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U-22日本代表収録
版ウイイレ10メモカver.7


本日の超最新情報
2007.06.05.TUE

☆優勝★
キリンカップサッカー2007第3戦結果

19:20〜
日本代表0−0コロンビア代表
(埼玉スタジアム2002・45091人)

主審:ニコライ・フォルクアーツ(デンマーク)
天気:曇り
気温:21.5℃
湿度:60%
風:弱
ピッチ状態:全面良芝

≪出場メンバー≫
【日本代表】
GK:
1.川口能活(磐田)(cap)
DF:
3.駒野友一(広島)
22.中澤佑二(横浜M)
6.阿部勇樹(浦和)
4.中田浩二(バーゼル)
(46分15.今野泰幸(FC東京))
MF:
14.中村憲剛(川崎)
13.鈴木啓太(浦和)
28.稲本潤一(フランクフルト)
(46分8.羽生直剛(千葉))
10.中村俊輔(セルティック)
(88分17.藤本淳吾(清水))
7.遠藤保仁(G大阪)
(80分9.巻誠一郎(千葉))
FW:
19.高原直泰(フランクフルト)
(89分12.播戸竜二(G大阪))
ベンチメンバー:
GK:
23.川島永嗣(川崎)
DF:
27.水本裕貴(千葉)
MF:
5.橋本英郎(G大阪)
16.山岸智(千葉)
21.水野晃樹(千葉)
24.本田圭佑(名古屋)
FW:
11.佐藤寿人(広島)

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キリンカップの
日本代表メンバー28名


フォーメーション
(4-5-1)

   19
   7  10
 28    14
   13
4  6  22  3
    1

【コロンビア代表】
GK:
1.フリオ
DF:
16.バジェホ
14.L・ペレア
3.ジェペス(cap)
5.アリサラ
MF:
6.バルガス
10.アンチコ
(42分15.バンゲーロ)
8.フェレイラ
(69分19.エスコバル)
13.マリン
(57分17.カストリジョン)
FW:
18.エレラ
(62分11.ロダジェガ)
7.E・ペレア
(80分9.ガルシア)
ベンチメンバー:
GK:
12.オスピーナ
DF:
2.コルドバ

フォーメーション
(4-4-2)

   7  18
 13     6
   8  10
5  3  14  16
    1

≪各種データ≫
ボール支配率:
日本…48.2%
コロンビア…52.8%
シュート数:
日本…6
コロンビア…4
PK数:
日本…0
コロンビア…0
CK数:
日本…1
コロンビア…2
直接FK数:
日本…19
コロンビア…10
間接FK数:
日本…1
コロンビア…2
OS数:
日本…1
コロンビア…2

 国際親善試合、キリンカップサッカー2007の最終日は5日、4万5091人の観衆を集めて埼玉スタジアムで行われ、日本代表はコロンビア代表と0−0で引き分けた。1勝1分けでコロンビアと並んだが、得失点差で3大会ぶりに優勝した。オシム監督就任後の日本の通算成績は7勝1分け2敗で、就任後初のタイトルを獲得した。
 3連覇を狙う7月のアジアカップ(東南アジア4カ国共催)に向けた最後の強化試合で、日本は中村俊(セルティック)、高原、稲本(ともにフランクフルト)、中田(バーゼル)の欧州組4人が先発出場。
 前半はコロンビア、後半は日本が主導権を握ったが、ともに決定機を生かせず無得点で引き分けた。
 日本は前半はやや劣勢だった。後半開始から稲本、中田に代え、運動量豊富な羽生、今野を投入し、中盤を活性化。15分に高原のボール奪取からの絶妙の連係で絶好機を迎えたが、中村憲が右からのシュートを外した。その後も高原を軸に攻めたが、ゴールを割れなかった。
 コロンビアは技術とスピードを生かし、前半は押し気味だったが決定力を欠いた。

