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2009.12.05.SAT
本日の超最新情報
INDEX
★3連覇達成★
J1第34節(最終節)
山形0−0
横浜M
浦和0−1
鹿島
柏2−3
川崎
新潟1−1
FC東京
清水0−0
名古屋
G大阪2−0
千葉
神戸1−1
磐田
広島4−1
京都
大分1−1
大宮
鹿島が興梠慎三の決勝弾で競り勝って史上初の3連覇を達成!得点王は磐田FW前田遼一の20ゴール!
J2第51節(最終節)
仙台1−1
愛媛
水戸2−3
湘南
草津3−2
栃木
東京V2−2
札幌
横浜FC2−2
福岡
甲府2−1
熊本
富山2−0
岡山
岐阜2−1
徳島
鳥栖2−1
C大阪
3位湘南は2点差をひっくり返す大逆転勝利で11シーズンぶりのJ1昇格が決定!仙台はJ2初優勝が決定!
★グループE★2010年W杯南アフリカ大会グループリーグの組み合わせが決定!日本はオランダ、デンマーク、カメルーンと同じグループE!
★スイス合宿★
日本代表のW杯前の事前合宿は標高約1800メートルのザースフェー(スイス)で実施!
★251倍★
英国ブックメーカーが最新のW杯優勝オッズを発表!1番人気はスペインの5倍、日本は251倍で最下位は北朝鮮の2001倍!
★1G1A★
オランダエールディビジ第16節
VVV2−1ヴィレムU
AZ1−2フィテッセ
本田圭佑は1ゴール1アシストの大活躍!VVVは劇的逆転勝利!
★暫定3位浮上★
ドイツブンデスリーガ第15節
バイエルン2−1ボルシア・メンヘングラッドバッハ
バイエルンは2連勝で暫定3位浮上!
本日の超サカFLASH
甲府の安間貴義監督(40)が今季限りで退任ほか
本文
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★3連覇達成★
J1第34節(最終節)結果
山形0−0
横浜M
(NDスタ・12767人)
浦和0−1
鹿島
(埼玉・53783人)
≪得点者≫
鹿島:興梠66
柏2−3
川崎
(柏・10135人)
≪得点者≫
柏:フランサ69=PK、79
川崎:ジュニーニョ30=PK、鄭大世39、中村40
新潟1−1
FC東京
(東北電ス・33984人)
≪得点者≫
新潟:松尾89
FC東京:中村12
清水0−0
名古屋
(アウスタ・17218人)
G大阪2−0
千葉
(万博・20031人)
≪得点者≫
G大阪:遠藤28、58=PK
神戸1−1
磐田
(ホムスタ・15767人)
≪得点者≫
神戸:大久保34
磐田:イ・グノ62
広島4−1
京都
(広島ビ・19303人)
≪得点者≫
広島:佐藤8、65、盛田42、槙野60
京都:ディエゴ52=PK
大分1−1
大宮
(九石ド・22460人)
≪得点者≫
大分:高橋70
大宮:土岐田22
Jリーグディビジョン1
順位表&得点ランキング
サッカーのJリーグ1部(J1)は本日5日、埼玉スタジアム2002などで今季最終戦の全9試合が一斉に行われ、前節まで首位の鹿島アントラーズが浦和レッズを1−0で下し、史上初の3連覇を達成した。通算7度目の優勝は、Jリーグ最多記録を更新。1993年以降のナビスコカップ、天皇杯全日本選手権を合わせた鹿島の3大タイトル獲得数は13個となった。
逆転での初制覇の可能性を残していた川崎フロンターレはあと一歩及ばず、ナビスコ杯に続き、またも初タイトルを逃し、J1では3度目の2位となった。
5季連続で最終節にもつれたJ1優勝争いは、鹿島が浦和レッズと対戦。後半に興梠慎三が決勝点を挙げて競り勝ち、勝ち点を66として逃げ切った。川崎は柏レイソルを3−2で下したが、勝ち点64にとどまった。
今季の鹿島は堅守を生かして一時はトップを独走しながら、8月末からの5連敗で急失速。一旦は首位を明け渡したが、終盤の5連勝で川崎の追い上げを振り切った。
