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2008.05.03.SAT
J1第10節、浦和は首位キープ、FC東京は2位浮上!!本日の超最新情報

INDEX

首位キープ
J1第10節
京都1−0札幌
大分3−1新潟
大宮0−3FC東京
名古屋1−2G大阪
東京V3−2横浜M
千葉0−1
清水1−1磐田
川崎3−2鹿島
神戸1−1浦和
浦和は首位キープ、勝ち点で浦和と並んだFC東京が2位浮上!名古屋は3連敗で3位転落!千葉は泥沼6連敗!
J2第11節
草津0−0甲府
横浜FC5−0熊本
湘南4−0福岡
岐阜0−3愛媛
鳥栖3−0水戸
C大阪1−0徳島
広島1−0山形
広島が首位堅守!C大阪が2位に、湘南が3位浮上!

ブンデス
ドイツブンデスリーガ第31節
ドルトムント0−0ニュルンベルク
ドルトムントは暫定12位浮上!

2季連続2冠
イングランド記者協会が今季のMVPにマンチェスター・ユナイテッドMFクリスティアーノ・ロナウド(23)を選出し、2季連続の2冠受賞!

移籍志願
ミランのイタリア代表MFガットゥーゾがイングランドプレミアリーグへの移籍を志願!

欧州組招集
日本代表の岡田武史監督がキリンカップと6月のW杯アジア3次予選にMF中村俊輔ら欧州組を招集!

「死ね」発言なし
西村雄一主審の「死ね」発言問題で、日本協会とJリーグが「死ね」発言はなかったと結論!大分側は「上本を信じている」

5月末裁定
川崎FW我那覇和樹(27)のドーピング処分取り消し問題でのスポーツ仲裁裁判所(CAS)の裁定は5月末発表!

本日の超サカFLASH
FC東京のDFブルーノ・クアドロスが右膝関節炎で全治2週間ほか


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首位キープ
J1第10節結果

京都1−0札幌
(西京極・12467人)
≪得点者≫
京都:アタリバ20

大分3−1新潟
(九石ド・19273人)
≪得点者≫
大分:金崎12、松橋38、小林51
新潟:矢野78

大宮0−3FC東京
(NACK・13788人)
≪得点者≫
FC東京:梶山15、カボレ32、長友74

名古屋1−2G大阪
(豊田ス・34436人)
≪得点者≫
名古屋:小川33
G大阪:バレー24、69

東京V3−2横浜M
(国立・21798人)
≪得点者≫
東京V:フッキ39、ディエゴ51、福西60
横浜M:ロニー46、71

千葉0−1
(フクアリ・14103人)
≪得点者≫
柏:アレックス36

清水1−1磐田
(日本平・20330人)
≪得点者≫
清水:原48
磐田:駒野34
清水vs磐田

川崎3−2鹿島
(等々力・20280人)
≪得点者≫
川崎:谷口25、鄭大世56、中村57
鹿島:マルキーニョス13、青木33

神戸1−1浦和
(ホムスタ・23088人)
≪得点者≫
神戸:吉田79
浦和:阿部70

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Jリーグディビジョン1
順位表&得点ランキング


 J1第10節は本日3日、国立霞ヶ丘競技場などで全9試合が行われ、浦和レッズはヴィッセル神戸と1−1で引き分けて勝ち点20とした。大宮アルディージャに3−0で完勝したFC東京が同20で並び、得失点差で浦和が首位を守った。FC東京は前節4位から2位に上がった。
 ガンバ大阪は名古屋グランパスを2−1で破り、5試合ぶりの勝利。3連敗の名古屋は勝ち点19のままで3位に落ちた。川崎フロンターレは鹿島アントラーズに3−2で逆転勝ちし、同17で5位に浮上。鹿島は同18で4位に下がった。
 柏レイソルはジェフ千葉に1−0で競り勝ち、今季未勝利の千葉は泥沼6連敗。このほか大分トリニータ、京都サンガ、東京ヴェルディが勝った。清水エスパルスvsジュビロ磐田の「静岡ダービー」は1−1で引き分けた。

