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2004.10.13.WED

☆最終予選進出★
2006年W杯ドイツ大会アジア1次予選グループ3結果

オマーン代表0−1日本代表
(オマーン・マスカット)
≪得点者≫
日本:鈴木52

シンガポール代表2−0インド代表

≪出場メンバー≫
日本代表
GK:
23.川口能活
DF:
2.田中誠
5.宮本恒靖
22.中沢佑二
MF:
21.加地亮
15.福西崇史
18.小野伸二
14.三都主アレサンドロ
10.中村俊輔
FW:
20.高原直泰
11.鈴木隆行
(89分28.玉田圭司)

フォーメーション
(3-5-2)

  20  11
14  10  21
  18   15
 22  5  2
   23

2006年W杯アジア1次予選グループ3のオマーンvs日本は本日13日、マスカットのスルタン・カブース競技場で行われ、3大会連続出場を目指す日本が鈴木の決勝ゴールで1―0で勝ち、5戦全勝の勝ち点15とし、11月17日のシンガポールとの最終戦を待たずにグループ3の1位を確定し、来年のアジア最終予選進出を決めた!アジア最終予選は、8チームが2グループに分かれ、来年2月から8月まで各チーム6試合ずつを実施。両グループ上位2位までがW杯切符を獲得する。さらに3位チーム同士のプレーオフ勝者は、北中米カリブ海予選4位とのプレーオフに回る。グループ3のもう1試合はシンガポールがホームでインドを2―0で下し、ともに勝ち点3となった。

【俊輔→鈴木】
FW鈴木隆行(28=鹿島)とMF中村俊輔(26=レッジーナ)が、W杯最終予選への道を切り開いた!日本サッカー界の命運が懸かったオマーン戦の後半7分、中村がドリブルで相手DF2人をかわして左サイドからセンタリング。これを鈴木が頭で叩き込んで予選3戦連続ゴールを決めた。1−0で勝った日本は5連勝で勝ち点を15とし、11月17日のシンガポール戦(埼玉)を残して1次予選突破を決めた。最終予選は来年2月スタート。2006年W杯ドイツ大会へ第1関門を突破した。日本サッカー界の未来を左右する1発だった。左サイドからのセンタリングに、鈴木が額をぶつけていく。DFより高い打点から放ったヘッドは、GKの逆をついて決勝点に変わった。前半の日本のシュートは、わずか1本。後半7分の2本目が、気温30度を超える空気を切り裂いて、ジーコジャパンの未来を明るく照らした。2点差以上で負ければ、W杯は絶望的。引き分け以上で最終予選に進めるという大一番は、先制点で楽になった。「非常に大事な試合と理解していたのでよかった」。ジーコ監督から「FWの軸」と指名されていた鈴木は、口元をわずかに緩めた。7月からアジアカップを挟んで11戦連続先発。6月9日、9月8日のインド戦に続いてアジア1次予選3戦連続のゴールで、期待に応えてみせた。ジーコ監督との付き合いは、日本代表21人の中で誰よりも長い。1995年に鹿島入りしたが、出場機会に恵まれなかった。ジーコが創設したブラジルのCFZに留学したのは1997年3月。約半年間で同クラブを3部から2部に上げる原動力になった。その後は日本に戻るも、1999年にジーコから声が掛かって再び海を渡った。時を隔てて、今は日本代表を指揮する立場と最前線でゴールを狙うストライカー。積み重ねた信頼関係は、日本の運命を好転させた。「他の試合でほとんど活躍してないんで…。大事な試合で実力以上の働きをするのが僕のスタイルですから…」と冗談めかして言った。アシストは、中村だった。左サイドでボールを受けてドリブルを開始。ペナルティーエリア内に進入し、左足1本で緩急自在にボールを操った。DF2人をもてあそび、体勢を崩しながらセンタリングを上げた。「鈴木さんが遠くに見えたので、フワッと浮くボールを送った」。世界に通じる技術が1次予選突破を決めるゴールにつながった。研究を尽くした成果だった。イタリア南部にいながら、関係者を経由してこれまでの日本vsオマーン戦のDVDを入手。独自に2度、検証した。オマーンに先乗りした知人からは逐一電話で、気象状況など情報を仕入れた。細かく分析した成果が1本のパスに乗り移り、最終予選への扉を開いた。鈴木が「とりあえず突破できてよかった。最終予選?もちろん、W杯に出場できるよう全力で頑張る」と言えば、中村は「これが日本の集大成ではない。あくまで通過点。最終予選へ、僕も力をつけたい」と前を向いた。勝つか負けるかで、全てが変わる。しびれるような90分を終えると、来年2月から始まる最終予選の向こう側が視界に入ってきた。

≪各選手コメント≫

川口能活(ノアシェラン)
「今日は失点ゼロで勝ち点3を取って、最終予選に行くことだけを考えていた。みんなとは集中を切らさず、球際を強くしていこうと話し合った。自分としては、試合に出ている時も、そうでない時も、やれることをやってきた。これからもそれを実践していく。(後ろからチームを見ていて)みんなどんな時でも慌てず、自信を持ってやっている。組織としても良くなっていると思う。これからも厳しい戦いが続くが、自分を信じてやっていきたい」

