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本日の超最新情報
2004.07.31.SAT

☆GOD HAND★
アジアカップ準々決勝結果

韓国代表3−4イラン代表
(済南)

日本代表1−1(PK4−3)ヨルダン代表
(重慶)

≪得点者≫
日本:鈴木:14
ヨルダン:シェルバイエ11

≪PK戦≫
日本:中村×、三都主×、福西○、中田○、鈴木○、中沢×、宮本○
ヨルダン:○、○、○、×、×、×、×

≪出場メンバー≫
日本代表
GK:
23.川口能活
DF:
3.田中誠
(114分18.松田直樹)
5.宮本恒靖
22.中沢佑二
MF:
21.加地亮
15.福西崇史
4.遠藤保仁
(56分6.中田浩二)
14.三都主アレサンドロ
10.中村俊輔
FW:
11.鈴木隆行
20.玉田圭司
(72分19.本山雅志)

フォーメーション
(3-5-2)

  20  11
14  10  21
  4   15
 22  5  3
   23

アジアカップは31日、中国・重慶などで準々決勝の残り2試合を行い、2連覇を狙う日本はヨルダンを1―1からのPK戦4―3で下し、イランは韓国を4―3で破って準決勝進出を決めた!3日の準決勝では、日本はバーレーンと済南で対戦する。もう1試合は中国とイランが北京で顔を合わせる。PK戦で先蹴りの日本は、1人目の中村(レッジーナ)と2人目の三都主(浦和)が失敗したが、GK川口(ノアシェラン)の超スーパーセーブの連発で7人目に突入。宮本(G大阪)が決め、ヨルダンはヤシーンが失敗した。日本は前半11分に先制されたが、3分後に鈴木(鹿島)が同点とした。しかし、相手の速い出足に押し込まれ、勝ち越し点を奪えなかった。

【GOD HAND】
日本代表のSGGK(スーパーグレートゴールキーパー)川口能活(28=ノアシェラン)の神の手が、日本代表を救った!PK戦で2本を止めるなど、計4本防いだ。PK戦の途中でゴールが変わるアクシデントなどにも動じず、最後まで集中力を切らさなかった。1−1でPK戦にもつれ込み、4−3の逆転勝利に導いた。日本は3日にバーレーンと済南で準決勝を戦う。ジーコジャパンは通算33試合17勝9分け7敗となった(PK戦勝利は引き分け扱い)。雑音は聞こえず、ボールとキッカーしか見えなかった。川口に迷いはなかった。PK戦に突入して4人目。ヨルダンに決められると、その時点で日本の敗退が決まる。「自分の間合い。自分のタイミング」。それだけを考えた。キックとともに右に跳んだ。ボールが、上の方に飛んできた。とっさに左手を伸ばした。指先に弾かれたボールがバーに当たって目の前にこぼれた。それまで3本連続で決められたうっぷんを晴らすかのように吠えた。5本目は相手が左に外し、3−3のサドンデスに突入した。日本の6人目の中沢が止められた。また、決められると敗退する崖っぷちに立たされた。相手GKがスタンドに向かって何度も両手を上げて応援を先導している。最後の瞬間を待たず踊り出す選手もいる。しかし川口は動じなかった。今度は左に飛んだ。横になった体の上にまたボールがきた。右手を目いっぱい伸ばす。またもや神の手に引っかった。4本目同様、バーに当たって目の前に転がるのが見えた。先攻だった日本の2本目のキッカー三都主がシュートミスをしてからゴールの変わるアクシデントがあった。日本が異議を唱え、ヨルダンのアルゴハリ監督は猛抗議で退席処分になった。GKとして集中力が切れてもおかしくない場面だった。「しょうがないな。じゃあ、そっちにいくか」。川口は神経質になることもなく、意外と冷静だった。PK戦突入の前、カンタレリGKコーチに呼び止められた。「やっとGKの最高の見せ場がやってきた。遊び心を持って臨め」と言われた。肩の荷がおりたような気がした。最初のキッカー中村が外した時に、歩み寄って「気にするなよ」と肩をたたく余裕もあった。相手の最後のキッカーが蹴ったボールは右ポストにはね返された。イレブンが走り寄ってくる。両手を上げて輪の中に吸収された。輪の中心で雄たけびを上げた。「(2本はラッキーだった?)いや、あれは自分で止めてはいないけど、自分で防いだ」とキッパリ言い切った。自信に満ちていた。代表では初のPK戦だった。「本当はPKは得意なんですよ」と笑う。個人的には、横浜時代の2000年12月の天皇杯準々決勝の鹿島戦で1−4で負けて以来で、その時は1本も止められなかった。自らの力でチームを準決勝に導いた。「絶対に負けられない」。川口の暑い夏はまだ終わらない。