【京都が連敗を「3」で止める】
京都1−0札幌
(西京極・12467人)
≪得点者≫
京都:アタリバ20
≪出場メンバー≫
京都
GK:
21.水谷雄一
DF:
24.増嶋竜也
3.シジクレイ
5.手島和希
MF:
22.渡邉大剛
15.中山博貴
14.佐藤勇人
4.中谷勇介
FW:
2.アタリバ
(70分25.西野泰正
11.林丈統
(51分7.徳重隆明)
13.柳沢敦
(86分20.平島崇)
札幌
GK:
28.高木貴弘
DF:
5.池内友彦
(33分33.鄭容臺)
32.柴田慎吾
2.吉弘充志
19.坪内秀介
MF:
8.砂川誠
29.ディビッドソン純マーカス
(46分9.石井謙伍)
18.芳賀博信
24.西谷正也
(70分25.宮澤裕樹)
FW:
15.クライトン
22.西大伍

 京都は1−0ながら、ほとんど主導権を握り続けて連敗を3で止めた。決勝点に絡んだ佐藤は「絶対に勝たなければという重圧の中、結果が出せてよかった」とほっとした表情で話した。
 前半20分、アタリバとのパス交換で前線に攻め上がり、アタリバの決勝ゴールにつながる横パスを送った。「彼とはいつも近い位置でボールをつなげるように話し合っている。それが点につながって良かった」と満足そうだった。

★三浦監督「負けは妥当」
 札幌は全くいいところがなく、3連敗となった。三浦監督は「前半は今季で最も悪い内容だった。京都にやりたいようにさせてしまった」とさばさばと話した。
 守備陣は京都の柳沢、林のFW勢にかき回され、ズルズルと後退。中盤ではボールをつなげず、前半はシュートを1本も打てなかった。三浦監督は「あれで勝つのは難しい。負けは妥当でしょう」とあきれた様子だった。

【大分、暴言騒動でチーム結束】
大分3−1新潟
(九石ド・19273人)
≪得点者≫
大分:金崎12、松橋38、小林51
新潟:矢野78
≪出場メンバー≫
大分
GK:
1.西川周作
DF:
4.深谷友基
22.上本大海
(71分24.山崎哲也)
33.藤田義明
MF:
2.小林亮
5.エジミウソン
8.金崎夢生
(84分25.小林宏之)
11.鈴木慎吾
17.根本裕一
FW:
10.ウェズレイ
21.松橋優
(79分27.小手川宏基)
新潟
GK:
1.北野貴之
DF:
17.内田潤
5.千代反田充
3.千葉和彦
28.松尾直人
MF:
16.寺川能人
(61分6.永田充)
13.木暮郁哉
(46分24.長谷部彩翔)
7.松下年宏
8.ダヴィ
(82分18.川又堅碁)
FW:
20.河原和寿
11.矢野貴章

 逆境の中、チームが結束し、勝利を掴んだ。3−1で快勝した大分のシャムスカ監督は「とても満足している。この勝ちは大きい」と顔をほころばせた。
 続出する故障者に加え、前節で受けた警告、退場処分により、ベストメンバーとは程遠い布陣。さらに、DF上本が主審から暴言を受けたとされる問題で、チームは揺れた。だが、GK西川が「チームが1つになった」と話す通り、逆に一体感が生まれた。気温が28度を超える中、選手達は走り続け、リーグ戦で5試合負けのなかった新潟を圧倒した。
 暴言騒動の渦中にいた上本も守備に奔走。後半26分に交代するまで懸命のプレーを見せた。味方のゴールの瞬間には一際大きなガッツポーズで喜びを表現。「今日の得点は、僕にとって特別。勝てて良かった。周りが盛り上げてくれた」と同僚達に感謝した。

★新潟、後半勝負作戦うまくいかず
 敗れた新潟の鈴木監督は「前半をしのいで、後半につなぐ作戦だったが、うまくいかなかった」と、前半の2失点を悔やんだ。
 長距離移動に加えて気温の高さも影響し、運動量が落ちた。ボールは保持するものの、攻撃が単調になり、決定的なチャンスは少なかった。後半33分にゴールを奪い、一矢報いた矢野は「厚みのある攻撃ができなかった」と反省。3月15日以来となる今季2得点目にも、表情は冴えなかった。