20ゴールのFW前田遼一(磐田)が2002年の高原(当時磐田=現浦和)以来7年ぶり、5人目(6度目)の日本人得点王となった。
【大きかった17戦連続無敗】
勝ち点63で首位の鹿島が浦和を下しJ史上初の3連覇。鹿島は通算7度目の優勝で、自らの持つ最多優勝記録も更新した。
3連覇へ苦しんだ時期もあった鹿島だが、第3節から第19節まで続いたJ1記録の17試合無敗が大きくものをいった。
開幕の浦和戦は2−0で完勝。好スタートを切ったかに見えたが、第2節の新潟戦で早くも敗れた。だが、昨季途中に左膝に大ケガを負った小笠原が第3節から先発に復帰すると、チーム状態が安定した。
17試合負けがなかった間は12勝5分けで、無失点が7、1失点が9試合。先制して手堅く守る攻守に隙のない戦いで、一時は2位と最大勝ち点10差をつけ、独走態勢を築いた。
しかし、夏場につまずく。第20節の広島戦で今季2敗目を喫すると、第24節の大宮戦からは泥沼の5連敗。運動量が落ち、早い時間帯に先制点を与える試合を重ねた。復調のきっかけを掴んだのは第29節の磐田戦。押されながらも無失点で引き分けに持ち込み、そこからチームを立て直した。
最後は5連勝。終盤の川崎、G大阪との激しい優勝争いの中で、過去2連覇した自信と経験の差で鹿島に一日の長があった。
【鹿島支えるぶれない軸】
一貫した強化体制と選手の高い意識。史上初の3連覇を達成した鹿島には、強さを支えるしっかりとした幹がある。
外国人選手を同じポジションに並べない、4−4−2の基本布陣。チーム創設時から貫く不変のスタイルだ。派手な補強はない。自前で選手をじっくり育て、足りない場所に必要な人材を補う。過去、国内の他クラブから日本選手を獲得したのは名良橋、大岩、新井場、伊野波の4人だけだ。
鈴木強化部長は「その年に勝つことを考えながら、常に3年先を見ている」と言う。2007年に10個目のタイトルを取るまで、4シーズン無冠の時期があった。だが、軸はぶれなかった。「過剰戦力はチームのプラスにはならない」(同部長)と安易な補強に走らなかった。
その分、選手間の激しい競争意識が、チームの底上げをした。入団時、数チームから誘われた内田は「練習を見て鹿島に決めた」と言う。勝つことを義務付けられたチームで生き抜くため、日々の練習は緊張感に包まれる。
もちろん、3連覇がゴールではない。チームを支える小笠原、本山、中田らは30歳を迎えた。「来季は世代交代。そうしないとお茶で言えば出がらしになってしまう」。鈴木部長はそう言った。
【興梠、気迫のダイビングヘッド】
気迫溢れるダイビングヘッドで決勝ゴールを決めた興梠は「1人1人が勝ちたい気持ちを前面に出していた。自分のゴールというか、みんなで勝ち取った1点」と満面の笑みだった。
前節の2ゴールに続き、自己最多を更新する12点目。目標としていた背番号の「13」には届かなかったが、今季は日本代表の常連にもなった。急成長を続ける快足FWが、充実のシーズンを有終の美で飾った。
【闘莉王「格好悪すぎる」】
浦和は今季を象徴するような敗戦だった。圧倒的に攻めながらも得点を奪えず、運動量が落ちた後半に失点。5万人を超すホームのサポーターの期待に応えられず、闘莉王は「また情けない試合をしてしまった。自分達の目の前で優勝されて、格好悪すぎる」とうなだれた。
海外移籍が濃厚な日本代表DFは、来季について「まだ何も決まっていない。1つ言えるのは自分から出て行くのではなく、レッズが自分を必要としていないということ」と語った。
【川崎、またも2位の涙雨】
勝つには勝ったが、川崎に朗報は届かなかった。終了の笛が鳴ると、中村は「ベンチから人が出てこないし、サポーターの雰囲気からも分かった」と、鹿島のリーグ制覇を感じ取った。森や谷口は崩れ落ち、またも2位に終わったイレブンに冷たい涙雨が降り注いだ。
