Jウイイレ2007CC完全
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本日の超最新情報
2007.08.22.WED
☆快勝★
国際親善試合結果
日本代表2−0カメルーン代表
(九州石油ドーム・37240人)
主審:崔明龍(韓国)
天気:屋内
気温:27℃
湿度:80%
ピッチ状態:全面良芝(水含み)
≪得点者≫
日本:闘莉王25、山瀬89
≪出場メンバー≫
【日本代表】
GK:
1.川口能活(磐田)(cap)
DF:
21.加地亮(G大阪)
■22.中澤佑二(横浜M)
4.田中マルクス闘莉王(浦和)
■
3.駒野友一(広島)
(46分2.今野泰幸(FC東京))
MF:
6.阿部勇樹(浦和)
13.鈴木啓太(浦和)
(74分8.橋本英郎(G大阪))
7.遠藤保仁(G大阪)
(63分14.中村憲剛(川崎))
FW:
15.田中達也(浦和)
(59分11.佐藤寿人(広島))
12.前田遼一(磐田)
(59分9.高松大樹(大分))
16.大久保嘉人(神戸)
(50分10.山瀬功治(横浜M))
ベンチ:
GK:
18.楢崎正剛(名古屋)
フォーメーション
(4-3-3)
16 12 15
7
13 6
3 4 22 21
1
カメルーン戦の
日本代表メンバー18名
【カメルーン代表】
GK:
16.ハミドゥ
DF:
3.アトゥバ
4.ソング(cap)
23.マトゥク
■
5.ビキー
(53分13.フォトゥシーヌ)
MF:
11.マクン
(63分19.ヌゲモ)
8.ムビア
■
10.ムバミ
(46分17.イドリス)
FW:
21.ジョブ
(74分2.アテバ)
9.エトー
18.ドゥアラ
(60分7.ヌゴム・コメ)
ベンチ:
1.ヌジェマ
15.ウェボ
フォーメーション
(4-3-3)
18 9 21
10 11
8
5 23 4 3
1
≪各種データ≫
ボール支配率:
日本…50%
カメルーン…50%
シュート数:
日本…5
カメルーン…9
PK数:
日本…0
カメルーン…0
CK数:
日本…2
カメルーン…8
直接FK数:
日本…12
カメルーン…13
間接FK数:
日本…5
カメルーン…0
OS数:
日本…5
カメルーン…0
国際親善試合、キリンチャレンジカップ2007は22日、大分・九州石油ドームで行われ、日本代表が2−0でアフリカの強豪カメルーン代表に快勝した。
日本は前半25分、遠藤(G大阪)のFKを闘莉王(浦和)が頭で合わせて先制。その後は、カメルーンに押し込まれる苦しい展開となったが、終了間際に交代出場の山瀬功(横浜M)が、シュートを決めて突き放した。
カメルーンとの通算対戦成績は日本の2勝1分け。オシム監督就任後の通算成績は10勝4分け(PK戦は引き分け)3敗となった。
【課題克服に光明見えた日本】
7月のアジアカップから攻撃陣を大幅に入れ替えたオシム監督の試みは、勝利に結びついた。前田、大久保嘉、田中達の3トップをピッチに送った前半は好機が生まれ、強豪を押し込んだ。指揮官は「前半にはっきりと日本の力が表れた」と満足感を漂わせた。
ドリブルが得意でスピードを持ち合わせた大久保嘉、田中達が両サイドを走り回った。シュートは少なかったが、ドリブルや守備ラインの裏への飛び出しで相手守備を脅かした。そんな流れの中で前半25分に闘莉王の先制点は生まれた。
大久保嘉は「仕掛けていけたので良かった」と納得顔。オシム・ジャパンに初招集されたFWが体現した果敢な姿勢はアジア杯では見られなかったものだ。オシム監督は「3人はかなり良いプレーをした」と高く評価した。
疲れた3選手を交代させ、メンバーやシステムを変更した後半は勢いが突然なくなった。バランスが崩れてミスが増え、防戦に追われた。
アジア杯では局面を打開する個人能力の不足が課題として浮上した。その解決に光明が見えたのは収穫だ。オシム監督は「何ができて何ができないのかがはっきりした試合だった」と、いつになく機嫌が良かった。
【闘莉王が攻守に存在感】
左ひざ負傷でアジアカップを棒に振った闘莉王が代表復帰戦で攻守に大きな存在感を示した。
守備の要のセンターバックながら「自分は守りだけの選手じゃない。攻撃的な部分も毎試合求められている」と言う。その言葉通り、前半25分のチャンスに相手ゴール前に進出。うまく相手DFの前に走り込み、体を空中でひねって頭で流し込んだ。
その後は守備に徹した。後半はカメルーンに終始押される展開だったが、中澤とのコンビで強豪相手に最後までゴールを割らせなかった。「何とかやってやろうと思っていた。自分が帰ってきたことをアピールしたかった」と充実した表情だ。
