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2008.06.25.WED
ユーロ2008、ドイツがトルコに競り勝って1996年大会以来の決勝進出!!本日の超最新情報

INDEX

優勝王手
ユーロ2008(欧州選手権)準決勝結果
ドイツ3−2トルコ
ドイツがトルコに競り勝ち、1996年大会以来3大会ぶりの決勝進出で4度目の優勝に王手!

試合も五輪も決めた
J1第11節代替分
鹿島1−0大分
G大阪1−0京都
鹿島は6位から4位に、G大阪は8位から5位に急浮上!
J2第22節
仙台0−0熊本
横浜FC1−0水戸
湘南1−1山形
岐阜0−1福岡
C大阪1−2草津
広島2−1徳島
鳥栖2−1愛媛
広島は1分けを挟んで8連勝で首位猛進!

母校で夢先生
7月に任期満了で会長を退任する日本サッカー協会の川淵三郎キャプテンが退任直前に母校の大阪・高石小学校で「夢先生」!

出発
ボーフムで2シーズン目を迎えるMF小野伸二がドイツに向けて出発!

ユーロ展望
ユーロ2008準決勝、ドイツとトルコが激突!負傷者と出場停止で9人が欠場のトルコはGKをFW起用も?

懇談
元日本代表監督のジーコ氏(55)がブラジル公式訪問中の皇太子様と懇談!ジーコ氏は『岡田監督に頑張ってほしい』とエール!

優勝したら丸坊主
スペインのスポーツ紙マルカがユーロ2008で同国代表が優勝したら頭を丸坊主にしようとファンに呼びかけ、1万人以上が誓約書に署名!

本日の超サカFLASH
日本代表の岡田武史監督がユーロ2008の視察とテレビ解説のために渡欧ほか


本文
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優勝王手
ユーロ2008(欧州選手権)準決勝結果

ドイツ3−2トルコ
(バーゼル)
≪得点者≫
ドイツ:シュバインシュタイガー26、クローゼ79、ラーム89
トルコ:ボラル22、セミフ86
≪出場メンバー≫
ドイツ
GK:
1.レーマン
DF:
3.フリードリヒ
17.メルテザッカー
21.メッツェルダー
16.ラーム
MF:
7.シュバインシュタイガー
6.ロルフェス
(46分8.フリンクス)
13.バラック
15.ヒツルスペルガー
20.ポドルスキ
FW:
11.クローゼ
(89分2.ヤンセン)
トルコ
GK:
1.リュシュトゥ
DF:
20.サブリ
6.メフメト・トバル
4.ギョクハン・ザン
3.ハカン・バルタ
MF:
18.カズム・カズム
(11.テュメル)
22.ハミト・アルティントップ
7.アウレリオ
19.アイハン
(81分21.メフメト・ユルディス)
16.ボラル
(84分10.ギョクデニス)
FW:
9.セミフ

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超ユーロ2008特集

 ユーロ2008(欧州選手権)は25日から、準決勝がスタート。初日の25日はバーゼル(スイス)のザンクト・ヤコブ・パルクスタジアムで、優勝した1996年大会以来の決勝進出を目指すドイツと初の4強入りを果たしたトルコが対戦し、ドイツが試合終了間際のラームの得点で粘るトルコを振り払って3−2で勝ち、旧西ドイツ時代を含め、3大会ぶり4度目の優勝に王手をかけた。
 試合は、立ち上がりからトルコが果敢な攻めを見せ、前半22分、スローインからカズム・カズムが放ったシュートがクロスバーに当たって跳ね返ったところをウグル・ボラルがねじ込んで先制。ドイツは同26分、ロングパスを左サイドで受け取ったポドルスキのセンタリングにゴール前に走り込んだシュバインシュタイガーが右足のアウトサイドであわせて同点に追い付いた。
 後半に入ってもトルコ優勢の展開が続いたが、同34分にラームの左クロスにワールドカップ(W杯)得点王のクローゼが高い打点のヘディングシュートを決めてドイツが勝ち越し。粘るトルコは同41分にセミフのゴールで同点としたが、ドイツはロスタイム直前に左サイドから中央に切れ込んだラームが味方とのワンツーでゴール前に抜け出し、豪快に決勝点を挙げた。
 本日26日にはウィーン(オーストリア)で準決勝のもう1試合、ロシアvsスペインが行われ、29日の決勝戦進出チームが決まる。