【梶山、娘にささげる今季初得点】
大宮0−3FC東京
(NACK・13788人)
≪得点者≫
FC東京:梶山15、カボレ32、長友74
≪出場メンバー≫
大宮
GK:
21.江角浩司
DF:
19.村山祐介
3.レアンドロ
5.冨田大介
4.波戸康広
MF:
8.小林大悟
(75分28.土岐田洸平)
32.小林慶行
6.片岡洋介
23.金澤慎
(60分14.森田浩史)
FW:
13.ペドロ・ジュニオール
(46分11.藤本主税)
10.デニス・マルケス
FC東京
GK:
1.塩田仁史
DF:
25.徳永悠平
2.茂庭照幸
8.藤山竜仁
5.長友佑都
MF:
7.浅利悟
10.梶山陽平
6.今野泰幸
27.栗澤僚一
(58分30.大竹洋平)
FW:
24.赤嶺真吾
(75分32.近藤祐介)
9.カボレ
(60分13.平山相太)

 梶山の今季初得点がFC東京の快勝への流れをつくった。前半15分。右の藤山から前線に送られた長いパスを追い掛けながら、前に出た大宮のGK江角の動きを冷静に見極めた。頭で合わせたシュートを、中途半端な飛び出しのGKの頭越しに浮かせた。技ありの先制ゴールに「イメージ通り」と満足げな笑顔を見せた。
 2日に誕生したばかりの長女に捧げる得点に、チームメートと「揺りかごダンス」で喜んだ。22歳の父親は「子供が生まれたので取りたいと思っていた」と照れながらも誇らしげに言った。
 先制点の後は今野らと中盤で反撃の芽を摘み取り、2試合連続無失点の好内容。U-23日本代表候補として北京五輪でも期待される梶山は「やろうとしている試合ができた」と好調のチーム状態を実感していた。

★大宮はリーグ戦6試合ぶり黒星
 大宮はリーグ戦で4月2日の名古屋戦以来、6試合ぶりの黒星を喫した。前半は相手を押し込み主導権を握りかけたが、逆襲から2失点。流れを引き寄せられなかった。
 樋口監督は「自分達のミスから失点したのも、1点も取れなかったのも残念。こういう試合もある、とポジティブにとらえたい」と敗戦の悔しさを振り払おうとしていた。

【G大阪、待望の勝ち点3】
名古屋1−2G大阪
(豊田ス・34436人)
≪得点者≫
名古屋:小川33
G大阪:バレー24、69
≪出場メンバー≫
名古屋
GK:
1.楢ア正剛
DF:
30.竹内彬
3.バヤリッツァ
34.吉田麻也
6.阿部翔平
MF:
29.小川佳純
7.中村直志
14.吉村圭司
(77分10.藤田俊哉)
8.マギヌン
(63分5.米山篤志)
FW:
11.玉田圭司
(51分19.杉本恵太)
9.ヨンセン
G大阪
GK:
1.松代直樹
DF:
21.加地亮
2.中澤聡太
5.山口智
13.安田理大
(85分20.倉田秋)
MF:
27.橋本英郎
7.遠藤保仁
10.二川孝広
(77分4.水本裕貴)
FW:
9.ルーカス
18.バレー
10.播戸竜二
(55分30.山崎雅人)

 試合終了の笛が鳴ると、ある選手はあおむけに倒れ込み、またある選手は両手を突き上げた。内容は満足いくものではなかったかもしれないが、5試合ぶりのリーグ戦白星の味は格別。G大阪の西野監督は「タフに戦ってくれた。最後まで集中力を切らさなかった」とイレブンを手放しで褒めた。
 大黒柱のバレーが文句なしの立役者だ。前半の先制点は相手DF2人を振り切ってのシュート。後半24分には、トラップがゴール左に流れたところを追い付いて切り返し、ほとんど角度のないところから右足でねじ込んで試合を決めた。
 中盤の底で攻守を支えた橋本は「決定機はバレーしかない。ほかにも形があればもっと余裕を持てる」と冷静に分析したが、みな一様に表情は明るい。持ち味の厚みのある攻撃はまたも見せられなかったとはいえ、何よりも欲しかったのは久々の勝ち点3だった。
 「1人1人が『できるんだ』という気持ちを少しずつ取り戻していくしかない」と播戸は言う。アジアチャンピオンズリーグと掛け持ちの過密日程は承知の上。勝利を掴んだという事実を、巻き返しへのきっかけとしたい。

