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本日の超最新情報
2008.04.26.SAT

INDEX

初黒星
J1第8節第1日
清水1−0FC東京
札幌0−1新潟
東京V2−0名古屋
大分1−0横浜M
京都0−4浦和
千葉1−2磐田
川崎3−2
首位名古屋が17位東京Vに敗れて連勝は6でストップ!浦和は高原&闘莉王の2ゴールで圧勝!渦中の柏は終盤の3失点で大逆転負け!
J2第9節結果
山形0−0福岡
横浜FC1−1C大阪
鳥栖2−1徳島
甲府1−0愛媛
熊本1−2広島
仙台3−3水戸
湘南4−2岐阜
広島は首位キープ!湘南は2位に、鳥栖は3位に浮上!

フル出場
ドイツブンデスリーガ第30節
フランクフルト1−1ドルトムント
稲本潤一はフル出場もドロー!

心痛配慮
チェルシーのグラント監督が母親を亡くしたMFランパードの心痛に配慮してマンU戦出場は本人に任せる!

スト回避
明日27日のレクレアティーボ戦でストライキを予定していたレバンテの選手がストライキ回避を発表!

時効目前に逮捕
窃盗と住居侵入容疑で逮捕された柏の日本代表候補MF茂原岳人容疑者(26)は時効目前に逮捕!

本日の超サカFLASH
フランスリーグ2で2位ナントのリーグ1昇格が決定ほか


本文
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初黒星
J1第8節第1日結果

清水1−0FC東京
(日本平・14145人)
≪得点者≫
清水:青山44

札幌0−1新潟
(札幌ド・13055人)
≪得点者≫
新潟:松尾63

東京V2−0名古屋
(味スタ・11997人)
≪得点者≫
東京V:ディエゴ54、河野72

大分1−0横浜M
(九石ド・16433人)
≪得点者≫
大分:深谷31

京都0−4浦和
(西京極・19680人)
≪得点者≫
浦和:高原57、75、闘莉王60、65

千葉1−2磐田
(フクアリ・13083人)
≪得点者≫
柏:谷澤22
磐田:ジウシーニョ43、57

川崎3−2
(等々力・14426人)
≪得点者≫
川崎:ジュニーニョ67=PK、森71、谷口85
柏:アレックス27、小林40

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Jリーグディビジョン1
順位表&得点ランキング


 J1第8節第1日は本日26日、川崎市等々力陸上競技場などで7試合が行われ、首位の名古屋グランパスが前節まで17位の東京ヴェルディに0−2で敗れて今季初黒星を喫し、勝ち点19で足踏みした。連勝も6でストップ。
 浦和レッズは高原と闘莉王が2得点ずつして京都サンガに4−0で圧勝、同16で3位に浮上した。前節3位のFC東京は清水エスパルスに、同4位の横浜F・マリノスは大分トリニータに、ともに0−1で敗れた。アルビレックス新潟はコンサドーレ札幌に1−0で勝って2連勝。
 高畠新監督の初采配となった川崎フロンターレは3−2で柏レイソルに0−2からの逆転勝ち。ジュビロ磐田はジェフ千葉を2−1で下した。千葉は今季まだ勝ち星なし。

【清水が今季ホーム初勝利】
清水1−0FC東京
(日本平・14145人)
≪得点者≫
清水:青山44
≪出場メンバー≫
清水
GK:
21.西部洋平
DF:
25.市川大祐
26.青山直晃
(89分5.岩下敬輔)
4.高木和道
2.児玉新
MF:
7.伊東輝悦
16.本田拓也
10.藤本淳吾
17.フェルナンジーニョ
(79分23.岡崎慎司)
FW:
19.原一樹
20.西澤明訓
(70分9.矢島卓郎)
FC東京
GK:
1.塩田仁史
DF:
25.徳永悠平
8.藤山竜仁
3.佐原秀樹
5.長友佑都
MF:
7.浅利悟
(62分23.森村昂太)
10.梶山陽平
6.今野泰幸
30.大竹洋平
(77分13.平山相太)
FW:
24.赤嶺真吾
9.カボレ