【最後に勝つのは“働き者”】
 不屈の「ゲルマン魂」が勝利を呼び込んだ。
 トルコが放った20本のシュートに対し、ドイツは半分以下の9本だったが、後半だけで考えるとトルコの5本に対し、ドイツが6本と上回っている。数字が全てを物語っている。
 序盤、ドイツはボールをなかなか奪えない。快勝した準々決勝ポルトガル戦と同じ4−2−3−1の布陣で臨んだが、好機らしい好機は訪れなかった。
 後半もトルコの個々の選手の技術の高さについていけず、受け身の展開が続いたドイツだが、それでも今大会わずか1得点しかマークしていなかった2006年W杯得点王クローゼが得意の空中戦で勝ち越し点を挙げた。残り5分を切って再び追い付かれたが、終了直前、DFラームがトルコに引導を渡した。
 「信じられない勝利。スリル満点の最高の戦いだった」とレーウ監督。1得点1アシストのラームは「W杯の時の準決勝を超えて決勝戦にいけることがうれしい」と喜びを表した。
 主将のバラックは「我々は頑固者なんだよ」と現在のチームを評したことがある。個々の技術力ではかなわなくとも、最後まで全員が手を緩めずに働き続ける。頑固さが試合終盤の劇的な得点で勝ち進んできたトルコの粘りを打ち破った。
 「サッカーとはシンプルなゲーム。22人の選手が90分間、1つのボールを追いかけて、結局、最後に勝つのはドイツなんだ」。元イングランド代表で現在は英BBCの名物番組「マッチ・オブ・ザ・デイ」の司会役を務めるゲイリー・リネカー氏の有名な言葉だ。“働き者”のドイツに4度目の優勝が見えてきた。

【ドイツのラームが決勝弾】
 ドイツの左サイドバック、ラームが名誉挽回のゴールでチームを勝利に導いた。2−1の後半41分にトルコのDFサブリにかわされ、同点につながるパスを出されたが、その直後に勝ち越し点を決めた。
 後半34分にはFWクローゼの頭にどんぴしゃりのクロスを上げ、1得点1アシスト。母国開催の2006年ワールドカップ(W杯)でも活躍した24歳は「タイトルをドイツに取り戻したい」と決勝に向けて意欲満々だ。

【粘りのトルコ、派手に散る】
 ケガや出場停止で選手8人がいない中、全力で戦い続けてきたトルコに限界が訪れた。後半終了間際、左サイドでドイツのラームをマークしていたカズム・カズムの足が滑った。足をひねり、ピッチにうずくまる。直後に決勝点を奪われた。
 驚異的な粘りで“幸運”を呼び込んできたが、前半14分の絶好機でカズム・カズムのシュートがクロスバーを叩くなど、この日はどこか運にも見放されていた。それでも、個々の高い技術力でボールを保持し続け、大国ドイツを翻弄。後半41分、つま先であわせたセミフの同点ゴールは、ここまで試合終盤の得点で勝ち上がってきた“ミラクル・ターキー”の再現を予感させた。
 チームは本調子にはほど遠かったが、控え選手が入ってもチームとしてのパフォーマンスはほとんど見劣りすることなく、ドイツを相手に堂々の試合を披露した。しかし、今度ばかりはうまくいかなかった。
 試合後、報道陣から「今後もトルコは主要大会で勝ち上がれる力があると思うか?」と訪ねられたテリム監督はキッパリとこう答えた。「その通り。トルコの未来は明るい」。チームを2002年日韓W杯で3位に入って以来の“ひのき舞台”に登場させ、「皇帝」と呼ばれたベテラン監督は言った。「(トルコは)この大会で最もカラフルなチームだった」。その言葉に間違いはない。


