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2009.05.02.SAT
J1第9節、鹿島は千葉に快勝して首位堅守!!本日の超最新情報

INDEX

首位堅守
J1第9節
山形0−0
磐田1−0神戸
大分1−3G大阪
横浜M2−1川崎
千葉0−2鹿島
京都0−1名古屋
広島0−0清水
浦和1−0新潟
FC東京3−2大宮
鹿島は快勝して首位堅守!浦和は終了間際の闘莉王の劇的決勝ヘッドで2位キープ!FC東京は石川直宏のハットトリックで9位浮上!最下位大分は泥沼6連敗!
J2第12節
水戸2−0鳥栖
栃木0−4富山
湘南1−0C大阪
熊本1−1岡山
岐阜0−0東京V
横浜FC1−2徳島
草津0−3仙台
愛媛2−0甲府
福岡0−0札幌
首位天王山は湘南が競り勝って首位奪還!仙台は完勝して3位浮上!

フル出場
オランダ2部リーグ第37節
AGOVV2−1VVV
本田圭佑はフル出場!試合後には来季に向けた移籍を示唆!

欠場
ドイツブンデスリーガ第30節
ボーフム0−2ハノーバー
右膝負傷中の小野伸二は欠場!

受け入れも拒否
リベルタドーレスカップに出場しているメキシコの2チームが新型インフルエンザの影響で開催できなくなったホームゲームの代替開催の候補地だったコロンビアとチリから受け入れを拒否!

来年2月前後
10月の実施を目指していた日本と韓国の代表戦は来年2月に東京で開催される東アジア選手権前後に実施!

本日の超サカFLASH
鹿島DF内田篤人が慢性的な疲労のために本日行われた千葉戦を欠場ほか


本文
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首位堅守
J1第9節結果

山形0−0
(NDスタ・11071人)

磐田1−0神戸
(ヤマハ・12132人)
≪得点者≫
磐田:前田39

大分1−3G大阪
(九石ド・19306人)
≪得点者≫
大分:家長23
G大阪:レアンドロ38、チョ・ジェジン47、63

横浜M2−1川崎
(日産ス・28016人)
≪得点者≫
横浜M:山瀬功21、坂田44
川崎:レナチーニョ87

千葉0−2鹿島
(フクアリ・17009人)
≪得点者≫
鹿島:野沢15、小笠原50=PK

京都0−1名古屋
(西京極・10950人)
≪得点者≫
名古屋:ダヴィ41

広島0−0清水
(広島ビ・14584人)

浦和1−0新潟
(埼玉・50284人)
≪得点者≫
浦和:闘莉王89

FC東京3−2大宮
(味スタ・18886人 )
≪得点者≫
FC東京:石川4、25、57
大宮:内田36、マト67

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Jリーグディビジョン1
順位表&得点ランキング


 J1第9節は本日2日、フクダ電子アリーナなどで全9試合が行われ、鹿島アントラーズがジェフ千葉に2−0で快勝し、勝ち点を20に伸ばした。
 浦和レッズは試合終了間際にDF闘莉王が決勝点を挙げ、アルビレックス新潟に1−0で辛勝。鹿島と勝ち点で並び、得失点差での2位をキープした。京都サンガに1−0で勝った名古屋グランパスが同17で3位に浮上した。
 ガンバ大阪は大分トリニータに3−1で逆転勝ちし、大分は6連敗となった。ジュビロ磐田は1−0でヴィッセル神戸を振り切り、神奈川ダービーの横浜F・マリノスvs川崎フロンターレは、横浜Mが2−1で逃げ切った。FC東京は石川のハットトリックで3−2で大宮アルディージャを振り切った。
 モンテディオ山形vs柏レイソル、サンフレッチェ広島vs清水エスパルスは、ともに0−0で引き分けた。

J2第12節結果

水戸2−0鳥栖
(笠松・2405人)
≪得点者≫
水戸:菊岡19=PK、荒田69

栃木0−4富山
(栃木グ・5900人)
≪得点者≫
富山:舩津22、木本40、42、松下86

湘南1−0C大阪
(平塚・10376人)
≪得点者≫
湘南:中村33

熊本1−1岡山
(熊本・4776人)
≪得点者≫
熊本:木島68
岡山:小林28

岐阜0−0東京V
(長良川・4860人)

