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本日の超最新情報
2004.06.21.MON

☆明暗★
ユーロ2004グループリーグ・グループA結果

ロシア2−1ギリシャ
≪得点者≫
ロシア:キリチェンコ2、ブリキン17
ギリシャ:ブリーザス43

ユーロ2004は20日、グループA最終戦の2試合が行われ、ここまでグループ首位に立っていたギリシャはロシアに1−2で敗れたが、勝ち点で並んだスペインを総得点で上回ってグループ2位となり、決勝トーナメント進出を決めた!今大会1勝1分けと絶好調のギリシャだが、立ち上がりから大舞台での経験の少なさが出てしまう。開始2分にロシアのキリチェンコに先制弾を許し、さらには17分にもCKからブリィキンに決められ0−2。しかし、ギリシャは徐々に落ち着きを取り戻し、43分、スローインの混戦からブリーザスが決めて貴重な1ゴールを獲得。試合はこのまま1−2でタイムアップを迎え、ギリシャは今大会初黒星を喫した。並行して行われていたポルトガルvsスペイン戦ではポルトガルが1−0で勝ったため、ポルトガルがグループ1位となり、ギリシャはスペインと勝ち点4で並んだ。当該成績、得失点差も同じため、総得点の多いギリシャが2位となり、決勝トーナメント進出が決定。この試合でブリーザスが決めた唯一のゴールがギリシャをベスト8へと導いた形となった。「今日は喜ぶだけ喜ぼう。批判はなしだ」と、ギリシャを国際大会初のグループリーグ突破へと導いたレーハーゲル監督の顔にも笑顔がこぼれる。「とにかく自分たちのサッカーをやろうとした。0−2とリードされてからは選手たちはよく戦い、1ゴールを取り返してくれた」と試合を振り返る。そして、「ギリシャにとって歴史的な日となった。これがこの国のサッカーにとって礎になってくれればいいと思っている。とにかく我々は目標を成し遂げ、これ以上失うものはない。まずは成功を味わい、次の準々決勝を楽しもう」と話した。ギリシャのキャプテン、ザゴラキスは「結果を理解するまで、ちょっと時間がかかった。いまは最高の気分だ」とコメント。「立ち上がりは最悪だったし内容はベストというわけではなかった。だけど、もっとも記憶に残る試合になった。今夜はゆっくりとこの成果を噛みしめたい。そして明日からは準々決勝の準備だ」と力強く語っていた。

スペイン0−1ポルトガル
≪得点者≫
ポルトガル:ヌーノ・ゴメス57
≪出場メンバー≫
スペイン
GK:カシージャス
DF:プジョル、エルゲラ、ファニート(81分モリエンテス)、ラウル・ブラボ
MF:ホアキン(72分ルーケ)、アルベルダ(66分バラハ)、シャビ・アロンソ、ビセンテ
FW:ラウル、トーレス
ポルトガル
GK:リカルド
DF:ミゲル、アンドラーデ、カルバーリョ、ヌーノ・バレンテ
MF:コスティーニャ、マニシェ、デコ、C・ロナウド(F・コウト)、フィーゴ(78分ペティ)
FW:パウレタ(46分ヌーノ・ゴメス)

