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本日の超最新情報
2006.06.26.MON
☆超乱戦制す★
2006年ワールドカップドイツ大会・決勝トーナメント1回戦結果
ポルトガル1−0オランダ
(ニュルンベルク・41000人)
主審:バレンティン・イバノフ(ロシア)
天気:晴れ
気温:27℃
マン・オブ・ザ・マッチ:マニシェ(ポルトガル)
≪得点者≫
ポルトガル:マニシェ23
≪出場メンバー≫
【ポルトガル】
GK:
1.リカルド
■
DF:
13.ミゲル
5.フェルナンド・メイラ
16.カルバーリョ
14.ヌーノ・バレンテ
■
MF:
6.コスティージャ
■■=
■=44分警告2枚
18.マニシェ
■
7.フィーゴ
■
(84分19.ティアゴ)
20.デコ
■■=
■=78分警告2枚
17.クリスティアーノ・ロナウド
(34分11.シモン)
FW:
9.パウレタ
(46分8.ペティー
■)
フォーメーション
(4-5-1)
9
17 20 7
18 6
14 16 5 13
1
【オランダ】
GK:
1.ファン・デル・サール
DF:
13.オーイエル
3.ブラルース
■■=
■=63分警告2枚
4.マタイセン
(56分10.ファン・デル・ファールト
■)
5.ファン・ブロンクホルスト
■■=
■=89分警告2枚
MF:
18.ファン・ボメル
■
(67分14.ハイティンガ)
20.スナイデル
■
8.コクー
(84分19.フェネホール・オフ・ヘッセリンク)
FW:
17.ファン・ペルシー
7.カイト
11.ロッベン
フォーメーション
(4-3-3)
11 7 17
8 18
20
5 4 13 3
1
≪各種データ≫
ボール支配率:
ポルトガル…38%
オランダ…62%
シュート数:
ポルトガル…10
オランダ…20
枠内シュート数:
ポルトガル…6
オランダ…9
PK数:
ポルトガル…0
オランダ…0
CK数:
ポルトガル…3
オランダ…5
FK数:
ポルトガル…17
オランダ…14
OS数:
ポルトガル…4
オランダ…2
ワールドカップ(W杯)ドイツ大会第17日は25日、ニュルンベルクなどで決勝トーナメント1回戦2試合を行い、ポルトガルとイングランドが勝って準々決勝へ進んだ。
ポルトガルは3位となった1966年大会以来40年ぶり、イングランドは2大会連続のベスト8。両チームは7月1日の準々決勝で対戦する。
ポルトガルvsオランダの攻撃型チーム同士の対戦は、W杯新記録の1試合退場者4人を出す荒れた試合。ポルトガルは前半23分にマニシェが先制し、相手の猛攻をしのいで1−0で逃げ切った。
退場者4人、警告16枚が飛び交った乱戦。前半、オランダにボールを支配されながら、少ない好機を生かしたポルトガルは、23分に右サイドからのクロスをパウレタが落とし、マニシェがDFをかわして決めた。10対11、9対10と1人少ない局面になっても粘り強い守備でしのぎ切った。
オランダはテンポのいいパス回しでゴールに迫ったが、後半4分のコクーのシュートはバーに。終盤のパワープレーも実らなかった。なお、この試合ではポルトガルのMFロナウドが右足太ももを痛め、前半途中で負傷退場したが、スコラリ監督は「ロナウドは5、6日あれば回復するだろう」と語り、7月1日の準々決勝のイングランド戦には出場できるとの見通しを示した。
【またもポルトガルに敗れる】
ファン・バステン監督が2年間で築き上げた新生オランダは、8強入りを前に力尽きた。
ポルトガルにはこれまで1勝3分け5敗と相性が悪く、2年前のユーロ2004(欧州選手権)でも準決勝で力負けした。この日も同監督が「動きが遅すぎた」と振り返った前半は決定機がほとんどなく、23分には先制を許した。