【オシム満足のドロー】
 日本代表のイビチャ・オシム監督が「カミカゼシステム」で3つの収穫を手にした。優勝の懸かったコロンビア戦で、欧州組4人を含んだ攻撃的布陣を試す大胆な采配を振るった。精彩を欠いたMF稲本、故障に見舞われたDF中田を前半終了まで我慢の起用で動きをチェック。後半は国内組を投入し、強豪と互角以上に戦った。試合は0−0で引き分けたが、初タイトルも奪取し、来月のアジアカップに向けて弾みをつけた。
 リスクは承知の上だった。前半10分過ぎから強敵にボールを支配されても、オシム監督は動かない。トップ下で起用したMF稲本は運動量が少なく、パスミスを連発。左サイドバックのDF中田も前半途中に右足首を痛め、動けなかった。MF中村俊、FW高原を含めた欧州4人組の同時起用は防戦一方だったが、同監督は前半終了まで選手交代を行わなかった。
 オシム監督は「カミカゼシステムという形で臨んだ」と話すように、勝敗度外視で初招集した稲本、中田のプレーのチェックを優先。しかも、ボランチが本職の稲本にトップ下での起用を伝えたのは、試合直前のウオーミングアップ中のことだった。実際に国内組とフィットするかを確認できる収穫があった。
 後半には昨年8月から招集してきたMF羽生、DF今野らを投入。得点こそ奪えなかったが、格上相手に試合の主導権を握る時間帯が多かった。高原は「後半に全体が動きだした」と分析。シュート数も6本とコロンビアの4本を上回り、約11ヶ月間のオシム流強化が間違っていないことをピッチ上で証明した。中村俊も「(羽生ら)前の選手が(前線に)抜けていくとか、動きを見られた」と収穫を口にする。前半でベンチに下がった稲本、中田の目に、オシム流を焼き付けることもできた。
 最後には引き分けで初タイトルまで手中に収めた。オシム監督は「動いている時間帯は非常に美しく、エレガントだったと思う。ボクシングの採点で言えば、日本の判定勝ちかもしれない」。収穫たっぷり、と言わんばかりの笑みで締めくくっていた。

【ストライカーの貫禄見せた高原】
 2トップの一角として1得点を挙げたモンテネグロ戦から中3日。高原が今度は1トップで体を張り、屈強なコロンビアDF陣を相手にポストプレーで攻撃の起点になった。
 後半6分にはあごに強烈な肘打ちを受け、36分には後頭部に相手選手のつま先が勢いよくヒット。それでも高原は後半ロスタイムに交代するまでピッチに立ち続けた。「頭?大丈夫だと思う。こういう(強い)相手とできる機会は数少ないし、良かった」。今季ブンデスリーガで11得点。エースストライカーに対するコロンビアの執拗なマークにもびくともしなかった。
 後半44分には放ったヘッドがゴールからそれ、3戦連発はならなかった。それでも高原は「チャンスを決められなくて残念だけど、負けたわけじゃない」と淡々と話した。オシムジャパン初タイトル。それはエース高原が勝ち取ったタイトルでもある。

【満身創痍でも奮闘】
 中村俊輔は満身創痍だった。どこか動きが鈍い。それもそのはず。5月26日のスコティッシュカップ決勝で右足首を捻挫。加えて、国内組はシーズンの真っ只中。中村俊は年間で50試合近く戦っている。コンディションの違いは歴然としていた。だが、オシム監督は使い続けた。プレー時間は88分。稲本、中田浩という海外組を45分で見限ったことと比べれば、いかに指揮官が中村俊に期待を寄せているかが分かる。
 対戦相手のコロンビアは「これまで戦った中で一番上のレベル」と評したほど強い相手だった。個人での打開が難しいと感じた中村俊は、チームプレーに徹した。それによって見えてきたものもあった。「いつもは攻撃の連動を意識していたけど、今日は守備の連動ができていた。人のために走ることを監督も話していたし、その辺はできたと思う」
 そこにはかつて「運動量が少ない」や「ボールを持たないとプレーできない」と揶揄された面影はどこにもない。守備での貢献はもちろんのこと、攻撃面では駒野にパスを出し、裏のスペースに回る。あるいは引いて受けて、サイドを使うプレーで攻撃にアクセントをつけていた。
 「チームの方向性はだいぶ見えてきた。ケガをして外から見られたのも良かった」。転んでもただでは起きない日本代表の背番号『10』は、改めてチームの中心が誰であるかを見せつけた試合だった。

【中澤、新コンビで完封】
 中澤と阿部の新センターバックコンビがコロンビアを完封した。この日は攻撃重視のため、試合前に2人で2トップをカバーするようにオシム監督から指示された。中澤は、放り込まれるボールをことごとくクリア。阿部も的確な判断で相手を止めた。闘莉王や坪井というライバルもいるが、ボランチもサイドバックもこなせる阿部は「クリアだけじゃなくて、つなぐことも身につけてやれたらいい。相手を崩し切れなかったけど、続けていくことが大事」と話していた。