横浜FC1−2徳島
(ニッパ球・4243人)
≪得点者≫
横浜FC:三浦淳52
徳島:羽地44、佐藤89

草津0−3仙台
(正田スタ・7406人 )
≪得点者≫
仙台:エリゼウ50、マルセロ・ソアレス69、88

愛媛2−0甲府
(ニンスタ・3497人)
≪得点者≫
愛媛:内村1、赤井83

福岡0−0札幌
(レベスタ・8552人)

NEW!
Jリーグディビジョン2
順位表&得点ランキング


 J2第12節は本日2日、平塚競技場などで全9試合が行われ、首位争いするチーム同士の対戦は湘南ベルマーレがセレッソ大阪に1−0で競り勝ち、2節ぶりに首位の座を奪い返した。
 ベガルタ仙台は3−0でザスパ草津に快勝し、5連勝で3位に上がった。ヴァンフォーレ甲府は0−2で愛媛FCに敗れた。水戸ホーリーホックは2−0でサガン鳥栖を破り、カターエ富山は栃木SCに4−0で完勝した。徳島ヴォルティスは2−1で横浜FCに競り勝った。
 ロアッソ熊本vsファジアーノ岡山は1−1、FC岐阜vs東京ヴェルディは0−0でともに引き分けた。

J1第9節徹底詳細

【山形、攻め手封じられドロー 】
山形0−0
(NDスタ・11071人)
≪出場メンバー≫
山形
GK:
1.清水健太
DF:
20.小林亮
3.レオナルド
23.石井秀典
13.石川竜也
MF:
16.キム・ビョンスク
14.宮本卓也=27分
17.佐藤健太郎=89分
19.秋葉勝
(84分6.宮崎光平)
FW:
15.長谷川悠=44分
(77分7.宮沢克行)
11.北村知隆
(81分29.廣瀬智靖)

GK:
33.菅野孝憲
DF:
23.藏川洋平
5.古賀正紘
3.近藤直也
13.小林祐三
MF:
28.栗澤僚一
18.山根巌
(69分9.北嶋秀朗)
34.杉山浩太
FW:
15.菅沼実
(88分29.比嘉厚平)
20.李忠成
(82分8.澤昌克)
27.大津祐樹

 ここまで5得点の長谷川が厳しいマークに遭い、山形は攻め手を限定された。柏から山形に期限付き移籍中のエースはシュートなしに終わり「次に柏とやる時はもう少し(良いところを)見せたい」と悔しそうだった。
 前節に右太ももを痛めた古橋の欠場が攻撃面では響いた。さらに、この日は長谷川が右足首をひねって後半途中で退き、試合後はつえを突きながらバスへ。「大丈夫だと思う」と気丈だったが、チームにとっては心配の種が増えてしまった。

★柏、今季初の無失点
 柏にとっては今季初の無失点だった。山形の攻撃を引っ張る長谷川を激しいマークで封じたDF古賀は「長谷川をつぶせば大丈夫、という感じだった。勝ち点を取れたのは良かったのかな」と話した。
 もっとも、優位に運びながらの引き分けに高橋監督は「ちょっと残念なゲーム」。前節ようやく今季初勝利を挙げたものの、勢いには乗れず「中2日でこの暑さもあり、動きは良くなかった」と渋い表情だった。

【磐田、攻撃陣に手応え】
磐田1−0神戸
(ヤマハ・12132人)
≪得点者≫
磐田:前田39
≪出場メンバー≫
磐田
GK:
1.川口能活
DF:
5.駒野友一
6.那須大亮
3.茶野隆行
20.山本脩斗
MF:
16.ロドリゴ
23.山本康裕
11.西紀寛
(74分27.上田康太)
8.ジウシーニョ
(78分14.村井慎二)
FW:
33.イ・グノ
(86分17.犬塚友輔)
18.前田遼一
神戸
GK:
1.榎本達也
DF:
25.石櫃洋祐
4.北本久仁衛
14.宮本恒靖=22分
5.河本裕之
MF:
8.アラン・バイーア
26.松岡亮輔
(75分6.金南一)
18.田中英雄
10.ボッティ
(46分22.馬場賢治)
FW:
21.茂木弘人
(46分9.マルセウ)
17吉田孝行

