えるのも早かった。この日に早々と決勝トーナメント進出を決める可能性もあったが、グループリーグ最終戦まで持ち越された。それでもリッピ監督は「第3戦も緊張感を保って臨める。かえって良かった」と話した。展望は明るい。アメリカ戦で退場処分となったデロッシは出場停止だが、代わりに入るガットゥーゾは少し前までレギュラーだった。故障で戦列を離れている間に定位置を奪われたが、復調著しい。前半35分に交代で退いたトッティは、疲労が少なく万全の体調で臨めるだろう。故障明けの身としては、好都合とも言える。エースは「次が勝負だけど、気分は落ち着いている」と頼もしい。2試合連続で不発だったトニも「ベストは尽くしたけど運がなかった」と平然としたもの。「しっかり体力を回復して、チェコ戦は最高の試合をしたい」と前を向く。何よりグループE首位を維持しており、次戦に負けてもガーナvsアメリカの結果次第で勝ち抜ける。優勝した1982年大会も、グループリーグは3引き分けと低調で徐々に強さを増した。リッピ監督は「また一からやり直す気持ちだ」と言葉に力を込めた。
≪採点表≫
【イタリア】
GK:
1.ブッフォン 6.0
DF:
2.ザッカルド 4.5
(54分7.デル・ピエロ 6.0)
5.カンナバーロ 5.5
13.ネスタ 6.0
19.ザンブロッタ 5.5
MF:
20.ペロッタ 5.5
21.ピルロ 7.0
4.デ・ロッシ 3.0
10.トッティ 4.5
(35分8.ガットゥーゾ 6.5)
FW:
11.ジラルディーノ 6.0
21.トニ 5.5
(61分15.イアクィンタ 5.5)
【アメリカ】
GK:
18.ケラー 7.0
DF:
6.チェルンドロ 6.5
23.ポープ 4.5
22.オニェウ 6.5
3.ボカネグラ 6.0
MF:
8.デンプシー 6.0
(62分17.ビーズリー 6.5)
10.レイナ 6.5
4.マストローニ 4.0
15.コンベイ 6.5
(52分13.コンラッド 6.5)
FW:
20.マクブライド 5.5
21.ドノバン 6.5
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