初優勝のためには勝利が絶対条件だった。前半30分、ジュニーニョがPKを決め、さらに敵のミスを逃さず鄭大世の力技と、中村の狙い澄ましたシュートで加点。リーグ最強の攻撃陣を支える役者が揃い踏みし、前半だけで3−0とした。
埼玉スタジアムは0−0の均衡が続いていた。「もしかしたら」の期待は膨らんだが、鹿島が後半に1点を奪う。鄭大世は「うちがどうこうより、鹿島の勝負強さを称えたい」と素直に脱帽した。ここ一番で力を発揮する強さが優勝クラブとの差だ。選手は口々に、最下位だった大分に敗れて首位から陥落した前々節を悔やんだ。この取りこぼしが重く響いた。
関塚監督は「自分も含め、精神面で鍛えられる経験がまだ必要ということ」と話した。これで3度目の2位。川崎は、いつ無冠の歴史に終止符を打つのだろう。
J2第51節(最終節)結果
仙台1−1
愛媛
(ユアスタ・18835人)
≪得点者≫
仙台:エリゼウ65
愛媛:ジョジマール89
水戸2−3
湘南
(水戸・5500人)
≪得点者≫
水戸:中村20、森村21
湘南:田原30、阿部34、53
草津3−2
栃木
(正田スタ・5661人)
≪得点者≫
草津:都倉33=PK、山崎47、有薗52
栃木:川上76、稲葉80
東京V2−2
札幌
(味スタ・7560人)
≪得点者≫
東京V:井上17、永里24
札幌:石川67、西嶋89
横浜FC2−2
福岡
(日産ス・4470人)
≪得点者≫
横浜FC:早川39、難波72
福岡:大久保19、黒部87
甲府2−1
熊本
(小瀬・13104人)
≪得点者≫
甲府:金信泳2、23
熊本:小森田28
富山2−0
岡山
(富山・5406人)
≪得点者≫
富山:朝日65、長山79
岐阜2−1
徳島
(長良川・5042人)
≪得点者≫
岐阜:佐藤57、秋田68
徳島:ペ・スンジン11
鳥栖2−1
C大阪
(ベアスタ・8466人)
≪得点者≫
鳥栖:高地89、89
C大阪:船山8
Jリーグディビジョン2
順位表&得点ランキング
J2第51節(最終節)は本日5日、ケーズデンキスタジアム水戸などで全9試合が一斉に行われ、湘南ベルマーレが水戸ホーリーホックを3−2で下して勝ち点98で3位となり、来季のJ1復帰を決めた。湘南は過去最長となる11シーズンぶりのJ1舞台。また、すでにJ1昇格を決めているベガルタ仙台が初優勝を果たした。
湘南は前半、水戸に2点をリードされたが、すぐさま田原と阿部のFW陣のゴールで同点に追い付いた。さらに後半8分にはFW阿部がこの日2得点目となる値千金のヘディングシュートを決めて逆転し、3−2で水戸を退けた。湘南はJ1昇格の残り1枠を勝ち点1差で追うヴァンフォーレ甲府と争っていたが、最終節に勝利し自力で昇格を決めた。
首位の仙台は愛媛FCと1−1で引き分けたが、2位のセレッソ大阪がサガン鳥栖に1−2で敗れたため、仙台のJ2初優勝が決まった。
得点王はC大阪のMF香川真司(27ゴール)に決定した。
【湘南が11季ぶりJ1復帰】
元日本代表の中田英寿らが活躍し、Jリーグで存在感を示したのも今は昔。雌伏の時を越え、当時の「平塚」から名を変えた湘南が史上最長の11季ぶりにJ1に帰ってくる。
1999年、親会社が撤退し、経営規模はJ1最低の9億円へ半減。戦力を維持できずJ2へ転落した。クラブ存続の危機を迎える中、新会社で再出発し、7市3町をホームタウンとする「湘南」に生まれ変わった。
苦しい中でもJリーグの理念実現に尽力を続けた。NPO法人も設立し、フットサルやビーチバレーを抱える総合スポーツクラブへ転身した。依然クラブ経営は楽ではないが、小口ながらもスポンサーは着実に数を増やしてきた。
今も不況下で大分や岐阜など経営に苦しむクラブは数多い。その逆境を乗り越えた末のJ1復帰は、他クラブにも希望を与えるはず。湘南で10年プレーする坂本は「クラブが地道に努力してきたことが間違っていなかった。僕らはクラブみんなの思いを代表して戦ってきた」と胸を張った。
【坂本が男泣き「長かった」】