【稲本&中田は不完全燃焼の45分】
 オシムジャパン初招集の欧州組2人が、前半45分だけでピッチから消えた。ボランチが本職のMF稲本は、トップ下での出場。「試合の前に言われた。すごく意外なポジション。戸惑うこともあったし、自分が機能していたかといえば難しい」。持ち前の守備力で相手の攻撃の芽を早い段階で潰す場面もあったが、肝心の攻撃では何もできなかった。中田、遠藤、中村憲は攻撃の起点となって前線にパスを送ったが、稲本は真ん中で孤立した。サイドからのクロスにも絡めず、シュート0に終わった。
 オシム監督の補強ポイントの1つであるサイドバックも誤算があった。左サイドバックで期待を背負って先発した中田は、献身的な守備こそ光ったが、攻撃参加はほとんどできなかった。「もう少し行ければ良かったが、タイミングがなかった」。前半途中に右足首をひねったことも影響。稲本同様、実力を出し切れないままベンチに下がった。
 2人とも5月30日に帰国し、そのままチームに合流。他の選手よりコンディションが悪かったのは歴然だが、あえて指揮官は苦言を呈した。「たとえば勝ち点1を争うようなアジア杯なら、前半10分で交代していた。走らない分、監督は借金を払わなければいけない」。名前こそ出さなかったが、その言葉は稲本と中田に向けられたもの。欧州で実績を残していようとも、目指すサッカーに対応できなければ使えないという痛烈なメッセージ。稲本と中田の代表復帰戦は、ほろ苦い一戦となった。

≪各選手コメント≫

駒野友一(サンフレッチェ広島)
「(コロンビアについて)少ないタッチでしっかりつなぐし、個人技も凄かった。(ディフェンスラインが)前半から4枚でいい形になっていると思った。FWの選手が代わっても、3より4の方が2列目の動き出しがいいと思った。自分としては前半はなかなか飛び出して行けなかったが、後半は相手の運動量が落ちたので(前線に)行けた場面もあった。(キリンカップを終えて)長い合宿だったので、ピッチの外でもいろんな選手とコミュニケーションを取ることができた」

中澤佑二(横浜F・マリノス)
「阿部ちゃんと(センターバックを組むのは)は初めてだったので、よく話をした。特に不具合はなかった。(ディフェンスラインの主導権について)それは誰がというわけではなく、気付いた人が言えばいい。マークのズレとか。とにかく今日は負けなくて良かった」

中村憲剛(川崎フロンターレ)
「相手は速かったし、前半は特に中盤で押し切られた。最初の15分くらいはプレッシャーが強かった。今日はシンプルなプレーを心掛けた。誰かに当てても正確に返ってくるし、自分が上がっても周りがサポートしてくれるので、どんどん行こうと思った。
 素早い判断が求められた。中盤のプレスは速かったけれど、バイタルエリアに入ればそんなに厳しくはなかった。コロンビアは球際が強く、うまい。後半はちょっと疲れてきて、ラフなプレーも多かった。
 (キリンカップについて)普段の練習を意識しながら臨むことができたし、充実した部分もあったけれど、課題もあった。いつものことだけれどミスが多い。パスのタイミングとか、走りながらのコントロールとか、まだまだだと思う。
 (決定機でシュートを外したことについて)長い距離を走ってからでも冷静に決められないといけない」

鈴木啓太(浦和レッドダイヤモンズ)
「相手も途中で疲れて、リアクションになってきたが、前半の早い段階で相手に押し込まれながら、そこを凌げたのは良かった。前半にしろ、後半にしろ、僕を含め何度か中盤でボールカットされてしまい、ピンチになってしまったのは反省点。コロンビアのプレッシャーは早かったし、僕自身、ああいったFWからのチェイシングが厳しいチームとの試合は初めてだった。これまでの経験では一番かもしれないし、Jリーグでは味わえないレベル。そういったことを体験できたことは良かった。
 後半は羽生が入って相手のマークがズレて、(羽生は)裏を狙うタイプなので、マイボールになった時に優位性ができた。国際試合でいい経験をしたと言うのはあまりいいことではないかもしれないが、僕としては初めてのスピードだったし、いい経験ができた」