試合も五輪も決めた
J1第11節代替分結果

鹿島1−0大分
(カシマ・8286人)
≪得点者≫
鹿島:ダニーロ66
≪出場メンバー≫
鹿島
GK:
21.曽ヶ端準
DF:
2.内田篤人
3.岩政大樹
19.伊野波雅彦
7.新井場徹
MF:
15.青木剛
40.小笠原満男
10.本山雅志
(61分11.ダニーロ)
8.野沢拓也
(83分16.中後雅喜)
FW:
18.マルキーニョス
9.田代有三
(89分13.興梠慎三)
大分
GK:
1.西川周作
DF:
4.深谷友基
6.森重真人
22.上本大海
MF:
2.小林亮
3.ホベルト
(80分19.前田俊介)
5.エジミウソン
8.金崎夢生
11.鈴木慎吾
FW:
10.ウェズレイ
21.松橋優
(63分20.高橋大輔)

G大阪1−0京都
(万博・15840人)
≪得点者≫
G大阪:遠藤54
≪出場メンバー≫
G大阪
GK:
22.藤ヶ谷陽介
DF:
21.加地亮
2.中澤聡太
5.山口智
19.下平匠
(89分13.安田理大)
MF:
27.橋本英郎
17.明神智和
7.遠藤保仁
10.二川孝広
(87分6.福元洋平)
FW:
9.ルーカス
18.バレー
(78分30.山崎 雅人)
京都
GK:
21.水谷雄一
DF:
26.角田誠
23.大久保裕樹
24.増嶋竜也
22.渡邉大剛
MF:
15.中山博貴
3.シジクレイ
14.佐藤勇人
FW:
7.徳重隆明
(46分4.中谷勇介)
9.田原豊
(58分34.フェルナンジーニョ)
13.柳沢敦
(70分2.アタリバ)

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Jリーグディビジョン1
順位表&得点ランキング


 J1第11節最終日は本日25日、万博記念競技場などで残りの2試合が行われ、ワールドカップ(W杯)アジア3次予選のため1ヶ月以上中断していたリーグ戦を再開。アジアチャンピオンズリーグ(ACL)のため、未消化だった2試合を行い、鹿島アントラーズ、ガンバ大阪がそれぞれ1−0で競り勝った。
 鹿島はダニーロが頭で決めて1−0で大分トリニータを下し、勝ち点22で4位に浮上。G大阪は遠藤の得点で1−0で京都サンガに勝ち、同22としたが得失点差で5位。
 28、29日の第14節から本格的に再開する。

【ヤットが決めた!五輪代表も決まった!】
 0―0で進んでいた接戦に、G大阪のヤットこと遠藤が決着を付けた。西野監督が「かえのきかない存在」と全幅の信頼を寄せる司令塔である。
 その存在感が際立ったのは後半9分の決勝点。中盤から縦パスを送るとそのまま前線へ。二川、ルーカスを経由したボールを再びゴール前で受け、GKの動きを見て左足でゴール右隅に蹴り込んだ。「トラップが良かったから、あとは冷静に決められた」といつも通りに淡々と喜んだ。
 J1が中断していた6月は日本代表としてワールドカップ(W杯)3次予選の全4試合にフル出場。G大阪に戻って練習に参加したのが、この試合の前日だった。それでも「ずっと休みがない状態だけど、今は楽しくサッカーをやれているから」と過密日程をうまく消化している。
 肌が弱いため、普段は腕が芝生に触れることを嫌って長袖のユニホームを着ることが多い。だが、この日は今季のG大阪では初めて半袖を着用し、90分間チームのために汗をかき続けた。
 観戦していた五輪代表の反町監督は試合後、遠藤をオーバーエージ(OA)枠で五輪代表に選ぶことを明らかにした。

