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2004.06.09.WED

☆大勝★
2006年W杯ドイツ大会アジア1次予選グループ3結果

日本代表7−0インド代表
(埼玉スタジアム)

≪得点者≫
日本代表:久保13、福西25、中村29、鈴木54、中沢65、77、小笠原68

≪出場メンバー≫
日本代表
GK:
23.川口能活
DF:
3.坪井慶介
5.宮本恒靖
(62分8.小笠原満男)
22.中沢佑二
MF:
21.加地亮
15.福西崇史
18.小野伸二
(70分16.藤田俊哉)
14.三都主アレサンドロ
10.中村俊輔
FW:
9.久保竜彦
(46分11.鈴木隆行)
20.玉田圭司

フォーメーション
(3-5-2)

  9  20
14  10  21
  18  15
 22  5  3
   23

2006年W杯ドイツ大会出場を目指す日本は本日、埼玉スタジアムで、アジア1次予選グループ3の3試合目としてインドと対戦し、7―0で大勝した!日本は6試合ある1次予選を、3連勝の単独首位で折り返した。日本は久保、中村(ともに横浜M)らがゴールを決め、前半を3―0でリード。後半も中沢(横浜M)の2得点など4点を加えた。グループ3のもう1試合、オマーンvsシンガポールは日本時間10日未明にオマーンで開催。次戦の日本は9月8日にインドとアウエーで対戦する。

≪各選手コメント≫

川口能活(ノアシェラン)
「サポーターがすごく応援してくれて、最後まで集中力が途切れることなくやれた。前半の立ち上がり、本当は自分たちがやりたかった攻撃を相手にやられてしまって、ちょっと反省している。前半も後半もそうだが、立ち上がり方が良くなかった。これまでの代表の試合で、ベンチから見ていてもちょっと思ったことだが、実際にピッチに立ったときにまた違った意味で、そう思った。戦いに入るときの集中力とか、そういうことが…。例えば、取りに行かなくてもいいところで行ってしまう。また、なんとなくトーンが沈んでしまうときもある。理由はいろいろあると思うが、そういった課題をこれから克服してチームを高めていければと思う。日本人は相手を思いやるとか、いい部分があるが、そういった日本人的な良さを生かしつつ、戦う集団として成長していけたらいい。そういったことは、こういう真剣勝負の場で磨かれると思う」

加地亮(FC東京)
「相手も引いてくるので、外からの崩し方がちょっと難しかった。ジーコからはもっと相手と勝負するように言われているのだが、もう少しアーリークロスなどの精度を上げて、試してみたいと思っている。これからの課題。インド戦、9月はアウエーだが、特にサイドの攻撃が今日以上に問われてくると思う。かなり暑いと聞いているが、これからフィジカルを上げて、頑張っていきたい」

小野伸二(フェイエノールト)
「今日は自分があまり前にボールを運ばなくとも、久保のところで納まるし、玉田もいいボールの運び方ができるので、後ろの方で球出しの役割に徹した。サイドへのボールの散らしや、攻撃と守備のメリハリが結構うまくいけたと思う。イナ(稲本)や出られなかった人の分まで、自分も盛り上げてチームを明るくできればと思ってやった」

中村俊輔(レッジーナ)
「久保さんの良さを生かすのに、ハイボールを狙ったというのはある。また、玉田とワンツーで上がっていければというのも意識した。今回は少し長めに合宿できて、コミュニケーションも取れた。今後の予選ではアウエーが多くなって、引かれたときに相手をもっと引き出すように、自分ができればと思う。コーナーキックは佑二(中澤)が一番目立つので、頭を狙っていた」

久保竜彦(横浜F・マリノス)
「点を取れたことは良かった。後はケガを治して、また頑張りたい…」

ジーコ・日本代表監督
「大勝するより、たとえ1−0でもしっかりと勝つことを考えていた。このような大差が付いたのは、ゴール前の落ち着きと余裕があったから。それでいて、守りも集中を切らすことなく、しっかりとできていた。選手は最後まで集中し、貪欲に追加点を狙いに行ってくれた。これまでのホームゲームでは、観客の声援に惑わされ、焦りから縦へ攻撃を急いでしまう場面があったが、今日は焦らずにじっくりと攻めることができた。それが今日のすべてだった。(試合のなかで4−4−2と3−5−2を併用したが)前半に3点取れたので、後半にあと1点取れたら4バックにすると選手たちには伝えていた。今のこのチームは3バックも4バックもスムーズに対応できている。(今日いちばんのゴールを挙げるとすれば)勝つという道を開いてくれた久保のゴール。大量点につながるきっかけにもなったし、三都主からの(ペナルティエリア内に放り込む)クロスではない、丁寧なラストパスも見事だった。(2週間の準備期間があったことについて)ある程度、準備期間が取れたことでチームが1つにまとまることができた。高原や稲本、中田英がケガなどもあってチームから外れたのは残念だったが、今日の試合では非常にいい手応えを感じることができた。(先制ゴールを挙げた久保については)久保の特徴は高いボールにものすごく強いところ。それに周りがよく見えており、パス出しもできる。左利きというのも相手にとっては守りづらいだろうし、彼がタメを作って2列目から他の選手が飛び込むというのも1つの形。まだ、腰や膝の故障が完治していないようなので、早くしっかり直してもらいたい」

スティーブン・コンスタンチン・インド代表監督
「7−0という大敗だったので、あまり言うことはないのだが…。我々は最後まであきらめずに、戦う姿勢を見せたことは選手を褒めたいと思う。以前から私は、日本はこのグループの中でどこかのチームに壊滅的な打撃を与えると思っていたのだが、まさか我々がなってしまうとは…。(1トップにして、もっと守備的にいくということは考えなかったか?)1トップにしてしまうと、日本のハーフウエーラインあたりからの守備ができなくなってくるので、もっと(前線から)プレッシャーをかけなければいけないと思い、あえてシステム的に守備的にはしなかった」

≪採点表≫
日本代表
GK:
23.川口能活 6.5
DF:
3.坪井慶介 6.5
5.宮本恒靖 6.0
(62分8.小笠原満男 6.5)
22.中沢佑二 7.5
MF:
21.加地亮 6.0
15.福西崇史 7.0
18.小野伸二 7.5
(70分16.藤田俊哉 6.0)
14.三都主アレサンドロ 7.5
10.中村俊輔 7.0
FW:
9.久保竜彦 7.0
(46分11.鈴木隆行 6.5)
20.玉田圭司 7.0

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