 清水は今季ホーム5試合目で初勝利を挙げた。ヒーローはU-23日本代表の青山。前半終了直前、右CKを頭で叩きつけ「藤本さんがいいボールをくれた。これでチームが勢いに乗ればいい」と話した。
 前回のホームゲームでは敗戦後、怒ったファンが選手の乗ったバスの行方をふさぐトラブルがあった。長谷川監督は「選手が最後までよく走ってくれた。これでチームに自信が芽生えてくる」と安堵感を漂わせた。

★FC東京は連勝「3」でストップ
 連勝が3で止まったFC東京の城福監督は「前半が0−0なら違った。あれだけ相手の攻めを耐えたなら同点で終わらないと…」と押され気味だった前半終了間際の失点を悔やんだ。
 前節までJ1最多に並ぶ14点を挙げた攻撃陣は後半攻勢に転じたが、シュートは前後半合わせて7本止まり。先発した18歳の新人MF大竹は「チームの調子は悪くない。連係を合わせれば簡単には負けないと思う」と前向きだった。

【新潟はセンタリングが決勝点】
札幌0−1新潟
(札幌ド・13055人)
≪得点者≫
新潟:松尾63
≪出場メンバー≫
札幌
GK:
28.高木貴弘
DF:
21.平岡康裕
(81分33.鄭容臺)
32.柴田慎吾
2.吉弘充志
19.坪内秀介
(65分9.石井謙伍)
MF:
29.ディビッドソン純マーカス
18.芳賀博信
(77分17.岡本賢明)
22.西大伍
FW:
15.クライトン
10.ダヴィ
新潟
GK:
1.北野貴之
DF:
17.内田潤
5.千代反田充
3.千葉和彦
28.松尾直人
MF:
16.寺川能人
13.木暮郁哉
10.マルシオ・リシャルデス
8.ダヴィ
(70分7.松下年宏)
FW:
9.アレッサンドロ
(84分23.田中亜土夢)
11.矢野貴章

 「入っちゃったという感じ。でも、どんな形でも入ればうれしい」。幸運な今季初ゴールが決勝点となった新潟のDF松尾は、照れながら素直に喜んだ。
 数的優位に立ちながら攻めあぐねていた後半18分、左サイドからファーサイドを狙ったセンタリングが、そのままゴール右に決まった。「アウェーで勝ち点3は大きい」と松尾。これで前節の今季初勝利に続き2連勝だ。

新潟・鈴木監督
「相手が1人少ない状況の中、なかなか得点チャンスがつくれなくて苦しい試合だった。ラッキーな形で勝てた」

★札幌はダヴィが頭突きで一発レッド
 札幌は2試合連続で得点していたダヴィの一発退場に泣いた。相手選手に激高して頭突きし、前半途中でピッチを後にした。
 立ち上がりから流れは悪くなかっただけに悔やまれる点取り屋の失態だった。三浦監督は「ダヴィの退場が試合のポイントを分けた。ただ単にチームに迷惑を掛けた」と非難した。

【18歳小兵が勝利に貢献】
東京V2−0名古屋
(味スタ・11997人)
≪得点者≫
東京V:ディエゴ54、河野72
≪出場メンバー≫
東京V
GK:
1.土肥洋一
DF:
4.和田拓三
5.那須大亮
17.土屋征夫
22.服部年宏
MF:
23.福西崇史
6.菅原智
11.大野敏隆
10.ディエゴ
FW:
16.飯尾一慶
(65分33.河野広貴)
7.レアンドロ
名古屋
GK:
1.楢ア正剛
DF:
30.竹内彬
3.バヤリッツァ
34.吉田麻也
6.阿部翔平
MF:
29.小川佳純
7.中村直志
14.吉村圭司
(56分19.杉本恵太)
8.マギヌン
(70分18.深井正樹)
FW:
11.玉田圭司
(67分17.巻佑樹)
9.ヨンセン