≪各選手コメント≫

川口能活(ノアシェラン)
「アウェーのような状況で、みんなよくやった。今日は暑くはなかったが、湿度があって苦しかった。この流れを大切にしたいと思う。(PK戦を迎えるにあたって)苦しい戦いの後で、GKの出番になったので、遊び心をもって臨んだ。(PK戦は久しぶりだったが)不安と自信が半々。やってみないと分からないといった感じ。その場、その場で瞬時に対応した。(コースの予想は)考えなかった。とにかく、一瞬の判断でやった。もちろん、練習の成果だと思う。普段からの積み重ねが結果に出ている」

宮本恒靖(ガンバ大阪)
「PK戦は運に左右されるものだと思うが、勝ちたいという気持ちが勝利につながったと思う。ヨルダンは強いチームだったが、リードされてもあきらめなかったのがよかった。それでも時間が経つにつれて、ルーズボールや1対1の対応がおろそかになる部分があった。とにかく集中しなければ、と思った。(後半)残り15分が一番きつかった。ヨルダンはとても組織がしっかりしていて、なかなか相手にボールを渡さない、いいチームだと思った。今日の勝利を次につなげることが大切だと思う。(PKでのアピールは)欧州選手権でも、ベッカムが足場が悪くてPKを外している。とりあえず最初の(中村の)キックは様子を見ていたが、アレックスも失敗して『おかしい』と思った。蹴りづらいピッチで行われるのはフェアではないと思い、逆サイドでもできると主審に提案した。でも、本当は両チーム2人ずつ終わってから移動すべきだったと思う。逆サイドに移って自分が蹴ったときには、しっかりと蹴れた。(シュートが決まったのは)練習の成果だと思う」

三都主アレサンドロ(浦和レッドダイヤモンズ)
「今日は相手に勝負させるスペースを与えなかった。ボランチが引き過ぎて、なかなかセカンドボールを拾えなかったので、引き気味のポジションから(スペースを作って)周りを生かすように心掛けた。やはりサイドから仕掛けないと点が取れない。逆(サイド)に振るとチャンスが増えるので、それも意識していた。(コンディションは)休んで、また頑張る」

中村俊輔(レッジーナ)
「(今日のレフェリングについて)後ろから当たられても、ぜんぜん取ってくれなかった。向こうは足を蹴ってきても、逆にこちらがファウルを取られることもあった。ジャッジも(会場の)雰囲気もおかしかった。ちょっとイライラしたけれど、それでも上に進めてよかった。ワールドカップ予選もあるし、いい勉強になった。(同点ゴールとなったFKについて)ヤット(遠藤)のフェイントでディフェンスが前に来たところで、GKの前に蹴ろうと思った。
(PKを外したことについて)自分が踏み込む地点を固めたけれど、全体に滑ってしまって、軸足で蹴ったような感じになってしまった。あんなグラウンドはイタリアにもない。(マン・オブ・ザ・マッチに選ばれたが)、点を決めて選ばれたい(苦笑)」

日本代表・ジーコ監督
「厳しい試合になることは予想していた。PK戦では(先に)2人が失敗したが、このタイトルを持って帰るという気持ちでここへ来た。何かが起こると信じていた。(世界に名だたるジーコはPK戦が途中でサイドが変わるような場面を見たことがあるか?)確かに見たことも聞いたこともない。しかし試合の最高権限者はレフェリーだ。レフェリーがあの時、ピッチのコンデョションがふさわしくないと判断した。決定権はレフェリーにある。もっとも個人的には、我々が蹴って、それからヨルダンの選手が蹴ってから(サイドを)変えるべきだったと思う。それでも、ルールに抵触していないのであれば、やはりレフェリーの決定にゆだねられるべきだと思う。(あの時、宮本は)3人目(両チーム含めて)のキッカーが蹴ったところで、宮本がペナルティースポットの芝が悪すぎると判断した。そのことを主審にアピールして、受け入れられた。このことは、私の指示ではなく、キャプテンとしての彼自身の判断によるものだった。(ブーイングについては)若い選手たちが、歴史的、政治的な理由によってブーイングを浴びるのは、スポーツマンである彼らにしてみれば、非常に残念なこと。スポーツとは純粋なものであり、歴史や政治に関係なく行われるものだと思う。特に国歌吹奏でのブーイングはいただけない。ゲーム中であれば、まだ仕方がないとは思うが。しかし、それでも勝って来ているので、(ブーイングは)甘んじて受けてきた。次の済南でもサポートは望めそうにないが、今までどおりにやって最後まで行きたいと思う」

≪採点表≫

日本代表
GK:
23.川口能活 8.5
DF:
3.田中誠 6.0
(114分18.松田直樹 --)
5.宮本恒靖 6.0
22.中沢佑二 7.0
MF:
21.加地亮 5.0
15.福西崇史 6.0
4.遠藤保仁 6.0
(56分6.中田浩二 5.5)
14.三都主アレサンドロ 5.4
10.中村俊輔 6.0
FW:
11.鈴木隆行 6.0
20.玉田圭司 5.5
(72分19.本山雅志 5.5)

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