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本日の超最新情報
2004.06.20.SUN

☆一番乗り★
ユーロ2004グループリーグ・グループD結果

ラトビア0−0ドイツ
≪出場メンバー≫
ドイツ
GK:カーン
DF:フリードリヒ、バウマン、ベルンス、ラーム
MF:ハマン、バラック、フリンクス、シュナイダー(46分シュバインシュタイガー)
FW:ボビッチ(67分クローゼ)、クラニー(78分ブルダニッチ)

ユーロ2004は19日、グループDの2試合が行われ、ラトビアとドイツの対戦はスコアレスドローに終わった!22本ものシュートを打ちながら決定力を欠いたドイツは2分けとなり、勝ち点を1つしか伸ばせず。しかし、オランダがチェコに敗れたため、最終戦のチェコ戦に勝てば、自力で決勝トーナメントに進出できる。また、ラトビアはこの引き分けでユーロ初の勝ち点を獲得した。ドイツは立ち上がりからボール支配で圧倒。初戦の1トップから、クラニーとボビッチの2トップに変更して試合に臨み、セオリー通りにサイドで起点を作って、混戦をさけて遠目からシュートを放つ。しかし、ラトビアの強固な守備を崩せない。逆にカウンターからピンチを招き、40分にはハーフウェーライン付近からベルパコフスキスにドリブル突破を許してGKカーンと1−1の場面を作られるも、これはカーンの読みが勝って失点は免れた。後半に入り、ドイツはなんとか流れを変えようと選手交代でクローゼ、ブルダリッチらを送り込むが、ゴールの気配は漂ってこない。65分、ペナルティエリア手前で得たFKからバラックが強烈なシュートを放つも、GK正面。ロスタイムには、左からのクロスに途中出場のクローゼがゴール前5メートルからフリーでヘッドを合わせるも、枠へ飛ばず。結局、ドイツはラトビアゴールをこじ開けることができず、試合は0−0の引き分けに終わった。「我が国にとって歴史的なポイントだ」。ユーロ初出場で初勝ち点を記録したラトビアのスタルコフス監督は試合後、まるで勝利したかのように選手たちとピッチ上で喜びを爆発させた。そして、「ドイツの両サイドをうまくつぶせたし、GKのコリンコもよく守った。初戦のチェコ戦よりは楽だった。この結果に国民も喜んでくれるだろう」と語った。一方、オランダ戦では健闘しながら、この試合で格下相手に得点力不足を露呈したドイツのフェラー監督は「勝たなければならない試合だった。結果には失望している。ハードで辛抱を強いられる試合になることは予想していたが、少々運が足りなかったとも言える。選手たちを責めることはできない」と試合を振り返った。また、チェコ戦に勝てば自力でベスト8へ進めることについては、「かえって最終戦を巡る状況がシンプルになった。我々は勝てばいいんだ」と、最終決戦に向けて気持ちを切り替えていた。

オランダ2−3チェコ
≪得点者≫
オランダ:バウマ4、ファン・ニステルローイ19
チェコ:コラー23、バロシュ70、スミチェル89
≪出場メンバー≫
オランダ
GK:ファン・デル・サール
DF:ハイティンハ、スタム、バウマ、ファン・ブロンクホルスト
MF:ダービッツ、セードルフ(86分ファン・デル・ファールト)、コクー、ファン・デル・メイデ(79分ライツィハー)、ロッベン(59分ボスフェルト)
FW:ファン・ニステルローイ

チェコ
GK:チェヒ
DF:グリゲラ(25分スミチェル)、イラネク、、ウイファルシ、ヤンクロフスキー
MF:ガラセク(62分ハインツ)、ポボルスキー、ロシツキー、ネドベド
FW:コラー(75分ロゼフナル)、バロシュ