 後半20分に途中出場してから7分後、165センチの体を目いっぱい伸ばして右FKに頭を合わせた。18歳は「ヘディングはめったにしないので、入って良かった」と初々しく話した。東京Vは今季トップチームに昇格した河野の価値ある得点で2勝目を挙げた。
 本来は中盤の選手だが、得点の匂いを嗅ぎつける嗅覚を持つ。右FKを遠いサイドで待ち受けた河野は、マークについた180センチの名古屋のDF竹内が自分をあまり警戒していないことを察知した。「前に回れば触れる」。後ろから走り込んで高く跳び上がり、シュートを決めた。
 セットプレーを確認する時は、小兵の河野は練習の中に入っていないという。予想外な場面でのゴールに柱谷監督は「彼が点を取るとは思わなかった。強い星の下にあるのかな?」と驚いた。
 2年前のU-17アジア選手権決勝で日本を優勝に導く勝ち越し点を決めた。6日の神戸戦で東京Vが今季初勝利を挙げた際は唯一の得点を奪った。大事な場面でチームに勝利をもたらしてきた河野は「東京Vがここから首位になれるように頑張る」と宣言した。

★名古屋が今季初黒星
 名古屋の好調の原動力だったテンポの良いパス回しが影を潜めた。雨中の試合で今季初黒星を喫し、小川は「グラウンドが滑りやすく、自分達が思うようなボール運びができなかった」と悔しがった。
 パスミスが続くなど立ち上がりから選手間の連係がぎくしゃくしていた。両翼の守りを固めた東京Vを攻めあぐね、得意のサイド攻撃は最後まで見せられなかった。
 後半9分に先制を許すと、同27分には油断から失点。吉田は「チームとして高いパフォーマンス、いつものアグレッシブさが出せなかった」と顔をゆがめた。
 内容は乏しい試合だったが、救いはストイコビッチ監督が動じていないことか。笑顔で「いずれ負ける日は来ると思っていた」と話すほど余裕たっぷり。「簡単なミスを減らして、今までのスタイルを貫くだけ。負けはすぐに忘れる」と、あくまで前向きだった。

【大分の深谷「偶然入った」】
大分1−0横浜M
(九石ド・16433人)
≪得点者≫
大分:深谷31
≪出場メンバー≫
大分
GK:
1.西川周作
DF:
4.深谷友基
6.森重真人
22.上本大海
MF:
3.ホベルト
5.エジミウソン
11.鈴木慎吾
(89分18.市原大嗣)
17.根本裕一
(83分7.西山哲平)
33.藤田義明
8.金崎夢生
FW:
21.松橋優
(89分24.山崎哲也)
横浜M
GK:
1.榎本哲也
DF:
7.田中隼磨
(65分16.山瀬幸宏
4.栗原勇蔵
22.中澤佑二
26.田中裕介
MF:
13.小宮山尊信
3.松田直樹
10.山瀬功治
8.ロペス
(77分17.兵藤慎剛)
FW:
15.大島秀夫
(73分11.坂田大輔)
9.ロニー

 「偶然入ってしまった」。決勝ゴールを決めた大分の深谷は、照れくさそうに話した。普段は豊富な運動量と1対1の強さを武器に守備ラインの主力として活躍する男が、この日は攻撃でもチームに貢献した。
 前半31分、ハーフライン手前からするするとドリブルで上がると「シュートで終わろうと思った」と、右足を思い切りよく振り抜き、今季初得点をマークした。
 12日の川崎戦でJリーグ通算100試合出場を果たした。だが、その記念の一戦では、前半立て続けに警告を受け、退場処分に。残った守備陣が踏ん張り、チームは引き分けに持ち込んだが「迷惑を掛け、申し訳ない気持ちだった」という。
 この日は本業の守備でも無失点勝利に貢献。シャムスカ監督は「今日の仕事は素晴らしかった」と絶賛した。悔しさを晴らした25歳は「次も必ず勝つ」とサポーターに晴れやかな表情で叫んだ。

★桑原監督「今季、一番悪い」
 いいところなく敗れた横浜Mの桑原監督は「完敗。今季、一番悪いゲーム」と肩を落とした。
 序盤からボールはキープするものの、全体的に運動量は少なめ。特に前線の動きだしが遅く、大分守備陣を崩せなかった。23日まで行われた日本代表候補の合宿から帰ってきた選手らは、指揮官によると「いつものコンディションではなかった」という。
 中澤は「より多く走らなきゃいけなかった。何も内容がない、悪い負け方をした」と悔しそうだった。

