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2004.02.18.WED

☆辛勝★
2006年W杯アジア1次予選グループ3第1戦結果

日本代表1−0オマーン代表
(埼玉スタジアム2002・60207人)

≪得点者≫
日本:久保89

≪出場メンバー≫
日本代表
GK:
1.楢崎正剛
DF:
2.山田暢久
3.坪井慶介
5.宮本恒靖
14.三都主アレサンドロ
MF:
19.遠藤保仁
(63分8.小笠原満男)
6.稲本潤一
7.中田英寿
10.中村俊輔
FW:
20.高原直泰
(81分11.鈴木隆行)
13.柳沢敦
(46分9.久保竜彦)

フォーメーション
(4-4-2)

  20  13
10      7
   6  19
14  5   3  2
    1

2006年W杯ドイツ大会アジア1次予選グループ3、日本vsオマーン戦は本日、6万207人の大観客を集めた埼玉スタジアムで行われ、日本は終了間際のロスタイムに久保竜彦(横浜M)が決勝点を蹴り込み、1―0でオマーンを下し、W杯3大会連続出場へ向け白星発進した!日本は中村俊輔(レッジーナ)が前半のPKを含め2度の絶好機を逃すなど苦しい展開だったが、終了寸前に相手ゴール前でフリーとなった久保が冷静に左足で蹴り込んだ。グループ3のもう1試合はインドがホームでシンガポールを1−0で下した。この結果、日本とインドが1位で並んだ。1次予選グループ3は11月17日まで2回戦総当たりのリーグ戦を行い、1位が来年の最終予選に進出。8チームによる最終予選は来年8月まで行われ、まず4チームの本大会出場が決まる。残り1枠を争うプレーオフ終了は来年11月という長丁場となる。

「機能不全」
スタジアムの焦燥感を久保の左足がかき消した2分後に、終了の笛が鳴った。殊勲の久保が、笑顔で仲間に祝福される。1次予選で最も強敵と目されるオマーンとの大事な初戦、しかもホームでの戦いで、日本は最低条件の勝ち点3をどうにかつかみ取った。後半ロスタイムが2分を過ぎた直後に、待望の瞬間が訪れた。後半開始から柳沢に代わり、重責を託された久保の目の前に、ボールがこぼれる。久保は左足で冷静に右隅へ流し込んだ。「最後の1秒まで勝つ気持ちを失わなかったことに満足している」。疲労感をにじませたジーコ監督が、1点へのこだわりを持ち続けた選手を讃えた。7年ぶりに戦うW杯予選という特別の舞台。オマーンは2トップだけでなく中田英、中村にもマンマークを張り付けた。予想していたとはいえ相手の厳しい守備に、指揮官が信頼し、日本の武器と見込む中盤は機能不全に陥った。帰国後、わずかな練習で臨んだ欧州組は連係が取れず、前半30分に幸運な形でもらったPKも、中村がGKハブシに読まれて阻まれた。緊張感も災いして内容は乏しかった。それでも、勝ち点3は何より大きい。「焦らずに自分たちのサッカーを最後まで実践してくれた。億単位の金を使ったチームでも引き分けや負けはある。1−0で勝てたのは非常にうれしい」。ジーコ監督は、1勝の重みを強く噛みしめた。

≪各選手コメント≫

宮本恒靖(ガンバ大阪)
「時間が進むにつれて、重苦しい雰囲気もあったが、我慢して攻め続ける気持ちが得点に結び付いたと思う。得点が入った瞬間は、開放感があった。ただ、反対に自分たちがこのようにやられることもあるわけだから、気をつけていきたい。思った以上にオマーンはカウンターが速く、球際も強く厳しかった。気持ちも入っていた」

遠藤保仁(ガンバ大阪)
「それほど緊張せずに試合に入っていけた。もう少しボールを回していってもよかったかなと反省もある。今思えば、ちょっと無理して縦に行き過ぎた感じもある」

稲本潤一(フルハム)
「ワールドカップの予選という雰囲気はあまり感じなかった。相手に多少やられた部分もあったが、自分たちのサイド攻撃もある程度できたと思う。ただ、中盤でのボールの取られ方が悪かったシーンがいくつもあったので、これが修正点。遠藤から小笠原に代わったシーンは、事前のミーティングで、ああなったときは自分が守備にある程度専念するように確認していた」

中田英寿(ボローニャ)
「最初から厳しいゲームだというのは予想していた。勝利というのは非常に大事なので、結果が出て良かったと思う。勝利が第一目標だったので、結果自体は出たので良かったが、決めるチャンスを決め切れなかったのは、いつも通りの課題。真剣勝負の中で決めることの大事さをみんなが身に染みて分かり、体感できたという意味では良かった。今日は勝利しかないと考えていた。今回のように大きな大会は初めてというか、まだまだ気持ち的に浮ついていたというか、集中し切れないところがあったと思うので、そのあたりをうまくみんなに伝えて盛り上げられたらよかったと思ったが、そういう(反省の意味で)この試合は良かった。前半に点が入らなくても、なんとも思わなかった。最後までみんなで点を狙いにいけたことは良かったと思う。オマーンの中盤でのマンツーマンなディフェンスは予想していた。前半、ある程度我慢していけば、後半はスペースが生まれてくると信じていた。この後の予選まで期間が空くが、各自が所属クラブでしっかりやることが大切で。試合中のコミニュケーションについてはまだまだ。ボールを見合ってしまって、相手に持ってかれてしまうこともあった」

