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2004.09.08.WED

☆圧勝★
2006年W杯アジア地区1次予選グループ3結果

インド代表0−4日本代表
(コルカタ)

≪得点者≫
日本:鈴木44、小野59、福西72、宮本87

≪出場メンバー≫
日本代表
GK:
23.川口能活
DF:
2.田中誠
(73分16.藤田俊哉)
5.宮本恒靖
22.中沢佑二
MF:
21.加地亮
15.福西崇史
18.小野伸二
14.三都主アレサンドロ
19.本山雅志
(83分8.小笠原満男)
FW:
20.高原直泰
(67分9.久保竜彦)
11鈴木隆行

フォーメーション
(3-5-2)

  20  11
14  19  21
  18   15
 22  5  2
   23

W杯で3大会連続出場を目指す日本は8日、コルカタの12万5000人が収容できる巨大スタジアム、ソルトレークスタジアムでアジア1次予選グループ3第4戦としてインドと対戦し、4―0で圧勝した!日本は4戦全勝で勝ち点を12に伸ばした。日本はアウェーで戦う10月13日のオマーン(マスカット)に勝つか、引き分ければ、グループ3の首位が確定し、来年のW杯アジア最終予選進出が決まる。日本は前半終了直前、FW鈴木(鹿島)がゴール前のこぼれ球を押し込んで先制。競技場の照明故障で開始が約30分遅れた後半も、14分にMF小野(フェイエノールト)がFKを直接決めた。27分にはMF福西(磐田)がヘッドで、42分にはDF宮本(G大阪)がボレーシュートを決めて2点を加えた。ジーコ監督就任以来の日本の通算成績は21勝8分け8敗。グループ3のもう1試合はオマーンが2―0でシンガポールを退け、3勝1敗で勝ち点9とした。

【スタジアム収容人数ベスト10】

スタジアム名
(国・地域)
収容人数/開設年

1.ストラホフ
(チェコ共和国・プラハ)
240000人/1930年

2.メーデースタジアム
(北朝鮮・平壌)
150000人/1989年

3.アザディスタジアム
(イラン・テヘラン)
128000人/1971年

4.ソルトレークスタジアム
(インド・コルカタ)
125000人/1984年

5.アステカスタジアム
(メキシコ・メキシコシティー)
114465人/1966年

6.マラカナン
(ブラジル・リオデジャネイロ)
103045人/1950年

7.ウタマ・セナヤン
(インドネシア・ジャカルタ)
100000人/1966年

8.ブキット・ジャリル
(マレーシア・クアラルンプール)
100000人/1998年

9.金日成スタジアム
(北朝鮮・平壌)
100000人/開設年不明

10.カンプノウ
(スペイン・バルセロナ)
98600人/1957年

【2006年W杯アジア地区1次予選グループ3順位表】

1.日本
(勝ち点12・得14・失1・得失差+13・4勝0分0敗)

2.オマーン
(勝ち点9・得14・失2・得失差+12・3勝0分1敗)

3.インド
(勝ち点3・得2・失16・得失差-14・1勝0分3敗)

4.シンガポール
(勝ち点0・得1・失12・得失差-11・0勝0分4敗)

NEW!
W杯アジア1次予選
順位表&日程&結果

【1次予選突破条件】

今回のW杯予選は勝ち点が同じ場合、当該チームの対戦成績で順位を決める。日本はオマーンとの第1戦に1−0で勝っているため、次のオマーン戦(10月13日)に勝つか引き分ければ、最終戦のシンガポール戦(11月17日)を待たずに1次予選突破が決まる。現在、日本は勝ち点12で首位、オマーンが同9で2位。日本が次の直接対決で引き分けて最終戦で負け、オマーンが最終戦に勝つと勝ち点は13で並ぶが、日本はオマーンと1勝1分けのため1位となる。日本がオマーンに2点差以上で敗れた場合、最終戦でともに勝って勝ち点で並んでも、日本は2位で敗退が決まる。1点差で敗れて最後に勝ち点で並べば、グループ3全体での得失点差の争いとなる。