【高原、移籍後初ゴールなど2得点】
京都0−4浦和
(西京極・19680人)
≪得点者≫
浦和:高原57、75、闘莉王60、65
≪出場メンバー≫
京都
GK:
1.平井直人
DF:
26.角田誠
6.森岡隆三
5.手島和希
MF:
20.平島崇
15.中山博貴
(79分11.林丈統)
14.佐藤勇人
22.渡邉大剛
FW:
13.柳沢敦
7.徳重隆明
(70分16.斉藤大介)
9.田原豊=54分一発退場
浦和
GK:
23.都築龍太
DF:
12.堤俊輔
20.堀之内聖
22.阿部勇樹
MF:
6.山田暢久
3.細貝萌
(71分19.内舘秀樹)
4.田中マルクス闘莉王
(80分34.山田直輝)
14.平川忠亮
FW:
7.高原直泰
9.永井雄一郎
(68分21.梅崎司)
17.エジミウソン

 6年ぶりに復帰したJリーグの舞台で、高原がようやく本来の姿を取り戻した。浦和での公式戦出場が7試合目で初ゴールを含む2得点。「これでようやくスタートを切れる」と素直に喜びと安堵感を口にした。
 待望の瞬間は後半12分に訪れた。永井のパスで前線を抜け出す。GKと交錯したものの、こぼれ球をすぐに持ち直すと、右足のシュートをゴール左上に突き刺した。
 貴重な先制点を決めると、ゆっくりとゴール裏のサポーターへ向かい、深々と一礼。「ずっと期待してくれていたし、チームにも迷惑をかけていたので」と頭を下げた。
 後半30分にも梅崎の左CKを右足で合わせ、ダメ押しの4点目。放ったシュートは3本だけだったが、観戦した日本代表の岡田監督も「良かったんじゃない」とエース候補の復調を喜んだ。
 公式戦での得点はフランクフルト(ドイツ)時代の昨年10月以来、実に約半年ぶり。「1点取ることでもやもやしているものが吹っ切れて、動きが良くなるというのはよくあること。これを続けていければ」と頼もしく言った。

浦和・エンゲルス監督
「退場者が出て1人多くなると、普通は相手が引くのでやりにくくなるが、すぐに点を取ったのが大きかった。2−0になって勝負は決まった」

★京都、またも退場者に泣く
 前節で3人の退場者を出した京都は、またもレッドカードで自滅し、2連敗となった。
 0−0の後半9分、田原が浦和の阿部に倒された直後、阿部を蹴る報復行為で一発退場。田原は「故意じゃなかったので残念」と弁明した。しかし、試合の流れはガラッと変わり、あっという間に4点を失った。
 渡辺は「一気に相手に勢いを与えてしまった」と残念そうに話した。

【ジウシーニョが巧みな位置取りで2得点】
千葉1−2磐田
(フクアリ・13083人)
≪得点者≫
柏:谷澤22
磐田:ジウシーニョ43、57
≪出場メンバー≫
千葉
GK:
30.岡本昌弘
DF:
2.坂本將貴
3.斎藤大輔
14.池田昇平
31.青木良太
MF:
16.谷澤達也
6.下村東美
22.米倉恒貴
(62分8.馬場憂太)
40.フルゴビッチ
(78分7.工藤浩平)
FW:
9.青木孝太
11.新居辰基
磐田
GK:
1.川口能活
DF:
15.加賀健一
5.田中誠
3.茶野隆行
(46分2.鈴木秀人)
MF:
25.駒野友一
6.河村崇大
27.上田康太
14.村井慎二
(71分17.犬塚友輔)
11.西紀寛
(82分9.中山雅史)
FW:
8.ジウシーニョ
32.萬代宏樹

 ブラジル出身の24歳、磐田の新外国人のジウシーニョが2得点と活躍。得点ランキングでも5点でトップに並んだ。
 ゴール前で巧みな位置取りを見せて、前後半に1点ずつを挙げた。168センチと小柄な点取り屋は「ゴールもうれしいけど、勝ったことが一番うれしい。次の試合もあるし、もうこの時点から頭を切り替えるよ」と頼もしかった。

