☆決勝進出★
ユーロ2004準決勝結果
ポルトガル2−1オランダ
(リスボン)
≪得点者≫
ポルトガル:C・ロナウド26、マニシェ58
オランダ:オウンゴール63
≪出場メンバー≫
ポルトガル
GK:リカルド
DF:ミゲル、リカルド・カルバーリョ、アンドラーデ、ヌーノ・バレンテ
MF:デコ、コスティーニャ、マニシェ(87分コウト)、C・ロナウド(67分ペティー)、フィーゴ
FW:パウレタ(75分ヌーノ・ゴメス)
オランダ
GK:ファン・デル・サール
DF:ライツィハー、スタム、バウマ(56分ファン・デル・ファールト)、ファン・ブロンクホルスト
MF:コクー、ダービッツ、セードルフ
FW:ファン・ニステルローイ、ロッベン(81分ファン・ホーイドンク)、オーフェルマルス(46分マカーイ)
現地時間の30日に行われたユーロ2004準決勝で、ホスト国のポルトガルが2−1とオランダを下し、主要大会では初の決勝進出を果たした!4日の決勝では、ギリシャvsチェコの勝者と対戦する。1988年以来2度目の優勝を狙ったオランダは、前回に続いて準決勝で涙を呑んだ。ポルトガルは26分にデコのCKからノーマークのC・ロナウドがヘッドで決めて先制。対するオランダも、右サイドで先発したオーフェルマルスを起点とした攻撃を見せるが、ゴールには結び付かず。その上、アドフォカート監督は後半からそのオーフェルマルスに代えてFWマカーイを投入したため、オランダの特色であるサイド攻撃は影をひそめた。逆にポルトガルは58分、ショートコーナーからマニチェがファインゴール。2−0とリードを広げると、オランダの反撃を63分のオウンゴールによる1点に抑えた。ファン・デルファールト、ファン・ホーイドンクなど攻撃的なプレーヤーを投入して活路を見出そうとしたオランダだったが、ゴールは遠かった。この試合で気合十分のパフォーマンスを見せてチームを牽引し、マン・オブ・ザ・マッチにも選ばれたフィーゴは「今の気持ちは、一言では言い表せない。苦しみながらも、ホスト国として決勝進出を果たせたんだ。これ以上のことはない」と喜びを表現した。また、ポルトガルのスコラリ監督は「このチームと選手たちに『おめでとう』と言わないといけない。彼らは歴史を作ったし、私にとっても6月30日は特別な日。2年前の今日、ブラジルを率いて日本でW杯を勝ち取ったから。本当に夢のような日だ。ここまでずいぶん苦しんだけど、それももう過去のこと。選手たちもそうだし、素晴らしい応援をしてくれたファンも、勝利にふさわしい」と感激しきり。スコラリ監督は同日、ポルトガルサッカー協会の要請を受けて、2006年W杯までポルトガルの監督を続けることも決まった。一方、オランダのアドフォカート監督は「大会前に目標としていたベスト4まで来れたんだから、チームは賞賛に値する。もちろん残念だが、現実を直視しなければいけない。後半は我々もリスクを冒して勝負に出たが、あまり効果はなかった」とコメント。また、自身の進退については「協会から来週にも発表があると思うが、覚悟はできている」と続投はないことを示唆した。
☆感激★
ユーロ2004(欧州選手権)で初の決勝進出を決めたポルトガル代表主将のルイス・フィーゴが30日、試合後の記者会見に出席し、今の気持ちをどう表現したらいいか分からないと語った!準決勝のオランダ戦でチームを引っ張る活躍を見せたフィーゴは「今の気持ちは一言では言い表せない。開催国である我々が決勝に登り詰めるまで多くの困難があった。これ以上は望めない」と語った。さらに、「ポルトガルはファンタスティックな選手や若い選手を抱えている。素晴らしいチームなので、将来も期待できる」と、チームに対しての大きな誇りを見せた。
☆契約延長★
ユーロ2004で決勝進出を決めたポルトガルのスコラリ監督はオランダ戦後の会見で、2006年まで契約を延長すると発表した!同監督は「ポルトガル協会の会長から“結婚話”を受けているが、今ここであと2年間について『イエス』と言う」と話した。同監督は2002年W杯でブラジルを率いて優勝。同年12月にポルトガル監督に就任した。
☆一番人気★
英ブックメーカー、ウィリアムヒルは30日、ユーロ2004の優勝チームを当てる賭け率を発表、準決勝でオランダを下した開催国ポルトガルが1.67倍で本命になった!チェコは2.5倍、ギリシャは11倍となった。チェコとギリシャは本日1日の準決勝で対戦する。
☆外国人依存?★
ユーロ2004で、前回優勝国フランスをはじめ、イタリア、スペイン、イングランド、ドイツの「5大国」が次々に敗退した事態について、欧州サッカー連盟(UEFA)のオルソン最高経営責任者は30日、国内リーグで外国人選手が多数出場していることが原因との見方を明らかにした!準決勝に残ったのは予想外のギリシャと中位の3カ国のチェコ、オランダ、ポルトガル。オルソン氏は、国内リーグで外国人選手が多すぎると若手の台頭が阻害されると指摘。5大国に選手を送り込んでいる国は、欧州最高のクラブでプレーするという恩恵を受けているとしている。ドイツ1部リーグではFWの67%が外国人という現状に議論が持ち上がっているという。3日に行われるUEFAの役員会議では、国内リーグの外国人選手が議題に上がる。だが、実際問題として欧州連合(EU)の法律が労働者の移動の自由を認めているため、外国人選手の人数を制限することはできない。UEFAは、国内の出身者もしくはユースアカデミー参加者を1チームに最小限度所属させるとの規則の導入を検討している。だが、ユースアカデミー参加者が外国出身という可能性もあり、問題を完全に解決できるとはいえない。
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