湘南が水戸を3‐2で下して勝ち点98で3位となり、来季のJ1復帰を決めた。11季ぶりのJ1復帰を告げるホイッスルが鳴り響くと、湘南サポーターの興奮は最高潮に。在籍10年、ずっと上を目指してきた坂本は「長かった。あきらめずにやってきた。それに尽きる」と男泣きした。
反町監督が「プレッシャーがあったのか、パニック状態だった」というように、選手の動きが硬く、前半20分、21分に立て続けに失点した。
だが、ここで指揮官が鍛えてきた精神的な強さを見せる。「これを乗り越えないとJ1に行けないという試練だと思った。だったらやってやろう」と阿部。波状攻撃を仕掛け、前半に2点を返すと、後半8分に坂本の右クロスに阿部が頭から飛び込み勝ち越し点を奪った。
ようやく戻る最高の舞台だが、当然、戦いは厳しくなる。反町監督は「J1では18番目のチーム。個の力を強くするために、ゼロから競争させていく」と口元を引き締めた。
【勝ち点1差で明暗】
12月の冷たい雨の下で懸命に応援した甲府サポーターの願いは叶わなかった。4位の甲府は熊本を下したが、3位の湘南も勝ったため、わずか勝ち点差1でJ1復帰を逃した。
今季限りでの退任の意向を示している安間監督は「51試合も戦っているので偶然ではない。この『1』をどう受け止めるか。上に行くチャンスに気づいてほしい」と来季の成長を願った。
【ライバル自滅で初優勝】
仙台は2位のC大阪の自滅に助けられ、初のタイトルを手にした。1−0の後半ロスタイムに失点。優勝が遠のいたかと思われたが、失意の直後にライバルが逆転負けの吉報が届いた。
手倉森監督は「一瞬目の前が真っ暗になったが、他会場の結果を知ってまたパッと明るくなった」と苦笑い。最終結果を確認すると、ベンチでスタッフと抱き合って喜びを分かち合った。
優勝とJ1昇格に加えて天皇杯でも8強入りしており、充実したシーズンとなった。主将としてチームを引っ張ったMF梁勇基は「辛抱強くやってきて良かった。待ちに待ったJ1が楽しみ」と来季へ思いを口にした。
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★グループE★2010年W杯南アフリカ大会グループリーグ組み合わせ
グループA:
南アフリカ
メキシコ
ウルグアイ
フランス
グループB:
アルゼンチン
ナイジェリア
韓国
ギリシャ
グループC:
イングランド
アメリカ
アルジェリア
スロベニア
グループD:
ドイツ
オーストラリア
セルビア
ガーナ
グループE:
オランダ
デンマーク
日本
カメルーン
グループF:
イタリア
パラグアイ
ニュージーランド
スロバキア
グループG:
ブラジル
北朝鮮
コートジボワール
ポルトガル
グループH:
スペイン
スイス
ホンジュラス
チリ
2010年W杯南アフリカ大会グループリーグ・グループE日程
6月14日(月)
日本時間20:30〜
オランダvs
デンマーク(ヨハネスブルク)
日本時間23:00〜
日本vs
カメルーン
(ブルームフォンテーン)=標高1400M
6月19日(
土)
日本時間23:00〜
オランダvs
日本
(ダーバン)=標高0M
日本時間27:30〜
カメルーンvs
デンマーク
(プレトリア)
6月24日(木)
日本時間27:30〜
デンマークvs
日本
(ルステンブルク)=標高1500M
日本時間27:30〜
カメルーンvs
オランダ(ケープタウン
来年6月に行われるサッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会のグループリーグ組み合わせ抽選会が4日(日本時間5日未明)、開催地の1つとなる南アフリカのケープタウンで開催され、4大会連続4度目の出場を果たしている日本は過去2度の準優勝を誇るオランダ、1990年大会8強のカメルーン、欧州予選グループ1を1位通過したデンマークと同じグループEに入り、いずれも格上と対戦することになった。
