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2008.06.27.FRI
W杯アジア最終予選の組み合わせが決定!!本日の超最新情報

INDEX

組み合わせ決定
2010年W杯南アフリカ大会アジア最終予選組み合わせ
グループA:
オーストラリア
日本
バーレーン
ウズベキスタン
カタール
グループB:
韓国
イラン
サウジアラビア
北朝鮮
UAE(アラブ首長国連邦)
日本は9月6日の初戦で3次予選で唯一敗れたバーレーンとアウェーで再び激突!

招集拒否
神戸がオーバーエージ枠でのFW大久保嘉人の北京五輪日本代表への招集を拒否!

J展望
明日28日、29日はJ1第14節&J2第23節!予想スタメンUP!J1が本格的に再開!

またも大勝
ユーロ2008準決勝
ロシア0−3スペイン
スペインがロシアに再び大勝し、1964年大会以来、44年ぶり2度目の優勝に王手!

正式発表
イタリア協会が同国代表のドナドーニ監督の解任と、後任に前監督のリッピ氏が就任すると正式に発表!

赤字
日本サッカー協会の2007年度決算が日本代表の集客力低下で9077万8081円の赤字!

無免許運転
名古屋のブラジル人MFマギヌン(26)が一時停止義務違反と無免許運転で摘発!

金銭トラブル
日本人帰化申請をしている川崎FWジュニーニョ(30)が母国ブラジルで新居を巡る金銭トラブル!

本日の超サカFLASH
日本サッカー協会の小野剛技術委員長がW杯アジア最終予選の組み合わせ抽選会のためにマレーシアに到着ほか


本文
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組み合わせ決定
2010年W杯南アフリカ大会アジア最終予選組み合わせ抽選会結果

グループA:
オーストラリア
日本
バーレーン
ウズベキスタン
カタール

グループB:
韓国
イラン
サウジアラビア
北朝鮮
UAE(アラブ首長国連邦)

日本代表の試合日程
※左がホーム

9月6日(土)
第1戦:
バーレーンvs日本

9月10日(水)
第2戦:
日本は試合なし

10月15日(水)
第3戦:
日本vsウズベキスタン

11月19日(水)
第4戦:
カタールvs日本

2009年2月11日(水)
第5戦:
日本vsオーストラリア

2009年3月28日(水)
第6戦:
日本vsバーレーン

2009年4月1日(水)
第7戦:
日本は試合なし

2009年6月6日(土)
第8戦:
ウズベキスタンvs日本

2009年6月10日(水)
第9戦:
日本vsカタール

2009年6月17日(水)
第10戦(最終戦):
オーストラリアvs日本

 2010年に開催されるサッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会アジア最終予選の組み合わせ抽選が本日27日、マレーシア・クアラルンプールのAFC(アジアサッカー連盟)ハウスで行われ、4大会連続4度目の出場を目指す日本はオーストラリア、バーレーン、ウズベキスタン、カタールと同じグループAに入った。
 グループBは韓国、イラン、サウジアラビア、北朝鮮、UAE(アラブ首長国連邦)で、日本にとっては比較的恵まれた組み分けとなった。
 9月6日の日本の初戦はアウェーで、3次予選で1勝1敗だったバーレーンと対戦。最大の強敵となるオーストラリアとは来年2月11日にホームで、6月17日の最終戦は敵地で当たる。
 最終予選は各グループ2位までが本大会出場権を獲得。各グループ3位チームで5位決定戦を行い、勝者がオセアニア1位とのプレーオフに回る。

日本代表・岡田武史監督
「チーム力から考えて、決して悪い組ではない。移動や環境を考えてもそんなに悪くないのではないか。オーストラリアの情報も持っている。初戦はまたバーレーンとアウェーで当たるが、前回(3月の対戦)と同じ間違いを起こさないようにしたい。本大会に出場する力が十分にあると信じている」

日本サッカー協会・川淵三郎キャプテン
「ウズベキスタンがどのくらいの実力か分からないので、オーストラリアとともに要注意のチームに挙げられる。率直に言ってグループBよりグループAの方で良かった。勝ち残れると確信している」

日本サッカー協会・小野剛技術委員長
「楽なチームはなく、選手はタフな試合をこなさなければならない。気になるのはアウェーが遠いこと。いろいろなことがあると思うが、乗り越えていきたい。(ヤマは)オーストラリア戦だ」