≪各選手コメント≫

宮本恒靖(ガンバ大阪)
「(後方からのパスの配給について)相手を背負う状態よりも、後方から攻めて行けば早く展開できると思った。(2列目以降からの)追い越しができるようになってから、うまくいくようになったと思う。本山が左右に開くことで、バイタルエリアでボールを取られてしまっていたので、後半は前からボールを取りにいくように指示した。今日は何点でも取りに行くというチームの目標があったので、それができてよかった。(自身のゴールについて)こっちに来ると思って走っていたら、体がうまく動いた。(停電などのアクシデントがあったが)みんな淡々としていた。アジアカップを経験したことで、みんなきちんと対応できるようになったと思う。(次のオマーン戦も)暑い国での戦いになるので、対策が必要だと思う」

福西崇史(ジュビロ磐田)
「前半はすこし慌てていたので、ハーフタイムで落ち着こうと話し合った。守備では、本山が外に出るので、中を厚く守ろうと修正した。味方が飛び出すと中でボールを取られてしまうので、そこでピンチにならないように気をつけた。前半はインドもよく走っていたが、ボールがつながるようになってから、幾つか穴が見えたので、いつかは(ゴールが)入ると思っていた。先制してからは、相手も点を取りに来たのでやりやすくなった。(ピッチコンディションは)モコモコと堅い感じがしたが、時間が経つにつれてやわらかくなっていった。(ゴールシーンは)タツ(久保)から外へ出して、アレックス(三都主)がこっちを見ていたので“来る”と思った。GKが飛び出してくると思ったので、よけながらタイミングを計ったが、やはり相手にぶつかって痛かった。でも、いい形(のゴール)だったので気持ちよかった」

小野伸二(フェイエノールト)
「こういう試合は難しい。4−0で勝ててよかったと思う。最初は相手に勢いがあり、こっちもチャンスを逃していたが、特に焦りはなかった。前半の終わりに点が取れたのは、もうけものだと思った。(チームとしても)いつでも点を取れる自信を持ちながらやっていた。(得点となったFKは)あのコースでもっと上を狙っていたが、ゴールはゴールだから。(前半はアレックスが、後半は自分が主にFKを蹴っていたが)お互いに何となく。今日は後ろが頑張ってくれた。声もよく出ていたと思う」

三都主アレサンドロ(浦和レッドダイヤモンズ)
「1点目のシュートは狙っていた。(福西の3点目は)フクが見えたので、中に折り返した。今日はグラウンドが堅くて、1タッチで処理するところを2タッチしてしまい、それがミスになったところがあった。でも自分としては、前に向かう姿勢であれば、問題はないと思う。ただ前半はそれをやりすぎてしまい、後半になって疲れが出てしまった」

本山雅志(鹿島アントラーズ)
「今日は試合の入り方には気を使った。自分としては、最初の段階からボールを前に押し込めたいという気持ちがあった。(ハーフタイムでは)同点に追いつかれないようにしようとみんなと確認し合ったが、(停電で)ロッカールームは真っ暗だった。(停電の経験は)アフリカ(99年のワールドユース)でもあったので、初めてではなかった」

日本代表・ジーコ監督
「90分を通して満足している。うちのリズムでバランスを崩さずに戦えた。2点目を取るまでは相手の守備が厳しかったが、2点目の後からうちのリズムでやれた。(停電については)結果的には後半に点が入ったが、この暑さと湿気にもかかわらず、前半も選手の足は止まらなかった。我々はフィジカル面でよく鍛えられている。停電のアクシデントがなくても、同じように戦えたと思う。(インドが強くなるには?)まずはプロ化することと、強い海外のチームと対戦することがレベルアップにつながると思う。私はインドのレベルが決して低いとは思わないが、やはりステップアップするためには、そういったことが必要だと思う。」

インド代表・コンスタンティン監督
「埼玉で負けたときより内容は良かった。前半終了間際の失点がアンラッキーだった」

≪採点表≫

日本代表
GK:
23.川口能活 6.0
DF:
2.田中誠 5.5
(73分16.藤田俊哉 5.5)
5.宮本恒靖 6.0
22.中沢佑二 6.0
MF:
21.加地亮 5.5
15.福西崇史 6.0
18.小野伸二 6.0
14.三都主アレサンドロ 6.0
19.本山雅志 5.0
(83分8.小笠原満男 --)
FW:
20.高原直泰 5.0
(67分9.久保竜彦 5.5)
11鈴木隆行 6.0

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