日本は、6月14日の初戦でカメルーンとブルームフォンテーンで対戦。19日にオランダとダーバンで、24日にはデンマークとルステンブルクで顔を合わせ、2002年日韓大会以来のグループリーグ突破を目指す。
グループE・4チームの国際サッカー連盟(FIFA)最新ランキングは日本の43位に対し、オランダが3位、カメルーンは11位、デンマークは26位。
グループリーグは出場32チームを4チームずつA〜Hの8グループに分け、各グループの上位2チームが決勝トーナメントに進出する。
開催国の南アフリカはグループAにシードされ、ヨハネスブルクでメキシコと開幕戦を戦う。同グループには1998年大会優勝のフランス、古豪ウルグアイが入った。
全体的に強豪チームが分散した中、最多5度の優勝を誇るブラジル、スター選手のクリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)を擁するポルトガル、コートジボワール、北朝鮮が入ったグループGが激戦となりそうだ。グループHはユーロ2008(2008年欧州選手権)覇者で優勝候補の一角スペインのほかスイス、ホンジュラス、チリが入り、前回大会を制したイタリアはパラグアイ、ニュージーランド、スロバキアとともにグループFになった。
決勝は7月11日にヨハネスブルクのサッカーシティースタジアムで行う。
【日本はオランダと同グループ】
抽選前から予想されたことではあるが、日本は厳しいグループに入った。
初戦でぶつかるのは国際サッカー連盟(FIFA)ランク11位(日本は43位)で、世界屈指のストライカー、FWエトー(インテル)を擁するカメルーン。過去3回の対戦は日本が2勝1分けと分のいい相手だが、開催地はいずれも日本国内だった。南アフリカが舞台の今回は「完全アウェー」で、慣れない初戦で地の利のあるアフリカ勢とぶつかるのは避けたいところでもあった。
第2戦の相手はシード国でFIFAランク3位のオランダ。初対戦となった9月の親善試合では、前半こそ持ちこたえたものの、後半に3点を失う完敗を喫した。対戦経験があることでくみしやすいとも言えるが、条件は相手も同じ。MFロッベン(バイエルン)やスナイデル(インテルノ)ら強力攻撃陣を封じるのは至難の業だ。
第3戦のデンマークはオランダ、カメルーンよりFIFAランクが下(26位)とはいえ、日本より格が上であることは変わらない。2002年W杯日韓大会で4得点したベテランFWトマソン(フェイエノールト)が健在で、欧州予選グループ1ではポルトガル、スウェーデンを押しのけて1位通過と勢いに乗る。自国開催以外のW杯ではまだ勝利のない日本だが、4強入りを目指す今回もまた難敵ばかりが立ちはだかっている。
【岡田監督「やりがいのあるグループ」】
抽選結果を受け、日本代表の岡田武史監督は「ようやく明確な目標ができた。これからだなという感じ。オランダ、カメルーンもいるので、やりがいのあるグループだと思う。相手はちょっと(実力が)上かも知れないが、十分対応できる範囲。そんなに悪くないグループだと思う。(チームの強化としては)集まれる期間にやるべきことをやっていくだけ。ベスト4を目指すことは変えない。ベスト4を目指していく」とコメントした。
日本サッカー協会・犬飼基昭会長
「(組み合わせが決まり)選手は落ち着いてトレーニングに励めるんじゃないか。区切りがついて良かった。3カ国とも絶対に勝てる相手でも、絶対に負ける相手でもない。やりがいのあるいいグループに入った。(大会に向け)やれることは全てやらせるつもり。選手、監督の要望を全部聞いて、心おきなく戦えるようにしたい」
カメルーン代表・グエン監督
「難しいグループ。オランダが非常に強いグループ。日本のことはあまり知らない。試合を見て研究したい。どういう試合にしたいかを語るのは早すぎる」
オランダ代表・ファン・マルヴェェイク監督