ユーロ2004、グループA最終戦のもう1試合は、開催国のポルトガルがスペインと対戦し、途中出場のヌーノ・ゴメスの決勝弾で1−0と勝利、勝ち点を6とし、グループ首位で決勝トーナメントへの切符をつかんだ!対するスペインは勝ち点4で並ぶギリシャに総得点で下回り、まさかのグループリーグ敗退となった。「プレッシャーが本当に大きかった」。試合後、キャプテンのフィーゴは安堵の様子でそう語った。ホスト国に対する過剰な期待、初戦ギリシャ戦のつまずきによる思わぬ苦戦、勝利が絶対条件の中で23年間勝っていないスペインが最後の相手。選手たちには強烈な重圧がかかっていた。しかし、フィーゴには自信があった。「初戦はプレッシャーの中で簡単にはいかず、とてもがっかりした。しかし、我々は日に日に良くなっていたんだ」。注目の集まったゴールデンエージ、ルイ・コスタやコウトが衰えを隠せないのとは対照的に、フィーゴは依然として存在感を示していた。そして、この試合では決勝弾をアシスト。57分、マニシェのパスを軽いタッチでダイレクトにヌーノ・ゴメスへと送る。パスと同時に素早くゴール前に走り込み、マークを引き付ける。スペイン守備陣が一瞬釣られた隙に、ヌーノ・ゴメスが鋭いシュートをゴール左スミに突き刺す。フィーゴは完璧なアシストでチームに勝利を呼び込んだ。序盤、勝つしかないポルトガルは積極的に攻める。得意のパスワークでポールをキープすると、フィーゴとC・ロナウドが頻繁にポジションチェンジを繰り返し、スペインをかく乱。ポルトガルはゴールこそ奪えなかったものの、優勢のまま前半を終える。後半、スコラリ監督はパウレタに代えてヌーノ・ゴメスを投入。この采配が的中し、57分にヌーノ・ゴメスの先制弾が生まれる。これで厳しい立場に置かれたスペインも必死の反撃を見せ始め、試合は打ち合いの展開に。しかし、スペインはフェルナンド・トーレスのシュートがポストに嫌われ、ルケ、ビセンテのシュートは惜しくも枠を外れる。ポルトガルもコスティーニャがフリーで外し、マニシェはラウル・ブラボにライン手前でクリアされ、終了直前のヌーノ・ゴメスのシュートはGKカシージャスに止められる。そして、スタジアムには終了を告げるホイッスルが鳴り響き、地元サポーターが歓喜を爆発させる瞬間がやってきた。厳しさで知られるスコラリ監督もこの日は頬を緩めた。「大会前、私は不名誉な歴史を作った。これまで負けたことのなかった相手に敗れてしまった。だけど、この試合では歴史をひっくり返す必要があった。今日は我々の質が問われるゲーム。1−0の結果にはとても満足している」。しかし「私はまだ約束を果たしていない。ベスト4に導くことだ」と先を見据えることも忘れてなかった。一方、敗れたスペインのサエス監督は決定力不足を嘆いた。「チャンスをたくさん作ったが、ゴールには入ってくれなかった。今大会の唯一の失敗は得点できなかったこと、全体で振り返るとギリシャ戦で引き分けたことだ」とコメント。そして「何度も言うけど、決定機は作ったんだけど、ポストやバーに嫌われてしまったんだ」と最後まで得点の少なさに不満を述べていた。

グループA最終順位表

1.ポルトガル
勝ち点6
得点4
失点2
得失点差+2

2.ギリシャ
勝ち点4
得点4
失点4
得失点差±0

3.スペイン
勝ち点4
得点2
失点2
得失点差±0

4.ロシア
勝ち点3
得点2
失点4
得失点差-2

☆ユーロ展望★
ユーロ2004は本日21日に大会10日目を迎える!グループBの最終戦では、イングランドがルス(リスボン)でクロアチアと対戦する。開幕戦でロスタイムに2失点し、フランスに逆転負けを喫したイングランド。しかし、2戦目のスイス戦ではルーニーが大会史上最年少のゴールを決めるなど、3−0と快勝した。この結果、クロアチア戦で引き分け以上なら、決勝トーナメント進出となる。ただ、ルーニーはあと1枚イエローカードを受けると、イングランドが勝ち進んでも、準々決勝に出場できない。それでも、エリクソン監督は「ルーニーの温存は考えてないし、クロアチア戦には勝ちにいく」とコメント。また、調子を落としているオーウェンに関しては「彼が素晴らしいストライカーなのは、みんなが認めているはず。じきに決めてくれるだろう。要は自信を持つことだ。ボールを触れなくなると、自信がなくなってくるものだから」とエールを送った。イングランドには、ユーロ2000のグループリーグ最終戦で引き分ければベスト8進出だったところを、ルーマニアに2−3と敗れてグループリーグ敗退した苦い経験がある。それだけにキャプテンのベッカムは「あのときは辛かった。同じことを繰り返すわけにはいかない」と話している。一方、スイス戦、フランス戦でともに引き分けたクロアチアは、勝ち点3が必要である。バリッチ監督は「半年前にはイングランドに勝てる自信なんてなかったし、彼らを恐れていたかもしれないけど今は違う。プレーヤーたちを信じている。フランス戦のように力を示してくれるはずだ」と期待を寄せている。フランス戦をケガで欠場したジブコビッチが戻ってくるのは、プラス材料だ。もう1試合では、コインブラでフランスがスイスと対戦する。勝ち点4でグループ首位に立っているフランスは、引き分け以上ならベスト8進出が決まる。しかし、サンティニ監督は「(決勝まで)6試合を戦うつもりで、大会に臨んでいる。ベストメンバーで臨むし、勝利以外は考えてない」と勝ち点3を取りにいくとしている。クロアチア戦で散々なパフォーマンスだったDFデサイーは再びベンチに下がる見込み。また、同じくダクールとヴィルトールはマケレレとピレスに先発の座を譲ると思われる。1分け1敗で最下位のスイスにもフランスに勝てば、グループリーグ突破の可能性が残されている。スイスはFWフレイがイングランド戦でジェラードにつばを吐いた疑いをかけられていたが、フランス戦の出場には影響がない模様。ただ、イングランド戦で退場となったDFハースは出場停止。代わりは、アンショスが務めると思われる。一方、MFフォーゲルは出場停止から復帰できる。

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