 磐田は何度も神戸ゴールに襲いかかった。前田、李根鎬の2トップに、左MFに配置したジウシーニョが流動的に動く布陣が機能した。決勝ゴールを決めた前田は「2人とも前に出る力が強く、やりやすい」と手応えを語った。
 シュート23本で1点止まりだったフィニッシュの精度が上がれば、さらに破壊力は増す。柳下監督は「2点目、3点目を決めないとこれから厳しくなっていく」と攻撃陣にさらなる要求をした。

★神戸はわずかシュート3本
 神戸はいいところがなかった。シュートはわずか3本。GK榎本が好セーブを連発しなければ何点取られたか分からないほど磐田の攻撃にさらされた。試合後は選手同士で意見を交わした。吉田は「言いたいことは言い合った。切り替えてやっていくしかない」と厳しい表情で話した。
 中2日の試合間隔が影響して運動量も少なかった。カイオ・ジュニオール監督は「選手は疲れている。(次節は)体力面も考えてメンバーを選びたい」と話した。

【レアンドロがクラブ新の7戦連続弾】
大分1−3G大阪
(九石ド・19306人)
≪得点者≫
大分:家長23
G大阪:レアンドロ38、チョ・ジェジン47、63
≪出場メンバー≫
大分
GK:
1.西川周作
DF:
22.上本大海
6.森重真人
25.小林宏之=86分
MF:
5.エジミウソン
33.藤田義明
20.高橋大輔
8.金崎夢生
11.鈴木慎吾
(84分21.東慶悟)
FW:
10.ウェズレイ
(72分9.森島康仁)
14.家長昭博
(72分27.小手川宏基)
G大阪
GK:
22.藤ヶ谷陽介
DF:
27.橋本英郎
2.中澤聡太
5.山口智
19.下平匠
MF:
17.明神智和
7.遠藤保仁
16.佐々木勇人
(59分30.山崎雅人=85分)
9.ルーカス
FW:
18.チョ・ジェジン
(84分13.安田理大)
23.レアンドロ
(76分パク・ドンヒョク)

 G大阪が持ち前の攻撃サッカーを発揮、外国人が全得点を叩き出す活躍を見せて3−1でリーグ戦連勝。FWレアンドロはクラブ新記録となる公式戦7試合連続ゴールとなった。
 前半23分、2007年まで所属していた大分FW家長に先制を許したG大阪だったが、すぐにレアンドロのメモリアル弾で同点に追い付きハーフタイムに入った。後半早々、FWチョ・ジェジンがリーグ2戦連続となるゴールで勝ち越すと、後半18分にもゴールを挙げて突き放し、2005年から4連勝中の大分相手に完勝劇を演じた。

【G大阪、ボール支配し完勝】
 プレーのほとんどが大分陣内だった。ボールを支配し続け、完勝したG大阪の西野監督は「コンセプトを継続した結果。これがガンバのスタイル」と胸を張った。
 堅守が売りの大分に先制を許す展開だったが、J屈指の攻撃力を誇るイレブンは慌てなかった。前半38分、遠藤のパスに走り込んだレアンドロが大分守備陣同士が交錯してこぼれたボールを押し込んで同点。リーグ戦5試合連続ゴールの24歳は「引いたチーム相手に結果を出せて良かった。うれしい」と笑みを浮かべ、遠藤は「ボールは支配していたし、逆転できると思っていた」とさらりと言ってのけた。
 後半は徹底したサイドチェンジが功を奏した。同2分にチョ・ジェジンが左クロスのこぼれ球を押し込み、勝ち越しとなるJ通算50得点目を挙げた。同18分には右サイドからのクロスをヘッドで合わせ、51得点目を難なく奪った韓国出身の点取り屋は「ゴールへの欲より、チームの勝利が大事。コンビネーションも満足できる」とかみ合った攻撃陣に手応えを感じた様子。
 高いボール保有率で試合を進める“らしい”展開で今季2度目の連勝。なかなか波に乗れなかったチームのエンジンがかかってきた。