アジア杯4位に終わった日本に、頼もしい大黒柱が戻ってきた。
≪各選手コメント≫
川口能活(ジュビロ磐田)
「勝って良かった。みんなコンディショニングが悪くても経験を活かしてというか、大事なところではすごく頑張った。無失点で終わったというのがとてもうれしい」
加地亮(ガンバ大阪)
「フィジカルが強くて、速い相手と対戦したのは、いい体験だった。(流れの中からのゴールがなかったが)とにかく勝てばいい。課題は常にあるし、勝った中でも見つけながら修正していくことが大事。今日はもう少し、冷静につなぐべき場面があったのに、蹴るサッカーになってしまった。こっちのフォーメーションと相手のフォーメーションを判断して、変えていくことに気を使った。最初は4バックで、相手も3トップで来たので4のままで行った。後半ズルズル下がってしまい、中盤も薄くなってしまった。でも前半は収穫が多い試合だった」
田中マルクス闘莉王(浦和レッドダイヤモンズ)
「(中澤とのコンビについて)中澤というより、みんな一丸となってやった。高さは計算できるし、経験もあるし、そういうところは良かったんじゃないか。でも最後は5バックになってしまったのが辛い。アジアカップでは、内容は良かったけれど、結果が出なかった。監督は内容にこだわっているのかもしれないけど、結果を出しながら内容を良くしていくのが一番。(得点について)自分よりでかい選手ばかりで、高さで勝つのは難しい。相手より前で触れれば、何とかなると思っていた。遠藤からいいボールが来たので触るだけでした。GKが出てきたのは分かっていた。狙い通りに行って良かった」
阿部勇樹(浦和レッドダイヤモンズ)
「前半は久しぶりのボランチだったので、こんなプレーでいいのか分からなかったけど、自分でバランスを見ながらやった。両サイドを高い位置に上げないといけないので、自分が下がってサイドの選手を上げた」
鈴木啓太(浦和レッドダイヤモンズ)
「暑かった。どうしてドームの屋根を締めたんだろうという感じだった。相手の力、個人の能力が非常に高かった。そういう中でどう崩すか。トレーニングでもやっていて何回かいい形ができたことは自信になる。もう少し自分達のプレーができたら良かった。阿部とのボランチは、前半うまくできていたと思う。中盤のうまさもあったけど、後半はそれほど優位性を使えなかった。後半はサイドも引いて5バック気味になってしまった。中盤がガラ空きになり、しんどかった。そこは課題。(アジアカップ後すぐのゲームだったが?)結果は良かったけど、個人個人の差は感じるし、2−0という結果、点差だけみるといい結果だけど、そういうゲームではなかったと思う。どうポジションを取るのか、どこで数的優位にするのかという課題が残った」
遠藤保仁(ガンバ大阪)
「前半はサイドも突破できていたし、そんなに悪くなかった。後半は、もっとボールキープができれば良かった。勝っている状況だから、もっと落ち着いてやれれば良かった。(後半3バックにしたのは)相手が2トップで来たから、3−5−2っぽくした。(中盤で)キープすることを考えると4−4−2とか4−3−3が良かったけど、失点しないという前提があったから。
簡単にボールを失う場面も多かった。もっと正確につなげれば良かったと思う。前の3人はスピードがあるし、できるだけ相手の裏に行けるようなパスを意識した。ただし相手のDFも速かったので、結局は裏より足元でもらう回数が多かった。(ゴールシーンのアシストは)闘莉王の動きは見えていた。そこまでは狙ったつもりはないけど」
前田遼一(ジュビロ磐田)
「シュートを打てなかったのが残念だけど、ボールにいっぱい絡めたのが良かった。(いい落としをしてましたが)ヘッドはあまり勝てなかった。達也(田中)と嘉人(大久保)とかがタイミングよく入ってきてやりやすかった。先発はアップの前に言われた。3トップの真ん中でやったけど、センタリングに合わせられなかった。もうちょっとコミュニケーションを取らないといけない。もっとゴール前で時には相手に怖がられるようなことをしないといけない。アップの時には嘉人達とプレッシャーがキツかったらダイレクトで、はたこうという話をした。(代表初出場ですが)長かったけど、そんなに特別な感情はない。次はチームで結果を残せるようにしたい。代表にも定着したい」
大久保嘉人(ヴィッセル神戸)
「先発はアップの前に言われた。ポジションはMFでもFWでもなくて「そのへんにいろ」という感じ。前半は、どこまで下がっていいのか分からず、キツい部分もあった。ハーフタイムに監督に確認したら「好きなようにやっていい」と言われた。チーム(神戸)と同じようなイメージでやってみた。ノーゴールという結果は仕方がない」