【京都、物足りない攻撃陣】
 京都の加藤監督は「攻撃陣が物足りない」と得点力不足を嘆いた。1点を追う終盤は攻めに人数をかけて敵陣に攻め込んだが、あと一歩のところでゴールできなかった。
 エースの柳沢は動きに精彩を欠き、膝の負傷もあって後半25分に途中後退。加藤監督は「攻撃の中心の彼には、もっとパフォーマンスを上げてもらわないと」と奮起を促した。

【鹿島、価値ある8試合ぶりの勝利】
 試合終了の笛を耳にすると、鹿島イレブンは安堵した表情を浮かべた。アジアチャンピオンズリーグでグループリーグを突破しても、J1での勝利は4月5日の千葉戦以来8試合ぶり。決勝点のダニーロは「この試合がどれだけ大切か分かっていた」と言い、ゴール裏の応援席に入ってファンと喜びを分かち合った。
 試合は互角に近い展開だったが、好機を逃さない抜け目のなさで鹿島が上回った。後半21分。5分前に交代で入ったばかりのダニーロが小笠原の左CKを下がりながらの難しいへディング。ボールはバーに当たってゴールに飛び込んだ。GKには防ぎようがない見事な一撃だった。
 中断期間の5月には所属選手2人の酒気帯び運転が発覚する逆風の中、6月の福島県内でのキャンプで巻き返しを誓ってきた。主将の小笠原は「いろいろ準備してきたし、勝ちと負けでは大きな差がある」と勝利の重みを口にした。
 昨年6月30日にFC東京に負けたのを最後に続く本拠地での無敗ももうすぐ1年になる。首位と勝ち点4差の4位に浮上。これで昨年のJ1王者が追撃態勢に入るか。

【大分、猛攻も1点遠く】
 大分はシュート数で14−10と上回りながら、1点が遠かった。トップ下を担った19歳の金崎は後半の好機でシュートをバーに直撃。「チャンスの数は同じくらいあったのに悔しい」と唇を噛みしめた。
 読みのいい守備で鹿島を苦しめた北京五輪日本代表候補の森重も「少なくとも勝ち点1を取る試合運びができなければ上位に入れない」と表情を曇らせた。
 ただ、大分は昨季最多の10点をマークした高橋が約8ヶ月ぶりに復帰し、後半18分から途中出場したのは好材料。
 スピードが武器の24歳はFWとして動き回り、シュートも放った。「膝は大丈夫だが、チャンスで少し消極的になってしまった。まだまだ」と自己採点は厳しかった。

J2第22節結果

仙台0−0熊本
(ユアスタ・10317人)

横浜FC1−0水戸
(ニッパ球・2772人)
≪得点者≫
横浜FC:難波35

湘南1−1山形
(平塚・7039人)
≪得点者≫
湘南:石原42
山形:宮崎47

岐阜0−1福岡
(長良川・2246人)
≪得点者≫
福岡:久永62

C大阪1−2草津
(長居・5554人)
≪得点者≫
C大阪:小松85
草津:島田30=PK、田中47

広島2−1徳島
(広島ビ・4622人)
≪得点者≫
広島:高萩26、佐藤寿31
徳島:米田18

鳥栖2−1愛媛
(ベアスタ・3869人)
≪得点者≫
鳥栖:高地23、藤田50
愛媛:南77

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Jリーグディビジョン2
順位表&得点ランキング


 J2第22節は本日25日、長居陸上競技場などで全7試合が行われ、首位のサンフレッチェ広島は2−1で徳島ヴォルティスに逆転勝ちし、勝ち点を48とした。モンテディオ山形は1−1で湘南ベルマーレと引き分けて同38とし、1−2でザスパ草津に敗れたセレッソ大阪に代わって2位となった。
 愛媛FCに2−1で競り勝ったサガン鳥栖が4位、ロアッソ熊本と0−0で引き分けたベガルタ仙台が5位。横浜FCは水戸ホーリーホックを、アビスパ福岡はFC岐阜をいずれも1−0で下した。