★大分はワースト6連敗
 大分はJ参入後ワーストとなる6連敗。シャムスカ監督は「(監督人生で)たぶん初めて。サッカーはそれが起こり得る競技だが…」と意気消沈した。
 先制点は奪ったものの、守備陣が持ちこたえられない。引いてゴール前を固める戦術が通用しなくなってきた。守備の要の森重は「研究されている?それはそうだと思う。選手全員で勝てない原因を探っている。早く(連敗を)抜け出さないと」と危機感をあらわにした。

★家長、古巣相手に移籍後初ゴール
 大分の家長が移籍後初ゴールを古巣相手に決めた。
 前半23分、金崎のスルーパスに抜け出し、左足を振り抜いた。ケガで昨季の大半を棒に振った22歳にとっては待望のゴールだったが、チームの不調に喜びも半減。「ガンバはやっぱり強かった。(対戦を)楽しみにしていたが、攻撃の形がつくれなかった」と反省の言葉を口にした。

【神奈川ダービー制して今季初の連勝】
横浜M2−1川崎
(日産ス・28016人)
≪得点者≫
横浜M:山瀬功21、坂田44
川崎:レナチーニョ87
≪出場メンバー≫
横浜M
GK:
21.飯倉大樹=30分
DF:
15.金根煥
3.松田直樹
(33分30.小椋祥平)
22.中澤佑二
MF:
5.田中裕介
17.兵藤慎剛
14.狩野健太=64分
(79分20.水沼宏太)
13.小宮山尊信
FW:
11.坂田大輔
9.渡邉千真
(86分29.長谷川アーリアジャスール)
10.山瀬功治
川崎
GK:
1.川島永嗣
DF:
19.森勇介
4.井川祐輔
13.寺田周平=38分
26.村上和弘
MF:
14.中村憲剛
18.横山知伸
(72分17.菊地光将)
6.田坂祐介
(46分34.レナチーニョ=89分)
FW:
15.矢島卓郎
(46分9.鄭大世)
10.ジュニーニョ
11.ヴィトール・ジュニオール

 3万人近い観衆を集めた“神奈川ダービー”は、ホームの横浜Mに軍配が上がった。今季初の2連勝に、木村監督は「これで波に乗れるかな」と笑みを浮かべた。
 前半21分、敵のゴール前にクリアボールが飛ぶ。裏のスペースに対して川崎守備陣のケアが散漫だと感じていた山瀬功は「何となく自分が取れそうだと思った」という。うまく球を受け、DFをブロックしながら右足を強振。先制点を奪った。
 前半終了間際には山瀬功の縦パスを受けた坂田がスピードでDFを振り切り、GKもかわして鮮やかな追加点。昨季わずか1得点だったFWは「連勝とゴールを狙っていたのでうれしい。去年の分も取り返したい」と充実感を漂わせた。
 一方の川崎は連戦の疲労からか、明らかに動きが鈍かった。坂田を封じられなかった寺田は「個人的に反省ばかり」とショックを隠せず、終盤に1点を返した中村も「何も言うことはない」と珍しく不機嫌だった。
 明暗を分けたダービーだが、双方とも上位に食い込んでいない分、盛り上がりは今一つ。リーグ優勝3度を誇る横浜Mと、近年強豪へ成長した川崎。10月の次戦は上位対決として相まみえたいところだ。

★関塚監督「勝ち切れてない」
 川崎の関塚監督は、「なかなか目標の上位に行けないが、その原因は?」と聞かれ、「勝ち切れていないからだと思う」と表情を曇らせた。この日も横浜Mをシュート数で14対9と上回りながら、相次ぐ決定機を決めきれず敗れた。
 後半開始早々にFW鄭とレナチーニョを投入し、同27分にはDF菊地を投入し、DF寺田をボランチに上げるなど、選手交代で打開を試みたが、反撃は後半42分のMF中村のゴールで1点返すにとどまった。同監督は「ペナルティーエリア内で、ゴールを決め切るのが大事」と悔やんだ。

