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2008.06.30.MON
千葉合宿のU-23日本代表候補メンバー20名発表!!本日の超最新情報

INDEX

発表
千葉合宿(7月7〜9日・千葉県習志野市)のU-23日本代表候補メンバー20名発表!24歳以上のオーバーエージ枠にはMF遠藤保仁(G大阪)のみを選出!FW豊田陽平(山形)らが復帰し、MF水野晃樹(セルティック)らは落選!北京五輪の最終メンバー18名は7月14日発表!

11大会ぶり王者
ユーロ2008決勝
ドイツ0−1スペイン
スペインが自国開催の1964年大会以来、44年ぶり2度目の欧州王者!

4位浮上
J1第14節最終日
大分1−0神戸
FC東京1−1千葉
G大阪4−2札幌
G大阪は得意の打ち合いを制して3連勝で4位浮上!
J2第23節最終日
草津1−0鳥栖
山形2−1広島
甲府0−4湘南
愛媛1−1福岡
1位vs2位対決は山形が長谷川悠の2ゴールで逆転勝利!

本日の超サカFLASH
草津DF小林亮太(20)がアルビレックス新潟シンガポール(シンガポール)にレンタル移籍ほか


本文
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発表
 日本サッカー協会は本日30日、8月の北京五輪に出場するU-23(23歳以下)日本代表の候補合宿(7月7〜9日・千葉県習志野市)参加メンバー20名を発表した。24歳以上のオーバーエージ(OA)枠には遠藤保仁(G大阪)のみを選出。FW大久保嘉人(神戸)はメンバーに入らず、日本協会は招集を断念し、大久保の五輪出場はなくなった。
 大久保は、所属クラブのヴィッセル神戸が五輪派遣に難色を示していた。日本協会は反町監督らがこの日までに同クラブと交渉を重ねたが、事実上断念することになった。
 一方、A代表でW杯アジア3次予選を戦った安田理大(G大阪)、内田篤人(鹿島)が加わり、ケガで戦列を離れていた豊田陽平(山形)、岡崎慎司(清水)も復帰となった。一方、五輪予選で主力として活躍したMF水野晃樹(セルティック)やDF伊野波雅彦(鹿島)、MF上田康太(磐田)、FWエスクデロ・セルヒオ(浦和)らはメンバーから外れ、最終メンバー入りは絶望的となった。長友佑都(FC東京)は負傷で、J2の一部の選手は日程に配慮して今回は招集されなかった。
 反町康治監督はプレスリリースを通じて「今回のメンバーは、公式戦やケガ人を考慮し、現段階での北京五輪を見据えたベストメンバーを招集した。3日間の短い期間ではあるが、本大会に向け実りある合宿にしたいと思っている。北京オリンピック本大会のメンバー(18名)は、7月14日に記者会見で発表する」とコメントしている。
 U-23日本代表は7月24日にはホームズスタジアム神戸でU-23オーストラリア代表と、同29日には東京・国立競技場でU-23アルゼンチン代表と壮行試合を行う。
 U-23日本代表候補合宿メンバーは以下の通り。

U-23日本代表候補
GK:
山本海人(清水)
西川周作(大分)
DF:
水本裕貴(京都)
細貝萌(浦和)
青山直晃(清水)
森重真人(大分)
安田理大(G大阪)
内田篤人(鹿島)
吉田麻也(名古屋)
MF:
遠藤保仁(G大阪)
本田拓也(清水)
谷口博之(川崎)
梶山陽平(FC東京)
本田圭佑(VVV)
梅崎司(浦和)
FW:
豊田陽平(山形)
李忠成()
岡崎慎司(清水)
興梠慎三(鹿島)
森本貴幸(カターニャ)

