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本日の超最新情報
2004.08.16.MON

☆敗退★
アテネ五輪男子サッカーグループリーグ結果

グループB

日本2−3イタリア
(パンテサリコ競技場)

≪得点者≫
日本:阿部21、高松90+2
イタリア:デ・ロッシ3、ジラルディーノ8、37

≪出場メンバー≫
日本代表
GK:
1.曽ヶ端準
DF:
15.徳永悠平
(19分4.那須大亮)
3.茂庭照幸
2.田中マルクス闘莉王
13.駒野友一
(46分11.田中達也)
MF:
6.今野泰幸
5.阿部勇樹
8.小野伸二
10.松井大輔
(76分7.森崎浩司)
FW:
16.大久保嘉人
9.高松大樹

フォーメーション
(4-4-2)

   9 16
10      8
   5  6
13  2  3 15
    1

イタリア代表
GK:
18.ペリッツォーリ
DF:
3.モレッティ
4.フェラーリ
5.ボネーラ
13.バルツァッリ MF:
10.ピルロ
6.デ・ロッシ
7.ピンツィ
(89分17.メスト)
8.パロンボ
(63分15.ドナデル)
FW:
9.ジラルディーノ
11.スクッリ
(54分16.デル・ネーロ)

アテネ五輪サッカー男子でグループリーグ・グループBの日本代表は、15日(日本時間本日16日)、ボロスでイタリアと対戦して2−3で敗れ、初戦でパラグアイに敗れた日本は、2試合を終えて勝ち点0でグループリーグ敗退が決定した!日本は前半3分、8分に立て続けに失点。同21分に阿部が直接FKを決めて1点差としたが、15分後にカウンターから失点し、1−3で前半を終えた。後半、日本はボールを支配し、何度もイタリアゴールを脅かしたがあと一歩及ばず、ロスタイムにFKから高松のヘディングで1点を返すにとどまった。グループBのもう1試合はガーナが2―1でパラグアイを破り、イタリアとガーナが勝ち点4、パラグアイが3、2連敗の日本は0。

【日本、敗退】
36年ぶりの表彰台を狙った山本ジャパンが、グループリーグで散った!初戦黒星で後がなくなっていた日本が、2−3で欧州王者イタリアに敗れた。1年ぶりの4バックで臨んだが守備が崩壊し、MFデロッシに先制されるとFWジラルディーノに2ゴールを許し前半だけで3失点。MF阿部勇樹(22=市原)のFKなどで2点を奪ったが、及ばなかった。日本は2連敗で、18日の最終ガーナ戦(ボロス)を残してグループリーグ敗退が決まった。後がない日本には、ショッキングな幕開けだった。前半3分、警戒していたサイドをイタリアに突破された。右の深い位置からMFスクッリにクロスを入れられ、中央で待っていたMFデロッシに左足オーバーヘッドで豪快に蹴り込まれた。GK曽ケ端が一歩も動けないほどのスーパーゴール。ショックから立ち直れないまま、5分後にも縦パスからDF茂庭が振り切られ、FWジラルディーノに2点目を奪われた。初戦のパラグアイ戦は守備の乱れから山本ジャパン初の4失点を喫し、黒星スタートとなった。強豪イタリアに対して、山本昌邦監督(46)は賭けに出た。「サイドの攻防になる」と、自身就任後の国際試合43戦目で3度目となる4バックを採用した。最近は練習でも試していない1年ぶりとなるフォーメーション。攻撃時に両サイドが上がって3トップになるイタリア対策の布陣だったが、U−21(21歳以下)欧州選手権を制したイタリアの攻撃は止められなかった。前半19分に早くも負傷した徳永に代えて那須を投入。2分後にMF阿部が、ゴール正面左からイタリアのカベ5人を越えて直接ゴールに突き刺す華麗なFKを決めて1点差に迫った。しかし、同36分にはまたしても日本の右サイドを突破され、ジラルディーノの絶妙なヘディングで3点目を決められた。再び2点のビハインド。それでもあきらめるわけにはいかない。イタリアに勝つため、攻撃面ではこれまで練習してきたサッカーを再び徹底した。ボールと人が連動しながら素早いダイレクトパスで相手ゴールに迫るイメージ。山本監督は「(パラグアイ戦の)3得点はPKも含めていずれも10秒以内のゴールだった。やっていることは間違いない。3得点のシーンをビデオにして見せた」。選手たちの攻撃に対するイメージを高め、堅守のイタリアに立ち向かった。最後まであきらめることなくイタリアゴールに迫った。後半開始早々にはMF松井がDF裏へ抜け出し、GKと1対1になるなど何度も見せ場をつくった。後半ロスタイムには高松のヘッドで1点差に迫った。だが、前半の3失点が重くのしかかって敗れた。2試合で計7失点と守備が崩壊して、五輪では初めて最終戦を残してグループリーグ敗退が決まった。「アテネ経由でドイツ」を標ぼうし、表彰台を目指して駆け抜けてきた山本ジャパンの2年間。実力を発揮できないまま、目標とした6試合の半分でアテネの大舞台を去ることになった。