★名古屋、後半に猛攻も3連敗
 名古屋は後半に猛攻を仕掛けたが、決めきれずに3連敗となった。
 後半6分に玉田に代わって出場した杉本が立て続けに好機を演出した。7分には中央に速い球を蹴り込み、ヨンセンが足で合わせたがわずかにゴールの左へ。9分には右サイドからドリブルで突破し、自らシュートを放ったが上に浮き「向こうがチャンスをものにした感じ。サポーターにも申し訳ない」とうなだれた。
 ストイコビッチ監督は「いい試合だった。我々のスタイルは変えない」と満足感を示した一方で「DFが相手に優しすぎた。試合は小さな戦争だと選手達に伝えたい」と闘争心の欠如を敗因に挙げた。

【東京Vが3年ぶり“クラシコ”制す】
東京V3−2横浜M
(国立・21798人)
≪得点者≫
東京V:フッキ39、ディエゴ51、福西60
横浜M:ロニー46、71
≪出場メンバー≫
東京V
GK:
1.土肥洋一
DF:
14.富澤清太郎
5.那須大亮
17.土屋征夫
22.服部年宏
MF:
23.福西崇史
6.菅原智
11.大野敏隆
(87分2.福田健介)
10.ディエゴ
FW:
9.フッキ
7.レアンドロ
(77分16.飯尾一慶)
横浜M
GK:
1.榎本哲也
DF:
7.田中隼磨
(76分11.坂田大輔)
4.栗原勇蔵
22.中澤佑二
26.田中裕介
MF:
8.ロペス
(70分18.清水範久)
10.山瀬功治
3.松田直樹
13.小宮山尊信
FW:
15.大島秀夫
9.ロニー

 東京Vは今季最多の3得点で、3年ぶりの横浜Mとの伝統の一戦「クラシコ」を制した。
 柱谷監督は「特別な試合、その重みと幸せを感じながら戦った。神様に祈っていた」と、試合終了直後には膝まずいてガッツポーズ。押し込まれる展開が最後まで続いたが「土屋、福西がベテランらしい活躍をしてくれた」と評価した。
 リーグ戦で2試合の出場停止処分後の初ゴールを挙げたフッキは「決められて良かった。サポーターのために次節も決めて勝ちたい」と自信をのぞかせた。

★横浜M、今季最多の3失点
 今季最多の3失点を喫した横浜Mの桑原監督は「守備には自信を持っていたが、3失点は考えられなかった。取られた時間帯も悪かった」と苦笑いを浮かべた。自慢の堅守が崩れたショックは大きかった。
 前半39分、相手のクロスを田中裕がクリアミスして先制を許す。後半早々に追い付いたが、その5分後にはフッキとディエゴの連係であっけなく勝ち越された。中澤は「良くない負け方。1点はともかく、2点、3点と取られたのが痛い」と渋い表情だった。

【柏GK菅野、誕生日に活躍】
千葉0−1
(フクアリ・14103人)
≪得点者≫
柏:アレックス36
≪出場メンバー≫
千葉
GK:
30.岡本昌弘
DF:
3.斎藤大輔
4.ボスナー
(46分2.坂本將貴)
14.池田昇平
31.青木良太
MF:
16.谷澤達也
7.工藤浩平
6.下村東美
40.フルゴビッチ
FW:
11.新居辰基
(51分10.レイナウド)
18.巻誠一郎
(70分20.苔口卓也)

GK:
33.菅野孝憲
DF:
23.藏川洋平
5.古賀正紘
13.小林祐三
4.石川直樹
(80分17.永井俊太)
MF:
14.太田圭輔
2.鎌田次郎
7.大谷秀和
6.アレックス
FW:
11.ポポ
(67分27.大津祐樹)
15.菅沼実
(82分22.鈴木達也

