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本日の超最新情報
2004.07.24.SAT

☆快勝★
アジアカップグループリーグ・グループD結果

オマーン代表2−2イラン代表
(重慶)

日本代表4−1タイ代表戦
(重慶)

≪得点者≫
日本:中村21、中沢57、88、福西69
タイ:スッティ12

≪出場メンバー≫
日本代表
GK:
23.川口能活
DF:
3.田中誠
(46分8.小笠原満男)
5.宮本恒靖
22.中沢佑二
MF:
21.加地亮
15.福西崇史
(89分6.中田浩二)
4.遠藤保仁
14.三都主アレサンドロ
10.中村俊輔
FW:
11.鈴木隆行
20.玉田圭司
(46分19.本山雅志)

フォーメーション
(3-5-2)

  20  11
14  10  21
  4   15
 22  5  3
   23

アジア杯第8日は24日、中国の重慶で行われ、グループリーグ・グループDの日本はタイに4―1で快勝した!2連勝の勝ち点6でグループD首位に立ち、準々決勝進出を決めた。イランとオマーンは2―2で引き分け、イランは勝ち点4、オマーンは勝ち点1となった。2大会連続3度目の優勝を目指す日本は、前半12分に先制点を奪われる苦しい展開だったが、同21分にMF中村俊輔(レッジーナ)が直接にFKを決めて追いついた。後半12分にDF中沢佑二(横浜M)が勝ち越し、その後2点を加えた。 日本は28日のグループリーグ最終戦でイランと対戦する。

【4発呼ぶ左足】
MF中村俊輔(26=レッジーナ)が、タイの弱点を突く頭脳プレーで日本を救った!先制されて迎えた前半21分、相手がつくった壁のクセを読み切って25メートル左足FKを直接ゴールに叩き込んだ。嫌なムードを振り払う同点弾で4−1の勝利に貢献。2試合連続ゴールで得点ランクはトップに並んだ。司令塔の活躍で日本は勝ち点を6とし、28日のイラン戦を待たずにグループDの2位以上を確定、決勝トーナメント進出を決めた。中村は一瞬でスキを見抜いた。1点を追う前半21分だった。ゴールやや左25メートル地点で直接FKのチャンスを得た。壁は4枚。ダミーでMF遠藤を走らせる。後を追うように中村が走る。ボールにタッチする直前に左足を止めた。その瞬間、左から2人目の選手のジャンプの最高到達点が一番低いことを確認した。蹴るコースを決めた。やり直し。今度は遠藤が走る前に左足を振り抜く。壁が反応できず、ジャンプできない。左から2人目、狙った頭上を越えたボールがゴール右隅に吸収された。「イタリアでは絶対入らないけど、壁が低いから入った」。相手の弱点を突く頭脳的プレーは信条でもある。毎シーズン前に必ず目標を立てるが、得点数とアシスト数の他に必ず股(また)抜きの数も項目に入れている。体が小さい分、相手のわずかな体重移動などの変化も見逃したくないからだ。たとえ股抜きできなくても、相手を研究する気持ちを常に持ち続けたい意識の表れだ。頼れる司令塔が本領を発揮した。「前半で1点返そうとみんなで話していた。あの時間帯で決めたのが大きい。前半を0−1で折り返すと、後半もズルズルいく可能性があるから」と喜んだ。格下相手に意表を突かれる失点を喫し、司令塔として責任感を感じた。だからこそ、失点10分後すぐに同点に追い付いたのは大きい。前回王者の仕切り役としての重圧が重くのしかかってくる。「負ければすべて僕の責任だから」と、自ら重荷を背負って臨んだ。初戦(20日、オマーン戦)の技ありゴールに続く得点で日本に勝ち点6をもたらした。直前のイランとオマーンが引き分けたため、イラン戦を待たずにグループDの2位以上が決定した。「イランにも勝って勢いをつけたい」。狙うのはあくまでも大会連覇。中田英寿ら欠場者が続出したことで、日本サッカー協会幹部は今大会の目標を高く設定していない。しかし、中村の中では「目標は優勝」と決めている。「結果を残さないと、代表で今のポジションを維持できないから」。国際Aマッチ41試合出場は、現代表では中田浩と並ぶトップタイ。最も得意とするトップ下での出場を死守するためにも、結果を残す必要がある。参加全チームが2試合を終了した時点で、得点レースのトップに並んだ。「みんな真剣に臨んでくるし、やっていて楽しい。中国に1日でも長くいたい」。ファンタジスタが日本を頂点に導き、自らもさらに進化を遂げる。