だが前半ロスタイムに相手選手が退場処分となると、後半は立ち上がりから攻勢に転じた。4分にコクーの右足シュートがバーを叩き、6分にはファン・ボメルの右足シュートがGKに止められた。
ところが今度は18分にブラールーズが2度目の警告で退場。28分からの5分間には敵味方合わせてイエローカード6枚と退場1人が出る荒れた展開に、リズムが崩れた。
ファン・ペルシーやロッベン、スナイデルが個人技でサイドを突破しても、ラストパスのタイミングが中の選手とわずかに合わない。計20本のシュートは、ほとんどがゴールの枠外やGK正面に飛んだ。ファン・バステン監督は「主審は試合を中断しすぎ、台無しにした」と悔しがった。
同監督は54試合28得点のファン・ニステルローイを「期待に応えていない」とベンチに下げてまで、残りの選手に奮起を促した。その狙いは外れ、華麗な攻撃が身上の「オレンジ軍団」は本領を発揮しきれずに大会を去った。
【主審がイエローカード】
W杯1試合では史上最多となる4人の退場者に加え、16枚のイエローカードが乱れ飛んだ25日のポルトガルvsオランダ戦について、国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長は「今日の主審は選手によって基準が同じでなかった。主審の方がイエローカードかもしれない」と、乱戦を招いたロシア人のイバノフ主審を批判した。
8強の座を懸けた激しい争いは再三の警告などで中断し、後半のロスタイムはなんと6分もあった。「試合が終わらないのではないかと感じた」とポルトガルのシモンはぐったりしていたが、ブラッター会長は「素晴らしい試合が中断したのは、首尾一貫しない主審と選手のフェアプレー精神の欠如が原因だ」と苦言を呈した。
【退場者が仲良く観戦】
8強を懸けた注目対決は、イエローカード16枚が飛び交い、4人が退場する乱戦になった。両チーム闘志剥き出しで、ファウルで試合が中断すると選手同士がにらみ合い、体をぶつけ合うシーンもあった。そんな中、3人目の退場者のポルトガルMFデコと4人目のオランダDFファン・ブロンクホルストは試合終盤、スタンドの階段に並んで腰を下ろし、言葉を交わしながらプレーを見守った。2人は今季、欧州チャンピオンズリーグとスペインリーグの2冠を獲得したバルセロナの同僚。ピッチで上は激しいプレーを繰り広げたが、試合を離れればスペインの強豪クラブを支える友人同士だ。6分のロスタイムの末に試合が終わると、デコは両拳を握り締め、ファン・ブロンクホルストは思わず頭を抱えたが、次の瞬間にはお互いに笑顔で握手を交わして健闘を称え合った。強豪クラブ所属選手を数多く抱える両チームを象徴するシーンだった。
≪採点表≫
【ポルトガル】
GK:
1.リカルド 6.5
DF:
13.ミゲル 7.0
5.フェルナンド・メイラ 6.0
16.カルバーリョ 6.0
14.ヌーノ・バレンテ 5.0
MF:
6.コスティージャ 4.0
18.マニシェ 7.0
7.フィーゴ 6.5
(84分19.ティアゴ --)
20.デコ
17.クリスティアーノ・ロナウド 5.5
(34分11.シモン 6.0)
FW:
9.パウレタ 5.5
(46分8.ペティー 5.5)
【オランダ】
GK:
1.ファン・デル・サール 6.0
DF:
13.オーイエル 5.5
3.ブラルース 4.5
4.マタイセン 5.5
(56分10.ファン・デル・ファールト 5.0)
5.ファン・ブロンクホルスト 5.5
MF:
18.ファン・ボメル 6.0
(67分14.ハイティンガ 5.5)
20.スナイデル 6.0
8.コクー 6.5
(84分19.フェネホール・オフ・ヘッセリンク --)
FW:
17.ファン・ペルシー 6.5
7.カイト 5.5
11.ロッベン 4.5
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