★昨季からリーグ14戦勝ち星なし
 最下位の千葉は昨季からリーグ戦14試合連続で勝ち星なしとなった。
 右膝痛の巻が戦線離脱、センターバックのボスナーは出場停止という苦しい布陣だった。クゼ監督は逆転負けに「選手を批判する気はない。とにかく前を向いていくしかない」と気持ちの切り替えを強調した。
 しかし、この日は東京Vや新潟、清水と他の下位チームが勝利。下村は「(勝ち点で)離されるという意識もあった。勝ちたかった」とうつむいた。

【監督2人へ贈る白星】
川崎3−2
(等々力・14426人)
≪得点者≫
川崎:ジュニーニョ67=PK、森71、谷口85
柏:アレックス27、小林40
≪出場メンバー≫
川崎
GK:
1.川島永嗣
DF:
4.井川祐輔
13.寺田周平
2.伊藤宏樹
MF:
19.森勇介
17.菊地光将
(61分24.大橋正博)
29.谷口博之
(89分18.横山知伸)
8.山岸智
14.中村憲剛
FW:
16.鄭大世
(61分7.黒津勝)
10.ジュニーニョ

GK:
21.南雄太
DF:
23.藏川洋平
5.古賀正紘
13.小林祐三■■==試合終了後警告2枚
7.大谷秀和
MF:
14.太田圭輔
(87分27.大津祐樹)
2.鎌田次郎
6.アレックス
22.鈴木達也
(82分15.菅沼実)
FW:
20.李忠成=試合終了後一発退場
11.ポポ
(70分4.石川直樹)

 チーム一丸の執念を感じさせる大逆転劇だった。高畠新監督の初陣で、川崎は2点差をひっくり返して4試合ぶりの白星。「心一つに勝利を掴み取れたのがうれしい」と高畠監督は噛みしめるように話した。不整脈という健康上の理由で24日に無念の辞任をした関塚前監督にも、勝利のプレゼントを贈った。
 前半は空回りし、2点先行を許す苦しい展開。ハーフタイムには新監督からゲキが飛ぶ。後半16分に高畠監督は攻撃的な黒津、大橋を同時に投入。思い切った采配に選手も応え、ここから迫力満点の反撃が始まった。
 ジュニーニョのPKを皮切りに、森の鋭いミドルシュート、そして後半40分の大詰めに谷口が決勝点。「みんなが取ったゴール」という殊勲のMFの言葉は、謙遜ではなく実感だろう。
 志半ばで去った前監督と、急遽後を継いだ指揮官のために団結した川崎の強さが後半に爆発。中村は「今日勝てて心の底からうれしい。この気持ちを忘れずにやりたい」と喜んだ。

★2点差守れず、暗い柏
 前日に逮捕者を出す不祥事に見舞われた柏にとって、あまりに悔しい1敗だった。石崎監督は「サッカー界、Jリーグに迷惑をかけた。そういうこともあったので絶対に勝ちたかったが…」と肩を落とした。
 前半の2点リードが暗転、後半は押し込まれて守備ラインが下がり3失点を喫する手痛い逆転負け。試合終了後には主審に対する異議や侮辱で小林と李が退場処分になるなど後味も悪く、チームは暗い雰囲気で引き揚げた。

J2第9節結果

山形0−0福岡
(NDスタ・3012人)

横浜FC1−1C大阪
(ニッパ球・4316人)
≪得点者≫
横浜FC:根占34
C大阪:小松43

鳥栖2−1徳島
(ベアスタ・4487人)
≪得点者≫
鳥栖:高地6、藤田56
徳島:石田86

甲府1−0愛媛
(小瀬・8305人)
≪得点者≫
甲府:ジョジマール56

熊本1−2広島
(熊本・5822人)
≪得点者≫
熊本:オウンゴール87
広島:平繁56=PK、服部82

仙台3−3水戸
(ユアスタ・11755人)
≪得点者≫
仙台:梁勇基69、平瀬79、85
水戸:荒田23、西野80、88

湘南4−2岐阜
(平塚・3543人)
≪得点者≫
湘南:石原3、原57、アジエル81、加藤89
岐阜:オウンゴール38、40

NEW!
Jリーグディビジョン2
順位表&得点ランキング


 J2第9節は本日26日、平塚競技場などで全7試合が行われ、サンフレッチェ広島は2−1でロアッソ熊本を退け、勝ち点17で首位を守った。
 湘南ベルマーレがFC岐阜に4−2で勝って3連勝、勝ち点15で2位に浮上した。サガン鳥栖は徳島ヴォルティスを2−1で下し、同15で得失点差の3位。横浜FCはセレッソ大阪と1−1で引き分け、同14で4位に下がった。
 ヴァンフォーレ甲府は1−0で愛媛FCに競り勝った。ベガルタ仙台vs水戸ホーリーホックは3−3、モンテディオ山形vsアビスパ福岡は0−0の無得点で引き分けた。