宮本恒靖(G大阪)
「今日は我慢する時間帯が続いた。相手が思った以上に出てきたが、ミドルシュートの決定力はないので、フリーで打たせる分には大丈夫だと思った。(後半)30分くらいで相手の足が止まっていたので、こっちが蹴り出していたら、やりたいことができないというような顔をしていた。飛び出しでの迫力が相手の強みだったので、それを消すことを考えてプレーした。(オマーンのドリブル突破について)FWとDFのラインが空いていた。個人技があるので、スペースがあるとやられてしまう。そういう時は、もっと前線が下がっていないと。(合宿での守備の練習では)市原ユースと対戦したときは、もっと前へという意識でやったけれどうまくいかなくて、鹿島ユースとやったときにはラインを下げて迎え撃つという守備ができた。(そうした方向性は)選手同士の話し合いで決めて、ジーコにも話している。今日は前半は0−0でも良かった。1点取れれば、相手がもっと出てくるので、カウンターを仕掛けることができる。2、3回、最終ラインでパスを回すとスペースが生まれるということで、後半に臨んだ。(今日の試合は)今までの予選とは(雰囲気が)違っていたけれど、みんなそれほどガチガチではなかった」

中村俊輔(レッジーナ)
「体力的にちょっとキツかった。相手の攻撃がやんだときに、自分たちのサッカーをしようと意識していた。パスを回されても、しっかり受け止めるような。(個人的には)もっと高原と鈴木に対して早くサポートできれば、と思った。守備がもっとしっかりしていれば、攻撃に専念できるけれど、相手が強いと、自分が走り回って守備に回ったり…。もっとシュートが打てるようになればいいんだけれど。自分のやりたいことや役割について、周囲も分かってくれているので、もっとプレーの幅を広げたい。だんだんゲームを読む力もついてきたので、今後は勝負どころで個の力を出せるようにしたい」

高原直泰(ハンブルガーSV)
「前半は序盤から相手に押し込まれる時間帯が続いて、うまく自分たちのサッカーができなかった。全体に引き気味だったので、隆行(鈴木)と2人で前線でボールをキープして、押し上げられる時間帯を作り上げられればと思っていた。チャンスがなかったわけではないので、点が取れなかったのは非常に残念だが、今日のようなプレーを続けていけば毎試合必ずチャンスが来ると思う」

鈴木隆行(鹿島アントラーズ)
「非常に大事な試合だというのは十分理解していたので、そこでいい仕事ができてよかった。苦しい試合が何試合かあったので非常に大変だったが、突破できてよかったと思う。W杯に出場できるように全力で頑張る」

日本代表・ジーコ監督
「序盤からオマーンの中盤が積極的に来ることは分かっていた。最初は後手に回っていたように見えたが、20分くらいから我々のチームらしさが出てきた。ただ、選手たちにも焦りがあったので、なかなかうまくいかないところもあったが、後半に入ってから切り替えていこうと。自分たちが今置かれている状況を考えながらも、引き分け狙いで引いてしまうと厳しくなるので、できるだけバランスを崩さずに前へ出るように指示した。やはり選手たちの気迫、とにかく勝って首位で帰るんだという意識が前面に出ていて、非常に満足できる試合内容だった。オマーンでも(サポーターの皆さんに)応援していただいて、これで最終予選に進むことができたことを、皆さんと一緒に祝いたいと思う」

オマーン代表・マチャラ監督
「今日は難しい試合だった。チャンスは日本の方が多かった。日本には経験がある。中国(でのアジアカップ)は、日本のほうがチャンスがあった。東京(実際は埼玉)では、日本は3回しかチャンスがなかった。それでも数少ないチャンスをものにした。いずれにせよ、日本とここまで競り合うことができたのは、とても夢のような経験だった。まだインド戦もあるし、ガルフカップもある。オマーンにはこれだけタレントがいるのだし、今日は将来のための重要な試合だったと思う。(オマーンは本調子ではなかった?)いや、いい試合だった。相手はアジア王者であることを忘れてはならない。(日本のベストプレーヤーは?)22番(中澤)には何度もはじき返されてしまった。もっと背の低い宮本を狙うべきだった。それから10番(中村)は全てを兼ね備えた選手だった」

日本サッカー協会・川淵三郎会長
「今日、勝ったから言えることなんだが、ジーコの選手への信頼が生んだ勝利だったと思う。ジーコの信頼感の強さ、そして選手たちも信頼されていることを知っている。これまでいろんな監督を見てきたが、これだけ我慢強く選手たちを信頼している監督を私は知らない。(勝ったので)今日は皆さんにおごりたいくらいだ(笑)。オマーンは素晴らしいチームだった。特にGKが素晴らしかった。高原のシュートも2回止めたからね。オマーンは中東勢でもトップクラスの実力があると思う。もうやりたくない相手だね」

≪採点表≫

日本代表
GK:
23.川口能活 6.0
DF:
2.田中誠 5.5
5.宮本恒靖 6.0
22.中沢佑二 7.5
MF:
21.加地亮 5.5
15.福西崇史 5.5
18.小野伸二 6.5
14.三都主アレサンドロ 6.0
10.中村俊輔 6.5
FW:
20.高原直泰 6.0
11.鈴木隆行 7.0
(89分28.玉田圭司 --)

フォーメーション
(3-5-2)

  20  11
14  10  21
  18   15
 22  5  2
   23

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