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2004.08.03.TUE

☆また奇跡★
アジアカップ準決勝結果

中国代表1−1(PK4−3)イラン代表
(北京)

日本代表4−3バーレーン代表
(済南)

≪得点者≫
日本:中田48、玉田55、93、中沢90
バーレーン:A・フバイル6、71、ナゼル85

≪出場メンバー≫
日本代表
GK:
23.川口能活
DF:
3.田中誠
(44分6.中田浩二)
5.宮本恒靖
22.中沢佑二
MF:
21.加地亮
(86分24西紀寛)
15福西崇史
(46分8.小笠原満男)
4.遠藤保仁
14.三都主アレサンドロ
10.中村俊輔
FW:
11.鈴木隆行
20玉田圭司

フォーメーション
(3-5-2)

  20  11
14  10  21
  4   15
 22  5  3
   23

中国で開催中のアジアカップは3日、連覇を狙う日本が120分の死闘を制し、2大会連続3度目の決勝進出を決めた!済南(中国)で行われた準決勝で、バーレーンを延長の末4―3で下した。最多タイとなる3度目の優勝を懸けた7日の北京で行われる決勝戦は、初優勝を目指す開催国の中国と激突する。日本は3―3の延長前半3分、宮本(G大阪)のロングパスを受けた玉田(柏)がドリブルで3人を振り切り、決勝点を奪った。前半6分に先制された日本は同40分に遠藤(G大阪)が不可解な判定で退場処分を受ける苦境に。後半3、10分に中田浩(鹿島)と玉田の連続ゴールで逆転したが、同26、40分に失点した。しかし、後半終了直前のロスタイムに中沢(横浜M)が頭で叩き込んで同点とした。

【また奇跡】
準決勝でも再び奇跡が起きた!連覇を目指す日本が、FW玉田圭司(24=柏)の決勝ゴールで、バーレーンとの死闘を4−3の逆転で制した。前半6分に先制され、同40分に退場者を出し、10人となった後半から猛反撃。同10分までに2得点。その後再逆転されても終了間際にまた追いつき、延長前半3分、玉田がこの日2発目を叩き込み、壮絶な試合に終止符を打った。Aマッチとしては史上初の2試合連続延長の死闘を勝ち抜き、奇跡の連続で11戦連続無敗となったジーコジャパンは7日、北京で、地元中国との決勝で連覇に臨む。玉田は自分のスピードに賭けた。3−3で2試合連続の延長に突入した前半3分。前線で1人だけ残り、カウンターを狙っていた。DF宮本からの長い縦パス。瞬時にバーレーンDF3人に囲まれた。「トラップして止めるより、前に流そう」。相手の足の間を抜けてボールが前に転がると、玉田のターボエンジンが点火した。残り2人をドリブルで突破。後ろからユニホームをつかまれ体をぶつけられても倒れない。最後の関門を突破すると、GKとの1対1も豪快に左足でネットに突き刺した。約40メートル独走して決めたこの日2点目が「優勝王手弾」となった。「狙っていたのがよかった。自分らしい形のゴールだった。相手も足が止まっていたからドリブルを仕掛ければ簡単に抜けた」。試合後は、前線にへたり込んだ。髪の毛は雨にぬれたように汗でべっとりだった。ため込んだウップンをすべて吐き出した。この試合で得点できなければ、FWとして11試合先発出場で無得点の日本代表ワーストタイ記録だった。「焦りはないけどモヤモヤがあった。点を取ってないのにずっと先発で使ってくれていたので、ジーコに恩を返すためにもゴールを決めたかった」。前半6分に先制され、同40分には遠藤が不可解な1発退場。3日前のヨルダン戦で120分の死闘、PK戦を制したばかりの日本に、とてつもない試練が襲い掛かった。観客は日本にブーイングを浴びせ、芝はボコボコではがれやすい悪環境。だからこそ「ここ(中国)で負けるわけにはいかない」を合言葉にジーコジャパンはたくましくなっていた。6試合連続で同じスタメンは日本代表史上初の記録。その「日本記録メンバー」の最後のピースが玉田だった。ヨルダン戦で痛めた右ひざには内出血が残る。前日の公式練習もアップをしただけで「違和感がある。今の状況では難しい」と欠場も覚悟していたが、試合当日になって出場を直訴した。同点で迎えた後半10分。ドリブルで左サイドを強引に持ち込み角度のないところからのピンポイントシュートが1度は勝ち越しゴールとなった。4月25日ハンガリー戦で初得点してから実に11試合、754分ぶりの快感で点取り屋が目覚めた。FW不足と叫ばれる中で、スタメンを張った玉田の意地が、激闘を勝利に導く源だった。ジーコ監督は「点を決めただけでなく彼の良さが十二分に出ていた」と満足げに言った。優勝への階段を1つ、1つ上がるたびにチームが成長していく。FWの不安も最後になって解消した。死闘の末、ドラマチックに勝利をつかんだジーコジャパン。連覇への階段はあと1つ。いよいよ最後の1勝をつかみにいく。