フル出場
ドイツブンデスリーガ第30節結果

フランクフルト1−1ドルトムント
≪得点者≫
フランクフルト:ケーラー46
ドルトムント:ブラシュチコフスキ51

 ドイツブンデスリーガは25日、第30節の1試合が行われ、MF稲本潤一が所属するフランクフルトは、ホームのフランクフルトでドルトムントと1−1で引き分けた。稲本は守備的MFでフル出場。精力的な守備でボールを奪い、前線につなげる場面もあったが、得点に直接結び付くプレーはなかった。
 この結果、ドルトムントが暫定12位に浮上した一方、フランクフルトは翌日以降の他チームの結果によっては、10位まで順位を下げる恐れが出てきた。


心痛配慮
 イングランドプレミアリーグ、チェルシーのアブラム・グラント監督は25日、記者会見に臨み、前日に母親のパットさんを亡くしたMFフランク・ランパードについてコメントした。
 グラント監督はランパードが同日の練習を欠席したと話し、「彼が(26日のマンチェスター・ユナイテッドとの)大一番に出場するかどうか分からない。彼に聞いてみる必要があるだろう。フットボールも大事だが、それよりはるかに重要なことがある」と語り、週末の頂上決戦に同選手が出場するかどうかは、本人に任せるとした。
 ランパードは肺炎を患って入院したパットさんに付き添い、リーグ戦2試合を欠場。容態が安定したことを受け、22日にはリバプール(イングランド)との欧州チャンピオンズリーグ準決勝第1戦に出場したが、その直後の訃報となった。チェルシーは、リーグ戦天王山のマンU戦と、CL決勝進出が懸かる第2戦という重要な局面を控えているが、グラント監督はランパードの心痛に配慮する。
 グラント監督は「フランクとご家族に心からお悔やみを申し上げる。彼がいつ戻ってこようとも、その時我々がタイトル争いに残っているようにしておきたい」と、同選手のためにも2冠への望みをつなぎたいと語った。


スト回避
 明日27日に行われるレクレアティーボ戦でストライキを予定していたスペインリーガエスパニョーラ、レバンテの選手が、25日夜にストライキ回避を発表した。これまで選手側からはクラブに対してシーズン終了後までに未払い分の給料全額の支払いを保証するよう要求が出ていたが、クラブはバレンシア市の協力を得てシーズン終了までに総額1800万ユーロ(約29億3000万円)となる支払い保証を選手に書面で通達した。
 バレンシア市からは最終的に800万ユーロ(約13億円)の資金が即座に援助(返済の義務あり)されることになり、これがまずトップチームに所属する選手の口座に振り込まれる。また、バレンシア市はシーズン終了までに計画立案を渋っていた新スタジアム建設を許可することをクラブ側に約束。よって、残りの1000万ユーロ(約16億3000万円)は新スタジアム建設計画に伴い、現スタジアムの土地を担保とすることで銀行から借り入れる予定となっている。
 25日夜にストライキ回避の会見を開いたチーム主将のルビアレスは「ストライキは回避し、レクレアティーボ戦では勝利を目指して戦う。これまで支援してくれたサポーターらに感謝したい」とコメントしている。一方、ここ数日間ストライキ回避のために市や選手との会談を重ねてきたフリオ・ロメロ会長は「かなり疲れる仕事をこなしてきてやっと結果が出た。もう批判には飽き飽きしているし、このクラブを買い取りたい人間がいれば是非お願いしたい」と発言している。