【鹿島、主力不在も揺るがず】
千葉0−2鹿島
(フクアリ・17009人)
≪得点者≫
鹿島:野沢15、小笠原50=PK
≪出場メンバー≫
千葉
GK:
1.岡本昌弘
DF:
2.坂本將貴=40分
31.青木良太=49分
4.ボスナー
13.和田拓三
MF:
16.谷澤達也
10.工藤浩平
(55分5.アレックス)
6.下村東美=20分
9.深井正樹
(81分19.ミシェウ)
FW:
11.新居辰基=71分
(73分22.米倉恒貴)
18.巻誠一郎=4分
鹿島
GK:
21.曽ヶ端準
DF:
7.新井場徹
3.岩政大樹
(46分19.伊野波雅彦=74分)
4.大岩剛=89分
35.パク・チュホ
MF:
15.青木剛
40.小笠原満男
10.本山雅志
(69分14.増田誓志)
8.野沢拓也=26分
FW:
13.興梠慎三
(85分9.田代有三)
34.大迫勇也

 日本代表の内田が休養のためベンチから外れ、故障のエースFW、マルキーニョスもいない。それでも、鹿島の土台は揺るがなかった。
 勝利の中心にいたのは小笠原だ。前半15分、ゴール前でドリブルを仕掛けて相手DFを引きつけ、野沢の先制点をお膳立て。後半5分にはPKを落ち着いて決めた。主力が欠場する状況でも「うちは誰か1人に頼るサッカーはしていない。チャンスも多くつくれていたし、後ろもしっかり守れていた」と胸を張った。
 前節までの3試合は計2得点。リーグ戦とアジアチャンピオンズリーグを戦う強行日程の中で、明らかにチームは精彩を欠いていた。だが、この日は前線からプレスをかけてくる千葉をうまくいなし、効果的なサイドチェンジで好機を築いた。その起点となっていたのが、中盤の底でチームを支えた小笠原だった。
 リーグ戦、ACLともフル出場を続けていたDF岩政を後半は休ませた。疲労と戦う選手に配慮するオリベイラ監督の采配も光る。「パス構成力でうちが上回っていた。連戦の中、アウェーで勝てたことは喜ばしい」。指揮官は会心の笑みだった。
 なお、ベンチを外れた鹿島の日本代表DFの内田は病院で検査を受け、「軽い胃炎」と診断された。内田は疲労の蓄積を考慮され、この日は休養していた。オリベイラ監督は「大きな問題には発展していない」と話した。

★千葉、ホームでまた勝てず
 千葉は相手を上回る21本のシュートを放ちながら無得点。ただ、鹿島を完全に崩した場面はほとんどなく、巻は「ちょっとしたことの差が(鹿島との)順位の差になっていると思う」と悔しさをにじませた。
 ホームでは2分け3敗と依然勝利なし。ミラー監督は「選手は全力を出していい試合をしたが、少しの差が勝敗を分けた」と話した。

【ピクシーが杉本のクロスを絶賛】
京都0−1名古屋
(西京極・10950人)
≪得点者≫
名古屋:ダヴィ41
≪出場メンバー≫
京都
GK:
21.水谷雄一
DF:
24.増嶋竜也
4.水本裕貴=89分
14.李正秀
6.染谷悠太
MF:
22.渡邉大剛
16.安藤淳
7.佐藤勇人
11.林丈統=28分
(67分8.中谷勇介)
FW:
20.パウリーニョ
(57分金成勇=64分)
10.ディエゴ
(73分18.加藤弘堅)
名古屋
GK:
1.楢崎正剛
DF:
32.田中隼磨
4.吉田麻也
5.増川隆洋=59分
6.阿部翔平
MF:
10.小川佳純
24.福島新太
(71分18.津田知宏)
7.中村直志
(82分28.田口泰士)
3.山口慶
FW:
9.ダヴィ
19.杉本恵太=81分
(83分2.竹内彬)

 名古屋がアウェーで京都を下した。前半41分に、FW杉本がスピードを生かし、右サイド深くで相手を交わし中央で待つFWダヴィに完璧なクロスを送ってエースの得点をアシスト。この1点を守り切った。
 今季リーグ初先発の杉本の勝利につながる働きを、ストイコビッチ監督も「最高のクロスだった」と絶賛した。
 良きパパでもある家族思いの杉本にとって、3日は愛妻楓さんと次女清良(きよら)ちゃんの誕生日。「(1日早い)ゴールをプレゼントすると言って来たんですけど…。アシストでも許してくれますよね」と笑顔で話した。