中村俊輔(レッジーナ)
「難しい試合になるとは分かっていたが、そうさせてしまったのは自分の責任だと思ったんで、(勝てて)ホッとしている。思った以上に相手の速攻が速かったりしたことで、サイドが引き気味になってしまったのもあったかなと思う。今日、自分たちが攻めで崩したなと思えるシーンはない。ゴール前のシーンは多かったが、連動してシュートまで行ったというのは、なかった気がする。自分がPKを外して迷惑をかけたので、久保さんが最後に決めてくれて、本当に良かった。自分としては今後、クラブに帰って活躍することが、次の予選につながると思うので、頑張りたい」

高原直泰(ハンブルガーSV)
「勝ち点3を取れたことは大きい。勝ち点1と勝ち点3では、今後の展開がまったく違う。今日の雰囲気は自分としてはいつもと変わらず普通に入っていけた。ボールキープをもう少しして、押し上げを待つプレーをもっと見せたかった。相手が引いてくるのは想像できたので、遠目からでも強引にシュートを打とうと幾つか狙ったが、駄目だった。単調な攻撃が続いてしまった時間帯があったかなというのが反省点」

久保竜彦(横浜F・マリノス)
「決められて良かった。前半ベンチから見ていて、難しい試合だなと思った。後半に入るときは、とにかくシュートを打つことしか考えていなかった。………とにかく、点が取れて良かった」

小笠原満男(鹿島アントラーズ)
「今日引き分けていたら、厳しかったと思うので、まずはホッとしている。自分としては、メンバーは監督が決めることなので、出たときに思い切りやってやろうと思っていた。交代してすぐ、絶好のシュートシーンがあったが、あれが入っていれば、監督の印象もまた違ったかなと思うので、残念」

ジーコ・日本代表監督
「本当に難しい試合になるのは選手も分かっていたし、自分たちのリズムを作り出すより、相手の良さをつぶす方がサッカーは簡単。力の差を考えると、オマーンも我々をつぶしにきた。非常に難しかったが、選手を最後まで信じていた。今までやってきたことは絶対正しいし、最後の最後まであきらめない精神を見せようと思っていた。本当に選手たちには感謝したい。なかなか自分たちでいい形を作っても、点に至らなかったので、相手もガンガン来るし、結果が出なくて精神的にイライラもしていた。しかし、最後まで選手を信じていた。選手たちに心からお礼を言いたい。今日の試合が物語るように、ひとつとして簡単な試合などない。これからも一戦一戦しっかり戦っていく」

マチャラ・オマーン代表監督
「昨日、私は韓国戦とは違うオマーンをお見せすると言ったが、その通りに90分戦うことができた。しかし、最後の最後でミスをしてしまった。準備していたこともできたし、チーム全体の規律も守れたと思う。オフェンスについては、あまり機能しなかったが、若いチームなのでこれからも希望を持っていきたい。90分を過ぎて、0−0でそこまで集中できたことは非常に満足している。しかし、そこから先が私たちの課題。自分たちとしては、韓国を破った去年の10月のアジアカップ予選の時の方が、チーム力は上だったかなと思っている」

川淵三郎・日本サッカー協会会長
「よくやったのひと言。最後で点を取ったのがすべて。勝ち点6ぐらいの価値がある。こういう勝利こそ日本が求める勝利」

田嶋幸三・日本サッカー協会技術委員長
「W杯予選の厳しさを初めて知った選手ばかり。引き分けならマイナス面ばかりだった。勝ち点3を拾ったのが大きい」

≪採点表≫

日本代表
GK:
1.楢崎正剛 6.0
DF:
2.山田暢久 4.0
3.坪井慶介 4.5
5.宮本恒靖 5.5
14.三都主アレサンドロ 5.0
MF:
19.遠藤保仁 5.5
(63分8.小笠原満男 5.0)
6.稲本潤一 5.0
7.中田英寿 5.0
10.中村俊輔 4.5
FW:
20.高原直泰 5.0
(81分11.鈴木隆行 --)
13.柳沢敦 4.5
(46分9.久保竜彦 6.0)

オマーン代表
GK:
26.ハブシ 6.5
DF:
2.ラビア 5.0
4.アシューン 5.0
25.アイル 5.0
17.ガイラニ 5.0
MF:
6.フバイス 4.5
10.バシル 5.0
21.ハディド 4.5
(71分13.ムバラク 4.0)
FW:
8.マイマニ 6.0
(81分15.ザイド --)
11.シャーバン 5.5
20.ホスニ 6.0

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