【反町ジャパン、大久保招集せず 】
 「選ばなかったということ」。協会の小野技術委員長が説明した大久保がOA枠に入らない理由は非常に苦しかった。招集を望んで神戸と交渉を重ねた末に「選ばなかった」などありえない。話し合いが不調に終わり、断念したと考えていい。
 それでも小野委員長は神戸側との交渉について詳細は明かさず、「(反町)監督がこの選手を選んだということ」と返答した。「23歳以下の選手でも同じように交渉する」とも話し、誰でも起こりうるケースであることを強調した。
 もし、招集に難色を示した神戸の意向を聞き入れたことを認めれば、クラブ側が代表招集を拒否できる前例になりかねない。「選ばなかった」ということで悪循環を断ちたかったのが真相だ。
 前回アテネ五輪では、OA枠のFW高原が肺動脈血栓塞栓(そくせん)症で出場を見送った。今回はJリーグ強化担当責任者会議などで協会が説明を行いながらクラブの同意を得られず、不可抗力でさえない事情で反町監督の構想が崩れた。
 遠藤以外はOA枠を使わない方針が示された以上、FW陣に救世主が現れることはない。反町監督が5月のトゥーロン国際大会から指摘する「ゴール前の精度」克服は23歳以下の選手が担う。メダルの可能性は彼らが描く成長曲線にかかる。

【主力級の水野、伊野波にエスクデロも脱落】
 オーバーエージ枠が注目された五輪代表候補だが、その陰で水野や伊野波ら昨年の予選でチームを支えた主力級が相次いで脱落した。常連の上田(磐田)や5月のトゥーロン国際大会で活躍したエスクデロ(浦和)の名もなく、北京五輪へ向けた生き残り競争は一気に緊張感を増した。
 反町監督は「基本的に、この中から18人を選ぶ」と話しており、故障やJ2の日程を考慮された数人を除いては復帰は困難だ。これまでの貢献度よりも五輪で活躍できる可能性を重視したと言えるだろう。
 五輪代表発表は7月14日に決まった。7日からの合宿は選手がアピールできる本当に最後の機会だ。18名の狭き門を通過するのは誰か。非情の決断を迫られる反町監督が、間もなく2年間の集大成となるチームを結成する。

【遠藤「選んでもらえて光栄」】
 北京五輪男子の日本代表候補20名が発表され、24歳以上のオーバーエージ(OA)枠で初招集されたG大阪・遠藤保仁(28)は「限られた枠の中で選んでもらえて光栄に思う。反町監督の考えと、選手達の考えを合宿で把握できるようしっかりとコミュニケーションをとっていきたい」との談話を発表した。

【キャプテン、不選出は反町監督の判断】
 日本サッカー協会の川淵三郎キャプテンは本日29日、東京都内でラジオ番組に出演後、大久保の北京五輪代表入りがなくなったことについて「反町監督がそういう判断をした。それはそれでよしということ」と、最終的には監督の意向であると説明。神戸の強硬な選出拒否に押し切られたわけでないことを強調した。
 川淵キャプテンは「協会が選んだら、クラブは拒否できないという規定がある。そうでないと代表なんて成り立たない」と話した。

【招集断念受け神戸社長は淡々】
 日本協会が大久保の招集を断念したことを受け、神戸の安達社長は「メンバー発表の直前に連絡があった。(今後の招集は)もうないと思う」と淡々と話した。協会側との話し合いは、29日夜に電話で小野技術委員長に断りを入れたのが最後だったという。
 拒否の理由として挙げていた大久保の右膝の状態については「Jリーグは1週間に1回だから、何とかだましだましいけるんじゃないか」との見解を述べた。


11大会ぶり王者
ユーロ2008(欧州選手権)決勝結果

ドイツ0−1スペイン

会場:エルンスト・ハッペル・シュタディオン(ウィーン)
観衆:51428人
主審:ロゼッティ(イタリア)
天気:晴れ
気温:27℃
湿度:44%
ピッチ:全面良芝

