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2004.07.20.TUE

☆辛勝★
アジアカップグループリーググループD結果

日本代表1−0オマーン代表
(重慶)

≪得点者≫
日本:中村34

イラン3−0タイ

≪出場メンバー≫
日本代表
GK:
23.川口能活
DF:
3.田中誠
5.宮本恒靖
22.中沢佑二
MF:
21.加地亮
15.福西崇史
4.遠藤保仁
14.三都主アレサンドロ
10.中村俊輔
FW:
11.鈴木隆行
(86分24.西紀寛)
20.玉田圭司
(70分19.本山雅志)

フォーメーション
(3-5-2)

  20  11
14  10  21
  4   15
 22  5  3
   23

アジアカップ第4日は20日、中国の重慶でグループリーグ・グループDの2試合を行い、2大会連続3度目の優勝を狙う日本は初戦でオマーンに1―0で辛勝した!イランはタイに3―0で快勝し、グループD首位に立った。日本は得失点差で2位。日本はオマーンの積極的な攻撃に守勢を強いられたが、前半34分に中村が個人技で先制点を奪い、これが決勝点となった。日本は24日の第2戦でタイと対戦する。

【魔法の左足】
日本代表MF中村俊輔(26=レッジーナ)が、スーパーゴールで勝負を決めた!W杯1次予選の当面のライバルであるオマーン戦。前半34分、こぼれ球を拾い、左足アウトサイドでカーブをかけてゴール右隅に流し込み、1−0勝利に貢献した。W杯1次予選でPKを失敗した因縁の相手に決勝ゴール。韓国、サウジアラビアなど強豪が初戦で引き分ける中、前回王者・日本は勝ち点3をものにした。ジーコジャパンは、この日の勝利で通算30試合16勝7分け7敗とした。中村がひらめいた。前半34分。相手ゴール前でこぼれたボールに反応した。突っ込んできたDF2人を右足で軽くかわす。サイドステップでボールに追い付くと、相手DFが足を出す前に左足を伸ばした。体はゴールに対して横を向いていた。「顔を上げた瞬間、イメージはできた。コースとGKの動きが見えた」。左足首のスナップを利用し、振り払うようにアウトサイドに当てた。中東NO・1GKアルハブシが伸ばした指先をあざ笑うようにかすめて、ゴール右隅のネットを揺らした。次の瞬間、バックスタンドに向けて誇らしげに背番号10を指さした。「俊輔は1つ1つのプレーですべてを変えてしまう。素晴らしい。ファンタスティックなプレーだ」。現役時代、屈指のテクニシャンとして世界に君臨したジーコ監督も絶賛するスーパーゴール。一方的にオマーンを応援した3万5000人の中国人ファンも、アジアレベルでは見たことのない華麗なテクニックには黙るしかなかった。「これで借りは返したのかな」。忘れもしない2月18日のオマーン戦。2002年W杯メンバーから落ちた中村は、予選とはいえ「W杯」と名の付く初めての大会に臨んだ。しかも試合前に、まなみ夫人と入籍したメモリアルデーでもあった。その大事な一戦でPKを止められた。PKを止めたGKに、この日は技ありゴールで返し「ファンタスティック」と言わしめた。4年前は左ウイングバックとして出場した。MF名波が軸だったチームの脇役だったが、決定的な仕事をした。サウジアラビアとの決勝で決勝ゴールをアシストした。4年がたった今、主役として同杯のピッチに戻った。「4年間の蓄積を無駄にしたくない。W杯以外はほとんど経験しているし、それを代表にも伝えていきたい」。司令塔としての自覚も生まれ、ピッチ上でも食事会場でも積極的に後輩に声を掛けている。代表を引っ張るようになり、今年は出場した代表戦は8勝1分けと負けていない。王者死守を目標に臨んだ今大会は、大会前から欠場者続出のピンチ。中田英、稲本が負傷で抜け、小野はアテネ五輪を優先させた。中村は、欧州組の中盤では唯一の出場となった。「責任は感じている。負けたらすべて僕の責任だし、勝つためにすべての手を尽くす。これからはもっと2人、3人目が連動できるようにしたい」。世界級ゴールで、連覇に向けての幕を開けたが、課題も忘れていない。日々進化する中村の新たな挑戦がまた始まった。