グループDのもう1試合、オランダとチェコが激突した注目の一戦は3−2でチェコに軍配が上がった!序盤に2点を先行される苦しい展開のチェコだったが、リスクを負った攻撃で3点を返し、2試合連続の逆転勝利。グループD首位通過を決め、決勝トーナメント一番乗りを果たした。一方、敗れたオランダは勝ち点1のまま、自力でのベスト8進出がなくなってしまった。ユーロ予選に本大会、さらには2006年W杯予選と、もはや宿敵同士の両チーム。打撃戦の死闘に決着が付いたのは2−2で迎えた88分、ポボルスキーの味なプレーが決め手となった。バロシュのパスからハインツが強烈なミドルを放つも、GKファン・デルサールがなんとか片手ではじく。そのこぼれ球にいち早く詰めたのがポボルスキー。そのままダイレクトでシュート、と見せかけて軽く中に折り返すと、GKファン・デルサールは完全にその動きに釣られ、あとはスミチェルが押し込むだけだった。大逆転劇にネドベドは興奮を隠そうとはしない。「最高の夜であり、最高の試合だった。2点を奪われたときは冷や水をかけられた気分だった。それからスピーディーなプレーが必要だって分かったんだ。両チームともアグレッシブなチームで、やっていて楽しかった」。全得点に絡む活躍を見せたバロシュも「2点取られたときは落ち込んだけど、時間はまだたくさんあったし、1点返したときにはみんなの士気が高まった」と喜びを爆発させていた。立ち上がり、鋭い出足を見せたのはチェコだったが、開始4分にセットプレーで失点。ロッベンのFKの場面でバウマのマークを見失い、フリーでヘディングシュートを打たせてしまった。幸先の良いスタートを切ったオランダはこれで主導権を握り、19分にはダービッツが崩れたDFラインの裏にスルーパス。飛び出したロッベンが折り返すと、ファン・ニステルローイは流し込むだけでよかった。しかし、たった1つの軽率なプレーがオランダの勢いに水を差す。23分、コクーの意図を欠くパスをバロシュがカットすると、そのままゴール前まで持ち込み、最後はコラーが決めてチェコが反撃ののろしを上げる。後半も攻撃的なチーム同士の対決らしく撃ち合いの展開。だが、指揮官の采配が流れを変える。オランダのアドフォカート監督が存在感を示していた左ウィングのロッベンに代えてMFボスフェルトと守りに出たのに対し、ブリュックナー監督はボランチのガラセクを下げてFWハインツを投入する攻めの姿勢を打ち出す。これでチェコは中盤のビルドアップからロッベンのいなくなった右サイドを使えるようになり、攻撃が活性化。71分にはネドベドのクロスをコラーが胸で落とすと、バロシュがダイレクトボレーで叩く、チェコらしい流れるような攻撃で同点に追い付く。オランダは守りに行ったにもかかわらず、リードを失った上に75分には退場者まで出してしまう。そして、終了間際の逆転劇につながっていった。記者会見で浴びせられたのはロッベン交代への批判の嵐。「みんな交代がうまくいかなかったことばかり言って、決定機をものにできなかったことについては誰も言わない。ロッベンがいなくても4、5回チャンスを作れていた」と弁明に追われるアドフォカート監督。「とにかくラトビアに勝ち、チェコがドイツ戦でやるべきことをやってくれるよう願うしかない」、そうコメントするよりほかに手立てはなかった。

☆ユーロ展望★
ユーロ2004は本日20日に大会9日目、グループAの最終戦を迎える!ホスト国のポルトガルは決勝トーナメント進出を懸け、ジョゼ・アルバラーデ(リスボン)で隣国スペインと対戦する。2試合を終えて勝ち点3のポルトガルは白星を挙げなければ、ベスト8に残れない。一方、勝ち点4のスペインは引き分け以上なら、グループリーグ突破が決まる。対スペイン戦では23年前に親善試合で勝って以来、勝利から遠ざかっているポルトガル。スコラリ監督がスペインのラジオ局に対して「これは戦争だ。やるか、やられるか」とコメントしたことも、波紋を呼んでいる。ロシア戦ではルイ・コスタとコウトを先発から外したスコラリ監督だが、スペイン戦のメンバーに関しては口を閉ざしている。対するスペインの懸念材料は、エースのラウルの調子の悪さ。それだけに両サイドの出来が攻撃を左右する。左のビセンテは初戦のロシア戦で素晴らしい働きを見せ、右ではホアキンが途中出場となったギリシャ戦で輝きを放った。そのホアキンは、エチェベリアが筋肉の張りを訴えているため、ポルトガル戦では先発が濃厚。また、DFマルチェナが出場停止で、代わりにはフアニート。このほか、モリエンテスに代わってフェルナンド・トーレスがラウルとコンビを組み、ボランチではバラハに代わってシャビ・アロンソがスタートから出場する見込みである。サエス監督は「自分たちのやり方で戦うしかない。目標は勝利だけ。スタジアムの雰囲気も影響するだろうけど、こういう状況でも勝てるチームだってことを証明したい。そうすれば自信になるし、今後の戦いにプラスになる」と話している。もう1試合では、1勝1分けと好スタートを切ったギリシャがファーロでロシアと対戦する。ジャンナコポウロスがケガ、カラグーニスが出場停止で中盤の2人を欠くが、レーハーゲル監督はそれ以上に慢心を心配している。「我々は、まだ何も手にしていない。みんなは我々が決勝トーナメントに進出するだろうと思ってるようだけど、それは間違っている」と慎重なコメント。欠場する2人に代わっては、ゲオルギアディスとツァルタスの先発が濃厚である。ギリシャはすでにグループリーグ敗退が決まっているロシアから勝ち点1以上を挙げれば、決勝トーナメント進出が決まる。引き分け狙いのゲームはしないと言うのはニコライディスで、「勝ち点1を取ればよくても、勝ちにいく。勝利以外は考えてない」と語っている。一方、2連敗でいまだ無得点のロシアだが、ポルトガルまで駆け付けた1万人のサポーターのためにも一矢を報いたいところ。ただ、累積警告でキャプテンのスメルティンと、ポルトガル戦で退場処分を受けたGKオフチンニコフが出場停止のため欠場。司令塔のモストボイもポルトガル戦からすでにチームを離脱しているため、苦しい布陣となる。

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