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本日の超最新情報
2005.09.27.TUE
☆発表★
日本サッカー協会は本日27日、10月に行う東欧遠征(10月8日・ラトビア、10月12日・ウクライナ)の日本代表メンバー21名を発表した!同時期に国内でJリーグのオールスター戦が開催されることを考慮し、今回は欧州のクラブに所属する選手が中心となった。9月7日に宮城で行われたホンジュラスとの親善試合に出場した中田英寿、中村俊輔らに加え、スペインリーガエスパニョーラのマジョルカでプレーする大久保嘉人や、フランスリーグ1のルマンに所属する松井大輔が招集された。大久保は2004年12月のドイツ戦以来、松井は京都パープルサンガに在籍していた2003年のコンフェデレーションズカップ以来の代表復帰となった。一方、国内組では鈴木隆行が今年6月に行われたコンフェデレーションズカップ以来の復帰。また、川崎フロンターレに所属するDF箕輪義信が初選出された。JOMOオールスター(10月9日・大分総合競技場)に出場するメンバーについては、疲労を考慮して選出が見送られている。
日本代表・ジーコ監督
「今回のメンバーだが、今までW杯の出場権を得るためにクラブやリーグに協力をしてもらった。今回は同じ時期にオールスター戦があるので、オールスターに出場する選手は連れて行かない。だから、全部で21名となる。一番大きなポイントは、オールスターに出場して1試合のために東欧へ行くことによる選手の消耗。それを考慮した。(欧州組は9名が選ばれ、中田英や中村は、クラブでの出場機会が増えているが?)彼らが多くの出場機会を得られるようにアピールした結果であり、うれしく思う。柳沢や稲本の出場機会ももう少し増えればいいと思う。中田英、中村の移籍組は、非常に大きなモチベーションを持って生き生きとプレーしており、うれしく思う。代表でも好調が続けば、非常にいい。これからも活躍を続けてほしい。(新しく選出した箕輪はどういうところを評価し、期待する?)選考基準は今までと変わらない。彼は、いいパフォーマンスを見せており、非常によくチームに貢献している。今回は後ろ(DF)の人数が少ないので、ぜひとも彼に良い部分を見せてもらって貢献してもらいたい。故障をすることなく出場してもらいたい。(大久保と松井は)2人に関しては日本にいる時からずっと見ているし、特に進歩が著しいと感じていた。松井は、技術面や勝負に対する意欲など、非常にいいものを持っている。特に昨季フランスに行ってから、2部から1部へ上がるチームへの貢献がかなり高い。出場の回数も多く、特に目立つようになったのがフィジカル面。もともと技術のある選手で、それに厳しい中で精神面での強さが付いた。そうすると、技術がすごく生きてくる。それがずっと続いているので、代表に復帰して、近くでもう一度見てみたい。大久保に関しては、出場機会は少ないが、特に去年あたりから出た試合、与えられたチャンスの中でのパフォーマンスの高さ、特にポジショニングが良くなった。それと、反射神経というか、彼の素早さがかなり出て、試合の展開を変えるような動きをしているので、もう一度代表に復帰させる時期にきていた。(ラトビア戦のスタメンは)中盤から前はホンジュラス戦のメンバー(MF中田英、稲本、中田浩、中村、FWは高原、柳沢)で、もう一度やってみたい。守備陣も今まで通りだが、田中誠と坪井はケガを抱えているので、駒野、坪井、茂庭、三都主の4バック。(交代については)真剣勝負の展開の中で誰を使うか考えたい。(小野の起用法は?)小野はどこでもできる選手で、そういった才能を持った選手。ケガから復帰して、この前の試合は先発して、かなり本来の力に戻ったと思う。代表ではブランクがあるから、中盤はホンジュラス戦の4人でスタートする。だから、試合の中でどういう役割を託すかは今は申し上げられない。すぐに試合をするより、代表に戻ってきたことが、彼にとって、そしてチームにとって重要だと思う。その中で自分にできることを精いっぱいやってもらえればいい。(中澤と宮本らが2戦とも外すに至った経緯は?)自分の考えとしては、後ろの人間はかなり長く同じメンバーでやっているので、1、2試合変えたくらいで連係が途絶えることはないと思う。それと私は、オールスター、お祭りというのは大切な試合と考えている。一年間クラブを応援してくれたサポーターが気持ちを込めて投票した中から支持を得た選手達には、オールスターをしっかりやってほしい」