時効目前に逮捕
 兵庫県警は25日、女子大生宅に忍び込み下着などを盗んだとして、窃盗と住居侵入容疑で、サッカー日本代表候補でJ1柏レイソルのMF茂原岳人容疑者(26)を逮捕した。茂原容疑者は「古いことなのでよく覚えていない」などと供述しているという。茂原容疑者は日本代表候補に初選出され、21〜23日までの強化合宿に参加したばかりだった。
 調べでは、茂原容疑者は2001年9月11日午後11時ごろ、女子大生=当時(21)=が留守の間に、神戸市西区のマンションの1階ベランダから侵入。室内にあったパンティーなど下着数点や携帯電話を盗んだ疑い。当時は神戸に所属。2人は面識がなかった。
 茂原容疑者は、柏から川崎に期限付きで移籍中だった2006年3月20日には、神奈川県川崎市内の20代のOLのマンションに侵入したとして、神奈川県警麻生署に住居侵入容疑で逮捕された。泥酔状態での誤侵入として起訴猶予となったが、神戸の事件の公訴時効(7年)まであと5ヶ月と迫る中、両現場の遺留物をDNA鑑定したところ一致。茂原容疑者による犯行が浮上した。
 川崎の事件後は甲府が練習生として受け入れ、飲酒を断ち、ボランティア活動を行ったことなどが認められ、逮捕から4ヶ月後の2006年7月に甲府と契約。今年は柏に復帰し、6試合に出場。今月21〜23日まで千葉県内で行われた日本代表候補合宿で、同候補に初選出された。
 岡田武史監督は「独特のセンスを持っていて、非常におもしろい選手。他の人が思わないアイデアみたいなものがある」などと才能を評価。2010年南アフリカW杯出場権獲得を目指してアジア予選を戦う日本代表の新戦力となるはずだった。
 クラブとしての処分について柏は「容疑段階なのでまだ決めていない」としているが、解雇は確実。このままサッカー界から追放となる可能性も出てきた。

茂原岳人(しげはら・たけひと)
 1981(昭和56)年10月6日、群馬県生まれ、26歳。前橋育英高より2000年に神戸入団。2002年に川崎(当時J2)、2004年に柏、2005年は広島に移籍。2006年に川崎へ復帰するも、シーズン途中で甲府に移籍。今季から柏でプレーしている。J1通算112試合12得点。J2通算69試合0得点。1メートル80、71キロ。

神戸・安達貞至社長
「以前当クラブに所属していた選手が、所属期間内にそのような罪を犯してしまったとすれば非常に遺憾。選手達には26日の練習前のミーティングで、このようなことがないように注意徹底する」

Jリーグ・鬼武チェアマン
「柏から報告を受けた。大変残念。今後の動向と状況を見守りたいが、事実ならJリーグは子供達の夢を与える事業をやっているのに、あってはならないこと。(2006年の事件後)甲府が拾って施策を講じ、よかれと思って支援してきたが…。資格停止などの処分?そうなる可能性は大」

柏・河西晋二郎社長
「突然のことで、ビックリしている。今後については捜査の進展を待ってということになるが、容疑段階で何か処分を下すことになるかもしれない。今はまだ決めていない。06年の事件は不起訴になったとはいえ、(今季、再び獲得した)契約は大丈夫という私の判断が結果的には甘かった」

【26日はスタメン予定だった】
 25日は日立柏サッカー場(千葉・柏市)で午前9時30分に練習をスタート。茂原容疑者も普段通りに参加した。その直前の同8時55分に隣接するクラブ事務所に兵庫県警の捜査員3人が到着。「事前に何の連絡もなかった」(吉田事業本部長)と寝耳に水の訪問だった。練習は約1時間で同10時30分過ぎに終了。同11時15分、茂原容疑者は事務所内で警察に拘束された。石崎監督には練習終了後、竹本GMがピッチ上で事情を伝えたが、ショックで言葉を失っていたという。全選手には午後3時10分、クラブハウス内で事実だけが報告された。河西社長は午後、Jリーグに出向いて事実関係を報告した。 茂原容疑者は26日の川崎戦で「先発予定だった」(竹本GM)という。


【超サカFLASH】

練習欠席
 スコティッシュプレミアリーグ、セルティックMF中村俊輔が25日、体調不良のため練習を欠席した。

昇格
 フランスリーグ2(2部相当)は25日、第35節が行われ、2位ナントがモンペリエと1−1で引き分け、勝ち点1を獲得。これにより、ナントは1年でのリーグ1(1部)復帰を決めた。


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