☆初タイトル★
キリンカップ最終戦結果
日本代表1−0セルビア・モンテネグロ代表
(横浜国)
≪得点者≫
日本:遠藤48
≪出場メンバー≫
日本代表
GK:
23.川口能活
DF:
3.田中誠
5.宮本恒靖
22.中沢佑二
MF:
21.加地亮
15.福西崇史
4.遠藤保仁
14.三都主アレサンドロ
10.中村俊輔
FW:
11.鈴木隆行
20.玉田圭司
(72分13.柳沢敦)
フォーメーション
(3-5-2)
20 11
14 10 21
4 15
22 5 3
23
キリンカップサッカー2004最終戦は13日、横浜国際総合競技場に約5万7600人の大観衆を集めて行われ、日本代表が1−0でセルビア・モンテネグロ代表に競り勝った!日本は9日のスロバキア戦に続く2戦全勝で7度目の優勝。ジーコ監督にとっては代表監督就任後、初のタイトルとなった。日本は後半3分、攻め上がった遠藤がGKとの1対1から冷静に流し込んで先制。その後はセルビア・モンテネグロの猛攻を凌ぎきった。日本のジーコ監督就任後の通算成績は15勝7分け7敗。15日にアジアカップに向けて出発し、グループリーグ・グループDでオマーン、タイ、イランの順に対戦する。
≪各選手コメント≫
川口能活(ノアシェラン)
「今日は勝ててよかった。ディフェンスもよく守ったし、中盤もパスが回っていたし、少ないチャンスでゴールできたこともよかった。前半は我慢の展開が続いたが、後半は前に出て行くことができた。早い段階で点が取れたし、ボランチからの攻めも見られた。いいパスが出たら、ランニングしようという監督の指示もあった。自分のプレーでは、基本をしっかりやるだけ。ディフェンスラインにも指示ができたし、落ち着かせるようなことも今日はできたと思う。チャンスを与えられればベストを尽くすだけ。出場した時はもちろんだけれども、ベンチにいる時もチームを盛り上げるよう心掛けている。(試合に)出ようがベンチにいようが、自分のやることに変わりはない。アジアカップに向けては、自分ができることをしっかりやる、ただそれだけ」
田中誠(ジュビロ磐田)
「(0点に押さえて)ピンチもあったけれど、DFとして仕事をやったなという感じ。ただ、ちょっと寄せ過ぎていた。向こうの体が強かったのもあるけれど、いつものストッパーの感覚でボールを取りに行き過ぎたと思う。(ミドルシュートを何本か打たれたが)もうちょっとボランチに寄ってほしかった。(中澤が何度か攻撃参加したが)特に誰が行くとは決めていなかった。僕は余裕がなくて守備に専念した」
宮本恒靖(ガンバ大阪)
「自分のコンディションは良くなってきた。相手にボールを持たれても、すぐに飛び込まずに対応した。ただ、ペナルティーエリアの外で何回かシュートを打たれたけれど、ファウルを気にして強く行けなかった。ちょっと下がり過ぎだったかもしれない。(終盤にディフェンスラインが引いていたが)FWが高い位置で追いかけ過ぎていたので、少し下がるように指示をした。ボランチとスイーパーが挟むようなプレーが今日は何回かできた。アジアカップの相手は、今日以上に球際も汚くなるだろうし、もっと気をつけていかなければいけない。ディフェンスラインについては、誰が入ってもレベルを下げないでうまく連係ができるのを証明できたと思う」
福西崇史(ジュビロ磐田)
「今日は結果を出せてよかった。後半、みんな疲れて足が止まっていたし、向こうも前へという意識が強かったので、パスを回されたりしたけれども、最後にしっかりできていれば大丈夫だと思った。今日の反省点はDFが足が止まってしまったことと、中盤の対応が遅れてしまったこと。そういったことがあって、後半は押し込まれる場面が何度かあった。(今日は相手のミドルシュートが何本かあったが)ある程度の追い込みができて、完全にフリーにさせなければ、大丈夫だろうと思った」
遠藤保仁(ガンバ大阪)
「今日はシュートは狙える位置からどんどん狙っていこうと思っていた。FKについては、全然ダメ。もっと精度を上げていかないと。今まで、後ろから追い越すようなプレーはあまりなかったので、今日は意識した。これからどんどんトライしていこうと思う」
中村俊輔(レッジーナ)
「今日はこっちも向こうも中盤が3人だったが、相手にボールを回されていたので、自分も流動的に動こうと意識した。自分が前線の真ん中に残っていれば、カウンターでチャンスも生まれるし、それを警戒して相手も下がるだろうということを、ヤット(遠藤)と試合前に話していた。前線の選手もよくボールを追ってくれて、おかげで日本が主導権を取ることができた。自分が左右に流れることで、3列目の福西さんにもヤットにもチャンスが生まれる。そういう形が作れれば、今日みたいな攻撃ができると思う」
日本代表・ジーコ監督
「非常に理想的な試合だった。今日の試合に限っては、相手も勝たなければならない状況だったが、こちらは攻めても守っても全くバランスが崩れない。しかも積極性が失われず、ポジショニングでのバランスの良さからしっかり攻められたし、各自は何をすべきかよく分かっていた。そしていい時間帯でゴールを決め、最後まで自分たちのサッカーをしたということで、実に素晴らしい戦いぶりだった」
セルビア・モンテネグロ代表・ペトコビッチ監督
「我々の決定力が足りなかった。よく走ったし連係もよかった。日本はコンビネーションのチーム。その中で個人が生きている」
田嶋幸三・日本サッカー協会・技術委員長
「今日は選手たちも非常に疲れていた。特に後半は、中盤を始めとして、運動量が落ちたが、それでも集中は切れなかった。選手のケガもあったが、チームもまとまって、トレーニングの質も上がっている。だんだんチームになってきたと思った。誰が出てもある程度のレベルになるという意味で、日本サッカーがそれくらいのレベルになったということだと思う。アジアカップは、ディフェンディングチャンピオンとして臨むことになるが、いい準備をして、選手たちには本当の力を出してほしいと思う」
≪採点表≫
日本代表
GK:
23.川口能活 6.0
DF:
3.田中誠 6.0
5.宮本恒靖 5.5
22.中沢佑二 6.0
MF:
21.加地亮 5.0
15.福西崇史 6.0
4.遠藤保仁 6.5
14.三都主アレサンドロ 5.0
10.中村俊輔 5.0
FW:
11.鈴木隆行 5.5
20.玉田圭司 5.5
(72分13.柳沢敦 5.0)
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