≪得点者≫
スペイン:トーレス33
≪出場メンバー≫
ドイツ
GK:
1.レーマン
DF:
3.フリードリヒ
17.メルテザッカー
21.メッツェルダー
16.ラーム
(46分2.ヤンセン)
MF:
7.シュバインシュタイガー
8.フリンクス
13.バラック(cap)
15.ヒツルスペルガー
(58分22.クラニー
20.ポドルスキ
FW:
11.クローゼ
(78分9.ゴメス)
スペイン
GK:
1.カシージャス(cap)
DF:
15.セルヒオ・ラモス
5.プジョル
4.マルチョナ
11.カプデビラ
MF:
6.イニエスタ
19.セナ
10.セスク
(63分14.シャビ・アロンソ)
8.シャビ・エルナンデス
21.シルバ
(66分12.サンティ・カソルラ)
FW:
9.フェルナンド・トーレス
(78分17.グイサ)

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超ユーロ2008特集

 オーストリアとスイスで共催のサッカーのユーロ2008(欧州選手権)は29日、ウィーン(オーストリア)で5万1428人の観客を集めて決勝が行われ、スペインがドイツを1−0で破り、自国開催の1964年大会以来、44年ぶり2度目の欧州王者に輝いた。強豪ながらワールドカップ(W杯)優勝経験がないスペインにとっては、久しぶりの大舞台での栄冠となった。
 サパテロ首相も観客席で見守る中、スペインは華麗なパス回しでリズムを掴んだ。前半33分、MFシャビのスルーパスに抜け出したFWフェルナンド・トーレスがGKをかわし、決勝点を決めた。ドイツは武器のスピードを抑えられ、後半にクラニー、ゴメスの両FWを相次いで投入したが実らず、大会最多となる4度目の優勝を逃した
 4点を挙げたスペインのFWビシャが大会得点王になった。
 次回2012年大会はウクライナとポーランドの共催で実施される。

スペイン・アラゴネス監督
「ボールキープとパスに長けた選手を集め、相手に止められにくいチームをつくり上げた。この優勝で今後の代表に対する期待感も上がるだろう」

スペイン主将GKカシージャス
「長年プレーしてきた代表でタイトルを手にするのは大きな目標だった。この達成感は言葉にできない」

ドイツ・レーヴ監督
「スペインは大会を通して質が高く、今日は特に素晴らしかった。今日のドイツは思ったほどチャンスに恵まれなかった。ここまでの歩みにはとても満足している」

【「永遠の優勝候補」を返上】
 「永遠の優勝候補」といわれたスペインからついに「候補」の2文字が消えた。攻守に完成度の高さを示して、欧州の頂点に立った。
 前半33分、ハーフウエー付近からセナ−シャビ−トーレスと一気に縦に結び、悲願の優勝を引き寄せるゴールが生まれた。エースは10分前にヘディングでポストを叩いていた。後半にもセルヒオ・ラモスやイニエスタらが次々にゴールを襲った。ボール支配率では下回ったが、それは無駄な横パスを省いて前へと素早くつないだからだ。シュート数は13−4と圧倒。アラゴネス監督は「手本となる攻撃を見せられた。誰もが認める優勝のはずだ」と目尻を下げた。
 スペインの名門レアル・マドリードは、最多9度の欧州制覇を誇る。バルセロナの2度と合わせた国別優勝回数でも首位に並ぶ。だが、代表は今回がわずか3度目の決勝進出。ワールドカップは4強が最高だ。
 各地域の民族意識が強く、バルセロナのあるカタルーニャ州は自治拡大を求め続ける。1つの旗の下にまとまりにくい国民性が代表不振の要因とされた。
 この日は国中が一体感に包まれただろう。カタルーニャ出身の司令塔の絶妙なパスから決勝点を奪ったマドリード生まれのエースは「代表でプレーできるのは光栄なこと。優勝で国民を喜ばせることができて誇りに思う」と弾けるような笑顔で言った。

【面目躍如のエース】
 スペインは長身FWフェルナンド・トーレスが執念のゴールを決めた。
 前半33分、シャビが出した縦パスに走り込み、相手DFを後ろから追い越してGKと1対1に。足元に飛び込まれたが、横に倒れた相手の上を抜く浮き球シュートを左隅に流し込んだ。
 今季、イングランドプレミアリーグの名門リバプールに移籍し、24得点でランキング2位と活躍。今大会は得点王候補の筆頭だったが、ここまでわずか1点だった。
 大一番で結果を出し、面目躍如。「ニーニョ(少年)」の愛称を持つ24歳は「最も面白いサッカーをしたチームが優勝した。見る人に夢を与えられた」と喜んだ。