東欧遠征(10/8日本時間19:20〜・vsラトビア、10/12日本時間23:00〜・vsウクライナ)の日本代表メンバー21名
名前
所属クラブ
生年月日
身長/体重
血液型
推定年俸
出身
出場試合数
得点数
GK
土肥洋一
(FC東京)
1973年7月25日
184cm/80kg
A型
2500万円
熊本県
3試合
0得点
川口能活
(ジュビロ磐田)
1975年8月15日
179cm/78kg
A型
4000万円
静岡県
78試合
0得点
楢崎正剛
(名古屋グランパスエイト)
1976年4月15日
185cm/76kg
AB型
1億円
奈良県
50試合
0得点
DF
田中誠
(ジュビロ磐田)
1975年8月8日
178cm/74kg
A型
5100万円
静岡県
28試合
0得点
箕輪義信
(川崎フロンターレ)
1976年6月2日
187cm/82kg
O型
1500万円
神奈川県
0試合
0得点
三都主アレサンドロ
(浦和レッドダイヤモンズ)
1977年7月20日
178cm/69kg
A型
9000万円
ブラジル
60試合
5得点
坪井慶介
(浦和レッドダイヤモンズ)
1979年9月16日
179cm/67kg
O型
3000万円
東京都
26試合
0得点
駒野友一
(サンフレッチェ広島)
1981年7月25日
171cm/71kg
O型
1400万円
和歌山県
2試合
0得点
茂庭照幸
(FC東京)
1981年9月8日
181cm/77kg
O型
800万円
神奈川県
5試合
1得点
MF
中田英寿
(ボルトン・ワンダラーズ)
1977年1月22日
175cm/72kg
O型
2億5000万円
山梨県
68試合
10得点
中村俊輔
(グラスゴー・セルティック)
1978年6月24日
178cm/73kg
O型
7000万円
神奈川県
54試合
14得点
本山雅志
(鹿島アントラーズ)
1979年6月20日
175cm/64kg
A型
5000万円
福岡県
25試合
0得点
中田浩二
(マルセイユ)
1979年7月9日
182cm/74kg
B型
5200万円
滋賀県
52試合
2得点
稲本潤一
(ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン)
1979年9月18日
181cm/75kg
O型
7000万円
大阪府
58試合
4得点
小野伸二
(フェイエノールト)
1979年9月27日
175cm/74kg
O型
6000万円
静岡県
46試合
5得点
村井慎二
(ジュビロ磐田)
1979年12月1日
174cm/70kg
B型
3000万円
千葉県
2試合
0得点
松井大輔
(ルマン)
1981年5月11日
175cm/64kg
O型
3000万円
京都府
1試合
0得点
FW
鈴木隆行
(鹿島アントラーズ)
1976年6月5日
182cm/75kg
O型
4500万円
茨城県
53試合
11得点
柳沢敦
(メッシーナ)
1977年5月27日
177cm/75kg
O型
5600万円
富山県
51試合
17得点
高原直泰
(ハンブルガーSV)
1979年6月4日
181cm/75kg
B型
6000万円
静岡県
36試合
13得点
大久保嘉人
(マジョルカ)
1982年6月9日
168cm/61kg
A型
3000万円
福岡県
17試合
0得点
【Jと国内組に最大限配慮】
欧州勢相手の貴重なアウェーでの強化試合の機会だが、ジーコ監督はJリーグと強行日程を強いられる国内選手の体調面を配慮し、オールスター戦選出組を招集しない思い切った決断をした!これにより、FW、MF陣が欧州組、DF陣が控えの国内組という興味深い組み合わせが実現。既にチームの基盤は固まってきており、今回の遠征では、W杯本番に向けたプラスアルファが得られるかが焦点となる。攻撃面では久々の復帰となる攻撃センスに優れた2人、アテネ五輪世代の松井、大久保が、層の厚い欧州組のレギュラー陣に迫る存在感を示せるかどうか。ジーコ監督は特に松井に対し「進歩が著しい。フィジカル面が目立ってよくなっている」と、期待感を示した。右足甲骨折から復帰した小野の復調具合も注目される。守備面についてジーコ監督は「かなり同じメンバーでやってきており、1、2試合変えても連係が途絶えることはない」と、今回招集しない宮本、中沢らに信頼感を示す。一方、センターバックとして身長187センチの大型DF箕輪を抜擢した。W杯本番を見据え、守りやセットプレーでの高さを補完したいとの意図もうかがえる。
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