【豪州にあの2人が帰って来る】
 W杯最終予選、日本の最大のライバル、オーストラリアは3次予選6試合で7得点だったが、最終予選になれば攻撃力アップが見込めそうで、日本とともにグループAを引っ張るとみられる。
 ピム監督はアジアサッカー連盟の公式サイトで、アキレス腱痛で3次予選不出場だったビドゥカ、足を手術したケーヒルの主力2選手が最終予選には復帰すると見通しを語っている。空中戦に強い大型FWと、2006年W杯の日本戦で2得点したMFの2人が戦列に戻ってくれば、日本にとっても脅威となりそうだ。
 日本がPK勝ちした昨夏のアジア杯や今回の3次予選でもGKシュウォーツァーのほか、キューウェル、ブレシアーノらが主力を構成。2年前のW杯から大幅なメンバー変更はない。

【日本に不気味な存在はウズベキスタン】
 南アフリカへの切符を懸けたサッカーW杯アジア最終予選の組み合わせが決まり、日本はグループAに入った。過去のW杯出場国はオーストラリアだけで、5カ国全てがW杯を経験しているグループBよりは恵まれた組み分けだ。もちろん楽な相手はいないが、2位以上となってすんなりと本大会出場を決めたい。
 日程的には厳しい。初戦と最終戦がアウェーで、来年6月は6、10、17日と最後の3連戦を強いられる。最強のライバルとなるオーストラリアとの最終戦までに2位以上を確定させるのが理想だろう。まずは9月6日の敵地バーレーン戦で勝ち点3を掴めるか。3次予選で1勝1敗だった岡田監督は「次で決着をつける」と話しており、3月のような黒星でつまずくことは許されない。
 相手の4カ国のうち3カ国とは2006年W杯以降に対戦しており、対策は立てやすい。不気味なのは2000年以降対戦のないウズベキスタンか。3次予選は5連勝を記録し、エースストライカーのシャツキフを軸に3次予選最多の15ゴールを挙げた攻撃力が光る。岡田監督が前回の就任時に最初に対戦し、引き分けた因縁の相手でもある。
 1点を争う厳しいゲームが増えるのは間違いない。日本は3次予選を通して守備面の戦術が整備されたが、少ないチャンスを生かす決定力に不安を残している。長丁場の実戦を通じて攻撃力を向上させ、4大会連続の出場を果たせるか。ちょうど1年後の6月にはその答えが出る。

【日本の対戦国分析】
・オーストラリア
 FIFAランクはアジア最上位の35位。W杯に1974、2006年大会に出場し、2006年はベスト16入りした。日本にとっては同大会のグループリーグ初戦で1−3と逆転負けを喫した因縁の相手。日本には5勝5分け6敗。アジア連盟に転籍後、初のW杯予選となった今回の3次予選はイラク、カタール、中国と同じ厳しいグループに入ったが、1位通過。ピム監督は韓国代表を率いたほか、Jリーグの大宮、京都の監督経験もある。主力はMFキューウェルら。

・バーレーン
 日本と1勝1敗で互角の戦いを繰り広げた3次予選に続き、最終予選でも同グループとなった。中東各国で実績を積んできたチェコ人のマチャラ監督が指揮を執る。近年は着実に実力を伸ばし、中東で存在感を増してきた。選手の多くは国内のアマチュアリーグを離れ、サウジアラビアやカタールなどのプロリーグで活躍する。3月の日本戦でゴールしたFWフバイルやMFサルミーンを軸に、前回は大陸間プレーオフで逃したW杯初出場を狙う。日本には1勝5敗。

・ウズベキスタン
 3次予選は開幕4連勝で最終予選一番乗りを決定した。最終的に5勝1敗の勝ち点15でサウジアラビアに続いてグループ4で2位となった。ディナモ・キエフのFWシャツキフを中心とした強力攻撃陣を擁し、3次予選6試合で参加20チーム中最多の15得点。旧ソ連から独立して国際大会初参加となった1994年アジア大会(広島)では優勝した。昨年のアジアカップは準々決勝でサウジアラビアに1−2で敗れた。日本には1分け4敗で未勝利。

・カタール
 3次予選は最終戦で勝ち点で並んでいたアジア杯王者イラクとの直接対決を制し、グループ1で2位となった。ウルグアイ生まれのFWセバスティアンを中心とした鋭い攻撃には注意が必要となる。日本は昨夏のアジア杯グループリーグで試合終了間際の失点で1−1と引き分けた。過去も3分け2敗と勝利がない。2006年のアジア大会で優勝するなど近年は力をつけており、初のW杯出場を目指す。ウルグアイ人のフォサティ監督が指揮を執る。