【決勝欠場の得点王ビジャ】
 スペインのビジャは4ゴールで得点王に輝いたが、決勝は故障で欠場した。「残念だけど、チームメートが優勝カップをプレゼントしてくれると信じている」と話していた26歳はベンチから戦況を見詰めたが、優勝セレモニーではチームの中央に立って優勝杯を掲げた。
 グループリーグ初戦でロシア相手にハットトリックを決め、プラティニ(フランス)が保持する大会記録の9点に届くかと期待された。だが準決勝でのFKで右脚を痛め、不完全燃焼で大会を終えた。

【アラゴネス監督、辞意撤回し続行?】
 アラゴネス監督の記者会見で、同監督の去就に関する質問をチーム広報が遮った。スペイン記者の間では、69歳の指揮官は表明していた辞意を撤回するだろうとの見方が強い。
 今大会は負けなしで、同監督の指揮の下で2006年11月から続く無敗記録は22試合に伸びた。決勝点のフェルナンド・トーレスは、かつて所属クラブでも指導を受けた。「父のような存在で、辞めてしまうのは残念」と話した。

【ドイツ、また頂点逃がす】
 0−1で残り時間は15分になろうとした時に、サポーター席からドイツ国歌が流れた。だが、逆境でこそ強さを発揮してきたチームは奮い立つこともできなかった。
 「思ったほど好機に恵まれなかった」とレーヴ監督は言う。シュート数がわずか4本だから当然だ。攻勢だったのは立ち上がりだけ。中盤を支配されると、リズムが狂いミスを連発した。
 高さで上回るため、セットプレーに活路を見い出そうとした。だが正確性を誇るシュバインシュタイガーのFKは味方に合わず、ゴールラインを割った。
 後半にクラニー、ゴメスと長身FWを投入しても、相手の堅守を崩すことはできなかった。レーヴ監督は「スペインの選手の資質を認めなければならない。技術的に素晴らしかった」と、完敗を認めた。
 最多3度の優勝を誇るも1996年大会以来、あと一歩のところで大舞台の頂点を逃し続けている。W杯でも2002年日韓大会は2位、自国開催の2006年大会は3位、そして今大会は2位。常勝軍団の復活はならなかった。

【大不振に終わったゴメス】
 ドイツのFWゴメスは父親の母国相手に思うような仕事ができなかった。後半途中から出場したものの、シュートすら打てず、全く存在感を示せなかった。
 今季はシュツットガルト(ドイツ)で活躍し、ブレークが期待されたが大不振。ドイツ、スペインの両国籍を持ち「闘牛士」とも称されるストライカーは、1得点もできないまま大会を終えた。

【ユーロ2008総括】
 サッカーのユーロ2008(欧州選手権)は29日、スペインが44年ぶり、2度目の優勝を遂げて終了した。「無敵艦隊」の愛称とは裏腹に、期待外れが続いてきたスペインだが、躍進の背景には今回主力となった若手がハイレベルな経験を積んだ成果がある。
 2季前にシャビ、イニエスタが所属するバルセロナが欧州を制覇し、トーレス、セスクは最高峰イングランドプレミアリーグで結果を出している。もともと、ユース年代の世界大会ではアルゼンチン、ブラジルと並ぶ好成績を残しており、ようやく結果に結び付いた。17歳のボジャン(バルセロナ)ら新鋭も控えており、優勝を機に上昇傾向に弾みが付きそうだ。
 準優勝ドイツはスピードや連係を生かす方向性は示したが、要所では力任せの部分が多い。今後の強化継続が待たれる。
 大会全体では、スペインを筆頭に攻撃的チームが増え、劇的な試合も多かった。だが、堅守速攻という新境地を見せたオランダ、クリスティアーノ・ロナウドを擁したポルトガルは、内容に反して8強止まり。イタリアは守備の要、カンナバーロ主将を直前の負傷で欠いた不運はあったが、フランスとともに世代交代の必要性を感じさせた。
 ヒディンク監督の手腕にも導かれ、若きロシアは4強入り。中盤に有能な人材が揃うクロアチアも魅力的だった。2大会連続の8強は2チームのみで、初めてベスト4入りしたトルコがドイツと互角以上に戦うなど、実力差は全体的に縮まった印象だ。
 新シーズンに入ってすぐに、2010年ワールドカップ予選が始まる。今回、予選敗退したイングランドの巻き返しなど、新たな戦いも注目される。