山瀬功治(横浜F・マリノス)
「(試合を)落ち着かせる時間をどこかで作れれば良かったけれど、行ったり来たりの展開になってしまった。途中から出る選手は、何とかチームを落ち着かせるのが仕事。今日は流れの中では何の仕事もできず、不完全燃焼のゲームだった。(プレスの掛け方は)所属チームも違うし、やり方も違う。どこに追い込むかも違ってくるので、どうしても違うタイミングになってしまった。ゴールという結果はあったけど、大事なのは内容。ゴールは後半40分くらいの間のほんの1、2秒でしかない。40分通して、どうだったのかが大事」
中村憲剛(川崎フロンターレ)
「まだまだ。ミスが多かった。投入された時はもうかなり押し込まれていて、落ち着かせたかったんだけど、難しかった。カメルーンは速かった」
佐藤寿人(サンフレッチェ広島)
「自分が入った頃にはすっかり押し込まれて、ボールが前に来なくて、来てもロングボールだったから苦しかった。シュートまで行きたかった。残り30分は相手に押し込まれ続けた。そこを何とかしたかったが、残念」
カメルーン代表・ニョンガ監督
「日本について言えば、将来性のあるチームだと思う。何年後かになれば、我々と肩を並べるだろう。日本は今後、質の高いサッカーを発展させるだろう。敏捷性に富んでおり、しっかりした意思を持って戦えるチームになると思う。日本は若いチームで、今後、試合を重ねることで成熟していくだろう。ただし戦術面では、あまり変化がなかったと思う。今回の試合でも同じ戦術で、バリエーションが感じられなかった。もっとバリエーションを持たせるべきだろう。今後、とてもいいチームになる条件は全て揃っている。あとは練習することだと思う。よりハイレベルになるためには経験を積んで、(戦い方に)バリエーションを持たせることに重点を置くべきだろう。我々は、今回の試合から学ぶことができた。あとはそれを練習することで改善していく。どのチームにも言えることだが、いろいろなことを疑問に思いながら、より良いパフォーマンスができるようにしていきたい。
今回一番残念だったのは、カメルーンの本当の姿を見せられなかったこと。もっとも、数ヶ月後には我々の国に来てもらう計画がある。現在、カメルーンのスタジアムが現地の日本企業によって改修中なのだが、そこに日本代表をお迎えするという話が出ている。このことについては、両国の責任者が話をしている段階。ぜひ、具体化することを期待したい」
【日本代表・オシム監督Q&A】
「ご覧の通り、何ができて何ができないかが、はっきりした試合だった。また、強いリーグのチームでプレーしている(カメルーンの)選手と、そうでない日本の選手との違いもはっきりした。もちろん身体能力の違いもあるし、コレクティブ(組織的)かどうかの違いはそれほど大きくはなかったと思う。カメルーンのような強いチームと対戦する機会はなかなかないから、ここで選手が何かを掴んでくれればと思う。フィジカルの違う相手との戦い方、ボールを巡っての競り合い、そういった経験を積んでもらえたと思う。カメルーンのような対戦相手は、日本には存在しない。体格の差などのハンディについては、もっと走ったり、コンビネーションを使ったりして補わないといけない。
今日の試合では、中盤で簡単にボールを相手に渡してしまった。ボールだけでなく、ゲームコントロールできない時間帯が長く続いたのは、皆さんがご覧になった通り。そういうところで、強いチームはミスをしない。必要のないところ、本来すべきでないところでミスをして、ボールを相手に渡してしまったのは反省すべき。
ただし、一部の選手が予想以上に興味深いプレーをしてくれたのは収穫だった。昨日話したように、(前日練習では)DFのための練習をしていて、攻撃のための練習はほとんどしなかった。(この日の試合は)しっかりと守備を固めれば、強敵に勝つこともできるという例だったかもしれない。スタメンの11人がスタミナがある間は、いいサッカーができたと思う。もちろん、それだけでカメルーンに勝てるとは思ってはいなかった。これはテレビのインタビューでも言ったことだが、今日の試合は序章、第2章と、全く違う展開のサッカーの本を書いてしまったようだ。ただしその本は、行間を読まなければならない本である」
スタメン11人はスタミナあるうちは良かったが、遠藤などは後半疲れてしまった。また強靭なフィジカルの相手にケガをする選手もいた。これは予想していたこと?