招集拒否
 J1ヴィッセル神戸の安達貞至社長は本日27日、24歳以上のオーバーエージ(OA)枠でのFW大久保嘉人の北京五輪代表への招集について拒否していることを明らかにした。
 安達社長は日本サッカー協会から大久保招集を打診されているとした上で「神戸としては送り出せない」と話した。理由として、大久保が2月に手術した右膝に不安を抱えていることと、ケガ人が多いチーム状況の2点を挙げた。
 安達社長によると、拒否の意向は五輪代表を率いる反町康治監督にも電話で伝えたという。

【大久保のOA招集拒否、その裏では?】
 OA枠で大久保を招集したい日本協会側に対し、神戸は要請を拒否し続けてきたという。神戸の安達社長が交渉の経緯を明かした。
 安達社長はこれまでの招集打診は非公式なものだと認識していたという。「いつ正式な話が来るかと思っていたが、来なかった。だから僕が反町監督に電話をかけた」と話す。自ら「招集拒否」の意向を直接に伝えた。
 反町監督はその後、日本代表でタイに遠征中の大久保と面談し、本人が五輪出場に前向きであることを確認。しかし、再び安達社長と話し合った大久保は、最終的に「クラブの意向に従う」という結論に達した。
 Jリーグの実行委員会では、各クラブが五輪代表への選手招集に協力することを決めている。ただし、安達社長は「23歳以下はそうだが、OAは話し合うことになっている」と指摘する。
 24日に日本協会で行われた幹部同士の会談は平行線のままで終わった。25日には反町監督がG大阪の関係者に、OA枠での遠藤の選出を報告するために大阪を訪れた。安達社長は「神戸にも寄ってくれればいいのに…」と不快感を示した。板挟み状態の大久保はここ数日、OAに関する発言は控えている。


J展望
J1第14節日程

28日()
14:00〜
大宮vs東京V
(熊谷陸)
15:00〜
清水vs京都
(日本平)
16:00〜
新潟vs川崎
(東北電ス)
19:00〜
vs浦和
(国立)
19:00〜
横浜Mvs磐田
(日産ス)
19:00〜
名古屋vs鹿島
(瑞穂陸)
29日()
14:00〜
大分vs神戸
(九石ド)
16:00〜
FC東京vs千葉
(味スタ)
19:00〜
G大阪vs札幌
(万博)

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Jリーグディビジョン1
順位表&得点ランキング


J2第23節日程

28日()
13:00〜
水戸vs仙台
(ひたちな)
16:00〜
熊本vsC大阪
(熊本)
19:00〜
徳島vs岐阜
(鳴門大塚)
29日()
13:00〜
草津vs鳥栖
(正田スタ)
18:00〜
山形vs広島
(NDスタ)
18:30〜
甲府vs湘南
(小瀬)
19:00〜
愛媛vs福岡
(ニンスタ)

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Jリーグディビジョン2
順位表&得点ランキング

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最新TVスケジュール

J1第14節出場停止選手

西澤淳二(札幌)
山田暢久(浦和)
松尾直人(新潟)
中村直志(名古屋)

J2第23節出場停止選手

片桐淳至(岐阜)
久藤清一(福岡)
田中佑昌(福岡)
河端和哉(熊本)

J1第14節予想スタメン

28日14:00〜
大宮vs東京V
(熊谷陸)
≪予想スタメン≫
大宮
GK:江角
DF:田中、レアンドロ、冨田、波戸
MF:小林大、小林慶、佐伯、藤本
FW:吉原、マルケス
ベンチ:GK荒谷、DF村山、MF片岡、MF斉藤、MF内田、FW土岐田、FW森田
出場停止:なし
東京V
GK:土肥
DF:富澤、土屋、那須、服部
MF:福西、菅原、大野、ディエゴ
FW:レアンドロ、フッキ
ベンチ:GK高木、DF飯田、DF福田、MF柴崎晃、MF河野、FW飯尾、FW平本
出場停止:なし

