☆3回戦★
第83回全国高校サッカー選手権大会3回戦結果
国見(長崎)0−0(PK5−4)藤枝東(静岡)
(駒場)
盛岡商(岩手)3−1津工(三重)
(三ツ沢球)
≪得点者≫
盛岡商:高橋(大)1、山崎29、福士72
津工:鈴木7
羽黒(山形)2−3多々良学園(山口)
(市原)
≪得点者≫
羽黒:加賀9、マローン19
多々良学園:谷本25、ハウバート46、西島64
鹿児島実(鹿児島)1−0北海(北海道)
(駒沢)
≪得点者≫
鹿児島実:岩下55
星稜(石川)1−0那覇西(沖縄)
(駒場)
≪得点者≫
星稜:大畑7
前橋商(群馬)3−1仙台育英(宮城)
(駒沢)
≪得点者≫
前橋商:大朏2、糠谷55、74
仙台育英:富永9
鵬翔(宮崎)1−0広島観音(広島)
(三ツ沢球)
≪得点者≫
鵬翔:興梠29
市立船橋(千葉)1−0青森山田(青森)
(市原)
≪得点者≫
市立船橋:中村80
第83回全国高校選手権は本日、千葉・市原臨海競技場などで3回戦の全8試合を行い、2連覇を目指す国見(長崎)、市立船橋(千葉)、鹿児島実(鹿児島)などが準々決勝に進んだ!昨夏のインターハイとの2冠を狙う国見は0―0からのPK戦を5―4で制し、藤枝東(静岡)を退けた。市立船橋は青森山田(青森)を、鹿児島実は北海(北海道)をそれぞれ1―0で下した。鵬翔(宮崎)は興梠が2試合連続で決勝点を決め、1―0で広島観音(広島)を破って初の8強入り。多々良学園(山口)、盛岡商(岩手)、星稜(石川)、前橋商(群馬)も勝ち上がった。初出場校はこの日で全て姿を消した。
【国見、PK勝ち】
国見の小嶺総監督が胸をなでおろした!PK戦での8強進出。「ラッキーです。PKになったら(勝敗は)五分五分。過去の歴史を見ても(選手権で)1つか2つはこんな接戦はある。1つ壁を乗り切ったかなという感じです」。戦後最多の7度目Vと連覇を狙う指揮官は、5年連続8強入りに安堵の様子。チームを救ったのはGK原田だ。1番手のキッカーはJ浦和入りが内定している相手のエース赤星。思い切り左に飛び、シュートを止めた。「赤星?意識してないけど(止めたのは)たまたまです」。相手6番手もストップした勝利の立役者は、イレブンから、もみくちゃにされた。全体練習後、原田は連日、ハイボールの処理など苦手克服のために約2時間の練習をこなしてきた。「優勝への重圧はあるけど、練習してきた自信があるから負けられない」。文字通り守護神ぶりを発揮した男が、最後まで王者の砦を守り抜く。
【40MのFK】
J1清水入りが内定している鹿児島実DF岩下主将(3年)が、スタンドに詰め掛けた4866人の観衆をもあざむいた!後半9分に得たFK、ゴールまで約40メートル。最初はボールを置き直そうとして歩き始めたが、相手DF陣が壁をつくるのに、もたついているスキを見逃さなかった。「GKもDFに指示を出そうと前に出てきていたし、風上でしたからね。いけると思って狙いました」。立ち止まることなく、そのまま右足を振り抜いた。ふわりと浮いたボールは風に乗り、だれにも邪魔されることなく相手ゴールで弾んだ。北海GK瀬川も茫然と見送ることしかできなかった。冷静沈着さは松原総監督の折り紙つき。「教えようと思っても教えられないプレーを平気でやる。周りが常に見えているし、チームもよくまとめている」。前半30分、DF重富が2枚目のイエローカードで退場した。10人での戦いを強いられたが、50分以上にわたってチームを鼓舞し続け、2大会連続8強を導いた。
【守備の男が殊勲】
星稜は守備の男、MF大畑の公式戦初得点で、1991年度以来13大会ぶりのベスト8進出を決めた!U-20日本代表の本田を中心とする攻撃型チームで、大畑は地味な役割に徹する働きバチ。「奇跡が起きたと思った。このオレが決めたのかって感じ」と喜んだ。大阪・熊取町出身だが「選手権に出るなら地方の方がいい」と友人のDF清水らと星稜にサッカー留学。河崎監督が「あの1点が決勝点になるとは思わなかった」と苦笑いする辛勝だったが、大畑の1発が県勢初の4強へ夢をつないだ。
【首都圏最後の砦】
