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本日の超最新情報
2006.06.27.TUE
☆無失点で敗退★
2006年ワールドカップドイツ大会・決勝トーナメント1回戦結果
スイス0−0(PK0−3)ウクライナ
(ケルン・45000人)
主審:ベニト・アルチュンディア(メキシコ)
天気:晴れ
気温:27℃
マン・オブ・ザ・マッチ:ショフコフスキ(ウクライナ)
≪出場メンバー≫
【スイス】
GK:
1.ツバビューラー
DF:
23.デゲン
20.ミュラー
2.ジュル
(34分13.グリフティング)
3.マニャン
MF:
16.バルネッタ
■
6.フォーゲル
7.カバニャス
8.ヴィッキー
22.ヤキン
(64分11.シュトレラー)
FW:
9.フレイ
(117分18.ルストリネッリ)
フォーメーション
(4-5-1)
9
7 22
8 6 16
3 20 2 23
1
【ウクライナ】
GK:
1.ショフコフスキ
DF:
9.フシェフ
17.バシュチュク
14.フシン
2.ネスマチニ
MF:
16.ボロベイ
(94分11.レブロフ)
4.ティモシュチュク
8.シェライェフ
19.カリニチェンコ
(75分21.ロタン)
FW:
10.ボロニン
(111分15.ミレフスキ)
7.シェフチェンコ
フォーメーション
(4-4-2)
10 7
19 16
8 4
2 17 14 9
1
≪各種データ≫
ボール支配率:
スイス…55%
ウクライナ…45%
シュート数:
スイス…12
ウクライナ…10
枠内シュート数:
スイス…6
ウクライナ…2
PK数:
スイス…0
ウクライナ…0
CK数:
スイス…5
ウクライナ…6
FK数:
スイス…21
ウクライナ…24
OS数:
スイス…0
ウクライナ…1
ワールドカップ(W杯)ドイツ大会第18日は26日、ケルンなどで決勝トーナメント1回戦2試合を行い、初出場のウクライナがスイスとのPK戦を制し、強豪イタリアとともに準々決勝に進んだ。両チームは30日の準々決勝で対戦する。
ウクライナは、堅守を誇るスイスに対し0−0のまま今大会初のPK戦に突入。3−0でものにした。スイスはグループリーグから4試合で1点も与えなかったが無敗(PK戦は引き分け扱い)で姿を消した。無失点で姿を消すのはW杯史上初。
前半はスイスが押し気味の展開だったが、23分にフレイのFKがバーを叩いて先手を奪えず。ウクライナもカリニチェンコの左FKをシェフチェンコが頭で狙ったものの、これもバーに阻まれた。
ペースが落ちた後半はウクライナが優勢。それでも、スイスの堅い守りを崩せず、延長戦でも決着が付かずにPK戦へ。1人目のシェフチェンコは止められたが、続く3人が決めた。3人全員が外したスイスは4試合無失点のまま姿を消した。
【キャプテン・シェバ】
今大会で最も注目されるストライカー、ウクライナのエースストライカー、シェバことシェフチェンコは、決勝トーナメント1回戦のスイスとのPK戦で1人目のキッカーとして出て止められた。その後はハーフウエーライン付近で見守り、続くスイスの1人目をGKショフコフスキーが止めて振り出しに戻した瞬間、同僚と抱き合い心底からほっとした表情を浮かべた。
先蹴りの1番手で登場するとゴール左を狙った。しかし、慎重になり過ぎたのか、力のないキックは横に飛んだGKに弾き出された。主将の失敗は尾を引くかと思われた。だが、運に見放されてはいなかった。この後もスイスが連続して外したのに対し、ウクライナは続く3人が入れて初出場で8強入りを決めた。
シェフチェンコは左膝を負傷しながら、何とか間に合わせて大会に臨んでいる。まだ万全ではない。それでも、プレーの質は際立っていた。
前半21分のFKではマークをかいくぐり、低い姿勢で頭から飛び込む。ヘディングシュートはクロスバーに当たったが、まさに点取り屋の真骨頂だった。後半22分に左足で放ったシュートは強烈だった。右へ外れたが、そのスピードにスタジアムがどよめいた。チームが守備的だったため好機は少なかったが、ボールに絡むと常に打開しようと努めた。ブロヒン監督は「まさにリーダー」と評した。