28日15:00〜
清水vs京都
(日本平)
≪予想スタメン≫
清水
GK:西部
DF:戸田、青山、高木和、山西
MF:パウロ、伊東、藤本、枝村
FW:西澤、アウレリオ
ベンチ:GK山本海、DF岩下、MF本田、MF高木純、MF兵働、FW大前、FW原
出場停止:なし
京都
GK:水谷
DF:角田、増嶋、水本、中谷
MF:アタリバ、シジクレイ、佐藤
FW:渡邉、田原、フェルナンジーニョ
ベンチ:GK平井、DF大久保、MF安藤、MF中山、MF徳重、FW林、FW柳沢
出場停止:なし

28日16:00〜
新潟vs川崎
(東北電ス)
≪予想スタメン≫
新潟
GK:北野
DF:内田、千代反田、永田、中野
MF:リシャルデス、本間、千葉、松下
FW:アレッサンドロ、矢野
ベンチ:GK野澤、DF鈴木、DF長谷部、MF寺川、MF田中、FW河原、FW川又
出場停止:DF松尾
川崎
GK:川島
DF:井川、横山、伊藤
MF:村上、中村、菊地、谷口、山岸
FW:鄭、黒津
ベンチ:GK吉原、DF薗田、MF原田、MF養父、MF田坂、MF大橋、FW我那覇
出場停止:なし

28日19:00〜
vs浦和
(国立)
≪予想スタメン≫

GK:菅野
DF:藏川、古賀、小林、大谷
MF:太田、鎌田、山根、アレックス
FW:李、ポポ
ベンチ:GK南、DF近藤、MF杉山、MF永井、MF菅沼、FWフランサ、FW北嶋
出場停止:なし
浦和
GK:都築
DF:堀之内、阿部、堤
MF:平川、鈴木、闘莉王、相馬、ポンテ
FW:エジミウソン、高原
ベンチ:GK山岸、DF坪井、MF三都主、MF岡野、MF梅崎、FWエスクデロ、FW永井
出場停止:MF山田暢

28日19:00〜
横浜Mvs磐田
(日産ス)
≪予想スタメン≫
横浜M
GK:榎本
DF:田中隼、松田、中澤、小宮山
MF:兵藤、河合、ロペス、山瀬功
FW:大島、ロニー
ベンチ:GK秋元、DF田代、MF小椋、MF水沼、MF山瀬幸、FW清水、FW坂田
出場停止:なし
磐田
GK:川口
DF:加賀、田中、茶野
MF:駒野、成岡、上田、村井、西
FW:カレン、ジウシーニョ
ベンチ:GK八田、DF鈴木、MF犬塚、MF松浦、MF名波、FW萬代、FW中山
出場停止:なし

28日19:00〜
名古屋vs鹿島
(瑞穂陸)
≪予想スタメン≫
名古屋
GK:楢崎
DF:バヤリッツァ、吉田、増川、阿部
MF:小川、米山、吉村、深井
FW:ヨンセン、玉田
ベンチ:GK西村、DF竹内、MF山口、MF藤田、FW杉本、FW津田、FW巻
出場停止:MF中村
鹿島
GK:曽ヶ端
DF:内田、岩政、伊野波、新井場
MF:野沢、青木、小笠原、本山
FW:マルキーニョス、田代
ベンチ:GK小澤、DF中後、MF鈴木、MF増田、MFダニーロ、FW興梠、FW佐々木
出場停止:なし

29日14:00〜
大分vs神戸
(九石ド)
≪予想スタメン≫
大分
GK:西川
DF:深谷、森重、上本
MF:小林亮、エジミウソン、ホベルト、鈴木、金崎
FW:ウェズレイ、松橋
ベンチ:GK下川、DF小林宏、MF藤田、MF西山、MF高橋、FW前田、FW市原
出場停止:なし
神戸
GK:榎本
DF:石櫃、北本、小林、内山
MF:栗原、金、ボッティ、鈴木
FW:レアンドロ、大久保
ベンチ:GK徳重、DF柳川、MF松岡、MF田中、MF吉田、FW馬場、FW松橋
出場停止:なし

29日16:00〜
FC東京vs千葉
(味スタ)
≪予想スタメン≫
FC東京
GK:塩田
DF:徳永、佐原、藤山、金沢
MF:羽生、梶山、今野、エメルソン
FW:平山、カボレ
ベンチ:GK荻、DFクアドロス、DF椋原、MF浅利、MF石川、FW近藤、FW赤嶺
出場停止:なし
千葉
GK:立石
DF:坂本、池田、ボスナー、青木良
MF:工藤、下村、斎藤、谷澤
FW:巻、レイナウド
ベンチ:GK岡本、DF戸田、DF松本、MF伊藤、MF楽山、FW青木孝、FW新居
出場停止:なし