中村俊輔(セルティック)
「(ピッチコンディションに苦しんでいたが)慣れが必要。前半は芝に突っ掛かった。ドリブルもしづらいし、向こうもしづらそうだった。相手は上のレベルのチームなので、粘り強い気持ちで行くように監督に言われた。激しく行けとも言われた。
 良かったのは前半の守備。これほど強いチームはガーナ戦以来だと思うけれど、(ビデオで見た)ガーナ戦でもあそこまでは行かなかった。変に飛び込んだりせず、連動して守って、人のために走る。監督もハーフタイムでもっと周りがサポートするようにと言っていた。コロンビアのようなチームとやれて良かった」

遠藤保仁(ガンバ大阪)
「前半はなかなかうまくいかず、後半は多少自分達のプレーができるようになった。(ハーフタイムの指示は)もっとシンプルに、ミスを少なく、ポジションチェンジや運動量を多くするように言われた。
 (海外組が入ったことについて)特に(中田)浩二とイナ(稲本)が入って、自分としてもいい刺激を受けた。収穫は、2試合やってみて、やりたいこともできたけれど、課題もあった。アジアカップに向けていい準備ができたと思う。
 (1トップは)あまり慣れていないということで難しかったけれど、だんだん感覚が分かってきた。中盤に関しては特にオフェンシブな選手は運動量を求められる。大変だけれど、そこはちゃんとやらないといけない」

高原直泰(フランクフルト)
「もちろん勝つことが一番だが、いい相手と試合ができたので良かった。こういう強い相手とできる機会はあまりないと思う。前半は相手のプレッシャーが激しく、パスミスをして、ボールを簡単に失う場面があった。後半はいい感じでできた。
(途中交代の際には納得がいっていないような表情も見えたが?)最後にヘディングのチャンスを決め切れなかったので…。ただ、負けたわけではないので、これから徐々にまたやっていきたい」

今野泰幸(FC東京)
「(左サイドのポジションについて)交代は急に言われた。FC東京では1回だけやったことがあるけれど、(オシム監督から)特に指示は何もなかった。プレッシャーもあったし、0−0の場面だったので、行くべきかどうすべきか迷うこともあったが、オシムは僕に攻撃的なものを期待しているわけではないと思ったので、空いているスペースがあったら、そこがチャンスだと思った。
 (周囲との連係は)ボールを持てるタイプではないから、誰かにボールを当てて裏に回り込んだり、おとりになるような動きを心掛けた」

【日本代表・オシム監督Q&A】

初めてタイトルが懸かった大会での優勝だが、感想は?

「タイトルは初めてではない。日本では初めてだが…。試合についてだが、印象といっても0−0という結果をどう見るか。もっと良くなる部分、悪かった部分があった。前半は「カミカゼシステム」というべき、危険なやり方だった。それでも部分的には、カミカゼのやり方が有効だと思った。何とか我々は、そこから生き残った。
 (カミカゼが)どういう意味かというと、スタメンはリスクが大きい顔ぶれだった。それが時間帯によっては、非常に大きな問題を持っていた。特にコロンビア側がアグレッシブに来た時間帯。向こうのスタイル、やり方は、日本の何人かは予想できず、不意を突かれた場面があった。こちらにチャンスがなかったわけではないが、向こうのチャンスはこちらから差し上げたものだった。そこを修正しようと思った。
 後半は明らかに良い内容だった。ボクシングの採点だと、合計では日本が判定勝ちでもおかしくない。前半、向こうがチャンスがあったので失点していたかもしれないが。コロンビアというアグレッシブな、そしてテクニックのあるチームと戦えたことは、良いレッスンになっと思う。戦術の面でも、個人的なスキルな高さでも、(相手は)文句のないチームだった。
 いつものように(試合内容が)満足かそうでないかは、詳しく述べない。何しろ私の考えは大事ではないからだ。(ジャーナリストの)皆さん、そしてサポーターの皆さんがどう感じたかだ。よく注意してもらえれば分かることだが、何か発見はあったと思う。それが何かは、私が申し上げるのでなく、皆さんが感じたことを話し合ってほしい。ヒントを付け加えるなら、人もボールも動く時間帯は、非常に美しくエレガントではなかったか、ということだ。
 たまには、私の方から宿題を出したいと思う。こんな答えでよろしいだろうか」

前半と後半、こういう展開になることを予想していたように思うのだが。例えば個人と組織プレーの違いというようなテーマがあった?