★4連敗の京都「歯を食いしばる」
 京都はしぶとく守って名古屋の攻撃を抑え続けたが、失点の場面は一瞬の隙を突かれた。加藤監督は「最終ラインの厳しさが足りなかった」と嘆いた。
 攻撃陣は最後まで得点できず、これで4連敗となった。加藤監督は「上昇のきっかけがほしかったので、この結果は残念。結果が出るまで歯を食いしばってリーグ戦に臨みたい」と必死な様子で話した。

【広島、4戦連続ドロー】
広島0−0清水
(広島ビ・14584人)
≪出場メンバー≫
広島
GK:
34.中林洋次
DF:
24.森脇良太
2.ストヤノフ
5.槙野智章
MF:
14.ミキッチ
(77分33.楽山孝志)
8.森崎和幸
6.青山敏弘
17.服部公太
15.高萩洋次郎
(72分35.中島浩司)
10.柏木陽介
(84分39.久保竜彦)
FW:
11.佐藤寿人
清水
GK:
21.西部洋平
DF:
14.高木純平
3.青山直晃=64分
5.岩下敬輔
2.児玉新
MF:
6.マルコス・パウロ
(82分11.原一樹)
7.伊東輝悦=57分
17.山本真希
10.藤本淳吾
(75分15.辻尾真二)
FW:
18.ヨンセン
(63分9.永井雄一郎)
23.岡崎慎司=89分

 広島は引いて守る相手を攻め切れず、2試合連続の無得点。何度も好パスを出した柏木は「J2でやってきたことを生かさないと。守備を固められている中でも点を奪えるチームだと信じている」と振り返った。
 引き分けも4試合連続となり、勝ち切れない試合が続いている。それでもエースの佐藤寿は「負けていないというのはポジティブに考えたい。そんなに悪くない」と前向きだった。

★敵地引き分けに及第点
 清水は積極的に攻めてくる広島に対して守備に追われる時間が多く、攻撃も得点源の岡崎を封じられて無得点。試合後には不満に思ったサポーターからゴールを求めるコールも起こった。
 ただ、長谷川監督は敵地での引き分けに及第点。「ホームの広島相手に今季、圧倒できたチームなどない。守備陣はよく踏ん張ってくれた」と評価した。

【闘莉王が決勝ヘッド】
浦和1−0新潟
(埼玉・50284人)
≪得点者≫
浦和:闘莉王89
≪出場メンバー≫
浦和
GK:
23.都築龍太
DF:
6.山田暢久
2.坪井慶介
4.田中マルクス闘莉王
3.細貝萌
MF:
13.鈴木啓太
22.阿部勇樹
34.山田直輝=34分
(70分8.三都主アレサンドロ)
10.ポンテ=81分
FW:
24.原口元気
(54分19.高原直泰)
17.エジミウソン
新潟
GK:
1.北野貴之
DF:
17.内田潤
5.千代反田充=84分
6.永田充
29.ジウトン=89分
MF:
15.本間勲
10.マルシオ・リシャルデス=55分、==61分警告2枚
7.松下年宏
(68分20.チョ・ヨンチョル=89分)
FW:
11.矢野貴章
16.大島秀夫
(68分4.ディビッドソン純マーカス)
9.ペドロ・ジュニオール

 0−0のまま、後半のロスタイムは約4分が経過していた。最後のプレーかと思われた右CK。ゴール前で一際高く跳んだ浦和の背番号「4」が、頭でボールを捕らえた。「勝つことしか考えていなかった。最後の最後に入れられて良かった」(闘莉王)。GKの脇をすり抜けたシュートはゴール内に転がり、劇的な決勝点が生まれた。
 昨季は守備的MFやトップ下でもプレーし、チーム最多タイの11ゴール。もともと高い得点能力を備える。しかし今季はフィンケ監督の下で再生を図るチームにあってセンターバックに専念。持ち味の攻撃参加も自重してきた。9節での自身初ゴールに「遅い。今年は(攻め)上がるのも多くないし、これまでチャンスは片手で数えるほどだから」と苦笑する。
 チームは短いパスをつないで全員が連動するサッカーを掲げるが、どうしても1点が欲しい展開となれば、強引に得点を奪いにいく時間帯も出てくる。
 新潟の中盤のプレスに苦しみ、相手が1人少なくなってからも効果的な攻撃ができなかった一戦。闘莉王の高さと決定力が、そんなもどかしい展開に終止符を打った。