29日19:00〜
G大阪vs札幌
(万博)
≪予想スタメン≫
G大阪
GK:藤ヶ谷
DF:加地、中澤、山口、安田理
MF:橋本、明神、遠藤、二川
FW:ルーカス、バレー
ベンチ:GK松代、DF福元、DF下平、MF武井、MF佐々木、FW山崎、FW平井
出場停止:なし
札幌
GK:高木
DF:坪内、箕輪、柴田、西嶋
MF:藤田、芳賀、クライトン、西
FW:アンデルソン、ダヴィ
ベンチ:GK佐藤、DF吉弘、MF鄭、MFディビッドソン、MF砂川、MF西谷、FW中山
出場停止:DF西澤

 J1第14節とJ2第23節は明日28日、29日に全国各地で全16試合が行われ、本格的にJリーグが再開する。
 J1では、首位の浦和が6位の柏と対戦する。浦和はポンテ、三都主と主力が故障明けで復帰。連係の高まりがポイントになる。ナビスコカップを含む最近7試合で5勝2分けと調子を上げている柏も、エースのフランサが復帰した。多彩な攻撃で波乱を起こせるか。
 2位の名古屋は、8試合ぶりに白星を挙げた鹿島戦。攻撃の起点マギヌンが不祥事で出られず、攻守に奮戦してきた中村も出場停止で影響が心配だ。15位と低迷する清水は、攻撃の中心だったフェルナンジーニョが京都に移籍。京都はDF水本も獲得し、新戦力が試される。


またも大勝
ユーロ2008(欧州選手権)準決勝結果

ロシア0−3スペイン
(ウィーン)
≪得点者≫
スペイン:シャビ・エルナンデス50、グイサ73、シルバ82
≪出場メンバー≫
ロシア
GK:
1.アキンフェエフ
DF:
22.アニュコフ
4.イグナシェビッチ
2.ワシリー・ベレズツキー
18.ジルコフ
MF:
9.サエンコ
(57分21.シチョフ)
11.セマク
17.ズリアノフ
10.アルシャビン
20.セムショフ
(56分15.ビリアレトジノフ
FW:
19.パブリュチェンコ
スペイン
GK:
1.カシージャス
DF:
15.セルヒオ・ラモス
5.プジョル
4.マルチョナ
11.カプデビラ
MF:
6.イニエスタ
19.セナ
21.シルバ
8.シャビ・エルナンデス
(69分14.シャビ・アロンソ)
FW:
7.ビジャ
(34分10.セスク)
9.フェルナンド・トーレス
(69分17.グイサ)

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超ユーロ2008特集

ユーロ2008(欧州選手権)決勝日程

29日()
日本時間27:45〜
ドイツvsスペイン
(ウィーン)

 ユーロ2008(欧州選手権)は準決勝最終目の26日、ウィーン(オーストリア)のエルンスト・ハッペルスタジアムで、スペインとロシアが対戦。後半の3得点でスペインが3−0と快勝し、1984年大会以来3度目の決勝進出を決めた。スペインは29日にウィーンで行われる決勝でドイツと対戦する。
 スペインは準優勝した1984年大会以来の決勝進出で、1964年大会以来、44年ぶり2度目の優勝を狙い、ドイツは3大会ぶり、最多となる4度目(旧西ドイツ時代含む)の制覇を目指す。
 グループリーグ・グループD初戦と同じ顔合わせとなった試合は前半は互いに慎重なプレー。だが、後半に入ると、スペインが押し始め、同5分、左サイドから中央に切れ込んだイニエスタのセンタリングにシャビ・エルナンデスがドンピシャのタイミングで合わせて先制。同28分には途中出場のセスクの前方への浮きパスを同じく途中出場のグイサが胸トラップから右足のアウトサイドではたき込んで追加点。同37分にもセスクの右クロスをゴール前で受け取ったシルバが落ち着いてゴールを決め、ダメを押した。
 ロシアはエース、アルシャビンの動きを封じられ、攻撃の形をなかなか作れなかった。

