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2006.06.11.SUN

☆辛勝★
2006年ワールドカップドイツ大会・グループリーグ・グループB第1戦結果

イングランド1−0パラグアイ
(フランクフルト・48000人)

主審:マルコ・ロドリゲス(メキシコ)
天気:晴れ
気温:26℃

≪得点者≫
イングランド:オウンゴール3

≪出場メンバー≫
【イングランド】
GK:
1.ロビンソン
DF:
2.ギャリー・ネビル
5.リオ・ファーディナンド
6.テリー
3アシュリー・コール
MF:
7.ベッカム
4.ジェラード
8.ランパード
11.ジョー・コール
(83分16.ハーグリーブス)
FW:
21.クラウチ
10.オーウェン
(56分20.ダウニング)

フォーメーション
(4-4-2)

  10  21
11      7
   8  4
3  6  5  2
    1

【パラグアイ】
GK:
1.ビジャール
(8分22.ボバディージャ)
DF:
21.カニサ
5.カセレス
4.ガマーラ
(82分2.ヌニェス)
3.トレド
MF:
6.ボネ
(68分23.クエバス)
10.アクーニャ
13.パレデス
16.リベロス
FW:
18.バルデス
9.サンタクルス

フォーメーション
(4-4-2)

   9  18
16      6
  13  10
3  4  5  2
    1

≪各種データ≫
ボール支配率:
イングランド…53%
パラグアイ…47%
シュート数:
イングランド…13
パラグアイ…7
枠内シュート数:
イングランド…5
パラグアイ…2
PK数
イングランド…0
パラグアイ…0
CK数
イングランド…6
パラグアイ…1
FK数
イングランド…15
パラグアイ…17
OS数
イングランド…4
パラグアイ…3

W杯ドイツ大会第2日は10日、フランクフルトなどでグループリーグ3試合が行われ、優勝候補の一角に挙げられているグループBのイングランドは、1−0で3大会連続出場のパラグアイを退け、好発進した!地元開催で初優勝した1966年以来40年ぶりの優勝を目指すイングランドは前半3分、左サイドでFKのチャンスを獲得すると、ベッカムのキックをパラグアイDFガマーラがオウンゴール。イングランドが幸先よく先制点を挙げた。さらに、22分にはランパード、42分にはベッカムがミドルでパラグアイゴールを脅かし、後半にもランパードが2本、惜しいミドルを放つも、ともにGKボバディージャに抑えられ、追加点はならなかった。一方のパラグアイは、ゲームに入り切っていないところで、いきなり失点。さらに8分には先発したGKビジャールが負傷交代を強いられるなど、アクシデントが続いた。20分あたりから落ち着きを見せたパラグアイだが、なかなかペナルティエリア内での勝負に持ち込めず。前半終了間際にバルデスが惜しいシュートを放ち、後半もロスタイムに粘りを見せたものの、決定的シーンは作れなかった。

【厚かった】
辛くもパラグアイに勝利を収めたイングランドだが、ファンが期待したようなパフォーマンスを披露できなかったことについて、イングランドのエリクソン監督とキャプテンのMFベッカムは「暑さのせい」だと語った。“ここ40年で最強”とも称されるイングランドだが、この日は攻撃陣が不発。開始早々にベッカムの放ったFKが相手のオウンゴールを誘い、これで1点を先制したが、その後加点することはなく、不完全燃焼のまま試合を終えた。そのベッカムは「キツかった」と、その日の暑さを語った。「どっちのチームも辛かったと思う。どれくらい暑かったか、皆には分からないと思うが、3時のキックオフで29度くらいあったかもしれない。暑くなければもっといいパフォーマンスができただろう」と話し、現地の気候に悩まされたことを強調していた。一方のエリクソン監督は、「こんなに暑かったのは初めて。そのために後半はちょっとダウンしてしまった」とコメント。初夏のドイツが予想以上の気温だったと語る。思いがけず初戦で苦しんだパラグアイだが、同監督は「一番大事なのは勝ち点3を獲れたこと。勝利を手にするまで苦しんだが、フットボールではそういうこともたびたび起こる」とクールに述べていた。この試合では、MFランパードがマン・オブ・ザ・マッチに選出されている。

【パラグアイは強気】
パラグアイのアニバル・ルイス監督は試合後、「悪いスタートとなってしまった」と話した。この日の試合では、開始早々にオウンゴールで1点を献上すると、その直後にGKビジャルが負傷。途中交代を強いられた上、2週間以上戦線離脱する恐れも出てきており、不運が続いている。それでもルイス監督は、「イングランドは暑さにやられていた。後半、フィジカル面で相手を上回っていたのは我々だった。結果はよくないが、全体としてみれば、パフォーマンスはよかった」と述べ、内容では決して劣っていなかったとの見解を明らかにした。FWサンタクルスは「自分達としても、大丈夫かなという心配はあったけど、世界有数の強豪相手を圧倒する局面もいくつかあった。イングランドはリズムがなかったし、暑さに負けていた」と語るなど、この試合で自信を深めた様子。DFカルロス・ガマーラも「後半は我々の方がよかったので、それなりの結果を出したかった。イングランド、ドイツといった大国が勝利を得ているが、皆が思うほど彼らはタフじゃない」と述べ、強気の姿勢を崩さなかった。

【ベッカムのゴール?】
イングランドvsパラグアイ戦でオウンゴールと判定された1点が、ベッカムの得点に修正される可能性が出てきたことが明らかになった!この試合唯一のゴールとなったのは、パラグアイのオウンゴール。前半3分、ベッカムのFKをパラグアイDFガマーラが当ててしまい、結局これがイングランドの決勝点となった。しかし、ガマーラは「確かにボールは頭に当たったが、あれで方向が変わったとは思わない」とコメントしている。今回のシーンについて国際サッカー連盟(FIFA)は、テクニカル・チームの定例会で検討するとコメントしている。FIFAは開幕前に「オウンゴール判定は極力少なくしたい」との見解を述べており、ビデオ確認の結果、ベッカムが得点者リストに名を連ねる可能性が出てきた。

≪採点表≫
【イングランド】
GK:
1.ロビンソン 5.5
DF:
2.ギャリー・ネビル 5.5
5.リオ・ファーディナンド 6.0
6.テリー 6.5
3アシュリー・コール 5.5
MF:
7.ベッカム 6.5
4.ジェラード 6.0
8.ランパード 6.5
11.ジョー・コール 6.5
(83分16.ハーグリーブス --)
FW:
21.クラウチ 6.0
10.オーウェン 5.5
(56分20.ダウニング 5.5)
【パラグアイ】
GK:
1.ビジャール --
(8分22.ボバディージャ 6.0)
DF:
21.カニサ 5.5
5.カセレス 5.5
4.ガマーラ 5.0
(82分2.ヌニェス --)
3.トレド 5.0
MF:
6.ボネ 5.0
(68分23.クエバス 6.5)
10.アクーニャ 5.5
13.パレデス 6.0
16.リベロス 5.0
FW:
18.バルデス 6.5
9.サンタクルス 5.0

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