「テーマをこちらから申し上げるよりは、ご覧になった感想でよいのでは?サッカーというのは見て分かるものだ。
 例えば勝ち点1の争いになった時、アジアカップでもそのような局面があるかもしれないが、今日のような試合であれば、前半10分で誰かを交代させていたと思う。しかし、今日のような性格の試合では、なるべく長いチャンスの時間を(選手に)与えて、プレーを見ようという意図があった。結果として、ああいったプレーが見られたわけだ。
 選手個々人もそうだが、チームとしての試合の進め方、プレーの切り方や給水の取り方、フィジカル的な準備も含めて、こちらから細かい指示がなくても、選手はもっとサッカーに対して執着してほしい。皆さんはうまい選手がお好きだろうが、たとえうまい選手であっても走らなければ、その選手が走らないことで借金を監督が支払わないといけないことになる」

カミカゼシステムと言ったが、前半はなぜリスク承知で試合に臨んだ?そしてなぜ後半はそれを修正した?

「カミカゼシステムが機能していれば代える必要はない。問題は、リスクが大きいかどうかではく、機能していたかどうかだ。機能していないのは、選手が駄目だったという話ではない。原因はもっと単純なことだ。それは全員が、フィジカルコンディションの準備ができていなかったということだ。非常に良いプレーをした選手もいた。これまでのプレーから、(実力が)分かっている選手もいた。それについて、私が何か言うのではないかと皆さんは挑発していたわけだが、その手には乗らない(笑)。誰とは言わないが、フィジカルの準備ができていない選手がいたということだ。ただし、それを治すのは簡単だ」

コロンビア代表ホルヘ・ルイス・ピント監督
「今日の日本の優勝に祝福したい。日本代表はいいチームだと思った。プレーはダイナミックだし、リズムがいい。両チームともチャンスは作ったが、得点には結び付かなかった。それでも双方がダイナミックでいい試合だったと思う。我々もプレッシャーを掛けたが機能しなかった。後半は失点するリスクもあった。それでも現段階で全力を尽くしたので、幸せな気持ちで帰ることができる。(日本の強み、弱みは?)ボールを奪って主導権を持つこと、細かいパスをすること、そしてプレッシャーをかけようと指示も出した。だが、それが機能したのは前半だけ。後半は自分達のエリアでボールを奪われ、カウンターが機能しなかった。日本の印象はダイナミック、戦略的でリズムの均衡を崩すのがうまい。マイナス点は、個人技が発達していないこと。(コルドバが出なかったのは?)コルドバを使う選択肢もあったが、ほかの選手を試してみたかったので、今回は出場させなかった。今回は素晴らしい大会に参加できてうれしい。私は2002、2006年も日本代表を見ていたが、日本は常に前進している。今度はコロンビアで皆さんにお会いしたい」

≪超サカ採点表≫
【日本代表】
GK:
1.川口能活 5.5
DF:
3.駒野友一 6.0
22.中澤佑二 6.5
6.阿部勇樹 6.0
4.中田浩二 5.5
(46分15.今野泰幸 6.0)
MF:
14.中村憲剛 5.5
13.鈴木啓太 6.0
28.稲本潤一 5.0
(46分8.羽生直剛 6.5)
10.中村俊輔 6.0
(88分17.藤本淳吾 --)
7.遠藤保仁 6.0
(80分9.巻誠一郎 --)
FW:
19.高原直泰 6.5
(89分12.播戸竜二 --)
【コロンビア代表】
GK:
1.フリオ 5.5
DF:
16.バジェホ 5.5
14.L・ペレア 6.0
3.ジェペス 6.0
5.アリサラ 5.0
MF:
6.バルガス 5.5
10.アンチコ 5.5
(42分15.バンゲーロ 5.0)
8.フェレイラ 6.0
(69分19.エスコバル 5.0)
13.マリン
(57分17.カストリジョン 5.0)
FW:
18.エレラ 5.5
(62分11.ロダジェガ 5.5)
7.E・ペレア 5.5
(80分9.ガルシア 5.5)

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