【「これが真骨頂」緩急自在の球回し】
 「オーレ!」。観客の陽気な掛け声に乗り、小柄な技巧派達が屈強な守備陣を擦り抜ける。スペインは緩急自在の球回しでロシアを翻弄した。アラゴネス監督は「これが、このチームの真骨頂だ」と満足げに口元を緩めた。
 後半5分、絶妙なコンビプレーで均衡を破った。イニエスタが左で相手をかわした瞬間、猛然と走り出したシャビがクロスに右足を合わせた。「中盤の呼吸が合うと、守備的なシャビが得点できるほど有機的に球が動く」とアラゴネス監督。
 セスクがダイレクトで出した浮き球からグイサがGKをかわして加点し、イニエスタの縦パスで抜けたセスクの左クロスからシルバがダメ押し。敵将のヒディンク監督は「あまりに見事に回され、影を追っているようだった」と白旗を振った。
 2年前のワールドカップ(W杯)は決勝トーナメント1回戦で敗退。「持ち前の技巧をやっと勝利に結び付けられるようになった」と指揮官は胸を張った。

【スペイン、絶妙な交代でロシア粉砕】
 24年ぶりにスペインを決勝に導いたのは、アラゴネス監督の巧みな選手起用法だった。
 契機は前半34分。今大会4得点のFWビジャが脚を痛めて退いた。監督はあえてパスセンス抜群のMFセスクを投入。本来はFWのシルバをサイドで起用しているため中盤は6人と増えたが、渋滞するどころか一層滑らかに連動し始めた。
 後半5分、イニエスタが左で相手をかわした瞬間、猛然と走り出したシャビがクロスに右足を合わせた。さらにセスクの浮き球をグイサがGKをかわして加点。ダメ押しはシルバ。イニエスタの縦パスで抜けたセスクの左クロスに反応した。
 ロシアのヒディンク監督は「相手は中盤の選手を入れて機動性が増し、ワンタッチでボールを回すのについていくのは難しかった」と脱帽。先制点をアシストしたイニエスタは「大切なのはみんなが一緒に働いたことだ」と絶妙なコンビプレーを評価した。
 決勝で対戦するドイツ戦についてセスクは「タイトルを獲得するためにここに来た。僕らは歴史を変えたいと思っている。ドイツ戦では、今大会で最高のパフォーマンスを見せないといけない。ただ、僕らが今日のようなプレーをすれば、十分に勝てる」とコメント。アラゴネス監督は「決勝を戦ったことのある回数からいえば、ドイツの方が優勝候補なのかもしれないが、私には関係ない。我々には強い精神力がある」と語気を強めた。
 地元メディアと丁々発止のやり取りを繰り返しながら自らの信念を貫く69歳の指揮官に恐れるものはない。

【控えFWグイサが活躍】
 スペインはFWフェルナンド・トーレスが再三の好機を逃したが、後半24分に交代で入ったグイサが得点した。アラゴネス監督は「決勝に誰を起用するかをじっくり考えたい」と話した。
 グイサは同28分、セスクの浮き球パスを受けると右足の外側で引っかける技ありシュートでGKをかわした。出場3試合で2得点。国内リーグの得点王は「与えられたチャンスを大事にしてきた。決勝もゴールを挙げられたら最高だ」と喜んだ。

【「無敵艦隊」がいよいよ最終航海】
 ユーロ2008(欧州選手権)で26日、スペインが準決勝でロシアに快勝し、24年ぶりの決勝進出を果たした。優勝すれば1964年大会以来、44年ぶりとなる。「無敵艦隊」は最終航海に向かう。
 大航海時代に由来する勇敢なニックネームと裏腹に、近年は国際舞台での勝負弱さが目立っていたスペイン。だが、「賢人」の愛称を持つ69歳のアラゴネス監督は、「これまでの多くの批判が、我々のやる気に火を付けてきた。苦い経験から、選手達は多くを学んだ」と話す。
 2年前のドイツ・ワールドカップ(W杯)は、25試合無敗を続けていながら、決勝トーナメント1回戦であっさり敗退。今大会も、予選序盤は苦戦し、指揮官が一度辞意を固める事態に陥った。決勝進出を決めた相手、ロシアを率いるのは元韓国代表監督のヒディンク氏。日韓W杯準々決勝で韓国にPK戦負けした雪辱を6年越しで果たしたのは、今回の精神的強さを象徴している。
 スペイン国内では代表チームよりクラブチームの人気が高い傾向がある。だが、この快進撃に中盤の要のシャビは、「きっと母国も代表チームの背後で結束していると思う」という。
 今大会後に指揮官は退任。トルコのフェネルバフチェの監督に転身する見込みだ。29日のドイツとの決勝では大会得点ランク首位のビジャの出場がケガで絶望的だが、老将の有終の美とともに苦い歴史と決別できるか、最後の決戦を迎える。