市船橋(千葉)は青森山田(青森)を1−0と下してベスト8入り、首都圏勢の最後の砦を守った!市船橋にとって、待望の「勝利」だった。千葉県大会準決勝から3試合連続の「引き分け」。PK戦で何とか残ってきたが、ようやく終了の笛で勝ちが決まった。10回目の8強入り。いつもは目立たぬMF中村が大仕事をやってのけた。「またPK戦か…」というムードがスタンドに漂いだした後半35分、市船橋が左CKのチャンスを得た。DF薬袋(みない)のボールは、190センチのFW榎本でも、182センチのDF渡辺広でもなく、171センチのMF中村の頭にピタリとあった。前日の東福岡戦は追いつかれてPK戦へ突入したが、この日は最後まで中村の1点を守りきった。「PK戦は自信がある」と渡辺広は言うが、何試合も続けば「研究されるからキツい」。ただでさえ精神的な負担が大きいPK戦。弱気になってもおかしくない。そんなピンチを救ったのが中村だった。「いつも黒子に徹してくれている中村のゴールだけにうれしかった」と渡辺広。だからこそ、チームは「勝利」を目指して一丸となった。高校入学直後までFWだった中村は「ヘディングシュートには自信がある」と胸を張る。1年先輩のカレン(現磐田)らを見て「自分の体格ではFWは無理」とボランチに転向。視野の狭さに悩んだが、先輩ボランチ鈴木修人(現早大)のビデオで猛勉強し、Bチームの控えから一気に不動のレギュラーへと成長した。「本当は自分が周囲のDFをブロックして、渡辺広が決める予定だった。ラッキーです」と中村。ラッキーボーイの登場で、市船橋は5度目の全国制覇へ弾みをつけた。
準々決勝の組み合わせ
5日(水)
12:10〜
国見(長崎)vs盛岡商(岩手)
(三ツ沢球)
14:10〜
多々良学園(山口)vs鹿児島実(鹿児島)
(駒沢)
12:10〜
星稜(石川)vs前橋商(群馬)
(駒沢)
14:10〜
鵬翔(宮崎)vs市立船橋(千葉)
(三ツ沢球)
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☆移籍★
イングランドプレミアリーグ、サウサンプトン所属のイングランド代表FWジェイムズ・ビーティー(26)がエバートンへ移籍することが2日、明らかになった!移籍金はエバートンのクラブ記録となる600万ポンド(約11億8000万円)。エバートンが公式HP上で、ビーティーが同クラブを選択したと発表したもので、本日3日のメディカルチェックで問題がなければ、数日中に正式契約を結ぶ。エバートンは4位と好調ながら、上位陣では最低の総得点25ゴールと得点力不足が課題となっていた。なお、エバートンの他、アストンビラも同額で獲得を申し入れていたが、ビーティー自身に移籍先の選択権があった。ビーティーはブラックバーンの下部組織で育ち、1998年にサウサンプトン入り。185cmの恵まれた体格を活かして徐々にエースとして頭角を現すと、2002−2003シーズンには23ゴールを挙げて得点ランク3位にまで食い込むなど、サウサンプトンでは通算233試合で76ゴールを記録した。またイングランド代表としても2003年のデビュー以来、5試合に出場している。
☆入院★
元イングランド代表ポール・ガスコイン(37)が深刻な肺炎で入院治療を受けていることが2日、明らかになった!英国各紙の報道によると、ガスコインは自宅で倒れた。代理人は「2、3日前から気分が悪かったようだ。懸念した肺の破裂はないようだが状況は深刻」と話している。ガスコインはイングランド代表で57試合に出場し1990年W杯でプレーした。今季はイングランド下部リーグのボストン・ユナイテッドに選手兼コーチとして加入したが、10月に退団していた。
☆出場濃厚★
スペインリーガエスパニョーラ、マジョルカのFW大久保嘉人が9日のデポルティボ戦に出場する可能性が濃厚になったことが2日、明らかになった!ライバルのセルビア・モンテネグロ人FWデリバシッチ(23)がセルタやバジャドリード移籍が浮上、FWが実質3人に絞られたため。マジョルカは31日からチーム練習を再開したが、今季10試合で3得点を挙げているデリバシッチの姿はなかった。大久保は2日の練習では9対9のゲームを行い、得点はなかったもののアピールに必死。「こっちでは、ボールをちょこっと動かせば相手はついてこられない」と収穫も得ていた。
【超サカFLASH】
☆練習合流★
レッジーナMF中村俊輔が2日、チーム練習に合流した!
☆練習合流★
フィオレンティーナMF中田英寿が2日、チーム練習に合流した!
☆ベンチ★
フィオレンティーナMF中田英寿が6日のアタランタ戦で再びベンチスタートが濃厚となった!故障を抱えていたFWミッコリが復帰する見込みのため。
☆今季絶望★
右膝を負傷しているイングランドプレミアリーグ、サウサンプトンDFミカエル・スベンションの今季中の復帰が絶望的であることが明らかになった!
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