 横浜FCから移籍し、今季リーグ戦初出場となった柏の菅野が好セーブで無失点勝利に貢献した。右足首の故障から復帰したばかりとはいえ、後半31、37分と立て続けに相手の決定的なシュートを防いだ。
 この日が24歳の誕生日。試合後には仲間から卵をぶつけられる手荒い祝福を受けたという。「何が何でもボールに食らい付くつもりだった。誕生日に勝てて、この1年がいい方向に進めばいい」とうれしそうだった。

★千葉は泥沼の6連敗
 千葉は後半にレイナウド、苔口と攻撃的な選手を投入。攻勢に出たがゴールが遠く、泥沼の6連敗となった。
 クゼ監督は「相手は35メートルから40メートルのFKで簡単にゴールを決めたのに、自分達は決定力不足だった」と、後半の得点機を生かせなかった選手に苦言を呈した。
 開幕から10試合を終えて2分け8敗と、未だ勝ち星なし。トンネル脱出へ苦しい戦いが続いている。

【清水の原、プロ2年目で初ゴール】
清水1−1磐田
(日本平・20330人)
≪得点者≫
清水:原48
磐田:駒野34
清水vs磐田
≪出場メンバー≫
清水
GK:
21.西部洋平
DF:
25.市川大祐
26.青山直晃
4.高木和道
2.児玉新
MF:
7.伊東輝悦
16.本田拓也
(82分13.兵働昭弘)
10.藤本淳吾
17.フェルナンジーニョ
FW:
19.原一樹
(72分23.岡崎慎司)
20.西澤明訓
(72分9.矢島卓郎)
磐田
GK:
1.川口能活
DF:
15.加賀健一
5.田中誠
4.大井健太郎
MF:
25.駒野友一
6.河村崇大■■==65分警告2枚
27.上田康太
14.村井慎二
(68分17.犬塚友輔)
11.西紀寛
FW:
8.ジウシーニョ
(30分9.中山雅史)
32.萬代宏樹
(80分16.名波浩)

 清水の原がプロ2年目でJ1初ゴールを奪った。0−1の後半3分に右クロスのこぼれ球をしぶとく押し込み「無我夢中だった」と気持ち良さそうだった。
 開幕当初は控えだったが、4月5日のG大阪戦から6試合連続出場。走り回って守備にも貢献するスタイルで、現在は清水FW陣の軸になっている。長谷川監督は「チームのために献身的にプレーしてきた原に結果が出たことは喜ぶべきこと」と笑顔で話した。

★磐田は負傷者&退場者
 磐田は今季5得点のジウシーニョが負傷するなど今後に響きそうな試合となった。内山監督は「10人になっても踏ん張った。選手達は頑張った」とねぎらったが、表情は険しい。
 左肩付近を痛めたジウシーニョは鎖骨骨折の可能性がある。警告2度で退場処分となった河村は6日の川崎戦に出られない。駒野は「いい選手が揃っているので何とかなると思う」と話した。

【またも逆転で川崎が3連勝】
川崎3−2鹿島
(等々力・20280人)
≪得点者≫
川崎:谷口25、鄭大世56、中村57
鹿島:マルキーニョス13、青木33
≪出場メンバー≫
川崎
GK:
1.川島永嗣
DF:
4.井川祐輔
13.寺田周平
2.伊藤宏樹
MF:
19.森勇介
(82分26.村上和弘)
17.菊地光将
(88分18.横山知伸)
29.谷口博之
8.山岸智
14.中村憲剛
FW:
16.鄭大世
(79分7.黒津勝)
10.ジュニーニョ
鹿島
GK:
21.曽ヶ端準
DF:
19.伊野波雅彦
3.岩政大樹
4.大岩剛
7.新井場徹
MF:
15.青木剛
40.小笠原満男
10.本山雅志
(59分8.野沢拓也)
11.ダニーロ
(78分17.佐々木竜太)
FW:
18.マルキーニョス
(21分13.興梠慎三)
9.田代有三