【ユーロの拡大路線は継続】
 サッカーのユーロ2008(欧州選手権)は29日、スペインの44年ぶりとなる優勝で閉幕した。オーストリアとスイスが舞台となった祭典は、史上2度目の共催大会。欧州サッカー連盟(UEFA)のプラティニ会長は決勝前の28日に「最高の大会になった」と自賛した。
 UEFAによると、前回のポルトガル大会に比べ、テレビの放送権料やスポンサーからの収入は約56%増。経費を差し引いた最終的な利益も約5%上回った。五輪、ワールドカップ(W杯)に次ぐ巨大スポーツイベントとなった現状では、設備やサッカーを取り巻く環境が整った国・地域以外での単独開催は容易ではないが、2カ国なら可能との一例を示した。
 UEFAのテーラー事務局長は「W杯同様、サッカーのために収益を生み出す一大イベントだ」とあらためて大会の位置付けを示した。
 4年後の次回大会もポーランドとウクライナの共催。参加チーム数は16から20〜24に増やす案が出ており、拡大路線が継続される見通しだ。


4位浮上
J1第14節最終日結果

大分1−0神戸
(九石ド・18733人)
≪得点者≫
大分:森重41

FC東京1−1千葉
(味スタ・27976人)
≪得点者≫
FC東京:佐原39
千葉:レイナウド68

G大阪4−2札幌
(万博・14039人)
≪得点者≫
G大阪:バレー5、36、ルーカス67、山口84
札幌:西嶋23、柴田76

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Jリーグディビジョン1
順位表&得点ランキング


 J1第14節最終日は29日、万博記念競技場などで残りの3試合が行われ、ガンバ大阪はバレーの前半の2得点などでコンサドーレ札幌に4−2と快勝、3連勝で勝ち点を25として4位に浮上した。札幌は17位。
 FC東京はジェフ千葉に追い付かれて1−1で引き分け、同24で5位に後退した。千葉は最下位で変わらず。
 大分トリニータは前半41分の森重の得点を守り、1−0でヴィッセル神戸に勝って勝ち点20の8位となった。神戸は16位に転落した。

【大分・森重が決勝弾で五輪代表へ手応え】
大分1−0神戸
(九石ド・18733人)
≪得点者≫
大分:森重41
≪出場メンバー≫
大分
GK:
1.西川周作
DF:
4.深谷友基
6.森重真人
22.上本大海
MF:
2.小林亮
(62分33.藤田義明)
3.ホベルト
5.エジミウソン
8.金崎夢生
(88分25.小林宏之)
11.鈴木慎吾
FW:
10.ウェズレイ
19.前田俊介
(70分20.高橋大輔)
神戸
GK:
1.榎本達也
DF:
25.石櫃洋祐
2.小林久晃
4.北本久仁衛
20.鈴木規郎
MF:
8.栗原圭介
(80分11.松橋章太)
18.田中英雄
6.金南一
(46分26.松岡亮輔)
10.ボッティ
(46分17.吉田孝行)
FW:
9.レアンドロ
13.大久保嘉人