「(9月の強化試合で)日本に勝てたが、3−0のスコアほど内容に差はなかった。決して楽勝ではなかった。日本は戦術的に優れたいいチーム」
デンマーク代表・オルセン監督
「日本については選手の名前も含めてあまり知らないが、まだ時間はある。最も大事なのは、我々の主力選手達が良い状態で大会を迎えること」
【岡田監督Q&A】
厳しいグループになった?
「どこと当たっても簡単な試合はない。北朝鮮、ニュージーランドと同じグループはあり得ないわけだから、(厳しいのは)最初から覚悟している。ただ、どうしても勝てないチームはない。悪くないグループだと思う」
グループリーグ突破はできそう?
「不可能ではないと思っている。1位でも2位でも、突破すればいい。初戦はものすごく大事。カメルーン戦で勝ち点を取らないといけない」
どう戦う?
「トップレベルのチームに勝つためのサッカーを目指してきたので、戦い方を劇的に変えるつもりはない」
オランダには9月に完敗したが?
「完敗とは思っていないし、コンプレックスもない。前夜にファンマルウェイク監督と話をして、日本を嫌がっているという感じがした。グループEで力は一番だと思うが、(オランダが1位突破と)決め付けたら面白くない。今回のW杯は波乱が起こりそうな気がする。何とかそこに参加したい」
【オシム氏「楽ではない」】
前日本代表監督のイビチャ・オシム氏は組み合わせについて、「楽ではないグループに入ったなというのが率直な実感。自分自身をいかにだまして、勝つんだというムードをチームの中につくるか」と話し、日本にとって厳しい組み合わせになったと分析した。
2007年11月に脳梗塞で倒れ、志半ばで代表監督を退任したオシム氏。かつての教え子達の活躍を願う気持ちはもちろん強い。「オランダはともかく、カメルーンやデンマークより上にいくという夢はひょっとしたら現実になるかも。W杯は大きなチャンス。選手には自分の力を信じろと言いたい」と激励した。
【グループGで熱戦期待】
グループGではブラジルとポルトガルが激突する。言語が同じで、ブラジル代表のカカとポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウドの両エースはレアル・マドリード(スペイン)の同僚だ。
ブラジルのドゥンガ監督は「両国間には強いライバル心がある。興奮を呼ぶ熱戦になるだろう」と待ち遠しい様子。逆にポルトガルのケイロス監督は「恐れていたことが起こってしまった…。運命だと受け入れるしかない」と少々自信なさげだった。
過去にW杯では1966年大会の1度だけ対戦し、ポルトガルが3−1で勝った。最後に対戦したのは昨年11月で、ホームのブラジルが6−2で大勝した。
【北朝鮮が「死のグループ」】
8強入りした1966年大会以来の2度目の出場となる北朝鮮が「死のグループ」のグループGに入った。
初戦は19大会連続19度目の出場で過去5度の優勝を誇るブラジルと対戦。さらに前回大会4強のポルトガル、FWドログバ(チェルシー)を擁するコートジボワールと顔を合わせる。
J1の川崎フロンターレでプレーするFW鄭大世(チョン・テセ)は「まずは1勝が目標」と話していた。久々に立つ大舞台で意地を見せたいところだ。
【鄭大世、44年ぶりリベンジ狙う】
J1川崎でプレーする北朝鮮代表FW鄭大世は、ブラジル、コートジボワール、ポルトガルと同グループという厳しい抽選結果にも「むしろテンションが上がった。死のグループに入りたかったのでうれしい」と不敵に言った。
北朝鮮は前回出場した1966年大会でもポルトガルと対戦している。グループリーグでイタリアを破る金星を挙げて世界を驚かせ、勢いに乗って迎えた準々決勝。前半途中までに3点を先行したが、大会得点王となるエウゼビオに4ゴールを許すなどし、結局は3−5と逆転負けを喫した。今回は44年ぶりにリベンジを狙う機会となる。
【ドメネク、アンリの質問かわす】