【ヒディンク監督、またも準決勝の壁】
 降りしきる雨で滑りやすいピッチ状態が影響したか。今大会最もセンセーショナルな活躍を見せたロシアのエース、アルシャビンの切れ味鋭いプレーが影を潜めた。
 相手守備に徹底マークされると、得意なドリブルまで持っていけない。前線に1人張るパブリュチェンコが孤立するパターンが目立った。一瞬の隙を突かれて先制された後は追い付こうと攻勢を掛けたが、逆に前がかりになったところを狙われて万事休した。
 ヒディンク監督は「相手はこちらの武器を無力化する方法を知っていた。経験のあるチームに追い付くのは難しかった」とうなだれた。
 W杯で1998年に母国オランダ、2002年に韓国をそれぞれ4強に導き、2006年には豪州を決勝トーナメントに進めたヒディンク監督にとって準決勝は1つの壁だったが、またも阻まれた。それでも若いチームを率いての4強。名将の力量は間違いなく発揮された。
 「我々の成し遂げたことを誇りに思う。W杯予選に、この大会の経験は生きる」。2010年W杯に出場してこの壁を乗り越えられるか。手腕の見せどころだ。

【ロシア、知将の魔法解ける】
 ロシアの知将、ヒディンク監督の魔法も準決勝で解けた。「当然、今は残念。気持ちが落ち着けば、我々が成し遂げたことを誇りに思うだろう」。疲れた様子で振り返った。
 優勝候補のオランダすら粉砕した攻撃的なサッカーが影を潜めた。グループリーグで大敗したスペインに再び中盤を掌握される。パスをつながれ、選手は走らされた。後半のシュート数は3本。反撃のための体力すら残っていなかった。
 平均年齢が今大会で最も低く、国外でプレーする選手はわずか1人。大舞台の経験に乏しいチームを4強に導いたヒディンク監督だが、オランダと韓国を率いたワールドカップ(W杯)に続いて、またも決勝進出の壁に阻まれた。
 「W杯予選に、この大会の経験は生きる」。2010年W杯に出場して壁を乗り越えられるか。若いロシアには、その可能性が感じられる。

【アルシャビン、徹底マークで不発】
 2試合連続ゴール中だったロシアのエースFWアルシャビンが不発に終わった。グループリーグの2戦目まで出場停止だったため、スペインとは今大会初対戦。だが、相手の厳しいマークに仕事ができなかった。
 今大会で最もブレークした27歳には、本人が憧れているバルセロナ(スペイン)などの強豪クラブが獲得に興味を示している。エースにはほろ苦い敗戦となったが、ヒディンク監督は「こういう経験は大事。乗り越えて上達しないといけない」とエールを送った。


正式発表
 イタリアサッカー協会は26日、ドナドーニ監督を解任し、後任に前監督のリッピ氏が就任すると正式に発表した。
 ドナドーニ監督は、開催中のユーロ2008(欧州選手権)準々決勝でスペインにPK戦の末、敗れた。当初は2010年ワールドカップ(W杯)まで契約を延長する方針だったが、成績、内容とも評価を得られなかった。
 リッピ氏は2年前のドイツW杯でイタリアを優勝に導いた後に退任。その後は現場を離れていた。


赤字
 日本サッカー協会の2007年度決算が、日本代表の集客力低下により収入が見込みを大きく下回った影響もあって、赤字になったことが26日、明らかになった。同協会は7月の評議員会でこの決算を承認する。
 2007年4月から2008年3月までの事業活動と投資活動の収支を合わせた当期収支差額は、9077万8081円の赤字だった。同協会の資料で「減収の大きな要因」と指摘されているのは、各日本代表の試合開催などの「代表関連事業」だ。公式スポンサー料などの「事業関連」と並ぶ収入の2本柱。代表関連事業の中で、男子のフル代表関連は黒字を9億7千万円と見込んでいたが、3億8千万円にとどまった。
 1試合の観客数は4万人と想定するが、2007年度に上回ったのは7試合中2試合。2003年度は12試合中9試合、2004年度は10試合中8試合、2005年度は8試合中5試合、2006年度は7試合全てが上回っていた。収入への影響は、例えば、2007年6月の国際親善試合2試合で入場料収入を4億2千万円と予想したものの、観客数計7万4千人弱だったため3億1千万円だった。
 代表関連事業は、採算のとれないユースなどの合宿、遠征を含むため全体で約7億円の赤字と見込んでいたが、赤字が15億円以上に膨れあがった。
 日本代表のユニホーム販売も伸び悩んでおり、代表関連グッズのロイヤルティー収入は当初見込みより1億5千万円少なかった。
 北京五輪出場権を獲得した当時の男子U-22代表も、2億6千万円の黒字を見込んでいたが1億6千万円の赤字だった。