 北京五輪代表候補発表前の最後の試合でアピールに成功した。決勝ゴールに加え、チームの無失点勝利に貢献。大分の森重は「自信になった。(五輪代表入りへの)アピールとしては良かった」。
 前半41分、FKから上本のヘッドがバーに弾かれたところに詰めて先制点を奪った。「(ボールが)うまくこっちに来てくれた」と話したが、打点の高いヘッドによるゴールは、セットプレーでの攻撃力を武器にする森重らしさが発揮された場面だった。守っても日本代表の大久保にシュートを打たせず、ほぼ完璧に抑え込んだ。
 大分では守備ラインの中央で構えるセンターバックだが、五輪代表の試合では守備的MFやサイドバックとしても起用され、柔軟性を見せた。「後悔しないようにできた。あとは待つだけ」。五輪代表入りへ、手応えを掴んだようだった。

★神戸・大久保は「完敗」
 神戸は攻撃が不調で、6試合ぶり(ナビスコ杯を含む)の敗北を喫した。松田監督は「勝ちたかったが、残念な結果に終わった」と力なく話した。
 序盤からボールはキープするものの、大分守備陣を崩せず、前半終了間際にセットプレーから失点。後半は選手を入れ替えて攻勢に出たが、FW陣までなかなかボールが回らず、決定機は少なかった。前線で孤立したエース大久保は「攻撃は全くできていない。完敗」と肩を落とした。

【千葉は引き分けで最下位変わらず】
FC東京1−1千葉
(味スタ・27976人)
≪得点者≫
FC東京:佐原39
千葉:レイナウド68
≪出場メンバー≫
FC東京
GK:
1.塩田仁史
DF:
25.徳永悠平
3.佐原秀樹
8.藤山竜仁
17.金沢浄
MF:
6.今野泰幸=7分一発退場
10.梶山陽平
15.エメルソン
22.羽生直剛
(74分30.大竹洋平)
FW:
13.平山相太
(82分24.赤嶺真吾)
9.カボレ
(79分32.近藤祐介)
千葉
GK:
1.立石智紀
DF:
2.坂本將貴
14.池田昇平
41.戸田和幸
(57分18.巻誠一郎)
4.ボスナー
31.青木良太
MF:
7.工藤浩平
3.斎藤大輔
(67分16.谷澤達也)
6.下村東美
FW:
10.レイナウド
(89分20.苔口卓也)
11.新居辰基

 最下位の千葉は、試合のほとんどを1人多い状態で戦いながら勝ち点3を得られなかった。
 コンディション面を考慮され、ベンチスタートだった巻は「あれだけ後ろに人が余っていたのに、リスクを冒せていなかった」と歯がゆい思いで見つめていたという。1点を追う後半に途中出場すると攻撃にリズムをもたらし同点に。しかし、勝利にはつながらず「勝ち点3を取れるチャンスがあったのに…」と悔しがった。

★FC東京・佐原がJ1初ゴール
 FC東京のDF佐原がJ1で初ゴール。前半39分、羽生の左CKを頭で合わせた。
 粘り強い守備でも奮闘していたが、後半23分の失点時には左まぶたを負傷し、ピッチ外で治療していた。佐原は「自分が(ピッチに)いたら守れた」と悔しがった。

【今季初の4得点で4位浮上】
G大阪4−2札幌
(万博・14039人)
≪得点者≫
G大阪:バレー5、36、ルーカス67、山口84
札幌:西嶋23、柴田76
≪出場メンバー≫
G大阪
GK:
22.藤ヶ谷陽介
DF:
21.加地亮
2.中澤聡太
5.山口智
13.安田理大
MF:
27.橋本英郎
17.明神智和
(86分20.倉田秋)
7.遠藤保仁
10.二川孝広
(72分30.山崎雅人)
FW:
9.ルーカス
18.バレー
(83分6.福元洋平)
札幌
GK:
28.高木貴弘
DF:
19.坪内秀介
35.箕輪義信
32.柴田慎吾
6.西嶋弘之
MF:
7.藤田征也
(70分13.中山元気)
15.クライトン
18.芳賀博信
22.西大伍
(61分8.砂川誠)
FW:
10.ダヴィ
11.アンデルソン
(81分24.西谷正也)