★新潟10人で踏ん張れず
 新潟は浦和との上位対決で、あと一歩のところで勝ち点を逃した。後半16分にマルシオ・リシャルデスが2度目の警告を受けて退場処分。1人少ない中で踏ん張っていたが、最後の最後に決勝点を許した。
 これでアウェーの浦和戦はJ1、J2、ナビスコ杯を合わせて9戦全敗。鈴木監督は「1人少なくなってから、勝ち点1を取ろうと頭の中に描いていたが…」と残念そうだった。

【石川1人で大宮倒した】
FC東京3−2大宮
(味スタ・18886人 )
≪得点者≫
FC東京:石川4、25、57
大宮:内田36、マト67
≪出場メンバー≫
FC東京
GK:
20.権田修一
DF:
25.徳永悠平=60分
4.ブルーノ・クアドロス
6.今野泰幸
5.長友佑都
MF:
10.梶山陽平
28.米本拓司=59分
18.石川直宏
(80分40.鈴木達也)
22.羽生直剛
(87分40.浅利悟=87分)
FW:
24.赤嶺真吾
9.カボレ
(81分13.平山相太)
大宮
GK:
21.江角浩司
DF:
25.土岐田洸平
6.片岡洋介=13分
3.マト
19.村山祐介
MF:
33.新井涼平
(67分11.藤本主税)
23.金澤慎
30.渡部大輔
(46分14.パク・ウォンジェ)
7.内田智也
(78分28.福田俊介)
FW:
13.藤田祥史
9.石原直樹

 FC東京の石川がハットトリックの大活躍を見せた。前半は鋭い飛び出しから右足で2ゴールを決めた、1点差になった後半12分にも右足で貴重なゴールを決めた。
 石川はプロになって初のハットトリックについて「意外とあっさりしていた」と笑う。各年代の日本代表を経験し、アテネ五輪にも出場して将来を嘱望されながら、伸び悩んでいた27歳の攻撃的MFが今季、再び輝こうとしている。
 後半12分のスローインのボールを、そのまま右足でたたき込んだ3点目は圧巻だったが、石川らしいゴールは前半の2点目だ。羽生のスルーパスに自慢のスピードを生かして飛び出し、右足で冷静に蹴り込んだ。
 自らドリブルをどんどん仕掛けて攻め込むのが持ち味だが、今季は味方選手とうまく連係を取って得点を重ねる。これまで1シーズンで最多だった5得点に、この試合で早くも並んだ。「勝つためのゴールを意識している」。そんな勝利への強い執着も、好調の要因になっている。

★大宮4連敗「修正する余裕がなかった」
 大宮が4連敗を喫した。押し込まれた時の守備がもろく、前半早々に失点し、張外龍監督は「あまりに早く点を入れられ、修正する余裕がなかった」と厳しい表情を見せた。
 前節から先発を7人入れ替えたが、悪い流れを止められなかった。ただ2試合連続で無得点が続いていただけに、指揮官は「2点入れて、前よりは気持ちの良い負け方」と前向きだった。


フル出場
オランダ2部リーグ第37節結果

AGOVV2−1VVV
≪得点者≫
AGOVV:ボギリ29、ウィレ88
VVV:コルダー85

 オランダ2部リーグ(ジュピラーリーグ)は1日、第37節が行われ、MF本田圭佑の所属するVVVフェンロは1日、アウェーでAGOVVに1−2で敗れた。本田はフル出場して後半の同点の起点となったが、無得点だった。VVVは4月24日に優勝と1部復帰を決めた。
 オランダのベアトリックス女王の健在を祝う4月30日のパレードに車が突っ込み死傷者が出た事件をいたみ、試合前に黙祷が捧げられ、選手は喪章をつけてプレーした。

【本田が移籍を示唆】
 サッカーのオランダ2部リーグでMF本田圭佑の所属するVVVフェンロは1日、アウェーでAGOVVに1−2で敗れた。本田はフル出場して後半の同点の起点となったが、無得点だった。
 試合後に本田が、来季に向けて移籍の可能性を示唆した。2部に降格しても応援してくれたサポーターに感謝しつつも、チームと自分の「お互いがいい思いをして出られるという、シーズン前に自分が求めていた形を実行できるチャンスが目の前にある」と話した。
 交渉状況について「しっかり話を進めたい。進んでいるか分からないが…。ゆっくり決めていきたい」と焦りはないようだ。


