☆爆勝★
国際親善試合結果
チェコ代表0−1日本代表
(スパルタプラハスタジアム)
≪得点者≫
日本:久保32
≪出場メンバー≫
チェコ代表
GK:
1.チェヒ
(46分16.ブラゼク)
DF:
5.ボルフ
(46分2.イラネク)
3.ウイファルシ
6.ヤンクロフスキー
(46分13.マレス)
MF:
8.ポボルスキー
(80分19.ドロブニー)
4.ガラセック
(46分17.ティツェ)
10.ロシツキー
(52分14.バシェック)
7.スミチェル
(46分20.ロゼーナル)
11.ネドベド
FW:
15.バロシュ
(46分18.ハインツ)
9.コラー
(46分12.ロクベンツ)
日本代表
GK:
1.楢崎正剛
DF:
3.坪井慶介
22.田中誠
5.茶野隆行
MF:
8.西紀寛
(46分21.加地亮)
6.稲本潤一
(65分4.遠藤保仁)
18.小野伸二
(81分15.福西崇史)
14.三都主アレサンドロ
(81分17.三浦淳宏)
16.藤田俊哉
(81分19.本山雅志)
FW:
20.玉田圭司
(63分13.柳沢敦)
11.久保竜彦
フォーメーション
(3-5-2)
20 11
14 16 8
18 6
5 22 3
1
東欧遠征中のサッカー日本代表は本日、チェコのプラハで国際サッカー連盟(FIFA)ランキング9位のチェコ代表と国際親善試合を行い、久保竜彦(横浜M)の2試合連続得点で1―0で勝つ大殊勲を挙げた!同26位の日本は中田英寿(ボローニャ)が故障で欠場したが、25日のハンガリー戦で得点した久保が前半32分、右サイドからドリブルで中に切れ込み左足で鮮やかな先制点を決めた。後半はチェコの猛反撃を、GK楢崎の好守などで跳ね返し、1点を守り切った。ジーコ監督就任後の日本の通算成績は11勝6分け7敗で、欧州勢相手では4戦目で初勝利。日本が欧州の代表チームにアウエーで勝ったのは、2002年3月にポーランドを2―0で下して以来2年ぶり3度目。
≪各選手コメント≫
楢崎正剛(名古屋グランパス)
「みんなが前半からアグレッシブだったんで、僕だけ仕事してないっていうのは嫌だった。相手の高さに対しては、大変ですけど、一つ目に負けても二つ目を捕まえたり、その反応をしっかりとできた。ハンガリー戦でもシンガポール戦でもよくない失点をしているから。今日は自分でカバーできるミスがあったけど、勝ったことで自信を持って修正に取り組めると思う。押されている時間帯も悪い守りをしていたわけじゃなかったから、そういう時間帯は冷静さを失わないように意識した。守り方については、3バックだから(相手が)2トップの方がはっきりできる。1トップの方が神経を使うんで、そのへんの混乱はなかった。2敗して帰りたくなかったし、相手がチェコということでモチベーションも高かった。自信をつけるような攻めもあったし。リードしてて追いつかれるのが今までの日本だったから、声を出していった」
坪井慶介(浦和レッドダイヤモンズ)
「後半は後ろに神様(ファインセーブを連発した楢崎のこと)がいました(笑)。ロングボールを放り込まれて、そうするとどうしても引いてしまうので難しい。後半、ああなったら体を当てるしかない。でももう少し足を出すとか体を当てるとかしたかった」
田中誠(ジュビロ磐田)
「向こうがはじめ、ガンガン来てやられそうだったが、まあ結果がすべて。アウエーでの勝利は自信にもなるし。僕たちは挑戦者で失うものは何もなかった。そういう気持ちが結果につながったと思う。ハンガリー戦で、ヨーロッパの大きい選手にセットプレーでやられて、そこでしっかりと学ぶことができたと思う。ジーコからは不必要なファウルをしないように言われていた。チームにフィットする時間がないことは事実だったが、3バックだからコミュニケーションを取ってみんなでやれた。1人が当たって、1人が引くというような、組織で守ることができた」
茶野隆行(ジェフユナイテッド市原)
「ハンガリーよりもピッチの状態もいいし、アウエーでの戦い方とか、いらないファウルをしないとか、修正点をみんなで意識しながらセーフティーでやった。3バックで、相手の2トップについて、コラーはマコさん(田中)がついて。伸二(小野)とイナ(稲本)が2列目を受け渡してくれれば大丈夫だと思っていた。結果が出て良かった。組織としては良かったと思う。2試合代表でやって、手ごたえはある。2回とも3バックなんで4バックの時にどう対応するかが大切。自信はできたし、大体の流れというものも分かってきたんで、落ち着いてできた」
西紀寛(ジュビロ磐田)
「今日は相手も強かったし、いいメンバーで来てくれて良かった。ネドベドは好きな選手だから。トップへのパスは相手のDFがルーズだったし、FWの動き出しが良かったから。7番(スミチェル)を見ろって言われたけど、見たらサイドバックになっちゃうし。でも、持ち味のドリブルはできていなかった。7番を意識し過ぎたかなと。でも0点に押さえた、別に後半もそんなに危ないとこもなかったし。前半はプレスにいっていた。まあ、あれだけでかいやつがいたら、下がっちゃうのはしょうがない」