≪各選手コメント≫

田中マルクス闘莉王(浦和レッドダイヤモンズ)
「この前の試合(パラグアイ戦)と違って、結構ディフェンスラインも高かったし、中盤も非常にプレッシャーがかかっていたし、今日は日本ペースでやれたとも言える。3回のチャンスで3点取ったというのが、イタリアの実力。逆にうちも何回かチャンスを作って2点取ってくれたから、本当に自分たちの未来につながる試合だと思う」

阿部勇樹(ジェフユナイテッド市原)
「(1点目の)FKは最初からあそこに蹴ろうと思っていた。蹴った瞬間に入ると思った。2点目はファーに蹴れば誰かが飛び込むだろうと思っていたら、大樹(高松)が決めてくれた。ただ、勝てなければ(ゴールの)意味はない。早い時間帯に失点を重ね、2試合とも同じような展開になってしまった。(2試合とも)エンジンがかかるのが遅すぎた」

小野伸二(フェイエノールト)
「いい試合だったので、結果が出なくて残念。イタリアはやっぱり強いチームだった。自分がもっとリーダーシップを取れていればと今は後悔している。このような結果になって悔しい。最終戦も全力で頑張りたい」

松井大輔(京都パープルサンガ)
「自分が決めていれば引き分けに持ち込むことができた試合だった。できれば、前半は0−0で終えたかった。そうすれば、どっちが勝ったか分からなかったと思う。(イタリアについて)全然強いとは思わなかった。ただ、結果だけが出なかった」

大久保嘉人(セレッソ大阪)
「日本の今の力でも十分、世界と戦えることが分かった。今日はそれを肌で感じることができた。自分のプレーとしては、思い通りにドリブルできたし、イタリアの強さはそれほど感じなかった。(試合前には何を考えた?)今日は勝つことだけを考えていた。(ハーフタイムには)全員で前に行こうと声を掛けた」

那須大亮(横浜F・マリノス)
「やられたことでたくさんのことを感じることができた。それはJリーグでは感じることのできないものだった。自分として非常にいい経験になった。(勝敗を分けたのは)決めるところで決めるか、決められないかの差」

ジラルディーノ(イタリア)
「第1戦のガーナ戦とは全く違うゲームだった。我々は前半、非常に良かったが、後半の出来は良くなかった。この五輪で3ゴール(この日は2ゴール)も決めることができて、非常にうれしい」

男子日本代表・山本昌邦監督
「(予選リーグ敗退という)結果は残念だが、我々にはドイツ(2006年W杯)へつなぐという、もう1つの目的があるので、選手はこれを乗り越えて強くなっていくことが大事。もう1試合(ガーナ戦)あるので、先につながる戦いを切らさずにやっていく。今日の、選手が戦ってくれた姿勢は必ずこの後につながる。選手には感謝したい。我々もイタリアと同じようにチャンスがあったが、それをモノにできなかった時間帯があった。ペナルティーエリア内での質の差、世界基準の高さや精度の差が結果になった。戦い方には多少問題があったが、選手は十分戦えることをアピールできた。A代表を目指してほしい。国内ではできない経験なので、もう1試合を戦い、ドイツにつなげることが大事。(2006年までの)2年間の中で悔しさをぶつける。選手は必ずやってくれる。2年後が楽しみ。(4バック採用ついては)相手が高い位置でサイドを突いてくるため。我々の弱点というのはサイドにあって、DFのサイドバックが開いたときに、どうしても人が足りなくなって数的不利な状況を作られてしまう。そのため、サイドの強化という意味で4バックを採用した。今考えると、徳永の早い時間帯でのケガというのもあったし、その質の差が出てしまったかなと思う。(今後の日本代表はどうなるか?)今回のチームはここで終わりなので、後は選手たちにこの経験を上の代表に生かしていってほしいと思う」

男子イタリア代表・ジェンティーレ監督
「試合中、我々は日本からプレッシャーをかけられていた。今日、勝ったことは重要だ。しかし、もっと大切なのは次のパラグアイ戦。3日間でディフェンスの技術を向上させることはできないが、ベストを尽くすだけだ」

≪採点表≫

日本代表
GK:
1.曽ヶ端準 4.5
DF:
15.徳永悠平 --
(19分4.那須大亮 5.0)
3.茂庭照幸 4.5
2.田中マルクス闘莉王 5.0
13.駒野友一 5.0
(46分11.田中達也 5.0)
MF:
6.今野泰幸 5.0
5.阿部勇樹 6.0
8.小野伸二 5.5
10.松井大輔 5.0
(76分7.森崎浩司 --)
FW:
16.大久保嘉人 5.5
9.高松大樹 5.5

イタリア代表
GK:
18.ペリッツォーリ 6.0
DF:
3.モレッティ 6.5
4.フェラーリ 5.5
5.ボネーラ 6.0
13.バルツァッリ 5.5MF:
10.ピルロ 6.0
6.デ・ロッシ 6.5
7.ピンツィ 6.0
(89分17.メスト --)
8.パロンボ 6.0
(63分15.ドナデル 5.5)
FW:
9.ジラルディーノ 7.5
11.スクッリ 6.5
(54分16.デル・ネーロ 5.5)

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