南アフリカと同じグループAに入ったフランスのドメネク監督は、南アの記者から感想を求められると、流ちょうとはいえない英語で「南アフリカと対戦できて誇りに思う」「既に(南ア国民の)熱気を感じている」などと機嫌良く答えた。
しかし、W杯欧州予選プレーオフでアンリがハンドの反則を犯したと批判されている問題に質問が及ぶと、雰囲気が一変。戸惑った表情を浮かべながら「英語が分かりません」と冗談めかしてフランス語で返し、笑顔でその場を去っていった。
【ベッカム、アメリカとの対戦も平然】
グループCでイングランドとアメリカが同グループになった。W杯での対戦は過去に1950年大会の1度だけで、アメリカが1−0で勝った。
抽選会にゲストとして登場したイングランド代表MFベッカムは、アメリカのプロリーグでプレーする。感慨深いかと思いきや、組分け直後に感想を聞かれると「この段階ではどこも強く、厳しい戦いが待ち受ける。対戦相手は気にならない」と平然としていた。
【W杯公式球はジャブラニ】
サッカーの2010年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で使用するアディダス社の公式球「ジャブラニ」が4日公表された。名称は南アの公用語の1つ、ズールー語で「祝う」の意。
天候に左右されないキックの安定性を重視し、表面の皮革は前回大会の公式球より6枚少ない8枚に。濡れた際の滑りやすさを抑えるため、表面に凹凸加工をした。
南アには11の公用語があり、今回がW杯の11番目の使用球。サッカーが11人でプレーする競技であることから白や緑、赤など11色を配し、空気抵抗をコントロールする表面上のラインを11本施した。
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★スイス合宿★
日本サッカー協会は4日、日本代表のワールドカップ(W杯)前の事前合宿はスイスのザースフェーを選んだことが明らかになった。5月に2週間弱の合宿をし、シード勢の強豪2チームと強化試合をする予定。大会直前に南アフリカのベースキャンプ地、ジョージに入る。
ザースフェーは標高約1800メートルのスキーリゾート。日本がグループリーグで試合をするブルームフォンテーン、ルステンブルクは標高1000メートル以上のため、高地対策に適した合宿地になる。
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★251倍★
サッカーの2010年W杯南アフリカ大会(6月11日〜7月11日)の組み合わせ抽選会が4日(日本時間5日)に行われ、英国のブックメーカー、ウィリアム・ヒルが抽選会後に今大会の優勝オッズ(賭け率)を発表し、1番人気は欧州チャンピオンのスペインで5倍だった。
2番人気は6倍のイングランド。「死のグループ」に入ったブラジルが6.5倍で続いた。日本はアルジェリア、スロバキアと同じ251倍で、最下位は2001倍の北朝鮮だった。
得点王争いはビジャとフェルナンド・トーレスのスペイン勢がともに10倍の1番人気で、クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)とルーニー(イングランド)が13倍で続いた。
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★1G1A★オランダエールディビジ第16節結果
VVV2−1ヴィレムU
≪得点者≫
VVV:アウアサル81、本田89=PK
ヴィレムU:スウィンケル66
AZ1−2フィテッセ
≪得点者≫
AZ:デンベレ9
フィテッセ:ニルソン50、ステバノビッチ59
NAC2−2スパルタ
≪得点者≫
NAC:レオナルド68、ズワーンズワイク71
スパルタ:ファルケンブルフ24、プーポン74
ローダ1−1ADO
≪得点者≫
ローダ:ユンケル35