「そうした問題があるのは秘密ではない。遠藤が立ち上がりから終わりまで、速いテンポでプレーできれば理想的だ。しかし、これまでと違う点にも気付いてほしい。カメルーンの選手は、個々がボール扱いがうまい。彼らがリードされている展開では、チーム全体が攻撃的になっていた。しかし、我々は残念ながら、攻撃的なグループ、守備的なグループに分かれてしまっている。中盤では、サイドの右と左はまずまずだったが、カメルーンがプレッシャーをかけてきたら、問題がどんどん出てきた。特に中盤の攻撃的な選手とFWの選手は、所属チームでディフェンスすることに慣れていない。もちろん守備だけでなく、強い相手に対して攻撃に行くことは、さらに難しかった。
例えばラインの高さ、あるいはDFを含めてどれだけミスをせずにパスを回せるか。それらを比べてみても、いかに日本がつまらないミスをして、相手のチャンスのお膳立てをしていたか。つまり純粋にスキルが低いということだ。パス、ボールタッチのテクニック。本当に基本的なところだが、いかに実戦の中で力を発揮できるかどうか。この分野では、日本のサッカーはまだまだ子供であると言わざるを得ない。プロの国際試合で起こってはならないミスが起こってしまった。
私も場合によっては、『危ない時には観客席に届くくらい遠くにボールを蹴れ、常にエレガントである必要ない』と選手に言う用意はできている。しかし、守備陣がパニックに陥って『とにかくクリアだ』と、タッチラインの外にボールを蹴り出すことは感心しない。その点について話すと長くなるが、今日の試合で見ることができたのは、就任からこれまでの1年間、選手に分かってもらおうと話し続けたことの内容の一部ではなかったかと思う。コレクティブなプレーの中で、個人のクオリティーをどう結び付けるか。強い相手と対戦する時に、個々のクオリティーが問題になる。カメルーンの選手との1対1でのボールの奪い合い、スピードの比較。様々な部分で考えるべきポイントは少なくなかったと思う。
もちろん、良かった点もある。1つは現実を直視する、客観的にサッカーを観察することが大事だということを、今日のような試合の後、選手も記者の皆さんも身に付けられたならば、それは歓迎すべきことだ。しかし強豪カメルーンに勝ったからといって、日本が世界チャンピオンになったかのような錯覚をしてしまったら、話はまた振り出しから始めなければならない。今日の試合をどう評価するかについては、メディアの皆さんにお任せしたいと思う。
選手同士の関係、走る量と質、自己犠牲のプレー、プレーへの意欲。それらはトップレベルに近いものを日本の選手は出していたと思う。ただしそれは、十分ではないことを認めなければならない。より高いレベルのサッカーをする上では十分ではない。選手達は、リーグ戦の日程が詰まっている中でよくやってくれた。アジアカップで出場した選手は、疲労がまだ取れていなかったのかもしれない。休暇もなしにJリーグ、今日の試合と続いていた。しかし、アジアカップに出場した選手は何とか走れていたが、そうではない選手がエネルギー切れを起こす時間帯があったことは、何とも皮肉なことだ。
いずれにせよ今後、様子を見なければならないし、錯覚しないようにしたい。短いニュース速報、例えばCNNのニュースなどで『日本がカメルーンに勝った』と報じられたら、そこで日本はカメルーンより強いと思ってしまうかもしれない。どういう内容の試合だったか、ニュースを読む時間のない人はそう思ったかもしれない。だが毎回話しているように、最近のサッカーは結果が全てだ。どんな試合だったか、良かったことも、悪かったことも、翌日には結果しか残らない」
前半は4バック、後半は3バックになっていたが、守備の練習だった?それとも勝つためだった?