母校で夢先生
 日本サッカー協会は本日25日、子供達の心身の成長に貢献するために展開する「こころのプロジェクト」の一環として、7月に任期満了で退任する川淵三郎キャプテンが母校の高石小学校(大阪府高石市)で「夢先生」を務めると発表した。
 川淵キャプテンは7月初旬に同校を訪問し、小学6年の児童を対象にして夢を持つことの大切さなどを訴える。また同校には芝生のポット苗5000株(約600平方メートルの面積に相当)を提供する。


出発
 ドイツブンデスリーガ、ボーフムに所属する元日本代表MF小野伸二は本日25日、成田空港で報道陣の取材に応じ「(ワールドカップの)最終予選はもっと大変になると思う。そういう時に力になれるような存在になるため、ドイツで鍛え直したい」と語り、日本代表復帰へ意欲をのぞかせた。
 今年1月にJ1浦和レッズからボーフムへ移籍し、ドイツでは2季目となる。小野は同日午後に日本を出発し、7月上旬からはクラブの合宿に参加する。


ユーロ展望
ユーロ2008(欧州選手権)準決勝日程

日本時間27:45〜
ドイツvsトルコ
(バーゼル)

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超ユーロ2008特集
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最新TVスケジュール

 ユーロ2008(欧州選手権)は本日25日に準決勝の1試合が行われ、ドイツとトルコが対戦する。故障者と出場停止の続出に苦しむトルコだが、ここまで勝ち抜いてきたのはあきらめないメンタルによる驚異的な粘り。尻上がりに調子を上げているドイツに対し、どう挑むのか注目されている。
 W杯では2002年大会で3位に入っているものの、ユーロでは初めてベスト4へ駒を進めたトルコ。しかし、ドイツとの準決勝を前にして出場できない選手の続出に頭をを悩ませている。
 GKボルカンはグループリーグ最終戦の退場処分で2試合の出場停止中の上に、DFエムレ・アシク、MFアルダ、FWトゥンジャイの3人がいずれも警告累積で出場停止。さらに、グループリーグで2ゴールを挙げるなどチームを牽引してきたFWニハトが太ももの故障ですでにチームを離れ、DFエムレ・ギュンゴルも戦線離脱。以上6人の欠場が確定している。
 さらにDFセルフェトとMFトゥメルが負傷で治療中で、ドイツ戦への出場には疑問符が付けられている。また、グループ初戦で負傷して以来プレーしていなかったMFエムレ・ベロゾールに関しても、復帰が期待されていたものの、出場はやはり難しい状況となっている。
 準々決勝・クロアチア戦で延長ロスタイムに同点弾を決めたFWセミフは、「故障者が続出している状況はもちろん厳しい。でも穴を埋める選手が限界までプレーしてくれるだろう。これは逆に僕らの自信になると思っている。決勝を懸けた一戦だから、ドイツは今までにも増してより慎重にやってくるだろう」と準決勝の展望を語っていた。
 これに対し、レーブ監督がベンチ入り禁止処分となった準々決勝・ポルトガル戦を乗り切ったドイツは、負傷者もほとんどなく上り調子だ。
 フリンクスをケガで欠いた準々決勝では、ロルフェス、ヒッツルスペルガーを守備的な位置に置き、その前のバラックを自由に攻撃に絡ませる4−5−1フォーメーションが機能した。
 レーブ監督は、「4−4−2は好みのフォーメーションなので、つねに選択肢にある。だが、ポルトガル戦は4−5−1でうまくいったからそのままかもしれない。そして、トルコの守備のカギを開ける方法を見付けなければならない。フォーメーションが何であろうと重要なのは、正しいオフ・ザ・ボールの動きと、走るコースを見付け出すこと。それができれば、フォーメーションはメインの問題ではなくなる」と話し、攻撃陣の出来がポイントになると勝負を見据えていた。