無免許運転
 J1名古屋グランパスのブラジル人MFマギヌン(26)が25日、愛知・日進市内で自動車を運転中に一時停止義務違反、同時に無免許運転が発覚し、道路交通法違反で摘発されたことが26日、明らかになった。来日3年目のマギヌンはブラジルの運転免許証は保持も、日本での運転に必要な国際免許証は取得中。「無免許」と知りながら、体調を悪くした愛犬を動物病院に連れていくためにハンドルを握ったという。
 Jリーグは今季、不祥事やトラブル続き。4月には柏の当時、日本代表候補のMF茂原岳人が住居侵入と窃盗の罪で逮捕され、5月には鹿島の選手2人が酒気帯び運転を犯している。
 名古屋の久米一正ゼネラルマネジャーは「許されることではない。事実を重く受け止めている。深くお詫びしたい」とし、マギヌンに自宅謹慎を指示。Jリーグ再開の28日鹿島戦(瑞穂陸)の出場自粛も決めた。クラブとしての処分は後日発表されるが、罰金と複数試合の出場停止処分は確実とみられる。


金銭トラブル
 日本人帰化申請をしているJ1川崎フロンターレのブラジル人FWジュニーニョ(30)が、母国ブラジルで新居を巡る金銭トラブルに巻き込まれていたことが26日、明らかになった。
 休暇で帰国していたジュニーニョは当初の予定より1週間遅れの25日に来日し、この日から練習に合流。「いろいろ問題があって遅れた」と説明した。問題とは、2006年から故郷バイーア州に建設中の6ベッドルーム、3リビング、プール付きの大豪邸を巡る業者との金銭問題。帰国中はトレーニングもほとんどできず体重も2キロ減った。
 「筋肉が減った」ため28日の新潟戦は出場できず、クラブは今週いっぱいの2部練習を厳命した。庄子強化部長は「理由はどうあれ、準備を怠ったのは事実」と罰金も検討する考え。ジュニーニョは「遅れた分、チームに迷惑をかけた。早くコンディションを取り戻したい」と苦笑いだった。


超サカFLASH

マレーシア入り
 日本サッカー協会の小野剛技術委員長が26日、W杯アジア最終予選・組み合わせ抽選会のため、マレーシアのクアラルンプールに到着した。

練習合流
 ドイツブンデスリーガ、ボーフムMF小野伸二が26日、練習に合流し、ミニゲームにも出場した。

練習合流
 オランダエールディビジからの降格が決まっているVVVのMF本田圭佑が26日、チームの練習に合流した。

復帰
 スペインリーガエスパニョーラ、バレンシアに所属するポルトガル代表DFマルコ・カネイラ(29)が、古巣スポルティング(ポルトガル)に復帰することが26日、明らかになった。昨季スポルティングから加入したカネイラだが、国内リーグ19試合で先発出場を果たしたものの、来季のチーム作りにおいては戦力外との通告を受けていた。

獲得
 ポルトガルスーペルリーガのベンフィカは26日、レアル・マドリード(スペイン)からMFハビエル・バルボア(23)を獲得したと発表した。契約期間は4年で、移籍金は400万ユーロ(約6億7000万円)。

代表引退
 ユーロ2008(欧州選手権)準決勝で敗退したトルコ代表GKリュストゥ・レチベル(35)が26日、代表からの引退を表明した。代表118キャップを大会開幕当初は第2GKだったが、正GKのボルカン・デミレルの出場停止を受け、準々決勝のクロアチア戦、準決勝のドイツ戦と2試合でプレー。準々決勝のPK戦ではキック1本を止め、チームのベスト4進出に大きく貢献した。


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