[PR]
なんと!月額200円
でパケ代が半額♪


本日の超最新情報
2004.08.12.THU

☆五輪初勝利★
アテネ五輪女子サッカー・グループリーグ結果

グループE

日本1−0スウェーデン

≪得点者≫
日本:荒川24

≪出場メンバー≫
女子日本代表
GK:
1.山郷のぞみ
DF:
5.川上直子
3.磯崎浩美
13.下小鶴綾
12.山岸靖代
MF:
6.酒井與惠
8.宮本ともみ
16.小林弥生
(56分17.安藤梢)
(80分15.柳田美幸)
FW:
9.荒川恵理子
(66分14.丸山桂里奈)
10.澤穂希
11.大谷未央

アテネ五輪に出場している女子日本代表は現地時間11日、グループリーグ初戦のスウェーデン戦を迎え、前半に挙げた荒川のゴールで1−0で勝利、白星スタートを切った!日本は24分、ゴール前のこぼれ球を荒川が押し込み先制すると、その1点を守り切り、強豪スウェーデンを相手に、五輪での初勝利を挙げた。日本女子は14日、グループリーグの第2戦でナイジェリアと対戦する。

【五輪初勝利】
なでしこジャパン、メダルが見えた!アテネ五輪のトップを切ってスタートした女子サッカーで、女子日本代表は昨年のW杯準優勝のスウェーデンと対戦。前半24分、FKからFW荒川恵理子(24=日テレ)が右足でゴールに流し込み先制すると、攻守で圧倒。国際サッカー連盟(FIFA)ランク4位の強豪を同13位の日本が内容でも圧倒して、1−0で撃破した。五輪2度目の出場で初勝利を挙げ、グループリーグ・グループEの1位突破が見えてきたのと同時に、メダル獲得も見えてきた。スウェーデンの猛攻が続く、もどかしいロスタイムに終わりを告げる笛が鳴り響くと、選手らは抱き合って喜んだ。全力を出し切り疲労こんぱい。その抱擁は弱々しい。しかしその顔に浮かんだ笑みは、限りなく誇らしげだった。メダルへの道を切り開いたのはFWのアフロヘアー荒川だった。前半24分、DF磯崎のFKをFW大谷が頭で流す。スウェーデンGKヨンソンがキャッチできず、こぼしたところに詰めていたのが荒川だった。DFウェストベリと競りながら転がるボールに右足を伸ばした。MF沢が抱きつき、MF小林が飛びついた。昨年W杯準優勝の強豪を狼狽させるには十分だった。荒川の大舞台での強さは証明済みだ。五輪切符のかかった4月のアジア予選準決勝・北朝鮮戦でも先制弾を決めていた。高いキープ力と男子を彷彿とさせるリズムに乗ったドリブル。幼少のころ、男になりたくて「デパートに行って、チンチンを買ってくる!」と叫んだこともある。もっと早くに名を上げてもおかしくなかったが、度重なる大ケガに泣かされた。2001年に脱臼グセのあった左肩を手術。同12月に復帰も、1カ月後の全日本女子選手権の伊賀戦で、現在の日本の守護神・山郷と接触し、右スネを開放骨折し、切断の可能性を宣告された。山郷が号泣して見舞った際も「人生、これもあり」と笑って受け止めた。右足のかかとにあけた穴にワイヤを通され、右足をつるし、手術を待った。「心肺機能を落とさないため、ベッドで息を止める練習をしていました」という天然キャラが、爆発した。エースのゴールは、日本に流れを引き寄せた。シュートはスウェーデンを上回る10本。前線で荒川が体を張ってボールをキープ。組織的な守備も機能し、前半24分のスウェーデンのFKでは、カベに入ったMF小林が根性を見せた。DFベントソンの強烈なキックから放たれたボールを、みぞおちで受けた。苦痛でこぼれ落ちそうになる涙を必死で止めて、ボールを追った。2002年8月の就任以降、アテネを最大目標にしてきた上田栄治監督(50)の指導もズバりハマった。完全になでしこの花がアテネに咲き誇った。2月に福島・Jヴィレッジで行った19日間にも及んだ長期合宿では、その大半をフィジカル練習にあて、フィジカルで勝るスウェーデンに走り負けなかった。男子へ近づくことが世界への近道。その信念を貫き、女子サッカー界に大きな1歩を刻んだ。

≪各選手コメント≫

荒川恵理子(日テレ・ベレーザ)
「この試合を落としてはいけないことは分かっていたので、チームと自分のためにベストを尽くしました。(得点シーンは)大谷選手がチョンと触ったボールが、自分のところに来て、詰めて押し込みました。入った時は「ヤッター!」って感じです。ベンチに下がってからは時間が経つのが遅くて、時計を何度見ても、1分しか経っていなかった。最後は自分がピッチに立っているような気持ちで声を出していました。勝ててよかったけど、もっとチャンスがあったので、もっとしっかり決めたかったです」

澤穂希(日テレ・ベレーザ)
「膝の痛みは全くなく試合ができたので、非常に安心した。でも、たくさんチャンスを外してしまった。2列目から出ていけばチャンスがあると思っていたが本当にそうだった。実は昨日から負ける気がしなかったです。次の試合もぜひ出場して、得点できることを祈っています」

大谷未央(TASAKIペルーレFC)
「攻撃面では、DFの背後が弱いと言われていたので、そこを突いて得点につなげられたのはうれしい。あと、相手の左サイドの選手がボールの処理とかも悪かったので、そこを狙った結果だと思います」

女子日本代表・上田栄治監督
「スウェーデンに勝てたということは、とても素晴らしいことだと思ってます。去年のW杯の時点であれば不可能だったかもしれないと感じていましたが、選手たちが進歩したことによって勝てたと思っています。この勝ちをまた次のナイジェリア戦につなげたいと思います。スウェーデンはパワープレーが多く、DFから長いボールを蹴ってくると思っていたが、それに対する対応はよくできていました。攻撃面においては、相手のMFのバランスが悪いので、サイドチェンジを使えば川上がフリーになる。それもうまくできていて、前半、ゴールチャンスが増えたのはよかった。ただ、それをしっかり決めていくことが、これからの課題です。(安藤の途中交代は?)安藤は、あのポジションでトレーニングを行ったことはありませんでしたけれど、自分の(彼女ならうまくやれるという)期待感で出しました。しかし、もう少し左サイドでボールをキープすることが必要だったので、かわいそうだったけど柳田に代えました」

≪採点表≫

女子日本代表
GK:
1.山郷のぞみ 6.5
DF:
5.川上直子 7.0
3.磯崎浩美 6.5
13.下小鶴綾 6.0
12.山岸靖代 6.0
MF:
6.酒井與惠 6.5
8.宮本ともみ 6.5
16.小林弥生 6.5
(56分17.安藤梢 6.0)
(80分15.柳田美幸 --)
FW:
9.荒川恵理子 7.0
(66分14.丸山桂里奈 6.0)
10.澤穂希 5.5
11.大谷未央 6.5

日本の超サッカー情報
TOP PAGE