≪各選手コメント≫

川口能活(ノアシェラン)
「苦しい試合が続いたが、とにかく勝ててよかった。執念で勝ったようなもの。今日の勝因は、みんなで助け合う気持ち。周囲やチームを思いやる気持ちが、素晴らしい調子やパフォーマンスにつながっていると思う。延長戦が始まる少し前から、ずっと苦しかった。(10人になってからは)リスクを負わないと負けてしまうので、せめぎ合いの中でも助け合っていこうという気持ちが強くなった」

宮本恒靖(ガンバ大阪)
「(ハーフタイムでの指示は)とにかく、あきらめずに戦うことを確認した。後半になってからは、こういう(1人足りない)状況だから、120パーセントの力を出さないといけないと思った。ここまで来たのだから、負けるわけにはいかなかった。今日の立ち上がりは良かった。前からボールを追いかけていたし。(A・フバイルに2ゴール取られたが)彼だけではなく、9番(アリ)も良かった。相手が3トップだったので、マークがしにくかった。中2日の日本と、中3日のバーレーンとの差は、90分あたりから出てきた。今日は3失点したが、(1人少ない中で)リスクを負っていたのだから、仕方ないと思う」

中澤佑二(横浜F・マリノス)
「(DFのポジショニングは)3バックにしろ4バックにしろ、もっとしっかり確認して修正していくことが必要。グループリーグの3試合は、チームがバラバラなところがあったけれど、今はサブのみんなも助けてくれる。自分が、自分がではなくて、周囲のことをまず考えるようになった。(10人になったときには)特にピンチだとは思わなかった。マリノスの試合でもあったし。むしろ相手は若いチームなので、油断するだろうし、1点取れればいけると思った。今日は玉田が本当に頑張ってくれた。そう書いておいてください(笑)」

遠藤保仁(ガンバ大阪)
「退場のシーンは、ちょっと(手が)当たっただけ。故意ではなかったが、ヒジが当たったように(主審には)見えたのではないか。(退場になったのは)クラブではあるけれど、代表ではこれが初めて。(今日のジャッジについては)相手の退場の理由も、よく分からなかった。決勝には出場できないが、仕方がない。みんなのサポートに回る。決勝トーナメントに入ってからのチーム状態は、とてもよくなっている。みんな通じ合っている感じ。今日は先制されたが、入り方は悪くはなかった。結果を出しているし、もちろん先制されるのはよくないけれど、それでも負けないだけの力が今のチームにはある」

中村俊輔(レッジーナ)
「(同点となったコーナーキックについて)どうしてもあの時間に点が欲しかった。セットプレーの形ができてきたのが、今の強みだと思う。でもパスミスから点を取られたり、相手の速攻でDFのミスが出たりしていた。ワールドカップ予選のことも考えて、修正しなければならない。(遠藤が退場になって)ジーコはFWを減らしたくなかったので、中盤が1人足りなくてキツかった。自分が走ることで試合を落ち着かせようとしたが、しんどかった。(延長に入って)相手も足が止まって、玉田が決めてからは理想的な展開になったと思う」

玉田圭司(柏レイソル)
「(今日のゴールについて)自分の中に余裕が出てきた。試合では、いかに(相手を)崩すかを考えていた。1点目はGKとの1対1。2点目は、相手が疲れていたので、ぶっちぎってやろうと思った。(延長戦になって)土肥さんから「11番と17番が足をつっている」と教えられたので、狙っていた。(ようやく結果を出したが)苦しくはなかった。ここまで取れなかったのは、実力ではなく運の問題だと思っていたので。

日本代表・ジーコ監督
「今日の試合はサッカーファンにはこたえられない、準決勝にふさわしい素晴らしいゲームだったと思う。自分のチームに対しては、選手たちが長い時間を10人で戦い、相手の鋭い攻撃に対してもバランスを崩すことなくチャンスを待った。そこで勝利が転がってきたのだと思う。選手たちの闘志に感謝したい。(中東勢の印象は?)ひと昔前であれば、こうしたアラブ諸国は個人に力があっても、それが戦術面においてチーム力に生かされていなかった。だが、この3試合の相手(オマーン、ヨルダン、バーレーン)では、外国人監督の導入によって、非常に戦術面がよくなり、個人の技術やスピードが生かされるようになった。オマーンにしろ、今回のバーレーンにしろ、状況に応じたサッカーをする、組織だった強いチームだと思う。(敗戦を覚悟したか?)最後のホイッスルが鳴るまでは絶対にあきらめるなということを、選手たちは実行してくれた。40年間もサッカーを見ていると、本当にいろいろなことがある。それを信じてやっている。(決勝戦は)全精力を傾けてタイトルを取りに行く」

バーレーン代表・ユリチッチ監督
「負けはしたが満足している。初めてベスト4に進み、決勝進出にも近づいたからだ。後半には疲れが出た。日本は強くて経験のあるチームだ」

≪採点表≫

日本代表
GK:
23.川口能活 6.0
DF:
3.田中誠 5.5
(44分6.中田浩二 6.5)
5.宮本恒靖 6.5
22.中沢佑二 7.5
MF:
21.加地亮 5.0
(86分24西紀寛 5.5)
15福西崇史 5.5
(46分8.小笠原満男 6.0)
4.遠藤保仁 5.0
14.三都主アレサンドロ 5.5
10.中村俊輔 6.5
FW:
11.鈴木隆行 5.0
20玉田圭司 7.5

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