 1点差など、今の川崎にはないも同然だった。J1王者の鹿島を相手に後半の連続得点で試合をひっくり返し、3試合連続の逆転勝ちで3連勝。高畠監督は「90分通じ、うちらしいサッカー、点の取り方ができた」と自慢の攻撃力を発揮しての勝利に顔をほころばせた。
 鍵になったのは今季、千葉から加わったMF山岸。この日25歳の誕生日を迎えた日本代表は後半11分、中村からのパスを受け、左からのセンタリングで鄭大世の同点ゴールをお膳立て。1分後にも左からの正確なクロスで中村の決勝点につなげた。移籍後はなかなかパスがもらえず、目立つ活躍がなかった山岸は「信じて走っていてもなかなか味方に見てもらえなかったが、今日は自分の走りを感じてくれた」と喜んだ。
 フッキの退団や監督交代に揺れた川崎もムードが上がってきた。ゲーム後は味方から粉やケーキを浴びせられて祝福を受けた山岸は「チームと自分にとって素晴らしい日。やっとチームの一員になれた」。心からの笑顔だった。

★鹿島は公式戦6試合勝ち星なし
 鹿島は今季初の3失点で公式戦6試合勝利なしとなった。オリベイラ監督は「うちのミスの回数が多すぎた。それが相手の点につながった」と、苛立ちを隠せない様子だった。
 シュート数は5−17と圧倒された。連戦の疲れの影響か後半はがっくり動きが落ち、同点にする力は残っていなかった。岩政は「運動量の問題かもしれない」と顔をしかめ、故障から復帰した新井場も「ふがいないの一言」とうつむいた。
 また、今季の得点王を争う鹿島のマルキーニョスが前半に先制点を挙げた後、負傷退場した。股(こ)関節か下腹部付近を痛め、4日にも精密検査を受ける予定。7日のアジアチャンピオンズリーグ(ACL)への出場は微妙になった。
 オリベイラ監督は「今後については、ケガの状況次第。彼の負傷退場はチームの精神的ダメージになった」と肩を落とした。

【神戸・吉田が2戦連続ゴール】
神戸1−1浦和
(ホムスタ・23088人)
≪得点者≫
神戸:吉田79
浦和:阿部70
≪出場メンバー≫
神戸
GK:
1.榎本達也
DF:
25.石櫃洋祐
2.小林久晃
32.柳川雅樹
20.鈴木規郎
MF:
18.田中英雄
(72分17.吉田孝行)
6.金南一
10.ボッティ
16.古賀誠史
(77分11.松橋章太)
FW:
22.馬場賢治
(52分26.松岡亮輔)
13.大久保嘉人
浦和
GK:
23.都築龍太
DF:
12.堤俊輔
20.堀之内聖
22.阿部勇樹
MF:
6.山田暢久
(65分21.梅崎司)
3.細貝萌
4.田中マルクス闘莉王
14.平川忠亮
(49分16.相馬崇人)
FW:
7.高原直泰
9.永井雄一郎
(87分19.内舘秀樹)
17.エジミウソン

 神戸は31歳の吉田がチームを救った。後半34分に左サイドを駆け上がり、放ったシュートはDFとGKに触れながらもネットを揺らした。2試合連続となる途中出場でのゴール。「満足のいくシュートではなかったが、追い付いたのは良かった」と喜んだ。
 試合後、浦和のエンゲルス監督から「お疲れ」と声を掛けられ、笑顔を見せた。かつて横浜フリューゲルス在籍時には監督と選手の関係。「恩師の前で決められて良かった。今の自分があるのはゲルト(エンゲルス)の影響が大きい」と話した。

★浦和がすっきりしないドロー
 得失点差でFC東京を上回り、辛うじて首位は守った。しかし、浦和にとってはすっきりしない引き分けだった。
 前半は主導権を握った。ただ、セットプレー以外では決定機をつくれない。高原が「自分達のペースの時に得点しないと」と指摘した通りの試合運びだった。
 それでも後半25分に均衡を破る。梅崎の左クロスを闘莉王が頭で折り返し、阿部がオーバーヘッド気味に右足ボレーを豪快に蹴り込んだ。
 残り20分で1−0。リーグ最少失点の浦和にとって本来なら勝ちパターンだ。だが、後半34分に逆襲から失点。終了間際に梅崎、闘莉王が至近距離から放ったシュートもクロスバーを叩いた。
 「カウンターの一発だけだったから残念」と闘莉王。神戸のシュートが3度もゴール枠に当たる運も勝利に結びつけられなかった。エンゲルス監督も「内容が良かっただけに、結果には不満」と漏らした。

