☆初勝利★
アテネ五輪サッカー男子グループリーグ結果
グループB
日本代表1−0ガーナ代表
(パンテサリコ競技場)
≪得点者≫
日本:大久保37
≪出場メンバー≫
日本代表
GK:
1.曽ヶ端準
DF:
5.阿部勇樹
2.田中マルクス闘莉王
3.茂庭照幸
MF:
14.石川直宏
(62分10.松井大輔)
12.菊地直哉
6.今野泰幸
13.駒野友一
(23分7.森崎浩司)
8.小野伸二
FW:
16.大久保嘉人
(82分11.田中達也)
9.高松大樹
フォーメーション
(3-5-2)
16 9
13 8 14
6 12
3 2 5
1
アテネ五輪サッカー男子グループリーグ・グループBの日本代表は、18日(日本時間19日)、ボロスでのグループリーグ最終戦でガーナと対戦し、1−0で勝ち、五輪初勝利を挙げた!パラグアイ、イタリアに連敗し、すでに敗退が決定している日本は、前半37分、菊地のロングパスから大久保がヘディングを決めて先制。後半はガーナの猛攻に苦しんだが、DF陣が踏ん張り、1−0で逃げ切った。グループBのもう1試合はパラグアイが1−0でイタリアを下した。この結果、パラグアイとイタリアが決勝トーナメントに進出した。
【意地の1勝】
山本ジャパンが最後に意地の1勝をもぎ取った!すでにグループリーグ敗退が決まっていたサッカー男子の五輪日本代表が、最終戦でガーナに1−0と勝利。前半37分、FW大久保嘉人(22=C大阪)が先制点を奪い、最後まで集中力を切らさず完封勝ちした。1勝2敗で戦いを終えた山本ジャパンは、通算44戦23勝11分け10敗で活動を終了。21日に帰国する。最後の最後で日本が意地を見せた。山本ジャパンの総決算となる通算44戦目のガーナ戦。「1秒も無駄にせず戦ってほしい」という山本昌邦監督(46)の願いが届き、スピード、高さと抜群の身体能力を誇るガーナ相手に集中力は途切れなかった。前半37分、「最後は勝って終わりたい」と話した大久保が決勝点を奪った。菊地の前戦へのフィードに冷静に対応。DF裏側へ飛び出すと、飛び出したGKの頭上を越えるヘディングシュートを決めた。パラグアイ、イタリアに連敗して出場16チーム中、最も早い敗退が決まった。掲げてきた36年ぶりのメダル獲得という夢は消滅。しかし、このままでは終われないという気持ちが、最後で勝利へつながった。山本監督はガーナ戦を、2006年W杯ドイツ大会へ向けた最初のゲームと位置付け「次につながる試合をしよう。五輪の先の夢に向かって頑張ろう」と奮起を促していた。6月9日の五輪抽選会からアルコールを断ってきた指揮官へ、最後は白星で報いた。約2年にわたって活動してきた山本ジャパンもこれで解散。五輪での経験を財産にし、それぞれ、A代表入り、さらに2006年W杯ドイツ大会を目指す。
≪各選手コメント≫
田中マルクス闘莉王(浦和レッドダイヤモンズ)
「守備陣としては(3試合で)7失点はキツい。これからも、やることはたくさんある。日本の誇りを胸に刻んでやるだけ」
石川直宏(FC東京)
「今日は90分走り回ろうと思ったのに、それさえさせてもらえなかった。(五輪では出番があまりなかったが?)それがぼくの実力だと思っている。この先の活躍で見返したい」
小野伸二(フェイエノールト)
「疲れた。すべてにおいて。(下の世代とやって)自分も上を目指して努力していかないと、と感じた。これがスタート」
大久保嘉人(セレッソ大阪)
「チームが勝ちたいのもあったし、自分をアピールしたいのもあって必死だった。自分の力が通用するのが分かった。海外でもやりたい」。
男子日本代表・山本昌邦監督
「(2002年)ワールドカップが終わった時からこのオリンピックを目指してチーム作りをしてきて、選手たちは本当に2年間の間に成長してくれた。今日、この厳しいメンタルコンディションの中で勝ち点3を獲ったということを、彼らは次の目標であるワールドカップにつなげていってくれるんじゃないかなと思っている。長いようで短かったこの2年間、各選手と一緒に非常に充実した時間が過ごせたと思う。(最後のホイッスルが鳴ったときは?)『仕事が終わったな』という感じ。複雑な思い。やはり、今大会に関しても出られた選手、出られなかった選手がいるので、彼らの気持ちを考えると…。やっぱり選手たちは人生かけてきているので。十分な時間を与えてやれた選手もいるし、与えてやれなかった選手もいるし、ここに来れなかった選手もいるんで、やはり複雑な気持ち」
≪採点表≫
日本代表
GK:
1.曽ヶ端準 4.5
DF:
5.阿部勇樹 6.0
2.田中マルクス闘莉王 6.5
3.茂庭照幸 6.0
MF:
14.石川直宏 6.5
(62分10.松井大輔 5.5)
12.菊地直哉 7.5
6.今野泰幸 6.0
13.駒野友一 --
(23分7.森崎浩司 6.0)
8.小野伸二 6.5
FW:
16.大久保嘉人 7.0
(82分11.田中達也 --)
9.高松大樹 6.0
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