ADO:ソルタニ57
オランダエールディビジは4日、第16節の4試合が行われ、日本代表MF本田圭佑の所属するVVVフェンロは、ホームでヴィレムUに2−1で逆転勝ちした。
トップ下で先発出場した本田は後半36分に同点ゴールをアシストすると、試合終了間際にPKで決勝点をマーク。後半ロスタイムに交代で退いた。本田は今季リーグ戦で6ゴール目。
【本田「何か縁がある」】
オランダエールディビジ、VVVに所属する日本代表MF本田圭佑はW杯の組み合わせについて、「どうやったら自分達が決勝トーナメントに駒を進められるかということだけを考えて立ち向かいたい。カメルーンもデンマークも厳しい相手という印象。僕はオランダでやっている。(同グループで)何か縁があるなと感じる」とコメントした。
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★暫定3位浮上★ドイツブンデスリーガ第15節結果
バイエルン2−1ボルシア・メンヘングラッドバッハ
≪得点者≫
バイエルン:ゴメス19、バートシュトゥーバー75
ボルシアMG:ブラウヴェルス28
ドイツブンデスリーガは4日、第15節の1試合が行われ、4位バイエルンはホームで11位ボルシア・メンヘングラッドバッハと対戦し、ゴメスの先制弾などにより2−1で競り勝って2連勝を挙げた。
前半19分、ゴメスのリーグ戦3試合連続となるゴールで先制点を奪うことに成功。28分に失点するも、1−1で迎えた後半30分にバートシュトゥーバーがFKでネットを揺らして2−1と勝ち越し、本拠地できっちりと勝ち点3を獲得した。
この結果、勝ち点を27に積み上げたバイエルンは、6日に試合を控える同25のシャルケをかわして暫定3位に浮上している。
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【超サカFLASH】
★戦力外通告
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J1の広島は本日、元日本代表FWの久保竜彦(33)ら3選手と来季契約を更新しないと発表した。 久保は築陽学園高校から1995年に広島に入団、2003年から横浜F・マリノス、2007年に横浜FCに移籍、2008年に広島へ戻っていた。 今季リーグ戦の出場は2試合で得点はなかった。J1通算276試合で94得点、日本代表では32試合の出場で11得点を記録していた。
★契約更新
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J1のC大阪のレヴィー・クルピ監督の来季留任が決定したことが明らかになった。近日中にも正式発表される。
★移籍
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J2大分から戦力外通告を受けたMF鈴木慎吾(31)はJ1京都への移籍が有力となった。
★退任
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J2甲府の安間貴義監督(40)が今季限りで退任することが4日、明らかになった。
★契約更新
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J2の横浜FCが来季も元日本代表FW三浦知良(42)と契約を結ぶ方針であることが本日、明らかになった。三浦知は今季リーグ戦30試合に出場。得点は1点だけだったが、自らのJリーグ最年長ゴール記録を更新した。同日行われたJ2最終戦に途中出場した三浦知は試合後、「まだクラブと話していないので、これから」とした上で、「来年に向けてやることをやっていきたい」と話した。
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