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本日の超最新情報
2004.08.13.FRI

☆惜敗★
アテネ五輪男子サッカー・グループリーグ結果

グループB:

日本3−4パラグアイ
(カフタジョグリオ競技場)

≪得点者≫
日本:
小野22=PK、56=PK、大久保81
パラグアイ:
ヒメネス5、カルドーソ25、37、トーレス62

≪出場メンバー≫
日本代表
GK:
1.曽ヶ端準
DF:
3.茂庭照幸
2.田中マルクス闘莉王
4.那須大亮
(46分10.松井大輔)
MF:
15.徳永悠平
5.阿部勇樹
6.今野泰幸
7.森崎浩司
(66分11.田中達也)
8.小野伸二
FW:
9.高松大樹
(74分17.平山相太)
16.大久保嘉人

フォーメーション
(3-5-2)

  9  16
7   8  15
  5   6
4   2   3
   1

パラグアイ代表
GK:
18.D・バレット
DF:
3.マンスール
4.ガマラ
5.デバカ
6.エスキベル
(71分9.バレイロ)
11.トーレス
15.クリスタルド
(76分16.ディアス)
MF:
8.E・バレット
10.フィゲレド
FW:
7.ヒメネス
(58分2.マルティネス)
17.カルドーソ

アテネ五輪のサッカー男子日本代表は12日(日本時間本日13日午前2時30分〜)、グループリーグ・グループB初戦でパラグアイと対戦し、激しい点の取り合いの末、3―4で惜敗した!日本の第2戦は15日(同16日午前2時30分)にイタリアと対戦する。試合は前半5分に那須(横浜M)がゴール前でパスの処理に手間取る間にヒメネスにボールを奪われ先制点を許したが、同22分に高松(大分)が倒されてもらったPKを小野(フェイエノールト)が決めて同点に追いついた。しかし、パラグアイは同25分、カルドーソがゴール前からのFKを決めて再び1点をリード、さらに同37分にもカルドーソが決めて追加点を奪い、1−3で前半を折り返した。後半開始から日本は那須に代えて松井(京都)を投入。日本は後半8分、高松が得たPKを再び小野が確実に決めて1点差に迫った。同13分、パラグアイのトーレスが豪快なシュートを決め再び2点差となった。このあと、日本は田中達也(浦和)、平山(筑波大)を投入して得点を狙う。同35分、田中達の折り返しを大久保(C大阪)が左隅に決めて3−4とした。日本は同点を狙って攻め続け、ロスタイムにはCKから平山がヘディングシュートを放ったがキーパーに阻まれた。結局、日本は最後まで怒涛の攻撃を仕掛けたが、堅守パラグアイの守りにかわされ、勝ち点を逃す手痛いスタートとなった。