試合後、本人は「たくさんのPKを蹴ってきた中でミスした1つにすぎない」と忘れたように言い「ウクライナにとって大きな日になった」とチームの快挙を喜んだ。
準々決勝はイタリアと対戦する。名FWが7シーズンにわたって在籍し、実績を積み重ねてきたミランを有する国が相手となる。
【脱ロシア】
ウクライナが26日、W杯でベスト8進出を決め、観客席を黄色に染めたサポーターらは、旧ソ連解体後、ロシアの影響力から脱する自国の姿と重ね合わせ、祖国代表の偉業に酔いしれた。
スイスとPK戦の末、勝利を手に入れると、選手らはサポーター席に駆け寄り、国旗を手に輪になってジャンプ。観衆は拍手と歓声を送った。
ウクライナは旧ソ連解体後、ロシア主導の独立国家共同体(CIS)に加盟。2004年の「オレンジ革命」で親欧米路線にかじを切る一方、ロシアが天然ガス供給を一時停止するなど、国際社会でロシアとの力の差を見せつけられてきた。
それでも欧州への統合を優先し、グルジアなどとともにCIS内で反ロシア連合を形成。W杯でのチームの活躍は、その“独立心”をくすぐるようだ。
ジャーナリストのアルテム・シェフチェンコさん(29)は「独立を強固にするため、国民が団結できることを示す勝利だ」と感無量。弁護士のデニス・ルトユクさん(27)は「国家の誇りを見せた。決勝まで行くよ」と意気盛んだった。
【無失点で敗退】
長いW杯の歴史の中には、数多くの不運な敗者がいる。26日の決勝トーナメント1回戦で、ウクライナにPK戦で敗れたスイスは「最も不運な敗者」として名前を刻まれるかもしれない。4試合無失点という鉄壁の守備を見せながら、ベスト8進出を阻まれたからだ。史上初めて無失点で姿を消す特異なチームとなった。
スイスは激戦のグループリーグ・グループGをフランスに0−0、トーゴに2−0、韓国に2−0の無失点で1位通過した。堅実で、当たりの強い守備はウクライナ戦でも実力を発揮し、相手エースのシェフチェンコらにゴールを割らせなかった。
グループリーグ3試合と、延長になったウクライナ戦の計390分間も無失点記録を続けた。しかしPK戦では選手が異常な緊張感を克服できなかった。3人の選手が全員失敗。クーン監督は「試合前のPK練習では、みんなコーナーに決めていたのに…。これまで数多くの失望を経験してきたが、今日のが最悪だ」とがっくりしていた。
ゴールを死守し続けたGKツーバービューラーが「4試合で1ゴールも許さなかったのに、これで終わりなんて」と嘆けば、DFの要として働いたマニンは「こんなふうに負けるなんて悲しい。サッカーはいつも“公平”とはいえない」と涙を浮かべた。
それでもマニンは「僕たちは1点も許さなかったんだ。顔を上げてスイスに帰ろう」と、落胆する同僚を励ますように言った。
ただ、まだスイスには高い目標が残されている。2年後にオーストリアと共催するユーロ2008(欧州選手権)での躍進だ。そのために今大会は才能溢れる若手中心で臨んだ。「タフなトーナメントを経験できた。2008年への良い準備になった」と、続投が決まっているクーン監督は前を向く。強豪ひしめく欧州で存在感の薄かったスイスだが、2年後には大輪を咲かせるか。
≪採点表≫
【スイス】
GK:
1.ツバビューラー 5.5
DF:
23.デゲン 5.5
20.ミュラー 6.0
2.ジュル 5.5
(34分13.グリフティング 6.0)
3.マニャン 6.0
MF:
16.バルネッタ 6.0
6.フォーゲル 6.0
7.カバニャス 5.5
8.ヴィッキー 5.5
22.ヤキン 5.5
(64分11.シュトレラー 5.5)
FW:
9.フレイ 5.5
(117分18.ルストリネッリ --)
【ウクライナ】
GK:
1.ショフコフスキ 6.5
DF:
9.フシェフ 5.5
17.バシュチュク 5.5
14.フシン 6.0
2.ネスマチニ 5.5
MF:
16.ボロベイ 5.5
(94分11.レブロフ 5.5)
4.ティモシュチュク 6.5
8.シェライェフ 6.0
19.カリニチェンコ 5.5
(75分21.ロタン 5.5)
FW:
10.ボロニン 5.5
(111分15.ミレフスキ 5.5)
7.シェフチェンコ 5.5
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