 G大阪はバレーの前半の2得点などで札幌に4−2と快勝、3連勝で勝ち点を25として4位に浮上した。
 G大阪にとってはホームで格下相手。西野監督は「非常にネガティブにとらえている」と試合後はすっきりしない表情だったが、今季リーグ戦では初めての4ゴールで快勝。これで首位の浦和と勝ち点1差に迫った。
 前半はバレーが強引に、泥臭く2得点を決め、2−1でハーフタイムを迎えた。だが、西野監督は「このままでは危険」と攻撃のギアをさらに上げるように指示した。
 それに応えた。後半22分に遠藤が相手をあざ笑うかのような切り返しからのパスでルーカスのゴールを演出。1点差とされた39分には、遠藤が蹴ったFKを山口が頭で合わせて勝負を決めた。
 久々にG大阪らしい点の取り合いを制したが、不安材料も少なくない。遠藤や安田理が北京五輪代表に選ばれれば、夏場を主軸抜きで戦うことになる。さらに、肝機能の数値が高まっている播戸は検査入院し、復帰のめども立っていない。
 それでもチームの調子は着実に上向いてきた。遠藤は「入院生活は苦しいと思うけど、これが少しでも励みになればいい」と病床のチームメートに勝利を捧げた。

☆くいだおれ太郎が観戦
 7月に閉店する大阪・道頓堀の食堂「大阪名物くいだおれ」の看板人形「くいだおれ太郎」がG大阪vs札幌戦を、G大阪のユニホームを着て観戦した。
 G大阪側が招待した。試合前にはキックインのセレモニーを行うためにピッチに登場したが、タッチラインからボールを蹴ろうとして失敗。尻もちをついてしまうハプニングが起きた。おかみの柿木道子会長は「太鼓を叩くことは教えていたけれど、ボールを蹴ることまでは教えていなかったんで…」と苦笑いしながら釈明した。

★札幌・箕輪、ほろ苦デビューも高評価
 中断期間中に川崎から札幌に移籍した元日本代表の32歳、箕輪がセンターバックでフル出場した。
 4失点のほろ苦いデビュー戦となったが、三浦監督は「箕輪のレベルの選手を4人揃えれば、そう簡単に失点しないのでは」と高評価を与えた。本人は「今日は仕方ない。でもこのチームはもっとできると思う」と話した。

J2第23節最終日結果

草津1−0鳥栖
(正田スタ・2451人)
≪得点者≫
草津:後藤44

山形2−1広島
(NDスタ・4948人)
≪得点者≫
山形:長谷川44、84
広島:ストヤノフ5

甲府0−4湘南
(小瀬・7267人)
≪得点者≫
湘南:阿部6、田村32、リンコン83、85

愛媛1−1福岡
(ニンスタ・2916人)
≪得点者≫
愛媛:金守36
福岡:ハーフナー・マイク28

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Jリーグディビジョン2
順位表&得点ランキング


 J2第23節最終日は29日、NDソフトスタジアム山形などで残りの4試合が行われ、2位モンテディオ山形が長谷川の2得点で首位サンフレッチェ広島に2−1で逆転勝ちし、勝ち点を広島と7差の41とした。
 ザスパ草津がサガン鳥栖を1−0で破って5位浮上、鳥栖は6位となった。湘南ベルマーレはヴァンフォーレ甲府に4−0で圧勝した。アビスパ福岡と愛媛FCは1−1で引き分けた。


超サカFLASH

退団
 J2福岡は本日、FWグリフィス(28)とのレンタル移籍期間が満了し、契約を更新しないと発表した。

レンタル
 J2草津は本日、DF小林亮太(20)がアルビレックス新潟シンガポール(シンガポール)にレンタル移籍すると発表した。期間は11月30日まで。

退団
 J2熊本は本日、DF佐藤祐介(26)が契約満了に伴い退団すると発表した。

開催地変更案準備
 国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長が29日、2010年ワールドカップ(W杯)を南アフリカで開催できなくなった場合の準備をしていることを初めて認めた。同会長は「準備をしていないのでは会長としては無責任だ。開催地変更は自然災害が起こった場合に限る」と話した。


[提携サイト]
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