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2004.04.01.THU

☆辛勝★
2006年ドイツW杯アジア地区1次予選グループ3・第2戦結果

シンガポール代表1−2日本代表
(ジャランベサールスタジアム)

≪得点者≫
シンガポール:インドラ63
日本:高原33、藤田82

≪出場メンバー≫
日本代表
GK:
1.楢崎正剛
DF:
21.加地亮
3.坪井慶介
5.宮本恒靖
14.三都主アレサンドロ
MF:
6.稲本潤一
18.小野伸二
7.中田英寿
10.中村俊輔
(67分16.藤田俊哉)
FW:
13.柳沢敦
(69分11.鈴木隆行)
9.高原直泰
(76分20.玉田圭司)

フォーメーション
(4-4-2)

   9  13
7      10
  18  6
14  5   3 21
    1

2006年W杯アジア1次予選グループ3の第2戦、シンガポールvs日本戦は本日、シンガポールのジャランベサールスタジアムで行われ、日本が大苦戦しながらも藤田俊哉が決勝点を入れ、2―1で辛くも勝利した!日本は2連勝で勝ち点を6とし、グループ3の単独首位に立った。立ち上がりから積極的に攻撃を仕掛けた日本は前半34分に高原直泰が先制した。しかし、暑さから1次予選初めてのアウェー戦は後半に足が止まり、18分に同点とされる苦しい展開。37分にCKのこぼれ球を途中出場の藤田が蹴り込み、勝ち点3を挙げた。

【押し殺すジーコ】
圧倒的に攻め込みながら、結局は2−1の辛勝。藤田の勝ち越し点に救われたジーコ監督は「シュートを30本ほども打って、たったの2点だったことが大問題だ。1−0で終わったから、後半は相手を勢いづかせてしまった」と怒りを必死に押し殺して言い放った。試合開始直後から、日本はフルパワーで攻め込んだ。特に、相手のプレッシャーがなかった中盤では中田英、中村、稲本、小野の欧州組4人が巧みなダイレクトパスの交換を披露する場面も。しかし、前半31分には高原と柳沢が立て続けに決定的な場面を逃すなど、シュートが決まらない。「特にヘッドでの精度が悪すぎる。もしこれでチャンスを作り出せない状況になったら、このチームはどうなってしまうのか」と危機感を募らせた。ジーコは話が進むうちに、込み上げる不満を隠しきれなくなっていた。

≪各選手コメント≫

楢崎正剛(名古屋グランパスエイト)
「1点取られても、取り返す力は残っていたように感じた。アウエーといっても、これだけ日本のサポーターが一杯来てくれたのに、情けない。オマーン戦のときと全く同じような試合をしてしまった。進歩を見せないといけない」

加地亮(FC東京)
「前半に2点目、3点目を取れなかったことが、こういう試合を招いてしまった。欧州組が直前に入ってきて連係が取りにくかったということは特にないが、カウンターを食らったときに相手が1人余ってしまうようなことが何回かあった」

宮本恒靖(ガンバ大阪)
「ひとつのミスから、流れが相手に行ってしまう典型的な試合だった。今日は意図したボールの取り方がうまくできなかった。欧州組が来て、短い時間でもそのあたりができるようにどうしたらいいか、ちょっと監督と話をしてみたいと思う」

三都主アレサンドロ(浦和レッドダイヤモンズ)
「今日は最初から何かテンポが良くなかった。ボランチとサイドの連係がどうもうまくいかなく、特に後半、個人個人の動きに変化がつけられなかった。ボランチの飛び出しというような練習もしていたが、それもあまりできなかった。ジーコはよく言うんだけれども『一発入れたら、二発、三発と、ボクシングのようにやらないと、相手は息を吹き返してしまう』。まさにそんなことになってしまった」

稲本潤一(フルハム)
「暑さの中で、試合の入り方とか、反省する点はあったかもしれない。相手の中盤にスペースを与えてしまうことが何回かあった。自分たちの攻撃は、ゴール前の形とか左右からの攻め上がりとか形はできていたので、まぁ、フィニッシュがすべて。細かいミスとか、しっかりつなぐところはつなぐとか、そういうことを意識し合わないと駄目」