≪各選手コメント≫

川口能活(ノアシェラン)
「(今日の試合展開については)ある程度予想していた。この暑さの中、初戦で完璧な試合をするのは無理。それでもDFと協力しながら失点ゼロに抑えられたのはよかった。(オマーンとは)この先も対戦することが頭にあったけれど、モチベーションの差が出たと思う。次の試合までに修正していきたい。(相手の攻撃について)ミドルシュートはあまり怖くなかったけれど、サイドからいいクロスが上がっていた。それから21番(ハディド)が前でボールを持ったときは危なかった。(4年前の大会では初戦で快勝したが)あの時は涼しかったし、ああいう展開はまれなことだったと思う。今大会は、他会場でもあまり点が入っていないみたいだし。前回はうまく行き過ぎたと思う」

宮本恒靖(ガンバ大阪)
「(今日は地元の観客がオマーンを応援していたが)国歌演奏からそういう雰囲気はあった。そうした(アウエーのような)環境の中での試合は、やりがいがある。(次のオマーンとの対戦について)今回はウチを倒そうと必死だったけれども、勝てなかっただけに、彼らはホームでやってやろうと思っているはず。強い気持ちで向かってくるだろうから、こちらも負けないようにしたい」

福西崇史(ジュビロ磐田)
「(今日の試合は)湿気がすごくて汗がたくさん出た。(相手に攻められ続けたのは)こぼれ球を拾えなかったことが一番の原因。守りから攻めへの切り替えがうまくできずに、相手にに拾われてしまった。それと、前で時間を作れなかったことも影響している。(勝ち点3を取れたが)まずは第一目標を達成できて良かった」

三都主アレサンドロ(浦和レッドダイヤモンズ)
「相手の攻めは、ある程度予想していたので、何とか対抗しようとしたけれど、前でプレスが効かなかった。(中盤でボールを回せなかったが)セカンドボールを拾えなかった。ボールがこっちにないと、こちらから取りに行かなければならなくなって、とても疲れる。逆にこっちがボールを持っていれば落ち着くし、相手もきっと疲れると思う。とにかく勝つことができたので、これからまた頑張る」

中村俊輔(レッジーナ)
「(ゴールシーンについて)その前のプレーで、相手DFのファウルを主審が取ってくれなかったことが頭にあった。右から左に出して、インサイドで蹴ろうとしたけれど、ボールが内側に入り過ぎていたので、アウトサイドで蹴った。(2月に対戦してPKを外したときの)GKが同じだったので、ゴールできて良かった。(今日の試合は)お互い3−5−2同士だったので、うまくかみ合うと思ったけれど、21番(ハディド)と10番(ファウジー)がとてもうまく、彼らがボールを持つとヤット(遠藤)と福西が前に行けなくなって、全体に引いた形になってしまう。そうなると、前線が孤立してしまって、またズルズル引いてしまう、悪循環が続いてしまった。(今日の結果をどうとらえるか)とても微妙。相手に攻め込まれ過ぎたことを反省しながらも、いい雰囲気で次に臨みたい。とにかく勝ったから良かった。とにかく勝つことが大事。下を向かないようにしたい」

日本代表・ジーコ監督
「ディフェンディングチャンピオンではあるが、それは4年前のこと。相手を尊重して、厳しい試合を1つ1つ勝っていく、そういう気持ちで取り組んでいる。オマーンに攻められていたように見えるが、最終ラインはしっかりしていた。攻めているとき、少ないチャンスを確実にものにするような形で1点を取って、あとは引きながら守ってカウンターという作戦に出た。今日の戦い方には満足している。というのも3ポイントを稼いだというのが一番大きい。相手も必死で臨んでくるということを、選手たちも身に染みて感じたと思う」

オマーン代表・マチャラ監督
「チャンスは多くあったが得点できなかった。失点の場面は守備陣が集中力を失った。2月も今日も負けたが、10月にもう1試合ある」

川淵三郎・日本サッカー協会会長
「暑い中で動きが鈍くて足が止まっていた。中村の1点は値打ちがあった。川口や宮本が落ち着いていた。オマーンはそれほど簡単に勝てる相手じゃない」

≪採点表≫

日本代表
GK:
23.川口能活 6.5
DF:
3.田中誠 6.0
5.宮本恒靖 6.0
22.中沢佑二 6.0
MF:
21.加地亮 5.0
15.福西崇史 5.0
4.遠藤保仁 5.5
14.三都主アレサンドロ 5.0
10.中村俊輔 6.5
FW:
11.鈴木隆行 5.0
(86分24.西紀寛 --)
20.玉田圭司 5.0
(70分19.本山雅志 5.5)

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