「予定を立てていても、相手があること。向こうは後半の頭から2トップで来た。それに対応したものだ。その点について、細かくは選手達とこれから話したい。私の印象では、選手がよく考えた結果、そうしたのだと思う。つまり2トップに対して、最後列で1人余らせる守備を選択した。そういう選手の意思は尊重すべきではないか。ただしその際、中盤で選手が1人減るわけだ。その減った分、選手が余計に走るなり、工夫したりすべきなのだが、それができていなかった。遠藤が守備的な位置まで引かないといけない。もちろん悪くないプレーだった。しかし、阿部のポジションで遠藤がしっかりした守備ができるとは私は思わなかった。阿部や啓太(鈴木)が、遠藤のような攻撃能力を備えて、守備をできれば良かった。あるいは、阿部や啓太といった守備のできる選手が、遠藤のような攻撃力があれば良い。しかし天は二物を与えずというか、特に日本では、まだ選手の役割分担がはっきりしている。モダンなサッカーに追いつくには、攻撃も守備もできる選手を増やしていかないといけない。
今日は、カメルーンに勝ってしまった。皆さん、五輪代表の試合を見たくないですか(笑)。」
スタメンの選手が疲労していなかったら、最初のメンバーで最後までいきたかった?
「基本的にはそういうことだ。スタッフ、コーチの間では、3人の攻撃的なグループを、後半の頭から別の3人に交代させる計画はあった。これは事前に選手には話さなかった。しかし前半を見ると、スタメンの3人はいいプレーしていた。そこで後半は、様子を見ることにした。しかし、あるところで交代を決断した。代えてみて、少々残念に思ったのは事実だ。結果として、3人を交代して6人を試すことができた。田中達也、大久保、前田の3人は、もっとスタミナがあってコンディションが良くて、最初のプレーのリズムを維持できたら、もっと長くプレーさせていた。ハーフタイムで特に攻めの選手には、力をセーブせずに、できるところまでやれと指示した。もし後半に投入した3人を先発させていたら、また違った試合になっていたかもしれない。ひょっとしたら、今日のスタメンの選手よりも、もっといいプレーをしていたかもしれない。逆に、今日のスタメンの選手が、あまりパッとしないプレーをする可能性もあった。自分のチームがリードしている時に、攻撃の選手が途中で入って、いいプレーをするのは難しい。相手の守備力が高い場合は、なおさらだ。カメルーンが追い付く、あるいは逆転するという展開になれば、交代が失敗したと言われるのは決まり切った事だ。そこで我々は、皆さんがどんな記事を書くか気にはしないだろう」
≪超サカ採点表≫
【日本代表】
GK:
1.川口能活 6.0
DF:
21.加地亮 6.0
22.中澤佑二 6.0
4.田中マルクス闘莉王 6.5
3.駒野友一 5.5
(46分2.今野泰幸 6.0)
MF:
6.阿部勇樹 6.0
13.鈴木啓太 6.0
(74分8.橋本英郎 5.5)
7.遠藤保仁 5.5
(63分14.中村憲剛 5.5)
FW:
15.田中達也 6.5
(59分11.佐藤寿人 5.5)
12.前田遼一 5.5
(59分9.高松大樹 5.5)
16.大久保嘉人 6.5
(50分10.山瀬功治 6.5)
【カメルーン代表】
GK:
16.ハミドゥ 5.5
DF:
3.アトゥバ 6.0
4.ソング 5.5
23.マトゥク 5.5
5.ビキー 6.0
(53分13.フォトゥシーヌ 6.5)
MF:
11.マクン 5.5
(63分19.ヌゲモ 5.5)
8.ムビア 6.0
10.ムバミ 6.0
(46分17.イドリス 6.0)
FW:
21.ジョブ 6.5
(74分2.アテバ 5.5)
9.エトー 6.0
18.ドゥアラ 5.5
(60分7.ヌゴム・コメ 6.0)
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