≪各選手コメント≫

川口能活(ノアシェラン)
「チームメートに対しては、相手の球際が強いこと、それから落ち着けと伝えた。1試合目よりも2試合目の方が調子が上がっている。(チームに安定感が出てきたことについて)自分でできることをやって、この調子を維持していきたい。みんな、落ち着いてプレーしている。ベストではないが、これからもっと調子を上げて、自分たちのサッカーをしていきたい。次のイラン戦は、楽しみな試合。今日は今日。明日からはイラン戦に向けて準備をしていきたい」

宮本恒靖(ガンバ大阪)
「前半はこちらの動きが少なく、ボールも動かず、プレスも少なかった。何人かが(相手の攻撃に)つられるような形になってしまった。それでも、失点に慌てることなくプレーすることができた」

中澤佑二(横浜F・マリノス)
「今日は立ち上がりはあまりよくなかった。(失点のシーンは)一度は跳ね返したけれど、セカンドボールを拾われてしまった。それでも今のチームは、失点しても取り返すだけの自信を持っている。長い間やってきた成果だと思う。(1点目のゴールについて)コーナーキックだったし、取られてカウンターを食らうよりかはシュートで終わろうと思って打った。(2点目のゴールは)タカ(鈴木)にニアに行ってもらって、自分はファーで狙っていた。ゴールは毎試合狙っている。(今日の2ゴールは)セットプレーでの練習の成果だと思う。セットプレーは、オプションとして今後も狙っていきたい」

福西崇史(ジュビロ磐田)
「今日は苦しみながらも勝ててうれしい。(同点ゴールで)だいぶ楽になった。後半はだいぶ修正できた。暑さにも慣れてきた。次の試合に勝てば1位になれるので、今後はコンディションを整えて頑張りたい」

中村俊輔(レッジーナ)
「早い時間帯に決めておきたかったので、同点にできてよかった。1回目(に蹴ろうとした時)は、相手がジャンプしてくるのが分かったので、いったん止めて、それから蹴った。後半のシステム変更は、タカ(鈴木)さんの1トップで、その下がモト(本山)と自分。満男(小笠原)は流動的に動いた。モトの斜めへのドリブルは効果があると思った。中盤についてはバランスを保つように心掛けた。今日の試合は確かに嫌な時間帯もあったけれど、チームとしては雰囲気もよかった。みんな(この環境に)慣れてきている。攻めるとき、守るとき、ボールを回すとき、みんなそれぞれを意識するようになった。とにかく先制されても、前半で同点にしようという意識があった。あのまま0−1の状態になっていたら、向こうのペースになっていたかもしれない。でも、失点したことについては反省すべき」

小笠原満男(鹿島アントラーズ)
「(システム変更について)本山、俊輔(中村)とは、基本的なポジションを保ちながらも流動的に行こうと話をしていた。相手への追い込みは本山が頑張っていた。高い位置からボールを追う練習をしてきたことを、今日は実践できたと思う。ジーコからは「無理してボールを取られるな」と言われていた。今日は攻撃に仕掛けが足りなかったようにも思う。(逆転ゴールにつながったシュートは)できれば自分で決めたかった」

日本代表・ジーコ監督
「今日は点差は開いたが、とにかくこの1勝がうれしい。タフなゲームだったが、これで決勝トーナメントに進めることができた。今日、評価したいのは、1点先制されてもバタつかず、しっかりパスをつないで攻めていくのを最後までできたこと。このことをまず評価したい。相手の速いカウンターと引いた守りに対して、忍耐をもってチャンスを虎視眈々(こしたんたん)と狙っていくことができた。その点についても評価したい」

タイ代表・チャチャイ監督
「日本は強いチームだった。先制点を奪えたのはラッキーだった。後半に22番の選手(中沢)をマークし切れなかった」

川淵三郎・日本サッカー協会会長
「何はともあれ準々決勝に進めてよかった。願わくばFWが1点取ってくれればなあ。今日は集中力が全くとは言わないが、あまり途切れなかった」

田嶋幸三・日本サッカー協会技術委員長
「たくさん課題はあるが、短い時間で修正して、イラン戦や準々決勝をにらんで集中してもらいたい。一つ一つのプレーの精度はもっとしっかりしないといけない」

≪採点表≫

日本代表
GK:
23.川口能活 5.5
DF:
3.田中誠 4.5
(46分8.小笠原満男 5.5)
5.宮本恒靖 5.0
22.中沢佑二 6.5
MF:
21.加地亮 4.5
15.福西崇史 5.0
(89分6.中田浩二 --)
4.遠藤保仁 5.0
14.三都主アレサンドロ 5.5
10.中村俊輔 5.5
FW:
11.鈴木隆行 4.5
20.玉田圭司 4.5
(46分19.本山雅志 5.0)

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