欠場
ドイツブンデスリーガ第30節結果

ボーフム0−2ハノーバー
≪得点者≫
ハノーバー:ブルヒンク12、バリッチュ32

 ドイツブンデスリーガは1日、第30節の1試合が行なわれ、MF小野伸二の所属するボーフムは、ホームでハノーバーに0−2で敗れた。4月18日の試合で右膝を痛めた小野は出場しなかった。
 ホームで13位ハノーバーと対戦した14位ボーフムは、前半12分にブルヒンクにゴールを許すと、32分にはバリッチュに決められ、そのまま0−2で敗れた。
 ボーフムの次戦は9日、アウェーでヘルタ・ベルリンと対戦する。


受け入れも拒否
 サッカーの南米クラブ王者を決めるリベルタドーレスカップに出場しているメキシコの2チームが1日、新型インフルエンザの影響で開催できなくなったホームゲームの代替開催の候補地だったコロンビアとチリから受け入れを拒否された。
 メキシコの2チームは16強に残っているが、ホームゲームの試合日程は未定。南米サッカー連盟は、アウェーでの試合を終えるまで判断を留保すると発表した。
 また国際サッカー連盟(FIFA)は2010年ワールドカップ(W杯)北中米カリブ海最終予選について、状況を見て判断すると発表した。メキシコは6月6日にアウェーでエルサルバドルと、同10日にホームのメキシコ市でトリニダード・トバゴと対戦する予定。


来年2月前後
 日本サッカー協会の犬飼基昭会長は1日、10月の実施を目指していた日本と韓国の代表戦について「時期的に今年は難しい」とした上で、来年2月に東京で開催される東アジア選手権前後に行いたいとの意向を示した。4月21日に韓国サッカー協会の趙重衍会長が日本協会を訪れて会談した際、実現に向けて合意したという。
 また、アジアサッカー連盟(AFC)のハマム会長とバーレーン・サッカー協会のサルマン会長が争うAFC選出の国際サッカー連盟(FIFA)理事選挙については、サルマン氏支持で韓国側と意見が一致。AFC加盟協会に同氏支持を求める書簡を送ったことを明らかにした。


超サカFLASH

スタメン
 スコティッシュプレミアリーグ、セルティックMF中村俊輔は本日行われるアバディーン戦でもスタメン出場する見込みとなった。

欠場
 J1鹿島DF内田篤人が慢性的な疲労のため本日行われた千葉戦を欠場した。過密日程のために休養を与えた。

全治3〜4週間
 J1川崎は本日、DF伊藤宏樹が左手甲の骨折により全治3〜4週間と診断されたと発表した。1日の練習中に負傷した。

欠場確実
 左太ももの腱の負傷のため離脱しているJ1浦和FW田中達也は10日に行われる川崎戦まで欠場することが確実になった。復帰は早くても16日に行われるG大阪戦となる見込み。

300試合出場
 J2水戸のGK本間幸司は本日の鳥栖戦(笠松)でJ2通算300試合出場を達成した。史上7人目。

全治2週間
 J2草津は本日、MF佐藤穣が左大腿直筋肉離れで全治約2週間と診断されたと発表した。29日の練習中に負傷した。

出場
 サッカー元日本代表の中田英寿氏(32)が 6月5日にイタリア・ローマで行われる世界選抜戦に出場することが1日、明らかになった。2000−2001年のローマのスクデット(セリエA優勝盾)獲得メンバーと1998年フランスW杯優勝のフランス代表メンバーが激突する世界注目の一戦。現役スターに混じり、日本代表として中田氏が凱旋する。

現役引退
 イングランドプレミアリーグのブラックバーンは1日、同クラブ所属の元トルコ代表MFトゥガイ・ケリモグル(38)が今季限りで現役を引退すると発表した。トゥガイは2001年にレンジャーズ(スコットランド)からブラックバーンに加入。同クラブで公式戦200試合以上に出場した。


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