【トルコはGKがFWで出場?】
 ユーロ2008(欧州選手権)準決勝のドイツ戦を控えるトルコ代表のファティフ・テリム監督が24日、ケガを抱えているMFエムレ・ベロゾールについてコメントし、ドイツ戦での出場が期待されていた同選手だが、出場は難しいとの見解を示した。
 グループリーグ初戦のポルトガル戦で負傷を負ったエムレは、ドイツ戦への出場可能性は半々だと見られていたが、記者会見に臨んだテリム監督は「エムレはプレーするのは不可能」とコメント。一方で、股関節を傷めているMFトゥメール・メティンについては、最後の30分はプレーできるかもしれないとした。
 今大会では躍進を見せ準決勝に駒を進めているトルコだが、選手のやりくりには頭を悩ませるところ。ドイツ戦では、GKボルカン・デミレル、DFエムレ・アシク、MFアルダ・トゥラン、トゥンジャイ・サンリは出場停止、FWニハト・カフベチも、負傷のためにDFエムレ・ギュンゴルと同じくチームを離脱している。
 トルコは負傷者5人と出場停止者4人の主力計9人を欠き、出場可能なフィールドプレーヤーがわずか12人という苦しい陣容。そんな中、「監督が命じるなら、どんなポジションだってやる」とスーパーサブに立候補したのは、なんと第3GKのトルガ。ルシュトゥに定位置は譲っても、チームのために働く考えで、抜群の高さとジャンプ力を生かし、終盤のパワープレーで前線にFW投入される可能性もある。


懇談
 元サッカー日本代表監督のジーコ氏(55)が24日、日本人移住100周年でブラジル公式訪問中の皇太子様とリオデジャネイロ・ブラジル銀行文化センターで懇談した。
 懇談後、ジーコ氏は報道陣の取材に応じ「日本に出稼ぎに行っている方々も毎日頑張っている」と、日本で働く多くの日系ブラジル人達の勤勉さを評価してエールを送った。
 日系人へのメッセージを尋ねられたジーコ氏は、日本に渡った人たちを挙げて「今回の皇太子様のブラジル訪問で、また頑張ろうという気持ちになったと思う」などと話した。
 ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の予選が進むサッカーも話題に上り、ジーコ氏は「この機会に伝えたい。岡田監督に頑張ってほしい」と述べ、4大会連続出場を目指す日本代表にもエール。ジーコ氏は今季、トルコスーパーリーグのフェネルバフチェの監督だったが、日本代表の試合結果は欠かさずチェックしているといい「日本がまたW杯に出ることを期待します」とエールを送った。


優勝したら丸坊主
 スペインのスポーツ紙マルカが、サッカーのユーロ2008(欧州選手権)で現在、準決勝にまで勝ち進んでいる同国代表チームが優勝すれば、頭を丸坊主にしようとサッカーファンに呼びかけ、24日夜までに1万人以上が誓約書に署名した。
 「私はマルカ紙、サッカーファンそして代表チームに対して、スペインがユーロ2008で優勝すれば、頭の毛を最後の一本まで剃ることを誓います」…。マルカ紙は電子版で、このような誓約書にサインするよう、サポーター達に呼びかけた。
 サイトには「代表チームはファンからできる限りの応援を必要としています」との言葉に、スペイン代表のユニホームを着た丸坊主のファンのグループが腕を突き上げている写真が添えられ、「スペインが勝つと信じるなら、私達と一緒に頭を丸めよう」。参加者のうち20人に抽選でカメラが当たるという。
 スペインは1964年以来、ユーロ(欧州選手権)で優勝していない。今大会では22日にイタリアを破って準決勝進出を決め、優勝まであと2勝としている。明日26日に、決勝進出を懸けてロシアと対戦する。


超サカFLASH

渡欧
 日本代表の岡田武史監督が24日、ユーロ2008(欧州選手権)の視察とテレビ解説のため、成田発の航空機で渡欧した。同監督は準決勝2試合、決勝を観戦する。

練習合流
 左足首を痛めていたJ1のG大阪DF安田理大が24日、練習に合流した。

特別指定選手
 日本サッカー協会は本日、阪南大のDF野田紘史(21)を大学に所属したままJリーグの試合に出られる特別指定選手として承認したと発表した。受け入れ先はJ2のC大阪。

獲得
 JFLのFC琉球は本日、昨季まで東京Vに所属していたMF永井秀樹(37)を完全移籍で獲得したと発表した。


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