J2第11節結果

草津0−0甲府
(正田スタ・6459人)

横浜FC5−0熊本
(ニッパ球・4061人)
≪得点者≫
横浜FC:アンデルソン25=PK、42、51、難波52、チョ・ヨンチョル62

湘南4−0福岡
(平塚・6146人)
≪得点者≫
湘南:アジエル11、石原14、52、リンコン88

岐阜0−3愛媛
(長良川・3524人)
≪得点者≫
愛媛:赤井7、宮原23、江後25

鳥栖3−0水戸
(ベアスタ・5507人)
≪得点者≫
鳥栖:高橋66、高地85、石田88

C大阪1−0徳島
(長居・9694人)
≪得点者≫
C大阪:小松64

広島1−0山形
(広島ビ・14332人)
≪得点者≫
広島:佐藤68

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Jリーグディビジョン2
順位表&得点ランキング


 J2第11節は本日3日、広島広域公園陸上競技場などで全7試合が行われ、首位のサンフレッチェ広島はモンテディオ山形を1−0で下して3連勝、勝ち点を23とした。セレッソ大阪が1−0で徳島ヴォルティスに勝ち、同19で2位に浮上した。
 湘南ベルマーレはアビスパ福岡を4−0、サガン鳥栖は水戸ホーリーホックを3−0で退けた。勝ち点18で並んだ湘南と鳥栖は得失点差で湘南が3位、鳥栖は4位となった。横浜FCはアンデルソンのハットトリックなどでロアッソ熊本に5−0と大勝し、同17の5位。愛媛FCは3−0でFC岐阜を破り3勝目。ザスパ草津vsヴァンフォーレ甲府は無得点で引き分けた。


ブンデス
ドイツブンデスリーガ第31節結果

ドルトムント0−0ニュルンベルク

 ドイツブンデスリーガは2日、第31節の1試合が行われ、ドルトムントvsニュルンベルクの一戦はスコアレスドローに終わった。ドルトムントは暫定12位に浮上。一方のニュルンベルクは16位で変わらず、降格圏から抜け出せずにいる。
 ドイツブンデスリーガは本日3日、4日にも残りの8試合が行われ、優勝に王手がかかったバイエルンはMF長谷部誠の所属するボルフスブルクとアウェーで対戦する。


2季連続2冠
 イングランドサッカー記者協会は2日、今季の年間最優秀選手にマンチェスター・ユナイテッドに所属するポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウドを2シーズン連続で選出した。
 23歳のロナウドはプロ選手協会の最優秀選手賞も連続受賞しており、2季連続の2冠となった。
 ロナウドは目下38得点で、プレミアリーグと欧州チャンピオンズリーグのダブル制覇を狙うチームを牽引している。


移籍志願
 イタリアセリエA、ミランの同国代表MFジャンナーロ・ガットゥーゾは2日、地元テレビでイングランドプレミアリーグへの移籍願望を認めた。
 スコットランドでもプレー経験があるガットゥーゾは、イングランド移籍を「ずっと持ち続けてきた夢。私はプレミアリーグに合うプレースタイルを持っていると思う」などと話した。イタリアのメディアは先ごろ、ミランが同選手を放出する可能性が浮上したと報じていた。


欧州組招集
 日本代表の岡田武史監督は2日、今月下旬の国際親善試合キリンカップと6月のワールドカップ(W杯)アジア3次予選に、MF中村俊輔(セルティック)ら欧州組を招集する考えを示した。スコティッシュプレミアリーグは22日に最終戦があることから「(中村の合流は)24、25日になる可能性があると聞いている」と話した。
 日本協会の小野剛技術委員長は中村のほか、MF長谷部誠(ボルフスブルク)、MF松井大輔(ルマン)にも招集の可能性があるとの文書を所属クラブへ送付したことを明かした。MF稲本潤一(フランクフルト)、鹿島復帰が決まっているDF中田浩二(バーゼル)については、コンディションを見極めた上で招集の判断をするという。
 キリン杯の代表は15日に発表され、26名前後が招集される見込み。