稲本潤一(フルハム)
「今日はしっかり守ってカウンターということで、小野との約束事がちゃんとできていた。僕がつぶして、小野がその後の起点になるということ。勝ったことで次につながると思う」
小野伸二(フェイエノールト)
「途中で交代したが、それまで頑張った。前半は寝ていたようだったんで、後半は元気よくやりたいと思ってやった」
三都主アレサンドロ(浦和レッドダイヤモンズ)
「ハンガリー戦でやられていたから、今日は集中力を高めてロングボールに対しても対処できた。守備が良かったんで、攻撃にもいいイメージを持ち込んで、プラスに作用したと思う。今日は、サイドにスペースがあったから勝負できた。対面にいた選手が守備的な選手じゃなかったから、狙い目だと思った。ジーコもポボルスキーを狙えと言っていたし。突破の意識を持っていたし、スペースもあったから、積極的なプレーができたと思う。スペースがなかったらこういうプレーができていなかったかもしれない。今日は守備ができていたし、中盤で誰がキープするとかパスをするとかいうことがはっきりしていて、中盤でボールを取られなかったのが良かった。それとサイドでの展開も良かったと思う」
藤田俊哉(ジュビロ磐田)
「今日はみんな期するものがあった。チェコは個々は強いが、マークを外すことや逆サイドが空くこともあったんで、後半はそこをもっとうまく使えたら良かった。最後の方はみんな疲れが出てきた。相手がロングボールを蹴ってきて、そのセカンドボールを拾うというサッカーができて、僕らもマイボールのときにもうちょっとコントロールできたらよかった。守備では、ボールの取り方うんぬんじゃなくて、とにかく追いかけて取る。で、バテたら交代。古臭いけど、そうやれば相手も疲れるし。個人的にはオランダでの経験が生きていると思う。大きな選手に対してビックリしなくなった。まあ、さすがに相手のFWにはびっくりしたけどね(笑)。やっぱり昔よりは相手のスピードとか大きさに驚かなくなった。これは経験が大きい。ネドベドのスピードには関心した。サイドに流れてボールを受けるのが好きな選手だと思っていたけど、うまいと思った」
久保竜彦(横浜F・マリノス)
「点を決めたかったんで・・・、うまく入って良かった」
ジーコ・日本代表監督
「チェコは非常に強い相手ということで、最近の数試合を見てスカウティングをして、選手たちをピッチに送り出した。前半から我々のいい形が作れて、やはり1点を取れたのが大きかったと思う。チェコは完成されたサッカーをしてくるので、本当に強い相手だと感じた。後半に入って特にきつかったのは、相手が7人を変えてきたので、やはりどういう対処をというか、個人の特徴をつかむのにちょっと時間がかかってバタバタした。けれども、それが分かるとしっかりとした守備からカウンターによってチャンスを作り出すという形ができた。チェコも相当いいチャンスを作り出してたが、楢崎のファインセーブによって救われた。彼らの特徴である、高い選手にボールを当てて、そのこぼれを狙って押し上げくるということに対して、しっかり選手をつけて最後までマークできたことが勝因だったと思う。厳しい試合だったが、やはり強いチェコに対して、そのホームで1勝というのは非常に大きな勝利だったと思う」
≪採点表≫
チェコ代表
GK:
1.チェヒ
5.5
(46分16.ブラゼク 6.0)
DF:
5.ボルフ 5.5
(46分2.イラネク 6.0)
3.ウイファルシ
6.0
6.ヤンクロフスキー 6.0
(46分13.マレス 6.5)
MF:
8.ポボルスキー 6.5
(80分19.ドロブニー
--)
4.ガラセック 6.0
(46分17.ティツェ 5.5)
10.ロシツキー 6.0
(52分14.バシェック
5.5)
7.スミチェル 5.5
(46分20.ロゼーナル 5.5)
11.ネドベド 6.5
FW:
15.バロシュ
6.0
(46分18.ハインツ 6.0)
9.コラー 6.0
(46分12.ロクベンツ
6.5)
日本代表
GK:
1.楢崎正剛 7.0
DF:
3.坪井慶介 6.0
22.田中誠
6.5
5.茶野隆行 6.5
MF:
8.西紀寛 5.5
(46分21.加地亮 5.5)
6.稲本潤一
6.5
(65分4.遠藤保仁 --)
18.小野伸二 6.5
(81分15.福西崇史 --)
14.三都主アレサンドロ
6.0
(81分17.三浦淳宏 --)
16.藤田俊哉 5.5
(81分19.本山雅志 --)
FW:
20.玉田圭司
6.5
(63分13.柳沢敦 --)
11.久保竜彦 7.0
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