小野伸二(フェイエノールト)
「簡単には勝たせてはくれないということ。そのあたりは課題。自分としてはどうゴールに結び付けられるかを考えて、左右に散らしたつもりだったが…。苦戦の原因は、とにかく点を取れなかったこと」

中田英寿(ボローニャ)
「勝ったということが一番重要だと思う。苦戦は見ての通り。前回に続いてで、テクニカルな部分ではないと思う。どうしてこうなったのかは、個人個人が考えないといけないもので、このまま行ったら、この先の壁は乗り越えられないときが来るかと思う。(そのあたりのことをみんなにどう伝えるか?)伝えることは伝えるが、限界があるので、やはり個人がどう考えるかだ」

中村俊輔(レッジーナ)
「次もこれを続けるなら、ワールドカップなんかない。メンタルな部分なんだよね。例えば、どこから相手を追い込んでいくのかとか、ニアに走り込んでいなかったときに怒鳴り合うとか、そのへんのことがちょっと…。長い期間合宿していないこともあったかな」

藤田俊哉(ジュビロ磐田)
「とにかくシンプルにプレーしろと言われて、(途中交代で)入った。ピッチに入ってみて、重苦しい感じで、これは足が止まるなと思ったけど、とにかく指示どおりシンプルに動き回った。(ゴール前の精度が悪かったが)みんなゴールを決めたくて仕方ないんだけど…。とにかく、次に向けてトレーニングするしかないということ」

玉田圭司(柏レイソル)
「(自分が投入されたとき)相手の動きは止まっていたので、自分のスピードを生かせればと思って入れた。スピードは生かせたかなと思う。ジーコからは「やればできる」と言われた。初めての試合ということでちょっと緊張してしまった点もあった。次はもっと楽にやりたい。2点目につながったCKを取ったプレーは、狙ってCKにしたわけではなく、本当はアシストを決めたかった。周りの人との連係とかはまだまだ、全然。この試合で得たものは自信。この選手たちの中で自分がやってきたことが通用する、自分の特徴が生かせるということが分かった」

ジーコ・日本代表監督
「追加点を取っていれば、全然違う展開になっていた。なかなかそう簡単には勝てないということを思い知らされた。控えの選手を含め、自分が何とかしてやろうという強い気持ちを感じた。ベンチにいた人間は、いつでも力を発揮できるように準備してくれているのを信じていたので、自信を持って送り出した。気温そのものの影響はあまりなかったと思うが、ベストの体調ではなかったかもしれない。中田なども、時差の関係があったかもしれない。ただ、こういう状況は今後も続くかもしれない。大切なのは、ワールドカップというものが、いかに大切であるかということ。このような直前にしか合流できない状況が続いていくとしたら、最後に責任を取らなければならないのは、結局は監督なわけで、そういう由々しき状況が今後も続く。30本近くシュートを打って、2本しか入らない…これに尽きる。精度が悪すぎる。チャンスを作り出せなかったわけではない。それだったら深刻だが、とにかく最後のところだけ。自分はそもそも大差で勝てるなんて思っていなかったし、昨日の会見でもそう言った。とにかく着実に前に進んだということ。サッカーを国技としているような国に乗り込んできて、その相手国に対して大差で勝つなどということは、そもそも失礼。とにかく今日は我々が着実に勝てたということを強調しておく」

アブラモビッチ・シンガポール代表監督
「我々はこの試合のために精一杯の準備をした。なんとか日本をストップしようとしたのだが…。(できなかったのは)日本に中田英、中村のようなワールドクラスの選手がいたということ」

≪採点表≫

日本代表
GK:
1.楢崎正剛 5.5
DF:
21.加地亮 6.0
3.坪井慶介 6.5
5.宮本恒靖 6.0
14.三都主アレサンドロ 4.5
MF:
6.稲本潤一 6.0
18.小野伸二 6.5
7.中田英寿 6.0
10.中村俊輔 5.0
(67分16.藤田俊哉 6.5)
FW:
13.柳沢敦 5.5
(69分11.鈴木隆行 5.5)
9.高原直泰 6.0
(76分20.玉田圭司 6.0)

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