「死ね」発言なし
 J1のFC東京vs大分(4月29日・味の素スタジアム)で大分のDF上本大海が西村雄一主審から暴言を受けたと主張していた問題で、日本サッカー協会とJリーグは2日、東京都内で記者会見し、西村主審が「死ね」という発言はしなかったとの結論を示した。
 西村審判員はこれまで通り、Jリーグの試合を担当する。一方、松崎康弘審判委員長は各審判員に適切な言葉遣いをするよう文書で通達を出す意向を示した。
 記者会見にはJリーグの鬼武健二チェアマン、日本協会の田嶋幸三専務理事、松崎審判委員長が出席。調査は両チームや西村主審らに対して行われ、試合のビデオも参考にして、西村主審から「うるさい」「黙ってプレーして」という発言はあったが、「死ね」という言葉はなかったと結論づけた。
 日本協会の田嶋専務理事は「聞こえたことを否定するつもりはない。聞き違いという判断ではなく、あくまで(西村主審は)言っていないという判断です」と説明した。

Jリーグ・鬼武健二チェアマン
「(今回のような話を)いきなり選手がメディアに言うのもよろしくないと思う。(試合運営の)手順、管理をクラブにきちっとするように指導していかないといけない」

【大分「上本を信じている」】
 日本サッカー協会とJリーグが2日、J1のFC東京戦で大分のDF上本に対する西村主審の「死ね」発言はなかったと結論づけたことについて、大分は同日、「上本選手の発言は正しいと信じている。この点はJリーグに否定されたわけでなく、尊重していただいたことには納得している」とする溝畑宏社長のコメントを発表した。
 暴言を受けたと主張してきた上本は「私の発言を尊重いただいたと受け止めている。これからはサッカーに集中したい」とコメントした。

大分・溝畑宏社長
「クラブとしては上本選手の発言は正しいと信じており、この点についてはJリーグにも否定されたわけではなく、尊重していただいたことについては納得している」


5月末裁定
 スポーツ仲裁裁判所(CAS)は2日までに、J1川崎フロンターレのFW我那覇和樹がJリーグから受けたドーピング禁止規定違反の処分撤回を求めて提訴した問題で、裁定が出るのは5月末になる見通しだと発表した。
 CASは1日まで東京で行った非公開の聴聞会について「仲裁人は当事者達と双方の弁護団、証人と専門家の言い分を聴いた。提出された証拠と双方の詳細な弁論を、今後数週間かけて検討する」と説明している。


超サカFLASH

欠場
 スイススーパーリーグで、DF中田浩二が所属するバーゼルは2日、ホームでチューリヒに4−0で圧勝勝した。故障中の中田は欠場した。バーゼルは勝ち点70とし、残り2試合で首位を守った。

300億円超
 日本スポーツ振興センターは本日、スポーツ振興くじ(サッカーくじ、愛称toto)の2008年シーズンの売上額が、317億7817万3700円となり、2年連続で300億円を超えたと発表した。5月に300億円を超えたのは初めて。

全体練習復帰
 右ふくらはぎ痛のため離脱していたJ1浦和FW永井雄一郎が2日、全体練習に復帰した。

全治2週間
 J1のFC東京は2日、DFブルーノ・クアドロスが右膝(しつ)関節炎で全治約2週間と診断されたと発表した。1日の練習中に負傷した。

全治2週間
 日本フットボールリーグ(JFL)の佐川滋賀が2日、チームの正式名称をSAGAWA・SHIGAと変更した。

日程変更
 イタリアサッカーリーグは2日、カターニャとローマの間で行われるコパ・イタリア準決勝第2戦を、当初の予定であった7日から8日に変更したと発表した。準決勝第2戦のもう1試合、ラツィオvsインテルの一戦は予定通り7日に開催される。


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