【ミス連発】
36年ぶりのメダル獲得へ、窮地に陥った!サッカー男子の日本五輪代表が、五輪南米予選と南米選手権でブラジルを破っている強豪パラグアイとの初戦に3−4と惜敗した。MF小野伸二(24=フェイエノールト)のPK2発など3点を奪ったが、ミス連発で山本ジャパンの国際試合で42戦目にして初の4失点。グループリーグ突破へ大事な初戦を落とした日本は15日、優勝候補イタリア(ボロス)戦に背水の陣で臨む。ペースがなかなかつかめなかった。日本の五輪初戦は序盤からミスが連続した。前半5分にDF那須のミスから失点。MF小野のPKで同点に追い付いたのもつかの間、同25分にゴール正面のFKからFWカルドーソにゴールを許すと、同37分にも再びカルドーソに決められた。表彰台を目指して山本ジャパンはギリシャへ乗り込んだ。だが、メダル獲得が最終目標ではない。「アテネ経由ドイツ行き」。山本昌邦監督(46)がことあるごとに口にしてきた言葉だ。「アテネの先につながっていくことがこのチームの目標」と、2006年W杯ドイツ大会で戦える選手を1人でも多く出すため、厳しい練習で追い込んできた。猛暑の中で最後まで戦えるスタミナ、中2日でのグループリーグ3試合をこなせる体力、精神力。2000年シドニー大会のメンバーと比較して「谷間の世代」と揶揄(やゆ)された選手に明確な課題を与え、成長を促してきた。2日にオーバーエイジ(OA=24歳以上)枠で小野が加入。「OAとして入っているので、見ている人たちにそれだけの力があることを見せなくてはいけない。見せるのはうまさではなく、勝利するために頑張っている姿。最後はそういうところだと思う」。トップ下、ボランチとしてプレーだけでなく、リーダーとしての自覚でチームをけん引した。五輪南米予選、先月の南米選手権でブラジルを破ったパラグアイの対策も練ってきた。攻撃的ではサイドから相手を崩すイメージを徹底して練習で繰り返した。また、ビデオを個別に編集して見せるなど、相手選手の特徴を頭に叩き込んだはずだった。しかし、前半から中盤でボールをつなげず、パラグアイに思うようにサッカーをさせてもらえなかった。後半にはミスを連発した那須をベンチに下げ、小野がキャプテンマークを巻いてボランチに入った。トップ下には松井が入り、局面の打開を図った。後半9分には小野が2本目のPKを決めて1点差。同17分には山本ジャパンになってワースト記録となる4点目を喫したが、同36分にFW大久保がゴールを奪い、再び1点差と迫った。あと1歩まで追いすがった日本だが、最後までパラグアイをとらえることはできなかった。前日11日にスウェーデンに快勝した女子日本代表に続きたかった山本ジャパン。敗れはしたが終盤の粘りで、残り2戦の巻き返しにかける。

≪各選手コメント≫

田中マルクス闘莉王(浦和レッドダイヤモンズ)
「五輪に出ることができたので、さらに結果にこだわっていきたい」

ガマラ(パラグアイ)
「今日は非常に難しいゲームで、日本は非常に手強かった。彼らは強いセンターラインを持ったいいチームだ。今日の我々は、多くのゴールのチャンスを作れたことがよかった。この勝利でいい方向に進むだろう」

男子日本代表・山本昌邦監督
「ピッチコンディションも含めて、少し甘さが出て、シンプルにやらなければいけない場面があった。この会場で1回も練習させてもらえなかったため、選手は少しナーバスなところがあったと思う。ディフェンスラインをもう1回立て直す。内容的にはやれているところもたくさんあるので、自信を持って次のイタリア戦は結果を出す。守備の安定が大事。那須に関しては、キャプテンという重圧を感じていたのだと思う。体調面に関しては、メディカルからは特に問題なかったと聞いていた。あと後半の戦いについては、ボールと人がコンパクトに動きながら戦うという、我々のサッカーができていたのではないかと感じている。小野に関しては時間の経過とともに彼のプレーがチームにフィットしてきた。それだけに前半の使い方と後半の使い方を比べた時に、前半の戦いに関して悔まれる部分がある」

男子パラグアイ代表・ハラ監督
「勝ち点3を取れたことが重要。我々のほうが日本よりパワーがあった」

川淵三郎・日本サッカー協会会長
「あきらめずにやったことが次につながるのではないか。守備の方で不安が出たが、何とか追いつこうとやった。次に頑張れると思う」

≪採点表≫

日本代表
GK:
1.曽ヶ端準 4.5
DF:
3.茂庭照幸 5.5
2.田中マルクス闘莉王 5.0
4.那須大亮 4.5
(46分10.松井大輔 6.0)
MF:
15.徳永悠平 5.5
5.阿部勇樹 5.0
6.今野泰幸 5.5
7.森崎浩司 5.0
(66分11.田中達也 5.5)
8.小野伸二 6.5
FW:
9.高松大樹 5.5
(74分17.平山相太 5.0)
16.大久保嘉人 6.0

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